ファイナンシャル・プランナー
伊藤亮太監修
旅行時の手厚い補償や特典の充実さで人気のアメックス。この記事ではカード利用で貯まるポイントは何に交換するのが一番お得なのかを解説していきます。
旅クレ編集者が教える
アメックスのポイントの交換方法・使い方
- 航空会社のマイルへの移行が一番お得
- ANAマイルにしてから他社ポイントに交換する
- 提携ホテルのポイントに移行する
- 楽天ポイントと交換する
- カタログサイトでアイテムや商品券、クーポンと交換する
- カード利用代金やオンライン・ショッピングの支払いに利用する
マイルや提携先ホテルのポイントへの交換など、さまざまな使い道がありますが、アメックスのポイントは航空会社のマイルへ交換するのが一番お得です。
マイル交換以外にも各種商品や商品券への交換、クレジットカードの利用代金への充当 など使い道はさまざま。
交換できる商品の一例
メンバーシップ・リワードカタログサイトはこちらから確認できます。
ここで、アメックスユーザーのリアルな声をご紹介します。
アメックスゴールドユーザーの声
- アメックス歴14年の39歳男性・ベンチャー企業勤務
- メインカード:アメックスゴールド(本人+家族カード)
- 年間の利用金額:約450万
- 1年間に貯まったポイント数:約4万ポイント
- 交換した商品:Amazonギフト10万円分、ダイソンの掃除機、ダイソンの空気清浄機2台
私の場合、カード支払いできるものの多くをカード決済にしています。自分の支払いのほか、家族が支払う分も家族カードを作って集約しているので、ポイントは貯まりやすいです。
例えば日々の買い物(飲食、日用品などの買い物全般)、インフラの支払い(携帯、電気、ガス)、SuicaやPayPayチャージの引き落としなど、基本的に現金しか使えないところ以外はカードか電子マネーを利用しています。電子マネーも最終的にはクレジットカードへの請求になりますし、クレジットカードが利用できない店でも、PayPay払いならOKというところも多いですからね。
※調査日:2023年4月
調査:旅クレ編集部
日々の支払いをすべて集約すると年間で多くのポイントを獲得できるので、アメックスをメインカードにしてクレカ払いを基本とするのが良さそうです。
さらに大量ポイントを一気に獲得できるお得な入会キャンペーンなどもあるので、そのタイミングを狙って申し込んでみるのもいいでしょう。
この記事では、ポイントの効率的な貯め方や使い方についても解説しているので、自分にとって最適な方法を見つけて、アメックスのクレジットカードを上手に活用していきましょう。
【アメックスゴールド・プリファード】ボーナスポイントや旅行時に便利なサービス・補償が充実 | |
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【アメックスグリーン】無駄なくポイントが貯められるもっともスタンダードな1枚 | |
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【アメックスプラチナ】ステータス、特典、認知度、すべてにおいてアメックス最高クラスのカード | |
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アメックスプラチナの詳細を見る▶ |
アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」には、ポイント還元率がアップしたり、マイルへの移行レートや商品との交換レートが向上する「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間参加費3300円)が用意されており、お得にマイルや商品と交換が可能です。
上位カードのアメックスゴールド・プリファードやアメックスプラチナは、メンバーシップ・リワード・プラスの年間参加費は無料。最初からお得にポイントを貯めたり、利用できます。
この記事はこんな内容です
アメックスのポイント活用法
- 航空会社のマイルに移行
- 提携先のホテルのポイントに移行
- 楽天ポイントに移行
- アイテムや商品券、クーポンと交換
- クレジットカードの利用代金に充当
- オンラインショッピングでの支払い
目次
ポイントがお得に貯まるおすすめのクレジットカード3選!
アメックスのクレジットカードは、アメックスが発行しているプロパーカードと、他社が発行している提携カードの2種類に分かれます。
提携カードにはマイルへの交換におすすめだったり、ホテル関係の特典が充実しているクレジットカードなどがありますが、ポイントをさまざまな形で利用したいなら「メンバーシップ・リワード・プラス」が利用できるプロパーカードがおすすめです!
ここでは、アメックスのおすすめプロパーカード3枚を紹介します。
ポイントが貯めやすく、さらにワンランク上の旅を楽しむならアメックスゴールド・プリファード
2024年2月20日に新登場したアメックスゴールド・プリファードは、年会費3万9600円と他社のゴールドカードと比べて高めですが、その分ボーナスポイントや旅行時に便利なサービス・補償が充実しています。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5〜0.8% ※1 |
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年会費 | 39,600円 |
発行スピード | 1~3週間 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:American Express Safekey利用時で算出
※2:カード到着までの期間
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 入会後のカード利用で
合計10万ポイント
・入会後3ヶ月以内に50万以上円利用で2万ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に100万円以上利用で7万ボーナスポイント
・100万円分の通常ポイント1万ポイント
おすすめPOINT!
- 無料宿泊券プレゼントを含む魅力的な旅行特典
- キャッシュバックやコース料理が無料になるダイニング特典
- 海外旅行保険からスマホの修理・盗難サポートまで手厚い補償
- ポイントがお得になる「メンバーシップ・リワード・プラス」の参加費無料&自動登録
アメックスゴールド・プリファードの魅力は、旅行やダイニングの特典の充実と、手厚い各種保険、ポイントの貯めやすさです。
旅行特典では、カード継続時に年間200万円以上のカード利用で、1泊2名分の国内対象ホテルの無料宿泊券がプレゼントされます。カード継続時には、ほかにもアメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインのホテル予約で利用できる1万円分のトラベルクレジットももらえます。
国内外1400カ所の空港VIPラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」に無料で登録が可能です。さらに1回35米ドルかかる利用料が年2回まで無料になります。
ダイニングでは、レストラン予約サービス「ポケットコンシェルジュ」利用時に20%のキャッシュバック(年間最大1万円)。
国内・シンガポール約250店舗のレストランで所定のコースを2名以上で予約すると、1名分のコース料金が無料になる「ゴールド・ダイニングby招待日和」が利用可能です。
ゴールドカードだけあって、海外旅行傷害保険が最高1億円の高額な補償や、スマホの修理・盗難に対して最大5万円の補償などが付いています。
Amazonなど一部店舗での利用でポイント還元率がアップしたり、マイルの移行レートや各種商品や他社ポイントとの交換で交換レートがアップする「メンバーシップ・リワード・プラス」も、アメックスゴールド・プリファードなら3300円かかる年間参加費が無料&自動登録されるので、ポイントを効率よく貯められ、お得に利用できます。
アメックスゴールド・プリファードについて詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
アメックスゴールド・プリファードの特典一覧!年会費以上の価値ある旅行・空港・ダイニングでのお得な特典を紹介!
無駄なくポイントが貯められるもっともスタンダードなアメックスグリーン
アメックス初心者におすすめなのが、アメックスグリーンとも呼ばれているもっともスタンダードなアメリカン・エキスプレス・グリーン・カード。
アメックスゴールド・プリファードやプラチナと比べて月会費1100円(年間1万3200円)とお手頃なので、年会費をなるべくおさえつつ、アメックスならではの特典も受けたいなら、アメックスグリーンが最適です!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.3% ※1 |
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年会費 | 1100円(月会費) |
発行スピード | 1~3週間 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:American Express Safekey利用時で算出
※2:カード到着までの期間
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
初月1ヶ月分の
月会費無料- 入会後のカード利用などで
合計3万5000ポイント
・入会後3ヶ月以内に20万円の利用で5000ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に50万円の利用で1万5000ボーナスポイント
・入会後8ヶ月以内に「グリーン・オファーズ カード利用ボーナス」対象加盟店でのカード利用で1000円ごとに150ボーナスポイント(上限1万5000ボーナスポイントまで)
おすすめPOINT!
- 旅行傷害保険や各種プロテクションなど旅行特典が充実
- 「プライオリティ・パス」に年会費無料で登録可能
旅行傷害保険は最高5000万円と手厚い補償に加え、カードで購入した商品が万が一破損や盗難に遭ってしまった場合の補償「ショッピング・プロテクション」や、購入から90日以内に返品できる「リターン・プロテクション」などの補償も利用できます。
また、国内外1400カ所の空港VIPラウンジを、会員や同伴者が1回35米ドルで利用できる「プライオリティ・パス」の特典も付帯しています。通常99米ドルかかるところ、アメックスグリーンのカード会員なら年会費無料で登録が可能です。
アメックスグリーンについて詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
2024年最新 アメックスグリーンの特典まとめ!お得な入会特典や年会費・還元率、メリットを解説
ステータス、特典、認知度はピカイチ!アメックスプラチナ
アメックスプラチナ(プラチナ・カード)は、アメックスの申込制のクレジットカードでは最高クラスのカードです。
年会費が16万5000円と他のカードと比べて桁違いに高いですが、ステータスの高さ、特典の充実度、認知度はどれをとっても他社のプラチナカードとは一線を画しています。
プラチナ・カード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5〜0.8% ※1 |
---|---|
年会費 | 165,000円 |
発行スピード | 1~3週間 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 自動付帯 ※4 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:American Express Safekey利用時で算出
※2:カード到着までの期間
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
※4:一部利用付帯
お得なキャンペーン
- カード利用などで
合計16万5000円相当
のキャッシュバック
(年会費1年分相当)・入会後3ヶ月以内に200万円のカード利用で3万5000円キャッシュバック
・入会後6ヶ月以内に400万円のカード利用で10万円キャッシュバック
・カード入会でアメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインで利用可能な3万円トラベルクレジットプレゼント
・400万円分の通常ポイント4万ポイント
おすすめPOINT!
- カード継続時の無料ペア宿泊券がもらえる
- 高級ホテルの優待特典が受けられる
- プラチナ・コンシェルジェ・デスクが利用できる
- メンバーシップ・リワード・プラスの登録が無料
- ホームウェア・プロテクション付き
- 家族カードが4枚まで無料で発行できる
※ アメックスゴールド・プリファードの特典も含まれます。
アメックスプラチナはカードを発行するだけで、マリオットボンヴォイやヒルトン・オナーズなどの4つの高級ホテルグループの上級会員の資格が無条件で獲得できます。
さらに毎年のカード更新ごとに国内の高級ホテル1泊分の無料宿泊券がもらえます。
また、プラチナ会員には24時間365日利用できる専属のコンシェルジュ付き!航空券やホテルの手配、レストラン予約、イベントチケット予約など…まるで秘書のような役割を担ってくれます。
他にも、メンバーシップ・リワード・プラスの無料登録や、お持ちの電化製品やPC、カメラなどの破損を50〜100%保証してくれるホーム・プロテクション付き。
家族カードが4枚まで無料なので、5人家族の場合、1人3万3000円でVIPな特典が付くのはとてもお得です!家族で利用することを考えている人にはうれしいポイントです。
アメックスプラチナについて詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
2024年12月最新 アメックスプラチナの特典一覧!年会費や旅行に最適な豪華特典を解説
アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」とは?
アメックスといえば、ステータス性の高さや、旅行関連の特典の充実が注目されがちですが、ポイントプログラムも充実しています。
アメックスのポイントプログラムは「メンバーシップ・リワード」と呼ばれ、ポイント付与率は下記の通りになります。
アメックスのポイントの付き方
- 通常のショッピングでの決済⇒100円につき1ポイント
- 水道や電気などの公共料金の決済⇒200円につき1ポイント
ポイントは月間の合計利用額に対しての付与ではなく、カード決済ごとに付与される仕組みになります。
100円につき1ポイントだとすると付与率1.0%なので悪い数字ではありません。ただし、問題となるのは、その1ポイントが何円相当で利用できるかです。
残念ながら、メンバーシップ・リワードは1ポイントを1円相当や1マイルでは使えず、0.5マイルや0.3〜0.4円相当でしか利用できません。
そこで検討したいのが「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録です。年間参加費3300円かかりますが、マイルや商品、キャッシュバックの交換レートがアップしたり、アマゾンなど加盟店でのポイント付与率が3倍になります。
メンバーシップ・リワード・プラスの対象はプロパーカードのみ
メンバーシップ・リワード・プラスは、アメックスが発行しているプロパーカードのみが対象になります。
プロバーカードとは、国際ブランドやクレジットカードの発行会社が独自に発行しているしているクレジットカードのことで、アメックスの場合は、アメックスグリーン、アメックスゴールド・プリファード、アメックスプラチナなどが該当します。
ANAやセゾンなどの提携カードは、メンバーシップ・リワード・プラスの対象外になるので注意しましょう。
ポイントをお得に貯めて、利用するにはメンバーシップ・リワード・プラスへの登録が必須!
年間参加費3300円がかかる「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録するはメリットは、下記の4つです。
メンバーシップ・リワード・プラスのメリット
- 加盟店でのポイント還元率が3倍にアップする
- ポイントの有効期限が無期限になる
- マイルや他社ポイントへ移行レートがアップする
- カード利用代金に充当した際の還元率がアップ
カード決済のポイント還元率がアップする以外にも、ポイントをマイルや支払い代金に充当したときの交換レートが上がります。
「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録するかどうかで、AmazonやYahoo!JAPAN、iTunes Store/App Storeなどのポイント還元率は3倍、マイルへの移行レートは2倍程度の違いがあります。
年間のカード利用金額や、ポイント還元率がアップする加盟店の利用頻度などを検討する必要がありますが、ポイントを「貯める」にしても「使う」にしても、メンバーシップ・リワード・プラスに登録した方がお得だといえそうです。
ボーナスポイントプログラム加盟店でのポイント還元率がアップ
メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、「ボーナスポイントプログラム」に無料で申し込みができます。
ボーナスポイント プログラムに申し込めば、対象加盟店で買い物をするごとに100円で3ポイント(通常ポイント1ポイント+ボーナスポイント2ポイント)が貯まり、ポイント還元率が3倍になります。
対象加盟店にはAmazonやYahoo!JAPAN、iTunes Store/App Storeなども含まれているので、日常の買い物でもポイントが貯まりやすいのが特徴です。
ボーナスポイントプログラム対象加盟店
- Amazon
- Yahoo!JAPAN(Yahoo!ショッピング、ヤフオク)
- iTunes Store/App Store
- Uber Eats
- ヨドバシカメラ
- JAL公式サイト(国内線・国際線航空券、ツアー商品)
- 一休.com
- HIS(海外航空券、ホテル、パッケージ・ツアー、レンタカー)
- アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
ボーナスポイント プログラムは事前申し込みが必要なので、メンバーシップ・リワード・プラスに加入したら、必ずセットでボーナスポイントプログラムへの申し込みも済ませましょう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
お得なキャンペーン
初月1ヶ月分の
月会費無料- 入会後のカード利用などで
合計3万5000ポイント
・入会後3ヶ月以内に20万円の利用で5000ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に50万円の利用で1万5000ボーナスポイント
・入会後8ヶ月以内に「グリーン・オファーズ カード利用ボーナス」対象加盟店でのカード利用で1000円ごとに150ボーナスポイント(上限1万5000ボーナスポイントまで)
ポイントの期限が無条件で無期限になる
アメックスのポイント有効期限は3年ですが、メンバーシップ・リワード・プラスに登録していれば無期限になります。
メンバーリップ・リワード・プラスに未登録の場合(メンバーシップ・リワードのみ)でも、3年の間に一度でもポイントを交換すれば有効期限は延長されます。
3年もあれば…と思っても、期限切れでうっかりポイントが消失してしまったなんてことになったら、今まで積み上げてきたものが水に泡になってしまいます。
そんなことにならないためにも、自分のペースで気長にポイントを貯めたい人は、メンバーシップ・リワード・プラスへの加入が安心です。
ポイントは何に交換できる?一番お得な交換先は?
貯まったポイントの交換先は大きく分けて、次の3つあります。
ポイントの交換方法
- 提携先のマイルやポイントに移行する
・航空会社のマイルへ移行
・提携先のホテルのポイントに移行
・楽天ポイントに移行 - アイテムやイベントと交換する
・アイテムや商品券、クーポンと交換
・オリジナルイベントに参加 - 支払いに充当する
・カードの支払い代金に利用
・オンライン・ショッピングでの支払いに利用
交換するアイテムやサービスによりポイントの交換レートは異なります。
お得で人気の交換先は航空会社のマイルへの移行です。旅行や仕事で飛行機をよく利用する人にとっては、ポイントを移行レートが高いマイルにするのがアメックスでは効果的な使い方といえます。
ただし、マイルにせよ、他の商品にせよ、ポイントをお得に交換するためには、メンバーシップ・リワード・プラスへの登録が大前提になります!
では、ポイントの交換レートと共にそれぞれの交換先について詳しく見ていきましょう。
航空会社のマイルへの移行が一番お得!
アメックスのポイントはさまざまな使い道がありますが、なかでもおすすめなのがマイルへの移行です。
アメックスは、ANAやJAL、そのほか15の航空会社と提携しているため、移行したいマイルを自由に選べることが大きなメリットです。さらにメンバーシップ・リワード・プラスに加入することで、移行レートもアップします。
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 | メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の場合 | |
---|---|---|
ANA | 2000ポイント→1000マイル | 1000ポイント→1000マイル |
JAL | 3000ポイント→1000マイル | 2500ポイント→1000マイル |
その他提携航空会社 | 2000ポイント→1000マイル | 1250ポイント→1000マイル |
ANAの場合、2000ポイント→1000マイルの移行レートが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入すると1000ポイント→1000マイルと2倍のマイルに移行できるようになります。
ただし、ANAマイルへ移行する際は「メンバーシップ・リワード ANAコース」(年間参加費5500円)の登録が別途必要です。
その他の提携航空会社も、2000ポイント→1000マイルが1250ポイント→1000マイルと1.6倍にアップ。高レートでマイルに移行できます。
一方、JALだけメンバーシップ・リワード・プラスに加入しても、移行レートが2500→1000マイルとそれほど良くなりません。
ただし、「ボーナスポイントプログラム」に加入すれば、JAL公式WEBサイトでの航空券の購入がポイント還元率3倍になります。合わせて考えればかなりお得にマイルへ移行できるといえるでしょう。
ワンランク上の旅を楽しむなら旅行関係の特典満載のアメックスゴールド・プリファード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
お得なキャンペーン
- 入会後のカード利用で
合計10万ポイント
・入会後3ヶ月以内に50万以上円利用で2万ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に100万円以上利用で7万ボーナスポイント
・100万円分の通常ポイント1万ポイント
ANAマイルにしてから他社ポイントに交換する
ANAマイルは楽天Edyなどの電子マネーに「1万マイル=1万円」で交換もできるので、飛行機を利用しない人にとってもANAマイルへの移行はお得な交換方法といえます。
移行先 | 移行レート |
---|---|
楽天Edy | 1万マイル→1万円分のEdy |
楽天ポイント | 1万マイル→1万ポイント |
Tポイント | 1万マイル→1万ポイント |
nanacoポイント | 1万マイル→1万ポイント |
スターバックスカード | 1万マイル→1万円分をスターバックスカードに入金 |
iTunesギフトカード | 1万マイル→1万円分のiTunesギフトカード |
このあと説明するように、楽天ポイントは、アメックスのポイントから直接移行することもできますが交換レートが下がります。
アメックスの場合は、1ポイント=1マイルでANAマイルに移行できるため、楽天ポイントへの交換はANAマイルを経由したほうがお得です。
提携ホテルのポイントに移行
アメックスは世界を代表するホテルグループ、「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」と「マリオット・インターナショナル」の2社と提携しているため、ポイントの移行が可能です。
提携ホテルグループ | メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 | メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の場合 |
---|---|---|
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ | 2000ポイント→1250ヒルトン・オナーズポイント | 1000ポイント→1250ヒルトン・オナーズポイント |
マリオット・インターナショナル | 2000ポイント→990マリオットボンヴォイポイント | 1000ポイント→990マリオットボンヴォイポイント |
ホテル特典を重視したい人は、アメックスとホテルとの提携カードであるヒルトンアメックスかマリオットボンヴォイ・アメックスを検討してみても良いでしょう。
ヒルトンアメックスとマリオットボンヴォイ・アメックスについて詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
2024年最新 ヒルトンアメックス vs マリオットボンヴォイ・アメックス!特典、メリット・デメリットを徹底比較
楽天ポイントと交換
ネット通販やコンビニ、飲食店などで幅広く使える楽天ポイントへの交換も可能です。
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 | メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の場合 | |
---|---|---|
楽天ポイント | 3000ポイント→900楽天ポイント | 3000ポイント→1400楽天ポイント |
普段の生活の中でポイントを使いたい人は、楽天ポイントへの交換がおすすめです。
ただし、楽天ポイントに交換するなら、一度ANAマイルに移行した後、それぞれのポイントに交換するほうが交換レートは高くなります。
アイテムや商品券、クーポンと交換
アメックスには「メンバーシップ・リワード カタログサイト」という会員専用のオンラインサイトがあり、その中からアイテムを選び、獲得ポイントと交換することができます。
カタログサイトには日用品やグルメ、宿泊など季節やトレンドに合わせたアイテムが500点以上も掲載されています。
百貨店で使える「全国百貨店共通商品券」や「百貨店ギフトカード」、オンライン・ショッピングで使えるEクーポンなどにも交換ができます。
出典:アメリカン・エキスプレス
これら商品や商品券もメンバーシップ・リワード・プラスに加入したほうが、お得に交換できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 | メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の場合 | |
---|---|---|
百貨店ギフトカード | 3000ポイント→1000円分 | 1800ポイント→1000円分 |
amazonギフト券 | 1万5000ポイント→5000円分 | 9000ポイント→5000円分 |
オリジナルイベントやキャンペーンに参加
アメックスはカード会員向けにスポーツ、カルチャー、グルメ、エンターテインメントなど、さまざまな種類のイベントを開催しており、ポイントを利用して参加することができます。
例えば、「世界遺産の清水寺で貸し切り夜間特別拝観」や、「COTTON CLUBで会員限定で開催するライブイベント」、「世界の青木功プロとまつわる夢のラウンドプレー」など他では経験できない貴重な体験ばかり!
アメックスの中でもカードのクラスにより参加できるイベントが限定されているので、詳細は公式サイトをチェックしてみましょう。
カード利用代金やオンライン・ショッピングの支払いに利用
アメックスのポイントは普段の買い物や公共料金の支払いなど、さまざまなカード利用分の支払いや、オンライン・ショッピングにポイントを利用できます。
また、他社のポイントプログラムの場合、1ポイントあたりのキャッシュバック率は一律であることがほとんどですが、アメックスの場合、利用した買い物やサービスによってキャッシュバック率が異なるので注意しましょう。
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 | メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の場合 | |
---|---|---|
普段利用のクレジット決済 | 1ポイント→0.3円 | 1ポイント→0.5〜1円 |
旅行代理店での支払い | 1ポイント→0.4円 | 1ポイント→0.8〜1円 |
提携店の商品券と交換 | 3000ポイント→1000円分 | 2000ポイント→1000円分 |
オンライン・ショッピングの支払い | 1ポイント→0.3円 | 1ポイント→0.5〜0.8円 |
旅行代理店の「アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン」や「HISアメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」、「日本旅行」などでは、ポイントを利用して各社航空券やパッケージツアー、宿泊の手配などを行うことができます。
提携店であるヨドバシカメラと高島屋では、ポイントをその場で商品券に交換ができ、店頭ですぐに利用することも可能です。
また、オンライン・ショップ「American Express SafeKey(アメリカン・エキスプレス・セーフキー)」参加加盟店での買い物の支払い代金にポイントを利用できます。
いずれの買い物や支払いの利用には、1回の交換時における最小ポイントが設定されているので、事前に確認しておきましょう。
さいごに...
この記事のまとめ
アメックスのポイントの貯め方や使い道について見てきました。
旅行系のクレジットカードとして人気が出たアメックスですが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入することで、日常生活でもポイントが貯めやすく、マイルへの移行など、お得なポイント交換先も用意されています。
ただし、ポイントからマイルやポイントへの移行レートは一律ではありません。自分にとって、どのマイルやポイントに移行するのが得なのかを見定め、賢くポイントを活用しましょう。
アメックスポイントのお得な活用法は?
- まずは「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録が大前提!
- メンバーシップ・リワード・プラス登録すると無料で申し込める「ボーナスポイントプログラム」は忘れずに加入する
- マイルへの移行はANAマイルがおすすめ!
- 楽天ポイントなど、他社ポイントへの交換はANAマイル経由にしたほうがお得!
- カード利用代金のポイント利用は、利用した買い物やサービスによってポイント還元率が異なるので注意する
監修者
ファイナンシャル・プランナー
伊藤亮太
いとうりょうた
慶大院修了後、証券会社にて営業・経営企画、社長秘書等を行う。投資銀行業務にも携わる。現在、資産運用と社会保障を主に、FP相談・執筆・講演を行う。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師。早稲田大学エクステンションセンター講師。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
年会費が手頃でアメックス初心者におすすめ