ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
クレジットカードなしでも海外旅行にはもちろん行けます。
ただし、クレジットカードを持っていないとデメリットが多い上に、渡航先によっては事前申請で必ずクレジットカードが必要になるシーンがあるので注意が必要です。
海外旅行でクレカがないデメリット
- 自分で海外旅行保険に入らないといけない
- 事前申請でクレジットカードが必要な国もある
アメリカ本土やハワイ、グアム、カナダやオーストラリアなどに旅行するときは電子渡航認証システムで事前に申請が必要です。
電子渡航認証システムはオンライン申請で、支払いにはクレジットカードやデビットカードが必要になります。現金での支払いはできません。
さらにクレジットカードを持っているということは、信用の証明になるためデポジット(保証金)に使える、ということになります。
ほかにもクレジットカードを持っていれば、ホテルやレンタカーの割引、海外旅行保険の加入、海外でのサポートを受けられるなど、さまざまなメリットがあることも特徴です。
クレカを持っていったほうがよい理由
- ホテル宿泊時の身分証明(デポジット)として使える
- レンタカーを借りられる
- 現地でも日本語サポートなどが受けられる
- 大金を持ち歩かなくていい
- 海外キャッシングが利用できる
海外旅行のためだけに作るのではなく、日常的に使いやすい年会費無料のクレジットカードを作っておくと、旅行から帰った後も便利です。
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セキュリティ | ナンバーレス選択可 |
海外旅行保険 | 利用付帯(死亡後遺障害 最高2000万円、傷害・疾病治療 100万円限度) |
海外での優待特典 | ・オプショナルツアー5%オフ ・WiFiルーターレンタル20%オフ など |
海外旅行サポート | 世界主要都市に設置された日本語対応のサービス窓口(JCBプラザ&JCBプラザ ラウンジ) |
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※ 9:00~20:00で申し込み。顔写真付き本人確認書類(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)による本人確認が必要。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
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セキュリティ | 完全ナンバーレス |
海外旅行保険 | 利用付帯(死亡後遺障害 最高2000万円、傷害・疾病治療 50万円限度) |
海外での優待特典 | ・海外旅行パッケージが3~8%オフ ・宿泊予約サービスが3~8%オフ など |
海外旅行サポート | 世界主要都市に設置された会員窓口や電話による日本語のインフォメーションサービスとトラベルサポート(VJデスク) |
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※1 即時発行できない場合があります。※2 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済を利用した場合。Google Payで、Mastercardタッチ決済は利用できません。商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払う場合があります。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりません。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用する店舗によって異なる場合があります。通常のポイントを含みます。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
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海外での優待特典 | ・海外ホテルが8%オフ(エクスペディア) ・海外のツアー・アクティビティが6%オフ(ベルトラ) など |
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海外旅行保険 | 自動付帯(死亡後遺障害 最高2000万円、傷害・疾病治療 200万円限度) |
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発行スピード | 1週間〜10日 |
セキュリティ | ナンバーレス(裏面にカード情報印字あり) |
海外旅行保険 | 利用付帯(死亡後遺障害 最高2000万円、傷害・疾病治療 200万円限度) |
海外での優待特典 | ・海外レンタカーが10%オフ ・Wi-Fiレンタルが20%オフ など |
海外旅行サポート | 渡航先から24時間・年中無休利用できる「海外アシスタンスサービス」で、緊急医療をサポート |
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クレカを持っていないときのデメリットは理解したけど、「後払いをするクレジットカードに対して抵抗感がある」という人もいると思います。
そういう人は現金を持ち歩かなくてよく、クレカの代わりになるデビットカードやプリペイドカードを検討してみるといいでしょう。
クレジットカードの代わりになるもの
- デビットカード
- プリペイドカード
デビットカードは口座から即時引き落としされるので、口座の残高以上の買い物などはできません。クレジットカードのように使いすぎる心配がないのはメリットといえるでしょう。
ただしデビットカードやプリペイドカードだと、ホテルなどのデポジットとして認められなかったり、キャッシングができなかったりするため、やはりクレジットカードは1枚は持っていた方が安心といえるでしょう。
この記事では、クレジットカードなしで海外旅行に行くデメリット・メリットや、クレジットカードが必要な理由などを詳しく解説していきます。
この記事はこんな内容です
海外旅行にクレジットカードを持っていかないのはデメリットが多い!
- 海外旅行にはクレカなしでも行けるがデメリットが多い
- 1枚はクレジットカードを持っていた方が安心
- クレカの代わりにデビットカードという選択肢もある
- クレカを作れない人は家族カードという手も
目次
旅行先によってクレカは必須!電子渡航手続きでクレカが必要な国も
旅行先によっては、渡航前の手続きでクレジットカードが必要になるケースもあります。
旅行先 | 事前申請 | おもな支払い方法 |
---|---|---|
アメリカ | ESTA | クレジットカード、デビットカード、PayPal |
カナダ | eTA | クレジットカードのみ |
オーストラリア | ETAS | クレジットカード、Google Pay、Apple Pay |
インド | ETA | クレジットカード、デビットカード、電子マネー(インド銀行系のみ) |
たとえば、アメリカ本土やハワイ、グアムなどへ行く際は、ESTAが必要です。
ESTAは2009年より旅行者に対して義務付けられた電子渡航認証システムのことで、遅くても渡米日の3日前までに申請しなければなりません。
ESTAはオンラインからの申請が必要で、支払い方法は次の3通りに限定されています。
ESTAの支払い方法
- クレジットカード
- デビットカード
- PayPal
ほかにも、カナダのeTAやオーストラリアのETASもクレジットカード決済が基本となり、現金での支払いはできません。
渡航後もクレジットカードは身分証代わりとなるため、こうした国へ渡航する際はクレジットカードは必須といえます。
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クレジットカードなしでも海外旅行には行けるがデメリットが多い
クレジットカードがなくても、海外旅行に行くことは可能です。
しかし、海外ではクレジットカードの社会的信用が高いため、クレジットカードがないと次のようなデメリットが生じる可能性があります。
クレジットカードなしのデメリット
- ホテルやレンタカーを借りるときの身分証明(デポジット)に使えない
- 優待特典や割引サービスを受けられない
- 現金を持ち歩くため、危険がある
- 海外旅行保険に入らないといけない
- 海外キャッシングが利用できない
ホテルやレンタカーを借りるときの身分証明(デポジット)に使えない
海外旅行では、ホテルでのチェックインやレンタカーの手配などに、クレジットカードの提示を求められることがあります。
これには、身分を証明するほかに、支払い能力を証明するという意味合いがあります。
特にレンタカーは、事故や故障などのリスクが伴うため、クレジットカードを提示しないと車の貸し出しを断られる可能性が高いでしょう。
たとえレンタカー代金を旅行前に清算していても、支払履歴を照合するために、決済時に利用したクレジットカードの提出が必須となることもあります。
また、ホテルのチェックイン時には、クレジットカードにデポジットが課されることがあります。
デポジットとは?
ホテルに一時的に支払う「預り金」や「保証金」のこと。レストランでの食事や有料の国際電話など、宿泊代以外の支払いを保証するものです。何も問題がなければチェックアウト時に全額返金、または一部の利用料を差し引いて返金されます。
デポジットは現金で支払うことも可能ですが、なかにはクレジットカードしか受け入れない宿泊施設もあります。
また、現金で支払うとなると、一時的に手元のお金が減ってしまい、滞在中のショッピングにも支障が出るかもしれません。
クレジットカードを持っていないと、最悪の場合宿泊を断られる可能性もあるため、クレジットカードは1枚だけでも持っていたほうが安心です。
優待特典やサービスを受けられない
クレジットカードには、海外旅行向けの優待特典やサービスが付帯していることがあります。
これらのサービスを利用するにはクレジットカードの提示が必須となり、たとえカード会員だとしても手元にクレジットカードがなければサービスを受けられない可能性があります。
優待特典やサービスは、現地滞在中の快適性や安全性アップにつながるため、クレジットカードを1枚持っておくだけでも旅の過ごし方が大きく変わります。
ハワイや韓国でさまざまな優待が受けられるJCBカード
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クレジットカードを持っていればさまざまな優待特典やサービスを受けられる
クレジットカードに付帯する優待特典やサービスは、おもに以下が挙げられます。
海外旅行向けの優待特典やサービス
- 海外旅行保険
- 空港ラウンジ(おもにゴールドカード以上)
- 各種割引制度(手荷物宅配、レンタカー、クロークなど)
- 現地サポートデスク、コールセンターによる各種手配(ホテル、レストラン、チケットなど)
たとえば、JCBブランドのクレジットカードを発行すると、世界中の約30都市でJCBプラザを利用できます。
JCBプラザでは緊急時のサポートはもちろん、レストランやオプショナルツアーなどの各種手配も相談できるため、海外旅行初心者や英語が苦手な人にとっては大きな味方になるでしょう。
ほかにも、JCBカード会員はハワイのトロリーが乗り放題になるといった特典もあるため、渡航先で活用できるサービスを基準にクレジットカードを選ぶのもおすすめです。
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現金を持ち歩くため、危険がある
クレジットカードなしで海外旅行に行くには、基本的に日本から多額の現金を持っていかなければなりません。
多額の現金を常に持ち歩いていると、それだけ盗難にあったときのリスクも高いといえます。
海外では「日本人=裕福」というイメージが強く、日本人は警戒心も薄いことから窃盗のターゲットになりやすいのが事実です。
万が一現金をすべて盗まれてしまったら、その後の滞在費が払えず途方に暮れてしまうでしょう。
なお、後述するようにクレジットカードでは海外キャッシングを利用でき、海外のATMから現地通貨を引き出せます。
万が一クレジットカードを盗まれても補償を受けられるため、クレジットカードがあったほうが結果的に安心感にもつながります。
完全ナンバーレスでセキュリティも安心なカードもある
「海外でクレジットカードを使うのはどうしても不安」という人は、ナンバーレスのカードを発行するといいでしょう。
ナンバーレスとは、その名のとおりカード番号が券面に印字されないクレジットカードのことです。
カードのデザインがすっきりするだけでなく、周囲にカード情報を盗み見される心配がありません。
なお、ナンバーレスはおもに次の2通りにわかれます。「とにかくセキュリティ性にこだわりたい」という人は、完全ナンバーレスタイプがおすすめです。
ナンバーレスには2種類ある
- 完全ナンバーレス:表面。裏面ともにカード情報は印字されない
- 表面のみナンバーレス:裏面にカード番号、名義などが印字される
両面完全ナンバーレスで安心!
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海外旅行保険に入らないといけない
クレジットカードを持たずに海外旅行に行くなら、自分で海外旅行保険に加入しなければなりません。
海外旅行保険の保険料は方面によって異なり、費用は全額自己負担となります。
海外旅行保険の保険料の目安(1人、1週間の場合)
- アメリカ方面:約2500~2700円
- ヨーロッパ方面:約2600~2800円
- アジア方面:約2000~2500円
- オーストラリア方面:約2500~3000円
もちろん、一部の国や地域を除き、海外旅行保険への加入は必須ではありません。
しかし、海外は日本に比べて医療費が非常に高額なため、海外旅行保険に加入しないのはきわめてリスクが高いといえます。
たとえば、アメリカのニューヨークでは初診料だけでも2~3万円かかるのが一般的です。もちろん、日本のように保険証による3割負担などはありません。
不慣れな海外では日本以上に事故などのリスクも高くなるため、海外旅行保険は事前に加入しておくことをおすすめします。
年会費無料でも付帯保険が充実しているクレカがある
クレジットカードには海外旅行保険が付帯することが多く、ケガや盗難などのときに補償を受けられます。
年会費無料のクレジットカードなら、一切コストをかけずに緊急時に備えることができ、旅費の節約にもつながるでしょう。
なお、クレジットカードの海外旅行保険は、「利用付帯」と「自動付帯」の2種類にわかれます。
「利用付帯」と「自動付帯」の違い
- 利用付帯:旅費の一部(航空券、ツアー代金、空港への交通費など)をカード決済していることで保険が適用される
- 自動付帯:クレジットカードを持っているだけで、保険が自動的に適用される
また、クレジットカードによっては海外でショッピングガード保険が適用されることがあります。
ショッピングガード保険とは、クレジットカードで購入した商品が偶発的な事故により故障・破損した場合、損害を補償してもらえる制度です。
海外でショッピングを楽しむ予定がある方は、もしものときに備えてショッピングガード保険が付帯するクレジットカードを持参すると安心でしょう。
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海外キャッシングが利用できない
クレジットカードがないと、滞在中に海外キャッシングを利用することはできません。
海外キャッシングとは、ATMにクレジットカードを入れることで現地通貨を引き出せる制度です。必要なときにこまめに現金を引き出せるため、多額の現金を持ち歩く必要がありません。
なお、キャッシングに対応しているATMは、国際ブランドに応じて以下が目印となります。
キャッシング可能なATMのマーク
- VISA:plus
- Mastercard、JCB:Cirrus
海外旅行中は気分も高揚するため、予想以上にお金を使ってしまうものです。特に物価が高い国では、一日の終わりに「もうこんなに減ってる」と驚くこともあるでしょう。
いざというときにいつでも現金を引き出せるのは、クレジットカードの大きな強みといえます。
海外にクレジットカードを持っていかないメリットもある
ここまで海外旅行にクレジットカードを持っていかないデメリットを解説しましたが、一方でメリットになることもあります。
クレカを持たないメリット
- クレジットカードの紛失を防げる
- 海外で不正利用される心配がない
クレジットカードの紛失を防げる
クレジットカードを海外旅行に持っていかなければ、当然ながら紛失や盗難に遭うリスクはありません。
海外からクレジットカード会社に電話したり、現地の警察に行ったりといった手間もかからないため、旅行初心者にとってはひとつの安心材料になる可能性があります。
海外で不正利用される心配がない
クレジットカードを日本に置いていけば、海外で不正利用に遭うリスクを回避できます。
特に海外では、スキミングによるクレジットカードの不正利用が多発しています。
スキミングはATMのカード挿入口などに仕掛けられていることもあるため、気付かぬうちに被害に遭う可能性も十分にあるでしょう。
スキミングとは?
磁気ストライプカードの情報を抜き出し、クローンカードを複製することで不正利用する犯罪行為。カード情報を読み取るスキマーは、お店のクレジット決済端末やATMなどに仕掛けられていることが多い。
なお、クレジットカードが不正利用に遭った場合、クレジットカード会社から被害額を補償してもらえることがあります。
不正利用の補償は「被害から〇日以内」と定められているため、不正利用を早期発見するためにもカード利用歴は定期的に確認することが大切です。
海外旅行におすすめのクレジットカード5選!日常での使いやすさにも注目
ここまで解説した内容を読んで、「クレジットカードがあったほうがいいかも」と感じた人も多いでしょう。
海外旅行にクレジットカードを持っていくなら、次の5枚がおすすめです。
いずれも年会費は無料なため、コストをかけずに優待特典やサービスを受けることができます。
海外旅行におすすめのクレジットカード5選
JCBカード W/国内でも海外でもつねにポイント2倍!
海外でのおすすめポイント
- ナンバーレス対応でセキュリティ性が高い
- 最高2000万円の海外旅行保険が付帯
- JCBプラザを利用できる
日常使いでのおすすめポイント
- いつでもポイント2倍(1.0%)
- パートナー店で最大21倍
- 入会できるのは18~39歳のみ
JCBカード Wは、18~39歳のみが入会できる年会費永年無料のカード。
若年層をターゲットにしていることから、ポイントはいつでも2倍などのお得な特典が充実しています。
通常のJCBカード | JCBカード W | |
---|---|---|
ポイントの付き方 | 1000円につき1ポイント | 1000円につき2ポイント |
ポイント還元率 | 0.5% | 1.0% |
年間100万円利用時のポイント数 | 1000ポイント(約5000円相当) | 2000ポイント(約1万円相当) |
さらに、JCBのパートナー店制度を活用すれば、ポイント還元率は最大21倍に。
Amazon(4倍)やスターバックス(最大21倍※)といった人気店も多く、毎日の買い物でどんどんポイントが貯まります。
※ Starbucks eGiftの購入が対象。スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージは11倍です。店舗でのご入金分はポイント倍付の対象となりません。事前にポイントアップ登録が必要です。ポイントアップの倍率は、ポイント還元率0.5%を基準とした数値です。
JCBカード Wには次の2通りの発行方法があり、ナンバーレスなら最短5分で発行可能。
カード番号はアプリ内から確認でき、すぐにオンラインショッピングなどに利用できます。
ナンバーレスなら周囲からカード情報を盗み見される心配もないため、海外での利用でも安心感につながるでしょう。
ナンバーレス | 裏面番号あり | |
---|---|---|
カード情報の印字 | なし | 裏面のみ(カード番号、名義、有効期限、セキュリティコード) |
発行にかかる時間 | 最短5分 | 約1週間 |
こんな人におすすめ | セキュリティ性重視の人 | カード番号を見ながらオンラインショッピングを楽しみたい人 |
なお、18~39歳のうちにJCBカード Wを発行しておけば、40歳以降も年会費無料で継続利用できます。
発行にあたりコストは一切かからないため、迷っているなら39歳以下のうちに発行しておくのがおすすめです。
JCB カード W
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
三井住友カード(NL)/日常使いでポイントが貯まりやすい!
海外でのおすすめポイント
- 完全ナンバーレスでセキュリティ性が高い
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 利用通知サービスにより、不正利用を早期発見しやすい
日常使いでのおすすめポイント
- 対象のコンビニや飲食店などでスマホのタッチ決済利用でポイント最大7.0%還元(※)
- 学生ポイントが貯まる
- 最短10秒で即時カード番号発行可能(※1)
※1 即時発行ができない場合があります。
三井住友カード(NL)は、ナンバーレスによりセキュリティ性を確保しやすいのが特徴です。
表面はもちろん、裏面にもカード情報が印字されない完全ナンバーレスのため、海外で不正利用にあうリスクを回避しやすいでしょう。
また、三井住友カード(NL)には利用通知サービスがあり、身に覚えのない不正利用も早期発見しやすいといえます。
もしものときには届け出日の60日前から被害額を補償してもらえるため、被害額がまるまる自己負担となる心配もありません。
三井住友カード(NL)はポイントアップ制度が多く、毎日の買い物でどんどんポイントが貯まります。特に、日常的にコンビニや飲食店をよく利用する人はメリットを感じやすいでしょう。
ポイント還元率 | 条件 | |
---|---|---|
スマホのタッチ決済 | 最大7.0%(※) | 対象のコンビニ・飲食店でスマホでVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済を使うと、さらに7.0%ポイント還元。 |
家族ポイント | 最大+5.0% | 家族を登録すると、対象のコンビニ・飲食店で家族の人数分のポイントを還元。 |
Vポイントアッププログラム | 最大+8.0% | アプリログイン、住宅ローン利用などの条件達成で、対象のコンビニ・飲食店のご利用時に最大+8.0%還元 |
さらに、学生は「学生ポイント」の対象となり、以下のサービスでお得にポイントを貯めることができます。
分割払いやあとから分割を利用すると、手数料の全額相当がポイント還元されるため、コストをかけずに支払期限を引き延ばすことも可能です。
学生ポイントのおもなポイントアップ制度
- 対象のサブスク:最大10.0%
- 携帯料金の支払い:最大2.0%
※ 特典付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
三井住友カード(NL)
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
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(学生は最大6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
※ iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済を利用した場合。Google Payで、Mastercardタッチ決済は利用できません。商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払う場合があります。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりません。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用する店舗によって異なる場合があります。通常のポイントを含みます。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
エポスカード/年会費無料なのに海外旅行保険が充実
海外でのおすすめポイント
- 最高3000万円の海外旅行保険が付帯
- 紛失・盗難時は61日以内の被害額を全額保証
- ショッピング枠を一時的に増額できる
日常使いでのおすすめポイント
- 「マルコとマルオの7日間」期間中は何度でも10%オフ
- 1万店舗で優待を受けられる
- ポイントアップサイト「たまるマーケット」でポイント2~30倍
エポスカードは、ショッピング施設の「OIOI」で知られる丸井グループが発行するクレジットカード。
海外旅行が好きな人の間では定番ともいわれるクレジットカードで、海外旅行で役立つ特典が充実しています。
なかでも、不慣れな海外旅行で安心材料となるのが、海外旅行保険。エポスカードの海外旅行保険は、補償額が最高3000万円と非常に高く、年会費無料のクレジットカードとしては業界トップクラスといえます。
海外旅行保険のおもな補償内容
- 傷害死亡・後遺傷害:最高3000万円
- 疾病治療費用:270万円
- 賠償責任(免責なし):3000万円
- 携行品損害(免責3000円):20万円
また、エポスカードは一時的にショッピング枠を増額できるのも特徴のひとつです。
特に、航空券やツアー代金など高額決済すると、それだけでもすぐにショッピング枠の上限に達してしまう可能性があります。
現地に到着してから「買い物に使えない」とならないためにも、海外旅行に出かける前には一時増額を申請しておくと安心でしょう。
エポスカードのポイント還元率は0.5%(200円につき1ポイント)と標準的ですが、ポイントアップサイト「たまるマーケット」を利用すると、ポイント還元率は最大で30倍にアップします。
楽天市場(2倍)やYahoo!ショッピング(2倍)といった総合通販サイトも対象のため、日用品などの買い物でどんどんポイントが貯まるでしょう。
また、エポスカードは全国1万店舗でお得な優待を受けられるのもメリットです。対象店は居酒屋、カラオケ、美容院など幅広く、休日のリフレッシュをお得に楽しむことができます。
エポスカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
学生専用ライフカード/学生にいちおし!海外旅行保険が自動付帯
海外でのおすすめポイント
- 海外旅行保険が自動付帯
- 海外でのショッピング利用で4.0%キャッシュバック
- LIFE DESK(日本語サービス)でサポートを受けられる
日常使いでのおすすめポイント
- 誕生月はポイント3倍
- ステージに応じてポイント最大2倍
- 卒業後も年会費永年無料
学生専用ライフカードは、その名のとおり満18~25歳の学生を対象としたカード。年会費は永年無料で、卒業してからも年会費が発生することはありません。
学生専用ライフカードは、海外旅行保険が自動付帯するのが大きな特徴です。
クレジットカードを持っているだけで保険適用となるため、事前に旅費の一部をカード決済する必要はありません。
また、海外でのショッピングでカード決済すると、利用額の3%がキャッシュバックされます。事前エントリーが必要なものの、年間最大10万円までキャッシュバックが可能なため、結果的に旅費の節約にもつながるでしょう。
学生専用ライフカードは、日本国内でも以下のようにお得にポイントを貯めることができます。
お得なポイントアップ制度
- 入会初年度:1.5倍
- 誕生月:3倍
- 会員ステージ:最大2倍
- 会員限定ショッピングモールサイト「L-Mall」:最大25倍
学生専用ライフカードのポイント還元率は0.1%(1000円につき1ポイント)と一見高くありません。しかし、キャッシュバックなら1ポイント=約4~5円の価値となり、それだけでもポイント還元率は約0.5%と計算できます。
誕生月などのポイントアップ制度とかけ合わせれば、年間でかなりの金額のキャッシュバックを受けることも可能でしょう。
学生専用ライフカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※1 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+つかっておトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
楽天カード/ハワイでも日本でもお得!
海外でのおすすめポイント
- 楽天カード ハワイラウンジを無料で使える
- 最高3000万円(賠償責任)の海外旅行保険が付帯
- 4つの国際ブランドから選べる
日常使いでのおすすめポイント
- 基本ポイント還元率が1.0%と高い
- 楽天市場で3.0%以上のポイント還元
- 月々の支払いはポイント払いできる
楽天カードは、楽天市場をはじめとする「楽天経済圏」でポイントがお得に貯まるクレジットカード。
基本のポイント還元率が1.0%と高いうえ、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」と呼ばれる独自のポイントシステムにより、ポイント還元率は最大16.5%にまでアップします。
ポイント還元率 | ポイント上限 | |
---|---|---|
楽天会員 通常ポイント | 1倍 | なし |
楽天カード 通常分 | +1倍 | なし |
楽天カード 特典分 | +1倍 | 1000 |
楽天モバイル | +4倍 | 2000 |
楽天ひかり | +2倍 | 1000 |
楽天銀行+楽天カード | 最大+0.5倍 | 1000 |
お得に貯まったポイントは、楽天市場での買いものだけでなく、楽天カードの月々の支払いにも活用できます。キャッシュバックのような感覚で利用でき、目に見える形でお得を実感できるでしょう。
また、楽天カードをハワイ旅行に持っていくと、無料で楽天カード ハワイラウンジを利用できます。
カード会員1名につき同伴者5名まで利用できるため、家族や友人と一緒に利用することもできます。
楽天カード ハワイラウンジ
- 楽天カード ワイキキラウンジ(インターナショナルマーケットプレイス1階)
- 楽天カード アラモアナラウンジ(アラモアナセンター エヴァウィング 3階)
いずれもホノルルの中心街にあり、カード盗難や紛失などのトラブル時もしっかりサポートを受けられます。
荷物の一時預かりや傘の貸出などにも対応しているため、買い物ついでに立ち寄ってみるのもいいでしょう。
楽天カード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 1週間〜10日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※1 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&利用で5000ポイント進呈
クレジットカードを作れない人でも家族カードなら持てる
審査によりクレジットカードを発行できない場合は、家族カードを発行するのも選択肢の1つです。
家族カードとは、クレジットカード本会員の家族が発行できるクレジットカードです。
基本的に本会員と同様の付帯サービスを受けられ、発行にあたって審査は必要ありません。そのため、安定した収入がない専業主婦や学生でも持ちやすいのがメリットです。
ほかにも、家族カードならではのメリットとしては以下が挙げられます。
家族カードのおもなメリット
- 年会費が無料、または安い
- 利用額は本会員の口座から引き落とされる
- ポイントを家族で合算できる
家族カードの利用額は、本カードの利用額と合算して引き落とされるため、家計を管理しやすいというメリットがあります。
さらに貯まったポイントは家族間で共有できるため、みんなで貯めたポイントで食事や旅行に出かけるのもいいでしょう。
クレカの代わりになるのはデビットカードやプリペイドカード
諸事情によりクレジットカードを海外旅行に持っていけない人は、デビットカードやプリペイドカードを持っていくのもひとつの手です。
クレジットカードの代わりになるカード
- デビットカード
- プリペイドカード
いずれもクレジットカードに比べると利便性に劣りますが、現金だけで過ごすよりは安心感があります。
デビットカードなら使いすぎの心配もない
デビットカードとは、カード利用額がすぐに銀行口座から引き落とされるカードのこと。
たとえば口座残高が5万円の場合、5万円が利用上限となります。口座残高がそのまま利用限度額となるため、クレジットカードのように使い過ぎてしまう心配がありません。
一方で、口座残高を少なくし過ぎると、いざというときにカードを使えなくて困ってしまう可能性があります。
そのため、たとえ使い過ぎを避ける目的でも、口座残高は少し多めに入れておくのが賢明でしょう。
なお、プリペイドカードにはクレジットカードと同様に、スキミングなどによる不正利用のリスクがあります。いざというときにスムーズに対処できるよう、緊急連絡先はあらかじめ控えておくと安心です。
三井住友銀行のOliveがおすすめ
デビットカードの発行を検討している人には、三井住友銀行のOliveがおすすめです。
三井住友銀行のOliveは、2023年に登場したカードで、Visaとしては世界初の「フレキシブルペイ機能」を搭載しています。
※ Visaが開発した新機能(複数の支払い方法を1つのカードに集約・決済方法選択)を使用することについて世界初(2023年1月時点/Visa調べ)。
これにより、以下の4つの機能が1枚に集約され、支払モードはアプリ内から簡単に切り替えできます。
フレキシブルペイ機能
- クレジットカード
- デビットカード
- ポイント払い
- キャッシュカード
三井住友銀行のOliveを発行すれば、これまでのようにカードを何枚も持ち歩く必要がありません。もちろん、口座は1つにまとまるため、支出の管理がラクになるでしょう。
また、三井住友銀行のOliveは完全ナンバーレスに対応しており、カード番号や口座番号は券面に印字されません。
決済状況はアプリ上でいつでも確認できるため、海外旅行で万が一不正利用にあっても、早期発見につながりやすいといえます。
Olive 一般
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 ※1 |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:年会費永年無料は一般ランクのみとなります。
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- Oliveスマートタッチプラン+利用の15%還元キャンペーン(2025年2月2日まで)
新規入会+条件達成で
最大5000円相当プレゼント・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分プレゼント
・新規入会&クレカモード利用で最大2000円相当プレゼント
チャージ式プリペイドカードも選択肢のひとつ
チャージ式プリペイドカードは、あらかじめ入金した金額のみ利用できるカードです。
チャージ方法は現金だけでなく、銀行口座や電子マネーなどに紐づけることも可能です。
チャージ式プリペイドカードは、デビットカードと同様に利用可能額が決まっているため、使い過ぎのリスクがありません。
アプリなどでチャージできるプリペイドカードなら、いざというときは海外の滞在先からチャージすることも可能です。
なお、プリペイドカードやデビットカードは、クレジットカードと同様に国際ブランド(VISA、Mastercard、JCBなど)が決まっています。
「どれにしたらいいか迷う」という人は、渡航先にあわせて使いやすい国際ブランドを選ぶといいでしょう。
国際ブランドの特徴
- VISA:アメリカ方面に強い
- Mastercard:ヨーロッパ方面に強い
- JCB:日本(アジア方面)に強い
さいごに...
この記事のまとめ
クレジットカードを持たずに海外旅行に行くことは、不可能ではありません。
しかし、支払い能力を証明するクレジットカードは、海外において身分証代わりになることもあります。
国によっては電子渡航手続きやホテルでのデポジットにクレジットカードが必要なこともあり、クレジットカードがないことでさまざまなリスクがつきまとうものです。
そのため、海外旅行に行くなら少なくとも1枚はクレジットカードを持参すべきでしょう。
海外旅行におけるクレジットカードのメリット
- 海外旅行保険が付帯する
- 海外キャッシングでお得に現地通貨を引き出せる
- 大金を持ち歩く必要がなく、安心感につながる
- ホテルやレンタカーのデポジットとなる
- 現地のトラベルデスクでさまざまなサポートを受けられる
年会費無料のクレジットカードなら、コストを一切かけずにこれだけたくさんのメリットを活用できるようになります。
さらに、日本に帰国してからもカードを利用すれば、毎日の買い物でお得にポイントが貯まるでしょう。
もしどうしてもクレジットカードを発行できないときは、家族カードやデビットカード、プリペイドカードを発行するという手もあります。
現金だけで海外旅行に行くのはリスクが大きいので、ぜひクレジットカードでいざというときの安心やお得を手に入れてください。
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
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