
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
えきねっとは国内の新幹線、全路線に対応している予約サイトですが、えきねっとから予約するのがベストな路線とそうでない路線があります。
こんなことが気になる人へ
- 「新幹線予約したいけど、えきねっとはお得なの?」
- 「えきねっとから予約したいけれど、予約方法や乗車方法がよくわからない」
えきねっとからの予約がベストな路線は、JR東日本が管轄している北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線と特急列車です。
最大のメリットは、えきねっとの会員限定割引「えきねっとトクだ値」が利用できること。
他にも、チケットレス乗車やJRE POINTなど、えきねっとを利用することでさまざまなメリットがあります。
この記事では、えきねっとで新幹線を予約するメリットから他の予約サイトとの違い、割引サービス、チケットの予約・乗車方法までを解説します。
また、新幹線をよく利用する人は、ポイントが貯まりやすいおすすめのクレジットカードもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
えきねっとは国内の新幹線、全路線に対応している予約サイトですが、えきねっとから予約するのがベストな路線とそうでない路線があります。
この記事はこんな内容です
えきねっとを利用するメリット
- JR東日本管轄の新幹線・特急列車は、えきねっとからの予約がお得!
- 交通系ICカードやモバイルSuicaを持っていれば、チケットレスで新幹線と在来線も乗り継ぎ可能
- 「えきねっとトクだ値」でさらにお得に新幹線を利用できる
- えきねっと予約はビューカードで決済するとポイント還元率が何倍もアップ!
目次
ビューカード スタンダード

お得なキャンペーン
- JCBブランドの新規入会&利用で最大1万プレゼント!(2025年4月30日まで)
・JCBブランドへのオンライン入会で2000ポイント
・モバイルSuica5000円以上含む10万円以上のご利用で2000ポイント
・モバイルSuica5千円以上を含む30万円以上のご利用で6000ポイント
・モバイルSuica定期券2万円以上の購入で2000ポイント - (39歳以下限定)39歳以下の入会で1000ポイントプレゼント!(2025年4月30日まで)
※ 2024年2月1日時点で年齢が39歳以下(39歳も含む)の人が対象。
JR東日本が運営する「えきねっと」は全国の新幹線のチケット予約が可能
「えきねっと」はJR東日本が運営する予約サイトです。全国の新幹線チケットの予約が可能で、東北新幹線や上越新幹線など、JR東日本が管轄する新幹線だけでなく、東海・西日本エリアの東海道・山陽新幹線なども予約できます。
対象路線 | 全国のJR線 |
---|---|
年会費 | 無料 |
予約方法 | PC、スマホ、アプリのいずれかから予約 |
支払い方法 | クレジットカード |
申込期間 | 乗車日1ヶ月前の10時から列車の出発時刻6分前まで(※1) |
乗車方法 | 交通系ICカード、モバイルSuica、紙のチケット |
割引サービス | あり(えきねっとトクだ値) |
割引対象 | JR東日本が管轄している新幹線・特急列車、JR北海道の一部特急列車(※2) |
チケットレス乗車 | あり(新幹線eチケットサービスなど) |
※1 新幹線eチケットサービス利用時は出発4分前まで。在来線チケットレス特急券サービス、在来線チケットレス座席指定券は列車出発時刻まで。
※2 えきねっと会員であること。
会員登録は無料。支払い方法は、クレジットカードのみになります。
また、交通系ICカードを登録しておけば、紙のチケットは不要。交通系ICカード1枚で新幹線も在来線も乗車可能なので便利です。
また、会員限定割引「えきねっとトクだ値」を利用すれば、JR東日本の新幹線・特急とJR北海道の一部特急が割引されます。それ以外の路線(東海道・山陽新幹線や九州新幹線など)は予約はできますが、割引価格でチケットを購入することはできません。
「えきねっと」で予約をした方がいい路線は?
えきねっとは、全ての路線の予約が可能ですが、なかでも、北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線・特急券を利用する場合は、えきねっと限定の割引対象になります。
対象路線の詳細は下記になります。
路線 | 新幹線名 | ||
---|---|---|---|
JR東日本の新幹線 | 東北・北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」 | ||
東北新幹線「やまびこ」「なすの」 | |||
秋田新幹線「こまち」 | |||
山形新幹線「つばさ」 | |||
上越新幹線「とき」「たにがわ」 | |||
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」 | |||
JR東日本の特急列車(在来線) | 常盤線「ひたち」「ときわ」 | ||
中央線「あずさ」「かいじ」 | |||
東海道線「踊り子」 | |||
外房線「わかしお」「新宿わかしお」 | |||
内房線「さざなみ」「新宿さざなみ」 | |||
総武本線「しおさい」 | |||
吾妻線「草津」 | |||
羽越本線「いなほ」 | |||
奥羽本線「つがる」 | |||
JR・東武直通特急「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」「スペーシア八王子日光」 | |||
JR北海道の特急列車(在来線) | 千歳線・室蘭本線・函館本線「北斗」 | ||
千歳線・室蘭本線「すずらん」 | |||
千歳線・石勝線・根室本線「とかち」「おおそら」 | |||
函館本線「ライラック」「カムイ」 | |||
宗谷本線「サロベツ」 | |||
函館本線・宗谷本線「宗谷」 | |||
函館本線・石北本線「オホーツク」 | |||
石北本線「大雪」 |
※ 時期やサービス内容により対象列車、設定区間、割引率、設備などが変わる場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
えきねっとの割引対象はJR東日本の路線が中心で、JR東海やJR西日本の路線はありません。東海道・山陽新幹線を利用の際は、その路線を管轄しているJR東海・西日本が運営する予約サイト「スマートEX」や「エクスプレス予約」からチケット予約するのがお得です。
「えきねっと」で新幹線のチケット予約をするメリット
駅の窓口ではなくえきねっとで予約する最大のメリットは、ネット限定の割引「えきねっとトクだ値」が利用できることです。
また、他にも魅力的なサービスがたくさんあるので、それぞれの詳細を詳しく見ていきましょう。
えきねっとで予約するメリット
- 「えきねっとトクだ値」の「新幹線eチケット(トクだ値1)」「新幹線eチケット(トクだ値14)」でお得に新幹線を利用できる
- 「えきねっとトクだ値」の「特急トクだ値1」「特急トクだ値14」でお得に在来線の特急電車を利用できる
- 新幹線eチケットサービスなどでチケットレス乗車が可能
- Suicaやビューカードの利用でポイントが貯まる
- 駅の窓口より早くチケットを申し込める
- クレジット決済なので現金不要
- スマホやPCでどこでも予約・変更・払戻ができる
「新幹線eチケット(トクだ値1)」「新幹線eチケット(トクだ値14)」で新幹線がお得に利用できる
「新幹線eチケット(トクだ値1)」「新幹線eチケット(トクだ値14)」は、北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線の割引きっぷです。
予約は乗車の1ヶ月前から可能。子ども料金にも適用されます。対象列車や区間、席数の制限あるので、人気の路線や時間帯は早めに売り切れてしまいます。
乗車日前日までに予約すればよい「新幹線eチケット(トクだ値1)」と、乗車日の14日前までに予約が必要な「新幹線eチケット(トクだ値14)」では割引率が異なります。
「新幹線eチケット(トクだ値1)」が5〜20%の割引率なのに対して、「新幹線eチケット(トクだ値14)」は25〜40%の割引です。
サービス名 | 「新幹線eチケット(トクだ値1)」「新幹線eチケット(トクだ値14)」 |
---|---|
対象路線 | JR東日本の北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線の主要区間 |
利用条件 |
|
割引率 (※1) |
|
乗車方法 | 交通系ICカード、モバイルSuica、紙のチケット |
予約変更 | 「えきねっと特典」(※2)対象の場合、チケットレス乗車なら出発4分前までなら何度でも変更可能。紙のきっぷへの変更は出発6分前まで。紙のきっぷ発券後の変更は不可 |
払戻 | 「えきねっと特典」(※2)対象の場合、320円の手数料が発生。「えきねっと特典」対象外の場合は発売額に割引率を乗じた額(最低560円) |
※1 割引率は対象列車や区間によって異なる。
※2 JR東日本、JR北海道および北陸新幹線のエリアで利用区間が完結する予約(東武鉄道や伊豆急行などの会社線へ直通する予約も含む)。
上記以外にも「新幹線eチケット(トクだ値スペシャル21)」という期間限定割引もあります。この割引は21日前までに予約する必要がありますが、その分割引率が高く最大50%割引で新幹線のきっぷを予約できます。
「新幹線eチケットサービス」でチケット不要!チケットレス乗車が可能
ここまで新幹線の割引サービスを紹介してきましたが、そもそも「新幹線eチケットサービス」とは、持っている交通系ICカード(モバイルSuica含む)で、北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線にチケットレスで乗車できるサービスのことです。
登録はえきねっとに会員登録する際、交通系ICカードやモバイルSuicaを登録するだけ。気軽に登録、利用ができるのが魅力です。
登録可能な交通系ICカード
- Suica、モバイルSuica
- Kitaca、IICOCA、PASMO、TOICA、manaca、PiTaPa、nimoca、SUGOCA、はやかけん
※ Suica定期券、My Suica(記名式)は記名人以外は利用できません。
新幹線eチケットサービスで新幹線を利用すると、指定席予約なら所定の運賃から一律200円引になります。また予約の変更も出発の4分前まで何回でも可能です。
このサービスを利用するには、JR東日本管轄の新幹線の駅で乗り降りするように予約する必要があり、在来線駅の発着のチケットを予約することはできません。
新幹線eチケットサービスで新幹線と在来線を乗り継ぐ場合は、交通系ICカードのチャージ残額から自動精算されます。在来線を乗り継ぐ場合は余裕をもってチャージしておきましょう。
えきねっと予約でJRE POINTを効率よく貯められる
えきねっとには利用に応じて「JRE POINT」が貯まるお得なポイントサービスがあります。
JRE POINTとは、Suicaへのチャージや駅ビルでの買い物に使えるJR東日本グループのポイントサービスです。
JRの在来線や新幹線でSuicaを利用、もしくはビューカードで決済をしている人は、えきねっとでも同じJRE POINTが貯まるので必見です!
えきねっと利用でのJRE POINTの還元率は、チケットの内容や受け取り方によって変わってきます。
乗車・受取り方法 | チケットの種類 | 付与率 | 対象金額 |
---|---|---|---|
チケットレス乗車 | 新幹線eチケットサービス (全商品) |
2% | 発売額 |
在来線チケットレス特急券サービス | 5% | ||
在来線チケットレス座席指定券 | |||
在来線チケットレス特急券(トク割) | |||
きっぷを指定席券売機(みどりの券売機)で受取って乗車(※) | 特急トクだ値(全商品) (JR東日本・JR北海道) |
0.5% | 発売額 |
おトクなきっぷ(特別企画乗車券) | |||
上記以外の商品 | 料金 (特急・設備料金含む) |
※ 「新幹線eチケットサービス」を、紙のきっぷで受取った場合も含まれる。
JRE POINTは、鉄道以外でもJR東日本の駅中の店やショッピングセンター、旅行先のホテルやレジャー施設など、加盟店が多いので、効率よくポイントが貯められます。
さらにJR東日本の電車にSuicaで乗車したときも、JRE POINTが貯まります。ただし、手持ちのSuicaをJRE POINTサイトで事前登録する必要があるので注意しましょう。
JR東日本の電車に乗車した際のポイント還元率
- (モバイルSuicaの場合)50円ごとに1ポイント=還元率2.0%
- (ICカードタイプSuicaの場合)200円ごとに1ポイント=還元率0.5%
貯まったポイントは、加盟の駅ビルやSuicaへのチャージ、商品交換などさまざまな使い道があります。JRE POINT WEBサイトに会員登録(無料)をして、Suicaやビューカードを登録しましょう!
えきねっとの登録クレジットカードをビューカードにするとさらにお得!
JRE POINTはJR東日本グループが運営しているポイントサービスなだけに、同じくJR東日本が発行しているクレジットカードのビューカードでもポイントが貯まります。えきねっとに登録するクレカをビューカードにすることでさらにお得にJRE POINTを貯められます。
ビューカードには、通常よりも多くJRE POINTが貯まる「VIEWプラス」というサービスがあります。
えきねっとでJRのきっぷを予約するとポイント還元率3.0%(1000円につき30ポイント)になります。さらにコールドカードなら、ポイント還元率は最大8.0%です。
利用内容 | ビューカード | ビューゴールド |
---|---|---|
1.「えきねっと」でJR券予約(予約時決済) | 3.0% | 8.0% |
2.「モバイルSuica」でモバイルSuicaグリーン券を購入 | ||
3.「モバイルSuica」でモバイルSuica定期券を購入 | 3.0% | 4.0% |
4.「モバイルSuica」にチャージ | 1.5% | |
5. Suicaにオートチャージ | ||
6. 4・5以外のSuicaへのチャージ | 0.5% | |
7.JR東日本の駅でのビューカードの利用(上記以外) |
特に新幹線は乗車券と特急券が必要で、長距離になればなるほど高額になります。新幹線を利用するならポイントがどんどん貯まります。
えきねっと予約でポイント還元率が最大8.0%
ビューカード ゴールド

お得なキャンペーン
- JCBブランドの入会&利用で最大2万7000ポイントプレゼント!(2025年4月30日まで)
・JCBブランドへのオンライン入会で6000ポイント
・モバイルSuica5000円以上含む30万円以上のご利用で9000ポイント
・モバイルSuica5千円以上を含む60万円以上のご利用で1万ポイント
・モバイルSuica定期券3万円以上の購入で2000ポイント - (39歳以下限定)39歳以下の方の入会で3000ポイントプレゼント!(2025年4月30日まで)
※ 2025年2月1日時点で年齢が39歳以下(39歳も含む)の人が対象。
まだある!知っておくと便利なえきねっとのサービス
割引サービスやポイントサービス以外にも、えきねっとにはまだまだ便利なサービスがあります。意外と知られていないサービスもあるので、うまく活用してみましょう。
駅の窓口より早くチケットが予約できる「えきねっと事前受付」サービス
新幹線の指定席は通常1ヶ月前から予約が可能ですが、えきねっとを利用すれば、通常販売のさらに1週間前から予約ができます。年末年始やお盆などの繁忙期は指定席の争奪戦ですが、発売開始日に駅に並ぶことなく指定席を確保できます。
ただし「事前申込」をした時点ではまだ予約は確定していません。時間差で満席になってしまった場合など希望の座席が確保できないこともあります。予約確定メールが来た時点で予約は確定します。
また、申し込み内容に、JR東海・JR四国・JR九州の区間が含まれているものは事前受付の対象外です。
クレジット決済で現金不要!余計な時間と手間が省ける
えきねっとでの予約はクレジットカード決済になるので、現金は必要ありません。
冠婚葬祭や急な出張など、急ぎのときは現金を用意する手間が省けるので便利です。駅に向かう電車の中でチケット予約すればOK!交通系ICカードを登録しておけば、チケットも必要ないので、そのまま新幹線に乗車可能です。
このように、どんなサービス、メリットがあるのかを把握することで、駅の窓口でチケットを購入するより、えきねっとで予約した方が便利でお得なことがわかります。
東海道・山陽新幹線の予約は「えきねっと」よりも「スマートEX」がお得
東海道・山陽新幹線はJR東海・西日本が運営する「スマートEX」から予約した方がお得です。
なぜなら割引サービスが利用できるからです。東京〜新大阪間の新幹線予約をしたときの運賃を比較してみると一目瞭然です。
スマートEX | えきねっと | |
---|---|---|
のぞみ (東京⇔新大阪) 指定席の片道料金 |
通常予約(通常期) | 通常予約(通常期):1万4720円(±0円) |
通常予約:1万4520円(200円お得) | ||
割引適用時(※1) | ||
EX早特28ワイド:1万2240円(2480円お得) EX早特21ワイド:1万2370円(2350円お得) |
※1 上記表は早特商品の一例です。時期や列車種別により発売額が異なります。
東海道・山陽新幹線を「えきねっと」で予約したときの注意点
いつも「えきねっと」を利用していて、新たにスマートEXに会員登録はしたくないという場合は、もちろん「えきねっと」からの予約も可能です。
ただ、東海道・山陽新幹線を「えきねっと」で予約する場合、割引対象外ということ以外にも注意すべき点がいくつかあります。
座席表を見ながら希望の位置を指定することができない
JR東日本の対象路線なら、座席表を見ながら指定することができますが、東海道・山陽新幹線などの対象外の路線に関しては、座席表からの指定はできません。
えきねっとで東海道・山陽新幹線を予約した際の座席指定画面

⬇️

車両によって座席の配置も異なるので、3列横並びで指定したつもりが、2列席でバラバラに座ることになった…なんてこともあります。
スマートEXから予約すれば、座席表を見ながら座席指定ができます。
スマートEXで東海道・山陽新幹線を予約した際の座席指定画面

上記のように、車両、番号、列を確認できるので、希望の座席を指定することができます。
長距離移動の場合、長時間乗車することになる新幹線。家族や友達と一緒に利用するとき、希望の席を確実に確保できるのはスマートEXです。
紙のチケットは受取可能な駅が限定されている
えきねっともスマートEXも乗車方法は次の2つあります。
乗車方法
- 交通系ICカードを登録して、チケットレスで新幹線に乗車する
- 紙のチケットを駅の窓口もしくは、券売機で発券して乗車する
えきねっとで東海道・山陽新幹線を予約した場合、新幹線eチケットサービスの対象外なので、紙のチケットでの乗車になります。
このときに注意すべき点が、チケットの受取場所です。
「えきねっと」で予約したチケットが受け取れる駅
- 全てのきっぷの受け取りが可能
- JR東日本の駅
- 一部のきっぷの受け取りができない
- JR北海道、JR東海、JR西日本(北陸エリア)の駅
- きっぷの受け取りができない
- JR西日本(北陸エリア以外)、JR四国、JR九州、JR以外の鉄道会社(伊豆急行線、富士急行線)の駅
出発が東日本エリアなら基本的にどの駅でもチケットの受け取りは可能ですが、関西や九州などの西日本エリアからの場合、受取場所がありません。
例えば、東京から京都への新幹線チケットをえきねっとで予約した場合、行きは問題ありませんが、帰りのチケットを京都駅で発券しようとしてもできないので注意しましょう。同様に、スマートEXで予約した場合、紙のチケット受け取りはJR東海・JR西日本・JR九州エリアの主要駅に限られます。
このように、利用する路線のチケットを管轄外の予約サイトで予約すると、意外なところに落とし穴があるので注意しましょう。
「えきねっと」の予約方法と乗車方法
えきねっとはPC、スマホ、アプリのいずれかから無料で会員登録ができます。用意するのはメールアドレスとクレジットカードだけ(クレジットカード情報は後からでも追加可能)。
えきねっとの会員登録方法

会員登録の際に交通系ICカード、モバイルSuicaも登録できます。チケットレス乗車を希望の人はこの段階で登録しておきましょう。もちろん、会員登録後に登録することも可能です。
会員登録が完了したら次は実際にチケットを予約してみましょう。
えきねっとの予約方法
予約は会員登録と同様、PC、スマホ、アプリのいずれかからできます。ここではスマホで予約する手順を紹介します。
チケット予約の手順
- 「JRきっぷ申込」をタップ
- 乗降駅、日時、出発または到着時刻、人数を選択し検索
- 「経路検索結果」から希望の列車を指定
- きっぷ・座席の種類を指定
- 予約内容と支払い方法を確認して購入する→完了!
- 利用するICカードを登録する


出発時刻の新幹線の候補が出てきて、「きっぷ・座席の種類選択へ進む」をタップするときっぷと、座席種別を指定できます。

「新幹線eチケット」を選ぶときっぷの受取が不要になります。ただし、人数分のICカード番号を登録する必要があります。登録は、申込完了後に「マイページ」から行えます。

⬇️
「トクだ値」が適用される場合、「トク15」「トク35」と表示されます。
※ 「トク15」は15%割引、「トク35」は35%割引。
予約日が乗車日の13日前だと「お先にトクだ値」(トク35)も表示されます。

⬇️
「座席表(シートマップ)から選択する」をタップ。座席表に画面が切り替わるので、空席「○」の中から希望の号車、座席の位置を選択しましょう。

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⬇️

⬇️
予約内容に間違いなければ「上記の内容を理解した」をタップすれば予約完了です。
登録のメールアドレス宛に予約確認メールが届くので確認しましょう。

eチケットを予約した場合、手持ちのICカードと座席を紐づけることで、きっぷ無しでの新幹線の利用が可能です。
ICカードは、公式サイトで予約した人数分登録できます。新規で登録する場合は、トップページからログインし、「登録情報の確認・変更/退会」を選び、「ICカード情報」よりICカードの番号を入力しましょう。
同乗者のICカード番号がわからない場合、後日登録(※)することも可能です。ICカードを持っていない人は駅でチケットを受け取りましょう。
※ えきねっとにログインし、予約内容の「確認・変更・払戻」から「IC登録変更」で登録可能。

⬇️

えきねっとで予約したチケットで新幹線に乗車する方法
乗車方法は、予約時に登録した交通系ICカードで乗車するか、駅で紙のチケットを受け取って乗車するかの2つです。
乗車方法
- 交通系ICカード(モバイルSuica含む)のみで乗車する
- 紙のチケットと交通系ICカードを併用する
- 在来線区間が登録した交通系ICカードエリア外の場合
慣れていないと意外と不安要素が多い乗車方法。それぞれをしっかり確認しましょう。
交通系ICカード(モバイルSuica含む)のみで乗車する方法
登録した交通系ICカードを自動改札機にタッチするだけで、新幹線に乗車できます。もちろんチケットの受け取りは必要ありません。
在来線と乗り継ぐ場合でも、在来線も新幹線も登録した交通系ICカードで改札を通過、乗車することができます。
新幹線の運賃は登録のクレジットカードで支払い済みです。在来線は交通系ICカードの残額から自動精算されるので、事前にチャージしておきましょう。
紙のチケットと交通系ICカードを併用する場合
紙のチケットと交通系ICカードを併用する場合は、「在来線は紙、新幹線は交通系ICカード」と「新幹線は紙のチケット、在来線は交通系ICカード」の2パターンがあります。
在来線は紙のチケット、新幹線は交通系ICカードの場合
新幹線乗車駅の乗換口の自動改札機にまず紙のチケットを投入し、その後登録した交通系ICカードをタッチしてください。新幹線を出る際も紙のキップを投入してICカードをタッチします。この際、在来線のチケットを取るのを忘れないようにしましょう。
在来線は交通系ICカード、新幹線は紙のチケットの場合
- JRの場合
- 私鉄・地下鉄から連絡改札口を利用してJR東日本に乗り換えの場合
在来線に乗る際は交通系ICカードでタッチして乗車します。新幹線に乗る際、新幹線乗換改札機に新幹線のチケットを投入してSuicaをタッチ。在来線乗車間のIC運賃がSuicaのチャージ残額から自動精算されます。
連絡改札口では通常通り交通系ICカードをタッチし、新幹線の乗換改札機で、紙のチケットを投入して交通系ICカードをタッチしましょう。
在来線区間が登録した交通系ICカードエリア外の場合
在来線の区間が自分が登録した交通系ICカードエリア外だった場合は別途在来線のきっぷを購入する必要があります。
例えば、新幹線で東京駅から新青森駅、新青森駅から在来線で青森駅まで行く場合、新青森駅-青森駅間はSuica対応外エリアなので、事前に在来線きっぷを購入しておくか、もしくは新青森駅できっぷを購入する必要があります。
東京駅で他の新幹線に乗り継ぐ場合の注意点
交通系ICカードでチケットレス乗車を利用した場合、他の新幹線に乗り継ぐ際は注意が必要です。
例えば、新潟駅〜新大阪駅まで新幹線で行く場合、東京駅で東海道・山陽新幹線に乗り継ぎます。この時、JR東日本の新幹線改札口からJR東海・西日本の改札口はICカードで通過できません。新幹線改札から在来線構内へ出場後、改めて乗継専用の新幹線改札口から入場する必要があります。
東京駅での新幹線予約サービスを使用した乗り継ぎイメージ

紙のチケットで乗車の場合
えきねっとで予約後、乗車までに駅の窓口か券売機でチケットを受け取ってください。受け取る際、決済したクレジットカードが必要になります。チケットはJR東日本とJR北海道の駅、JR西日本北陸エリアの一部の駅で受け取れます。
※ 詳細はえきねっと公式サイト「お受取り・お支払い方法」ページを参照。
予約内容の変更・払戻(キャンセル)や領収書の発行について
予約内容を変更したい、もしくはキャンセルしたい場合、えきねっとの「JRきっぷ申込 確認・変更・払戻」からできます。

変更や払戻の手数料は、「えきねっと特典」が適用の有無で変わってきます。
変更 | 払戻(キャンセル) | |
---|---|---|
「えきねっと特典」(※1)対象 | 出発の4分前(紙チケットは6分前)まで何度でも変更可能 | きっぷの受取前であれば乗車日当日まで払戻す日に関わらず1席につき320円 |
「えきねっと特典」(※1)対象外 | 変更は1回限り可能。2回目以降の変更は、一度払戻をして新規申込みが必要 | 乗車日の前々日までは340円、乗車日の前日から出発時刻までは指定席券の30%(最低340円)(※2) |
※1 JR東日本、JR北海道および北陸新幹線のエリアで利用区間が完結する予約(東武鉄道や伊豆急行などの会社線へ直通する予約も含む)。
※2 「新幹線eチケット(トクだ値)」で「えきねっと特典」対象外の場合の払戻手数料は、発売額に割引率を乗じた額(最低560円)。
「新幹線eチケット(トクだ値)」の払戻手数料は、座席1席につき最低560円が発生します。またチケット受け取り後の払戻しは、座席1席につき発売価格に割引率を乗じた額(15%割引でチケットを購入した場合、発売額に15%乗じた額が払戻の手数料となる)の手数料が必要です。列車出発後の払戻しはできません。
チケットを発券した後の変更や払戻については、えきねっと上ではできないので、駅の窓口で直接手続きを行なう必要があります。また「新幹線eチケット(トクだ値)」の場合、受け取り後の変更はできません。すべて払戻しになります。
領収書の発行について
ログイン後、「予約内容の確認・変更・払戻」→「すべてを確認する」を選択すると、購入したチケットの一覧が出てきます。そこから「領収書」をタップします。宛名を入力し「領収書を発行する」をタップすれば、PDF形式で領収書が発行、保存できます。
新規でクレカを作るなら、ポイントが貯まりやすいビューカード!
ビューカード スタンダード

お得なキャンペーン
- JCBブランドの新規入会&利用で最大1万プレゼント!(2025年4月30日まで)
・JCBブランドへのオンライン入会で2000ポイント
・モバイルSuica5000円以上含む10万円以上のご利用で2000ポイント
・モバイルSuica5千円以上を含む30万円以上のご利用で6000ポイント
・モバイルSuica定期券2万円以上の購入で2000ポイント - (39歳以下限定)39歳以下の入会で1000ポイントプレゼント!(2025年4月30日まで)
※ 2024年2月1日時点で年齢が39歳以下(39歳も含む)の人が対象。
さいごに...
この記事のまとめ
えきねっとは全路線対象の新幹線の予約サイトですが、JR東日本が運営しているだけあって、東日本エリアを中心にさまざまなサービスが用意されています。
えきねっとで予約するメリット!
- JR東日本が管轄する新幹線や特急券を利用する場合は「えきねっと」が便利でお得
- 「新幹線eチケット(トクだ値)」を利用すれば、さらにお得に新幹線が利用できる
- 「新幹線eチケットサービス」を利用すれば、チケットレス乗車が可能
- 新幹線や鉄道をえきねっとで予約する際、ビューカードで予約時決済すればポイント還元率が3.0%!さらにゴールドカードなら8.0%
- 予約の変更やキャンセル(払戻)もえきねっとでできるが注意が必要
JR東日本エリアの路線を利用する場合は、えきねっとを上手に活用しましょう。
※ ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。
監修者

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
えきねっとを利用してポイントを貯めよう!