[晩ごはん何食べたい?]第4回:海鮮メニューと日本ワインがジメジメ梅雨を吹き飛ばす!

料理レシピ[晩ごはん何食べたい?]第1回第2回第3回と見ていただき、ありがとうございます。この「晩ごはん何食べたい?」レシピを試してくれた方も続出! おいしいのに手軽で簡単というサステナブル(持続可能な)レシピ紹介を心がけていますので嬉しい限りです。今回は、サッパリした海鮮メニューと日本ワインが、梅雨時のウェッティーな気分を爽やか「おうち時間」に変えてくれます。ぜひ試してみてください。(公開:2021年6月4日)

■祝!C.P.A.チーズ検定に合格!
お酒とお料理研究家・吉田めぐみ

★★★料理研究家ワインエキスパート(J.S.A.)、日本ワイン検定2級コムラード・オブ・チーズ(C.P.A.)、唎酒師(ききざけし)、野菜ソムリエプロ、江戸東京野菜コンシェルジュ、調味料ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザー、フードコーチ、ジュニア食育マイスター、IFAオリーブスペシャリスト、ABC Cooking Studio ブレッドライセンス(パン職人の経験も)など他にも資格多数(2021年3月現在)。セミナーやカルチャースクール講師、ラジオ出演、コラム連載、料理撮影協力など様々な分野で幅広く活動中★★青森野菜専門店「ひだまりマルシェ」アンバサダーとして店頭販売も(不定期)。★ミキハウス子育て総研発行の育児情報誌『Happy-Noteハッピーノート』にて、ファミリー向けレシピ、離乳食レシピを担当。また、[KAGOME VEGEDAY]にて料理再現協力。
【吉田めぐみFacebook】

キレイでおいしい「フラン」って何?

「フラン(flan)」とは、フランス料理の一つ。卵と生クリームなどの材料を混ぜ合わせたものを型に入れて固めた料理のこと。原型は紀元前のヨーロッパで生まれ、中世以降はラテン語でflado(フラド/丸く平たいもの)と呼ばれて様々なバリエーション(魚入り、野菜入りなど塩気のものからチーズや蜂蜜入りの甘味のもの)が多くの国や地域で愛されるようになったそう。フランは西洋の茶碗蒸しのようなものといえばわかりやすいかもしれません。

この冷製フランは、ひんやりオシャレな一品料理。見た目は高級感が漂い、上品な美しさ。フランス料理と聞くと「さぞ手の込んだ料理なのでは?」と思われる方も多そうですが、実は簡単に作ることができるのです。涼しげな器は100円ショップで購入した日本酒グラス(お猪口)。梅雨の時期に食べて、蒸し暑さを吹き飛ばしてください。

【ブロッコリーの冷製フラン 〜海鮮のせ〜】

■材料(2人分)
ブロッコリー …… 70g
玉ねぎ …… 20g
水 …… 150cc
コンソメ(固形) …… 1/2個
バター …… 10g
牛乳 …… 80cc
粉ゼラチン …… 5g
塩こしょう …… 少々
生クリーム …… 大さじ2
イクラやボイルエビ、ホタテ缶などの海鮮 …… 適量

■作り方
① 鍋にブロッコリーを小さくほぐしたもの、玉ねぎの薄切り、水、コンソメ、バターを入れて火にかけ、具材が柔らかくなるまで煮る。
② ①をフードプロセッサーもしくは、ミキサーに入れて撹拌する。
③ ②を鍋に戻し、牛乳を加え、沸騰直前で、粉ゼラチンを入れてよく溶かす。塩こしょうで味を調える。
④ ③を器に流し込み、粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める。
⑤ 上に生クリームを流し、その上に海鮮をのせる。

まとめ役のとろみとショウガが爽やか!

サッパリしたお豆腐とエビとアスパラガスをまとめる役割が「あん」。そのとろみは水溶き片栗粉ですが、少量ずつ混ぜ合わせて糊化させることがポイントです。そして、片栗粉は水に溶けにくい性質のため、時間が経つと水と片栗粉に分離してしまいます。使う直前に手早く混ぜましょう。

ショウガの風味が効いているさっぱりとした一品。絹ごし豆腐の喉越しがこの季節にピッタリです。レンゲを使ってたっぷり食べたいですね。

【豆腐とエビのショウガあんかけ】

■材料(2人分)
豆腐 …… 1丁
むきえび …… 150g
アスパラガス …… 4本
ショウガ(千切り) …… 1片分
★(酒…大さじ2、鶏がらスープの素…小さじ1、しょう油…小さじ1、塩こしょう…少々、水…1カップ)
水溶き片栗粉(水…大さじ1と1/2、片栗粉…大さじ1)

■作り方
① 豆腐は大きめにざっくりと切る。
② むきえびは背ワタを取り、塩(分量外)で洗う。アスパラガスは下の硬い部分の皮をむき、6等分の長さに切る。
③ 鍋に★を温め、沸騰したら2とショウガを加える。火が通ったら、①を加えて温め、最後に水溶き片栗粉を入れて、とろみをつける。

本日の逸本:シャトージュン【ジャパンセレクト】デラウェア

●CHATEAU JUN【JAPAN-SELECT】Delaware

種別:日本ワイン 白ワイン
収穫年:NV(ノンヴィンテージ)
タイプ:辛口 750ml 
アルコール分:11.0%
産地:山梨県
品種:デラウエア 100%

■デラウェアを使用したジャパンセレクトシリーズ。山梨県産のフレッシュでトロピカルな香りの辛口白。
日本固有の葡萄名を名乗る『CHATEAU JUN JAPAN SELECT(シャトージュン ジャパン セレクト)』シリーズ。デラウェアを100%使用したワインは、酸味と甘味のバランスがよく、飾り気のないシンプルな味わいが特徴です。どんな料理にも合わせやすく、使い勝手のよい便利な白ワイン。(Webサイト「シャトージュンONLINE」より引用)

■シャトージュン(山梨県甲州市)
公式サイト→ https://www.chateaujun.com/
詳細→ https://www.junonline.jp/chateau-jun/product/food/wine/EID16010

●ワインエキスパートでもある吉田めぐみ先生からの晩酌コメント

常日頃から「日本ワイン」のおいしさを皆さんに知っていただきたいと考えています。外国からの輸入ワインが安価で入手しやすくなってはいますが、買って帰り、封を切ってから後悔することもあるはず。「日本ワイン」はおいしいうえに食卓にストーリーを生み出します。
そもそも「日本ワイン」の定義とは何でしょう?

「日本ワイン」とは、日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で醸造されたワインです。(中略)全般的な味わいの特徴は、日本の伝統的な料理と同じく、「繊細さ」です。まさに和食と日本ワインはこの繊細さにおいて相性の良さを発揮します。すし、てんぷら、スキヤキに最高にあうワインが日本ワインです。(日本ワイナリー協会 公式サイトより引用)

年々、日本でつくられるワインのクオリティが格段に上がっています。その中でも「シャトージュン」のワインは日本ワインの代表的な存在なのです。

「シャトージュン」は、アパレルメーカー「JUNグループ」傘下のワイナリーとして1979年に創業。風土やブドウを活かしたワインづくりを心がけ、山梨県内のワイナリーの中でも、ブドウ栽培農家との取り組み方が密接な関係にあるようです。そんな真っ直ぐなワインづくりが実を結び、「日本ワイナリーアワード2020」(日本ワインの評価に品質という概念を持ち込み、日本ワインを世界へ発信していくことを目的とし、国産ブドウを使った「日本ワイン」を造る事業者を、専門家が格付け)で4つ星を受賞されました。

そして、この「ジャパンセレクト デラウェア」はワイン好きの間でもとても人気があり、高い評価を受けています。デラウェアといえば、私たちには馴染みのある食用ブドウの品種。小さい粒で甘酸っぱいイメージですが、ワインはとてもドライな仕上がりなのです。香りに少しその甘酸っぱさの印象が残っています。

また、とても特徴的なのがミネラル分を程よく感じること。ですから、魚介系のお料理にピッタリです。味わいも塩気を感じる食材との相性が良いので、蒸し暑い梅雨の時期にあっさり食べられる美味しいお料理と合うワインと言えます。

【ブロッコリーの冷製フラン 〜海鮮のせ〜】に載っているイクラのクリーミーで塩気のある風味とこのワインの相性が本当に良いのでぜひとも試してみてください。

「おうち時間」を楽しむための「おうちごはん」とおいしいワイン。これで梅雨のジメジメした気分を晴らしてみてはいかがでしょう。

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●レシピ・調理・お酒セレクト= 吉田めぐみ(お酒とお料理研究家)
●撮影= 清水亮一(アーク・コミュニケーションズ
●編集・WordPress= 魚住陽向(フリー編集者、ライター、小説家