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クレジットカードの基礎知識や種類についてサクッと解説!

監修者紹介:飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)

飯田道子監修

クレジットカード(以下、クレカ)は種類豊富で特典やサービスもさまざま。ステータスはなんとなくわかるけど、国際ブランドとカード会社は何が違うの?そもそもどんな仕組みなの?と疑問でいっぱいになってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するために、クレカの基礎知識をわかりやすく解説していきます。

こんなことが気になる人へ

  • 「クレジットカードの基礎をおさえてから申し込みたい」
  • 「そもそもクレジットカードはどんな種類があるの?」

いざ、申し込みを決意しても、膨大な情報のなかから選ぶのは一苦労。思わず諦めそうになってしまうかもしれませんが、クレカは現金で支払うよりもお得で簡単

クレカを利用すると貯まるポイントを景品に交換できたり、割引特典が受けられたり、クレカには現金支払いでは得られないメリットがたくさんあります。

選ぶときのコツは自分に向いているクレカの種類を把握すること。

クレカのランクやカード会社など6つの項目を基準に選んでいくと、自分にはどれが合っているのか見えてくるはずです。

そこで今回は、クレカのメリットや基礎知識をおさえたうえで、カード選びの6つの基準を解説していきます。

最後には番外編として、海外でクレカを使うときの注意点を紹介しているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

この記事はこんな内容です

クレジットカード申し込み前に押さえておきたいポイント

  • クレジットカードはお得で便利なキャッシュレス決済
  • 計画的なカード利用が上手に活用する鍵
  • 申し込みの際はカード会社による入会審査が行われる
  • 自分に合ったクレジットカードの種類は6つの項目を基準にすると選びやすい
  • 追加カードは積極的に活用するのがおすすめ

目次

クレジットカードの知っておきたい3つのメリット

クレジットカードとは、商品を購入する際に後払いができるカードのことです。

店頭での買い物はもちろん、公共料金の支払いやオンラインショッピングなど、さまざまな場面で利用できます。

クレカを持つ、おもなメリットは以下の3点です。

クレジットカードの3大メリット

  1. 手元に現金がなくても買い物ができる
  2. 支払額に応じてポイントが貯まる
  3. 旅行保険や割引特典が付いている

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

手元に現金がなくても買い物ができる

クレカの最大のメリットは、現金がなくてもカード1枚で支払いが済ませられることです。

外出する際は、必要最低限の現金を非常用に持っておくだけで十分なので、多額の現金や細々とした小銭を持ち歩く必要はありません。

小銭が増えるわずらわしさや、ATMで現金を引き出す手間から解放されるため、ストレスフリーなキャッシュレス生活を送ることができます。

支払額に応じてポイントが貯まる

多くのクレカでは、カード利用額に応じてポイントが獲得できます。

100円で1円相当など、クレカによって獲得できるポイントは変わってきますが、一般的なポイント還元率は0.5%。

1.0%以上のものは高還元率カードと呼ばれ、効率的にポイントを貯めることができます。

ちなみに「ポイント還元率」とは、クレカの利用額に対して何円相当のポイントが付くのか、という割合の数値を示したもので、この数値が高いほど多くのポイントを獲得できます。

例えば10万円の買い物をした場合、還元率0.5%のクレカで500ポイント貯まるのに対し、還元率1.0%のクレカでは1000ポイントが貯まります。

同じ金額の買い物をしても獲得ポイントに大きな差が生まれるため、ポイント還元率が高いに越したことはありません。

また、なかには基本の還元率が0.5%でも、特定の利用方法でポイント還元率が2〜5倍に上がるクレカもあります。

いずれにしても、貯まったポイントは景品や商品券、マイルなどに交換できるため、現金よりもクレカを使ってポイントを貯めた方がお得です。

ポイントについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック!

旅行保険や割引特典が付いている

クレカには、海外旅行傷害保険ショッピング保険提携施設での割引特典など、さまざまな保険や特典が付いているのも魅力のひとつ。

手厚い旅行保険が付いているものやユニークな特典を用意しているものなど、クレカによって特徴もさまざま。

飲食店や映画館、宿泊施設などを特別価格で利用できるカードもあるので、付帯サービスは要チェックです。

事前におさえておきたいクレカの基礎知識

クレカは「商品を購入する際に後払いができるカード」ですが、後払いはカード所有者の信用(=クレジット)のもとに成り立っています。

そのため、クレカを発行する際は、申込者が信頼できる人物か判断するために事前審査が行われます。

この前提を踏まえたうえで、クレカの仕組みと作り方を確認していきましょう。

お金の使い過ぎに注意!クレジットカードの仕組み

クレジットカードの仕組み

利用者が店でクレカを利用した場合、まずカード会社から店へ代金が支払われ、後日その代金が利用者の口座から引き落とされます。

無計画に使ってしまうと、知らず知らずのうちにお金を使いすぎてしまったという可能性もあるので、計画的なカード利用を意識しましょう。

発行には入会審査が必須!クレジットカードの作り方

クレカは、申し込みから発行まで2週間程度かかるのが一般的です。

しかし、カード会社によって発行時期はまちまちで、なかには翌日発行ができる場合もあります。

そのため、すぐに作りたい場合は事前に公式サイトで発行までの時間を確認しておきましょう。

クレジットカードを発行するまでの流れ
STEP1

入会申込書やインターネットを利用してカードに申し込む

STEP2
カード会社による入会審査、本人確認が行われる

STEP3
クレジットカードが発行される

STEP4
郵送で自宅までクレジットカードが送られる

上記のように、クレカに申し込むとカード会社による入会審査が行われます。

いくら以上の年収が必要か、などの明確な審査基準はどこも公表していませんが、申し込み内容に矛盾がある場合や、嘘を書いてしまった場合は、審査に落ちる可能性が高くなってしまうため、申し込み内容に誤りがないよう気をつけましょう。

クレジットカードの手続きについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック!

クレジットカードの種類を6つの項目に分けて解説

ここからは、6つの項目ごとにクレカの種類を解説<していきます。

クレジットカードを選ぶ基準となる6つの項目

  1. クレジットカードのランク
  2. カード会社
  3. 国際ブランド
  4. 発行形態
  5. 対象
  6. 目的

それぞれの項目を加味して、自分に合ったクレカを導き出してみてください。

クレジットカードのランクは4種類

クレカは「一般カード」→「ゴールドカード」→「プラチナカード」→「ブラック」の順にランクが高いとされています。

クレジットカードのランク

ランクが高いほど審査基準が厳しいとされ、入手難易度もアップ。

ハイステータスカードは、年会費や申し込み基準も高くなりますが、その分、保険や特典の内容も充実しています。

なお、プラチナカードまでは自分で申し込める場合が多いですが、多くのブラックカードはカード会社から送られてくる招待状「インビテーション 」がないと申し込めません。

一般カードは年会費が無料、または比較的リーズナブルな値段設定になっているため、初めてクレカを作る場合は、まず一般カードから挑戦してみてはいかがでしょうか。

カード会社で何が違うの?系統ごとに特徴&向いている人をチェック

クレカは、発行するカード会社の系統によって特徴が異なります。

大きく「銀行系」、「流通系」、「交通系」の3つに分けられるため、それぞれの特徴を確認してみましょう。

会社別のクレジットカードの特徴
系統 特徴 向いている人 人気のカード
銀行系 銀行や銀行のグループ会社が発行しているカード。ポイント還元率は低い傾向にあるが、ATMの手数料が無料になる特典が付いていることも。学生向けのカードがあるのも特徴のひとつ
  • キャッシュカードとクレジットカードをまとめたい人
  • ATMを利用する頻度が多い人
  • 学生のうちにカードを持ちたい人
  • 三菱UFJカード VIASOカード
  • 三菱UFJカード
  • 三井住友カード
流通系 スーパーやコンビニ、百貨店のグループ会社が発行しているカード。ポイント還元率の高いものが多く、割引特典があることも。発行元が運営している店舗を利用するほどお得になる
  • 特定の店舗でよく買い物をする人
  • ポイント還元率を重視したい人
  • エポスカード
  • イオンカード
  • エムアイカード
交通系 航空会社や鉄道会社が発行しているクレジットカード。航空会社の場合、日頃カードを利用するだけでもマイルが貯められる。鉄道会社の場合は、ICカード乗車券機能が付いている場合が多い
  • 旅行や出張が多い人
  • 電車や飛行機をよく利用する人
  • ICカードとクレジットカードをまとめたい人
  • ANAカード
  • 「ビュー・スイカ」カード
  • 東急カード

カード会社に注目してみると、それぞれの会社のサービスに合わせた特徴を持っていることがわかりますね。

ここで、3つの系統別におすすめのクレカをご紹介します。

カード会社の系統別おすすめクレジットカード3選
カード名 三菱UFJカード VIASOカード

三菱UFJカード VIASOカード
エポスカード

エポスカード
ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
系統 銀行系 流通系 交通系
特徴
  • 三菱UFJニコスが発行している
  • 年会費無料で学生から申し込みができる
  • 貯まったポイントが1ポイント1円で自動的に口座へキャッシュバックされる
  • マルイのグループ会社であるエポスカードが発行
  • 年会費無料
  • WEBからの新規入会で2000円相当をプレゼント
  • 優待1万店舗で割引やポイントアップを受けられる
  • ネット申し込みで最短即日発行
  • ANAとAmericanExpressが提携して発行
  • 入会時に2000マイル、毎年の継続時にも2000マイルをプレゼント
  • ANAグループでのカード利用でポイント2倍
  • 1000ポイント単位でANAマイルへ移行できる
  • 海外旅行保険を最大1億円まで補償
  • 国内外29ヵ所の空港ラウンジを無料で利用できる
申し込みはこちら 公式サイト 公式サイト 公式サイト

それぞれの系統にあわせたサービスや特典が充実しているので、用途や生活スタイルを踏まえたうえで、お得に活用できるクレジットカードを選んでみてください。

VISAが世界シェアNo.1!国際ブランドの種類

国際ブランドとは、世界各国で利用することができるクレカのブランドです。

日本でも有名なVISA 、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブは「世界5大ブランド」と呼ばれています。

近年では中国を中心に使われている銀聯(ぎんれん)カードやアメリカ発のディスカバーカードも普及が拡大してきています。

代表的な国際ブランドの特徴
ブランド名 特徴
VISA 世界シェアNo.1。多くの国や地域で利用することができるため、海外旅行が多い人は1枚持っておくと安心。海外では、アメリカ方面に強いとされている
Mastercard VISAの次に知名度の高いブランド。210ヵ国以上の国や地域に加盟店があり、特にヨーロッパ地方に強いといわれている
JCB 日本生まれの国際ブランド。海外に会員専用窓口が設置され、旅先でも日本語でサポートを受けられる
アメリカン・エキスプレス ステータス性が高く、ワンランク上の上質な特典やサービスに定評がある。海外旅行に関係する保険が充実しているのも魅力
ダイナースクラブ アメリカン・エキスプレスと同じくステータス性が高いブランドとして人気。旅行やグルメ、エンターテインメントなどの優待サービスが豊富
銀聯カード 中国に2000万店以上の加盟店を持つブランド。近年、日本を含む中国以外の国々にも加盟店を広げている
ディスカバーカード アメリカを中心に5000万人以上の会員をもつブランド。現状、日本で作ることはできないが、JCBや銀聯と提携しているため、日本のJCB加盟店や銀聯加盟店で利用することができる

ブランドによって特徴もさまざまですが、海外旅行や出張が多い人は、シェア率の高いVISAやMastercardを1枚は持っておくとよいでしょう。

ここでは、日本で作れる国際ブランドのおすすめのクレカを6枚厳選してご紹介します。

国際ブランドのおすすめのクレジットカード6選
カード名 三井住友カード

三井住友カード
三菱UFJカード ゴールドプレステージ
三菱UFJカード ゴールドプレステージ
JCB カード W

JCB カード W
アメックスグリーン
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード
三井住友銀聯カード

三井住友銀聯カード
国際ブランド
  • Visa
  • Mastercard
  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • 銀聯
特徴
  • 満18歳から申し込み可能で、インターネット入会で初年度年会費無料
  • 最高2000万円の海外旅行保険と最高100万円のショッピング補償が利用付帯
  • 20歳以上から持てるゴールドカード
  • 三菱UFJ銀行、オンライン入会で初年度年会費無料
  • 最高5000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
  • オンライン入会限定のカードで、年会費永年無料
  • 海外、国内問わず常にポイント2倍、JCBオリジナルシリーズパートナーの店で利用すればポイント2〜21倍
  • 無料で使える空港ラウンジや海外旅行先での日本語サポートなど、サポートが手厚い
  • 国内外29ヵ所の空港ラウンジを無料で利用可能
  • グルメ優待やトラベル優待など多彩な優待サービスを利用可能
  • 最高1億円の海外旅行傷害保険が付いている
  • 年会費、発行手数料無料
  • 上海にある銀聯コールセンターで日本語による照会受付サービスが受けられる
申し込みはこちら 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト

海外旅行保険が充実していたり、旅を快適にする特典やサービスが用意されていたりと、どれも海外で重宝するものばかりです。

申し込み条件や特徴を踏まえたうえで、自分に最適な1枚を選んでみてくださいね。

アメックスのおすすめカードについてはこちらの記事をチェック!

プロパーカードと提携カードって何?発行形態でクレジットカードを比較

クレジットカードは、国際ブランドが直接発行する「プロパーカード」と国際ブランドとカード会社が提携して発行する「提携カード」の2つに分類できます。

しかし、近年ではカード会社が独自に発行するクレジットカードも「プロパーカード」と呼ばれています。

本来の「プロパーカード」は国際ブランドが直接発行するカードという意味なので、ここでは「広義のプロパーカード」と表現しています。

それぞれの特徴について確認しておきましょう。

プロパーカードと提携カードの特徴
種別 特徴
プロパーカード
  • アメリカン・エキスプレス・カード
  • JCBカード
  • ダイナースクラブカード
  • ステータス性が高い
  • 手厚い海外旅行保険など付帯サービスが充実している
  • 年会費はかかることが多い
広義のプロパーカード
  • 三井住友カード
  • 三菱UFJカード
提携カード
  • ANAカード
  • dカード
  • ポイント還元率が高い
  • 提携しているカード会社のサービスを利用するとポイントやマイルを貯めやすい
  • 年会費無料のカードが多い

プロパーカードは年会費がかかりますが、ステータスが高く海外旅行保険が手厚いため、海外旅行時に有利といえるでしょう。

逆に、提携カードの場合は、高いポイント還元率や年会費無料など、日常生活で活かせるメリットが豊富。プロパーカードに比べると海外には弱いですが、国内利用に向いているカードが多いです。

学生向け・女性向けなど、対象が明確なクレジットカードも

どのクレカも申し込み基準は設定されていますが、一般的には「18歳以上(高校生を除く)で安定した収入がある人」など、ざっくりとした基準で幅広い人を対象としています。

※2022年4月1日から、民法の改正により満18歳になっていれば成年とみなされます。

しかし、なかには学生限定女性向けなど、具体的なターゲットに限定したカードも。

これらのカードはターゲットに合わせたシステムや特典が用意されていることが多いので、申し込み基準に当てはまる場合は、一度検討してみてはいかがでしょうか。

ランクアップが目指せる!学生向けクレジットカード

キャッシュレス決済が一般的になってきたとともに増えてきたのが学生向けクレジットカード。

大学生や専門学生、短大生を対象としている学生専用カードのほか、学生でも発行できる一般カードも出てきています。

学生専用カードは、利用可能枠が低く設定されているものや、年会費が無料またはリーズナブルなものが多いため、クレカデビューにうってつけ。

さらに学生向けの特典が充実しているクレジットカードもあります。

おすすめは学生専用ライフカード海外での利用総額の3%がキャッシュバックされ、カードを持っているだけで海外旅行保険も付いてきます。

卒業後も年会費無料でそのまま使えるので、持っていても損することはありません。

年会費無料!海外の利用総額の3%がキャッシュバック

学生専用ライフカード

アイキャッチ画像:学生専用ライフカード

お得なキャンペーン

  • 新規入会プログラム+つかっておトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!

    ・アプリログインで2000円キャッシュバック
    ・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
    ・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
    ・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック

コスメの割引などワクワクする特典が満載!女性向けクレジットカード

女性向けのクレカは、充実した旅行保険などの一般カードのスペックに加えて、女性ならではの特典がついているのが特徴。

ネイルサロンやコスメの割引、魅力的なサービスや特典が用意されています。

さらに、カードデザインも女性の心をくすぐるものがいっぱい。例えば、楽天PINKカードの場合は、4つのデザインからセレクトが可能

オリジナルキャラクターなど、かわいいキャラクターデザインのカードもあり、思わず悩んでしまいそうなデザインばかりです。

楽天PINKカードは、映画チケットや旅行の割引など、女性向けクーポンも豊富にそろっているため、満足度の高いカードといえるでしょう。

女性ならではの特典が欲しい人は楽天PINKカード

楽天PINKカード

アイキャッチ画像:楽天PINKカード

お得なキャンペーン

  • 新規入会&利用で5000ポイント進呈

特定のユーザー向け!目的別の玄人向けクレジットカード

一般的なクレカとは少し異なりますが、「法人カード」と「リボ払い専用カード」についても確認しておきましょう。これらのカードは、特定の用途や支払い方法に特化したクレカです。

それぞれについて次で説明していきます。

法人カード

法人カードとは、企業や個人事業主に対して発行されているクレジットカードです。

多くの法人カードは、従業員に対してクレジットカードを複数枚発行できるため、業務上の出費を一本化させることができます。

これにより経費精算が簡略化されるため、経理業務の手間が軽減。請求漏れや領収書の紛失を防げるというメリットもあるので、経費管理を効率化させたいと考えている会社にぴったりです。

なお、法人カードには、中小企業・個人事業主向けの「ビジネスカード」と大企業向けの「コーポレートカード 」があります。

リボ払い専用カード

リボ払い専用カードとは、支払い方法が自動的にリボ払いになるカードのことです。

リボ払いとは

利用金額にかかわらず、毎月の支払額が一定になる支払い方法です。月々の支払額が固定されることで家計管理がしやすいというメリットの反面、手数料が上乗せされるというデメリットも。後先考えずに利用し過ぎてしまうと、支払額が膨れ上がってしまい、支払いが長期化する可能があるので、常に支払い残高を意識しておく必要があります。

リボ払いをよく利用する人には最適なカードですが、支払いが自動化される分、より注意が必要です。

クレジットカードを初めて作る人や日常的に使い慣れていない人は、リスクが高いため避けた方がよいでしょう。

クレカをもっと便利にする追加カードの種類を確認!

クレカによっては、オプションとして追加カードを申し込める場合があります。代表的なカードは「家族カード」と「ETCカード」の2つです。

それぞれについて詳しくみていきましょう。

家族カードなら同等の補償内容で初年度年会費無料

家族カードとは、クレジットカード利用者(本会員)の家族に対して発行されるカードです。

本会員と同じカードが発行され、スペックも同等。さらに1人目の場合は初年度が無料になることもあるので、大変お得です。

なお、利用代金は本会員の支払い口座にまとめられます

月々の利用料金を把握しやすくなるうえにポイントも貯まりやすくなるので、ぜひ家族にクレカ利用者がいたら活用してみてください。

ETCカードを年1回使っていれば年会費無料に

ETCカードは、高速道路で料金所を通行するために必要なカードです。

ETC車載器がセットアップされている車であれば、ETCカードを挿すだけで利用できます。

年に1回でもETCカードを利用していれば年会費が無料になることが多いので、運転が好きな人や、よく高速道路を利用するという人におすすめです。

【番外編】海外旅行でクレカを使う際の6つの注意点

海外旅行に行くときはクレカが必須。最後に海外でカード利用する際の注意点をお伝えします。

海外でクレジットカードを使う際の6つの注意点

  1. カード会社の連絡先やカード情報を持ち歩く
  2. サインをする前に内容を確認する
  3. 現地通貨での決済をお願いする
  4. 利用履歴は大事に保管する
  5. 万が一、盗難の被害にあったらすぐカード会社へ連絡する
  6. どのサイトを利用したのか覚えておく

それぞれ、詳しくみていきましょう。

カード会社の連絡先やカード情報を持ち歩く

旅行中は、カード会社の電話番号や会社名、カードの会員番号や有効期限を控えて必ず持ち歩くようにしましょう。

盗難や紛失など、トラブルがあった場合にすぐ連絡が取れるようにしておくことが大切です。

サインをする前に内容を確認する

海外では、チップが勝手に上乗せされ、本来よりも高い金額を請求されることがまれにあります。

そのため、サインを書く前には必ず利用明細を確認するよう注意しておきましょう。

また、レストランでは、チップや合計の欄に何も書かれていない場合があります。その際は必ず自分で金額を記入するようにしてください。

ここで何も記入せずに渡してしまうと、高額な料金を勝手に書かれてしまうことがあるので、気をつけましょう。

現地通貨での決済をお願いする

カード決済を行う際に、現地通貨と日本円のどちらにするか質問された場合は現地通過で支払うのがおすすめです。

これは、日本円で支払った際に手数料が上乗せされる可能性があるためです。

利用履歴は大事に保管する

旅行先の領収書は捨てないよう注意してください。

必ず利用明細と付け合わせをし、もし心当たりのない項目があった場合は、すぐにカード会社へ問合せましょう。

万が一、盗難の被害にあったらすぐ連絡する

旅先で盗難の被害にあった場合やカードを紛失してしまった場合は、すぐにカード会社へ連絡して停止手続きを行いましょう。

また、このような不測の事態に備えて、カードは念のため2枚持っていくと安心です。

どのサイトを利用したのか覚えておく

旅行する際、日本からネットで事前予約するケースもあるかと思います。

万が一、そのサイトから個人情報が漏洩した際には、利用したメールアドレスに連絡があります。

そのときには、その国の言葉で書かれたお知らせメールが送られてくることがほとんどです。

外国語のメールは不審に思うかもしれませんが、心当たりがあるなら、確認する必要があります。

さいごに...

この記事のまとめ

クレジットカードは種類も多く、サービス内容も多岐にわたっているため、複雑に考えてしまいがちです。

しかし、クレカ自体の仕組みは意外とシンプル。難しく思えるクレカの種類も、ひとつひとつ特徴を追っていけば、自分に最適なカードがおのずと見えてくるはずです。

ポイントや旅行関連の特典など、メリットがたくさんあるので、ぜひクレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか。

  • クレジットカードは特典やサービスが充実したお得なキャッシュレス決済
  • クレジットカードの仕組みはカード会社の信頼関係のもとに成立している
  • 申し込みの際は入会審査が行われる
  • クレジットカードはランク、カード会社、国際ブランド、発行形態、ターゲット、目的を確認すれば、自分に向いているクレジットカードが見えてくる
  • 追加カードは積極的に活用するのがおすすめ
監修者紹介:飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)

飯田道子

いいだみちこ

金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当

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