ファイナンシャル・プランナー
伊藤亮太監修
JCBカード WとOrico Card THE POINTはどちらも年会費無料でコスパ良好なカード。
こんなことが気になる人へ
- 「JCBカード WとOrico Card THE POINT、結局どっちが得できるの?」
- 「JCBカード WとOrico Card THE POINTの詳しい違いを比較してから選びたい」
どちらのカードも日常の買い物はもちろん、公共料金の支払いなどでもポイントが貯まるので、年会費無料でポイントがお得に貯まるクレカを探している人にもおすすめです。
JCBカード W![]() |
Orico Card THE POINT![]() |
|---|---|
| ・常にポイント2倍(還元率1.0%) ・スターバックスでポイント21倍、Amazonで4倍、セブン‐イレブンで4倍(※1) |
・ポイント還元率が1.0%と高還元率 ・入会後6ヶ月間はポイント還元率が2.0% |
| 公式サイトを見る▶ | 公式サイトを見る▶ |
※ Starbucks eGiftの購入が対象。スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージは11倍です。店舗でのご入金分はポイント倍付の対象となりません。事前にポイントアップ登録が必要です。ポイントアップの倍率は、ポイント還元率0.5%を基準とした数値です。
ただ、年会費無料でポイントが高還元率といっても、どのようにしてポイントが貯まる&使えるのか、またポイント以外のメリットがあるのかといった具体的な違いはなかなか分からないですよね。
そこで今回はポイントの貯まり方、使い方、入会キャンペーンで得られる特典の側面から2つのカードを徹底比較!
どちらが優れているのか解説していきます。
この記事はこんな内容です
JCBカード WとOrico Card THE POINTは、結局どちらがお得?
- 総合的に比較してJCBカード Wの方がお得!
- JCBカード WはAmazonやセブン‐イレブンなどで圧倒的にポイントが貯まりやすい
- 他社ポイントへの移行レートはOrico Card THE POINTが優位
- JCBカード Wは旅行保険やショッピング保険も付いて旅好きにもうれしい
目次
JCB カード W
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年1月12日まで)
MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大2万円のキャッシュバック・対象のサブスク/デリバリー/アプリの利用で20%キャッシュバック(最大5000円)
・Amazonの利用で20%キャッシュバック(最大1万2000円)
・スマホ決済利用で20%キャッシュバック(最大3000円) - 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年1月12日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2026年1月12日まで)※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円
- (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2026年1月12日まで)※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック
普段使いでポイントが貯まりやすいのはJCBカード Wに軍配!
JCBカード Wは18歳以上39歳以下が申し込めるJCBが発行するカードです。
WEB入会限定で、公式サイトから申し込むことができます。ポイントを貯めることに特化しており、他のJCBカードと比較して常にポイント付与が2倍(還元率1.0% ※1)であることが特徴です。
※1 還元率は交換商品により異なります。
Orico Card THE POINTはポイント還元率1.0%の高還元率カード。
さらに入会後6ヶ月間は還元率が2.0%になり、ポイントがどんどん貯まります。
どちらもポイントを貯めることに優れていますが、結論から伝えると、ポイントの貯まりやすさはJCBカード Wに軍配が上がります。
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| 公式サイト |
JCBカード Wはスターバックスやセブン‐イレブンをはじめとした普段使いできる店舗でポイントを大量に獲得できます。
一方、Orico Card THE POINTは「オリコモール」を経由したネットショッピングでポイント付与率がアップしますが、JCBカード Wのように実店舗でのポイントアップはないので、貯まりやすさではJCB カード Wが優位といえるでしょう。
次から根拠を詳しく説明していきます。
JCBカード WはAmazonやセブン‐イレブンで4倍などとにかくポイントが貯まる!
通常のJCBカードは1000円=1Oki Dokiポイントのところ、JCBカード Wなら1000円=2Oki Dokiポイント獲得できます。
交換するポイントによって幅がありますが、1Oki Dokiポイントは0.3〜0.6円相当です。月間の合計金額に対してポイントが付くので、少額の買い物でも気にせずに貯められますよ。
| ポイント付与 | 1000円=2Oki Dokiポイント |
|---|---|
| ポイント還元率 | 1.0〜10.5%(※) |
| ポイント有効期限 | 24ヶ月 |
※ 還元率は交換商品により異なります。
さらに「JCBオリジナルシリーズパートナー」と呼ばれるボーナスポイントが貯まる対象店舗が多くあり、普段使いの店でポイント大量獲得が可能です。
具体的には以下のような店舗があります。
| ボーナスポイント(※1) | ポイント還元率 | 店舗 |
|---|---|---|
| 21倍 | 5.5〜10.5% | スターバックス(※2) |
| 6倍 | 3.0% | オリックスレンタカー |
| 5倍 | 2.5% | 洋服の青山、AOKI |
| 4倍 | 2.0% | Amazon、セブン‐イレブン |
| 2〜3倍 | 1.0~1.5% | 高島屋、東武百貨店、京王百貨店 |
※1 ポイントアップの倍率は、ポイント還元率0.5%を基準とした数値です。
※2 Starbucks eGiftの購入が対象。スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージは11倍です。店舗でのご入金分はポイント倍付の対象となりません。事前にポイントアップ登録が必要です。
このようにJCBカード Wは多彩な店舗でポイント優待を受けられる一方、Orico Card THE POINTは実店舗での大幅ポイントアップはないため、ポイントの貯めやすさはJCBカード Wが優れています。
Orico Card THE POINTはオリコモールのショッピングでポイント付与率アップ
Orico Card THE POINTは常に100円=1オリコポイント付与で日常生活の買い物や公共料金でも効率的にポイントを貯められます。
他のカードの場合、公共料金だとポイント付与率が下がることもありますが、Orico Card THE POINTなら公共料金でもどんどんポイントを獲得できるのがメリットです。
| ポイント付与 | 100円=1オリコポイント |
|---|---|
| ポイント還元率 | 1.0〜2.0% |
| ポイント有効期限 | ポイント加算月含む12ヶ月後の月末 |
さらにポイントモール「オリコモール」を経由してネットショッピングすれば、通常のポイント付与率1.0%に加えてさらに0.5%分のポイントが加算されます。
「オリコモール」にはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど使いやすい店舗が多くあるので便利です。
一方でJCBカード Wにもポイントモール「Oki Doki ランド」があります。ともにAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどがポイントアップ対象で、Oki Dokiポイントが2倍貯まり付与率もお得です。
そこからさらに実店舗の買い物でもポイントが倍増するので、ポイントアップ率と貯めやすさではJCBカード Wの方が有利といえるでしょう。
ポイントの使い道が豊富&高還元率なのはOrico Card THE POINT!
貯まったポイントは両者とも、nanacoポイントやdポイントといった他社ポイントやマイル、商品券などに交換が可能です。
ここで着目したいのが、ポイントの使い道が豊富であるかという点と、高い移行レートで交換できるかという点です。
上記を総合した結果、Orico Card THE POINTが優れているといえます。
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| 公式サイト |
ポイントの使い道はどちらも豊富ですが、各種ポイントに安定して等価レートで交換できるOrico Card THE POINTのメリットが際立ちました。
次からポイントの使い道、各種ポイントへの還元率の2つの面で比較していきます。
JCBカード WとOrico Card THE POINTのポイントの使い道を比較
JCBカード WとOrico Card THE POINTを使って貯まったポイントには、どちらも多彩な使い道があります。おもなポイント交換方法は以下の通りです。
| JCBカード W | ・JCBプレモカードにチャージ ・航空系マイル ・カード利用料金の支払いに使う ・他社ポイント(※) |
|---|---|
| Orico Card THE POINT | ・オンラインギフト券 ・航空系マイル ・商品券 ・他社ポイント(※) |
※ WAONポイント、Pontaポイント、nanacoポイント、dポイントなど。
JCBカード Wは1Oki Dokiポイント=3円相当として毎月のカード利用金額の支払いに充てることができます。
また1Oki Dokiポイント=5円の価値で、Amazonやマクドナルドなどで使えるJCBプレモカードへチャージでき、ポイント交換以外の使い道が幅広いのがメリットです。
一方でOrico Card THE POINTはGoogle PlayギフトカードやAmazon、映画館などですぐに使えるオンラインギフト券が便利です。ポイントの使い勝手はどちらもいいといえるでしょう。
また両方とも、nanacoポイントやdポイントなどの他社ポイントに交換できます。よりお得に他社ポイントへ交換できるのはどちらのカードか、次で詳しく比較していきます。
JCBカード WとOrico Card THE POINTの他社ポイントへの還元率を比較
貯まったポイントを他社ポイントに移行する場合、より高還元率で交換できるのはどちらか比較していきましょう。
| WAON ポイント |
Ponta ポイント |
nanacoポイント(※) | dポイント | ||
|---|---|---|---|---|---|
| Orico Card THE POINT | 移行 レート |
1000オリコポイント→1000ポイント | |||
| 還元率 | 1.0% | ||||
| JCB カード W | 移行 レート |
1Oki Dokiポイント→4ポイント | 250Oki Dokiポイント→1000ポイント | 1Oki Dokiポイント→5ポイント | 1Oki Dokiポイント→4ポイント |
| 還元率 | 0.8% | 0.8% | 1.0% | 0.8% | |
※ Orico Card THE POINTの場合はnanacoにチャージできるnanacoギフト券(オンラインギフト券)。
Orico Card THE POINTは1オリコポイント=1円の価値で他社ポイントへ移行でき、還元率は1.0%。クレジットカードの平均的なポイント還元率は0.5%といわれているので、高還元率のカードです。
JCBカード Wは還元率1.0%のJCBプレモカードなど、ポイントを高還元率で移行できる方法もありますが、他社ポイントへの還元率はOrico Card THE POINTと比較すると低めです。
さまざまなポイントと交換したいなら、よりお得にポイントを使えるのはOrico Card THE POINT。どの他社ポイントにも1.0%と高い還元率で交換可能な点が魅力です。
入会キャンペーンでメリットをたくさん受けられるのはJCBカード W
せっかくコスパの良いクレジットカードを作るなら、ポイントだけでなく入会キャンペーンでもメリットを受けられるとうれしいですよね。
入会キャンペーンで比較した結果、アマゾンをよく使うという条件付きではありますが、お得なのはJCBカード Wです。
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| 公式サイト |
JCBカード W は2025年7月1日〜9月30日までの新規入会キャンペーンで、新規入会&条件達成で最大1万5000円キャッシュバック(Amazon.co.jp、Apple Pay・Google Pay・MyJCB Pay、Appストア・Google Playストアの利用金額の20%をキャッシュバック)が受けられるキャンペーンを実施しています。
一方でOrico Card THE POINTも7000オリコポイントがゲットできるなど、独自の特典があるので注目です。
JCBカード WとOrico Card THE POINTの入会キャンペーンについて、順番に見ていきましょう。
JCBカード Wは新規入会&条件達成で1万5000円キャッシュバック!
JCBカード Wは新規入会&条件達成で最大1万5000円(利用金額の20%)キャッシュバックの入会キャンペーンが断然魅力です。
JCBカード Wの入会特典
- 【2025年7月1日〜9月30日】新規入会&条件達成で最大1万5000円のキャッシュバック(Amazon.co.jp、Apple Pay・Google Pay・MyJCB Pay、Appストア・Google Playストアの利用金額の20%をキャッシュバック)
- 【2025年7月1日〜9月30日】】家族カード入会&利用で最大4000円分キャッシュバック
- 【2025年7月1日〜9月30日】友達紹介で、紹介者・被紹介者に1000円キャッシュバック
- 【2025年7月1日〜9月30日】JCBカード W限定:年間のカード利用額に応じて最大5000円キャッシュバック
※ 2025年7月時点のキャンペーン情報です。
例えば新生活や引っ越しなど、カードを使って買い物する機会が多いタイミングで入会すれば、上限額までキャッシュバックが受けられるでしょう。
JCBカード Wはポイント優待やAmazon関連の特典だけでなく、友達紹介や家族カード会員の入会など、さまざまな方法で特典を受けられる点がOrico Card THE POINTより優れています。
Orico Card THE POINTはキャンペーン条件達成でもれなく7000ポイントゲット
Orico Card THE POINTもポイントアップを中心としたお得な入会キャンペーンがあります。
Orico Card THE POINTの入会特典
- キャンペーンにエントリーして条件を達成したら最大7000オリコポイントプレゼント
オリコ公式アプリにログインしてウェルカムキャンペーンにエントリーすれば、カードショッピングの利用が5万円以上の利用&3回以上利用で最大7000オリコポイントがプレゼントされます。
キャンペーン期間終了後2ヶ月後にポイントが付与されます。
JCBカード WとOrico Card THE POINTの便利な機能
これまでどちらがお得かといった視点でJCBカード WとOrico Card THE POINTを紹介してきましたが、最後に知っておきたい便利な機能や特典を解説します。
JCBカード Wは最大2000万円の海外旅行保険(利用付帯)や、最高100万円のショッピングガード保険(海外)など、海外旅行でも役立つ便利な機能が付いています。
Orico Card THE POINTはオリコパッケージツアーの旅行代金が3~8%割引になります。また海外旅行中のケガや病気を相談できる「24時間海外緊急ホットライン」など補償も万全です。
このように両者とも旅行をサポートしてくれる特典があるので、旅好きにもうれしいですよね。それぞれのカードの便利な機能について、次から詳しく説明します。
旅行やショッピングガード保険(海外)も充実のJCBカード W
JCB カード W
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年1月12日まで)
MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大2万円のキャッシュバック・対象のサブスク/デリバリー/アプリの利用で20%キャッシュバック(最大5000円)
・Amazonの利用で20%キャッシュバック(最大1万2000円)
・スマホ決済利用で20%キャッシュバック(最大3000円) - 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年1月12日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2026年1月12日まで)※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円
- (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2026年1月12日まで)※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック
海外旅行保険やショッピング保険にも対応なJCBカード Wは旅好きにもおすすめ
JCBカード WとOrico Card THE POINTには、安心して旅行を楽しむための特典や、よりカードを便利に使える特典があります。
| JCBカード W | Orico Card THE POINT |
|---|---|
| ・海外旅行保険(最高2000万円・利用付帯) ・ショッピングガード保険(海外、最高100万円) ・QUICPay ・Apple Pay ・Google Pay ・ETCカード(年会費・発行手数料無料) ・家族カード(年会費・発行手数料無料) |
・オリコパッケージツアー割引サービス ・24時間海外緊急ホットライン ・iD ・QUICPay ・Apple Pay ・ETCカード(年会費・発行手数料無料) ・家族カード(年会費・発行手数料無料) |
JCB カード Wには最大2000万円の海外旅行保険が付いている(利用付帯)のがポイントです。
海外旅行保険は事前にカードで旅行代金などを決済することで適応されます。
ショッピングガード保険(海外)は、JCB カード Wを利用して購入した物が偶発的な事故により破損した場合に、年間で最高100万円まで補償してくれます。
Orico Card THE POINTは、オリコ旅行センターでパッケージツアーを申し込むと、海外なら3~7%、国内なら3~5%割引を受けられます。
海外旅行先で病気やケガなどのトラブルに見舞われた際も、「24時間海外緊急ホットライン」でサポートを受けられますよ。
なおオリコカードの場合、年会費1986円をプラスで支払ってOrico Card THE POINT PREMIUM GOLDへランクアップすると、海外最大2000万円、国内最大1000万円の旅行保険が付きます。
また海外や国内の対象宿泊・レジャー施設を優待価格で利用できるOrico Club Offも受けられるので、旅行特典を手厚くしたい人はこちらもおすすめです。
海外旅行保険も手厚い高還元率ゴールドカード!
JCBカード Wについて詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
JCBカード Wはポイント2倍で高還元!お得に貯めるコツも紹介
さいごに...
この記事のまとめ
JCBカードWとOrico Card THE POINTはどちらも年会費無料で高還元率のカードです。今回はポイントの貯まり方、使い方、入会キャンペーンで得られる特典の側面から、どちらがよりお得か比較しました。
最後にJCBカード WとOrico Card THE POINTの違いをおさらいしましょう。
真のコスパ最強カードはJCBカード WとOrico Card THE POINTのどっち?
- 総合的にはJCBカード Wの方がお得に使える!
- JCBカード Wはボーナスポイントが貯まる対象店舗が多く、ポイント大量獲得が可能
- Orico Card THE POINTは他社ポイントへ等価で交換できるものが多い
- 旅行保険やショッピングガード保険(海外)も付いているJCBカード Wは旅好きにもうれしい
どちらのカードも特徴的なメリットがあるので、違いをしっかりと理解した上で、自分に合った1枚を選んでくださいね。
監修者
ファイナンシャル・プランナー
伊藤亮太
いとうりょうた
慶大院修了後、証券会社にて営業・経営企画、社長秘書等を行う。投資銀行業務にも携わる。現在、資産運用と社会保障を主に、FP相談・執筆・講演を行う。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師。早稲田大学エクステンションセンター講師。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当








ポイントがいつでも2倍!日常生活で貯めやすいJCBカード W