
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
路面電車の走る街並みや、魚を中心とした食文化など、日本人観光客からも絶大な支持を集めるポルトガル。
そんなポルトガルはキャッシュレス化が進んでおり、お店やレストランなどで広くクレジットカードを使えます。
また、2025年以降はポルトガル渡航にあたってETIASを発行しなければなりません。
ETIASの支払い方法はクレジットカードが基本となるため、ポルトガルへ旅行するならクレジットカードは必需品といえます。
ポルトガル旅行にはクレカは必要?
- ETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
- ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
ポルトガル旅行に向けてクレジットカードを作るなら、国際ブランドに注意が必要です。
たとえばVisaやMastercardなら多くのお店で使えますが、JCBやAmerican Expressは使えないことも少なくありません。
また、「Visa×Mastercard」のように2枚持ちすることで、盗難や破損、磁気不良といった予期せぬトラブルにも備えることができます。

ポルトガル旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。
たとえば、エポスカードでVisa、三井住友カード(NL)でMastercardを選べば、それだけで「Visa×Mastercard」の強力な組み合わせが完成します。
年会費や海外旅行保険の補償額などを比較し、あなたの旅のスタイルに合ったクレジットカードを探してみてください。
カード名 | 三井住友カード(NL)![]() |
エポスカード![]() |
JCBカード W![]() |
学生専用ライフカード![]() |
楽天プレミアムカード![]() |
---|---|---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1万1000円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 1.0% |
海外旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | 自動付帯(一部利用付帯) |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間(※2) | 最短当日〜約1週間(※1) | 最短5分発行(※3) | 最短2営業日 | 1週間〜10日 |
特徴 | 海外旅行傷害保険が最大2000万円 | 疫病治療補償が270万円と高額 | ポイント還元率が1.0%と高還元 | 韓国利用額の4.0%をキャッシュバック | プライオリティ・パスが年間5回まで無料 |
公式サイト | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ |
※1 最短当日は店頭受取の場合。
※2 即時発行ができない場合があります。
※3 9~20時で申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認。
この記事はこんな内容です
ポルトガル旅行にはVisaかMastercardのクレカがマスト!
- ほとんどのお店でクレジットカードが使える
- 海外旅行保険でアクシデントにも備えられる
- 公共交通機関ではクレカのタッチ決済も使える
- 現金(ユーロ)を引き出すなら海外キャッシングがお得
目次
ライター体験談:リスボンやポルトなどの都市部ならほぼクレカでOK!


30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
持っていったクレジットカード:
エポスゴールド(Visa)、楽天カード(Mastercard)、JCBゴールド 家族カード(JCB)
使えなかったカード:
JCBゴールド 家族カード(JCB)
滞在したエリア:
リスボン、ベレン、シントラ、ポルトなど
リスボンやポルトを中心に、約1週間ポルトガルに滞在しました。
いずれもポルトガルの大都市ということもあり、レストランやスーパーなどほとんどのお店でクレジットカードを使えました。
もちろん、個人商店や市場ではクレジットカードを使えないこともありますが、持ち歩く現金は必要最低限(20〜50ユーロ程度)で問題ありません。
リスボンからは世界遺産のシントラ、ユーラシア大陸の最西端であるロカ岬などにも出かけましたが、いずれも観光地ということでクレジットカードが幅広く使えました。
ただし、使えるクレジットカードはVisaかMastercardがほとんどで、JCBはあまり普及していません。
観光地のおみやげ屋などではJCBのステッカーも見かけましたが、基本的には「特典用サブカード」と考えるのが妥当です。
また、ポルトガルはヨーロッパのなかでも治安が良い国として知られていますが、日が暮れてからはあまり雰囲気が良くないと感じるエリアもありました。
現金をたくさん持ち歩いていると、それだけでスリなどに遭ったときの被害が大きくなってしまうので、セキュリティ性の高いクレジットカードを上手に活用することがとても大切です。
ポルトガル旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
ポルトガル旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。
楽天プレミアムカード以外は年会費無料で、ポルトガル旅行後にあまり使わなくなっても損することはありません。
国際ブランドや海外旅行保険の補償額などを比較しながら、ポルトガル旅行中の心強い味方を見つけてください。
ポルトガル旅行におすすめのクレカ5選
三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険
ポルトガル旅行に便利な特典
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 利用通知サービスにより、不正利用を早期発見しやすい
- 完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい
三井住友カード(NL)は、券面にカード情報が印字されない「完全ナンバーレス」が特徴です。
カード情報はV passアプリからいつでもチェックできるうえ、利用通知サービスをオンにしておけば不正利用の早期発見にもつながります。
そのため、ポルトガル旅行中のセキュリティ性を重視する人には、ぴったりの一枚です。
また、三井住友カード(NL)は年会費無料でありながら、最高2000万円と充実した海外旅行傷害保険が付帯します。
国際ブランドもポルトガルで広く流通しているVisaとMastercardの2つから選択でき、どちらを選んでも決済用メインカードとして活用しやすいでしょう。
三井住友カード(NL)

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
エポスカード│最高3000万円と高額な海外旅行保険が付帯
ポルトガル旅行に便利な特典
- 年会費無料でも海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高額
- ショッピング枠を一時的に増額できる
- 国際ブランドがVisa
エポスカードは、最高3000万円と高額な海外旅行保険が付帯するのが特徴です。
なかでも「疾病治療費用」の項目は270万円と高く、ポルトガル旅行中の急病にも柔軟に対応できます。
また、エポスカードでは以下の低いほうを上限に、ショッピング枠を一時増額できます。
航空券など高額決済が必要なときは、あらかじめ増額申請しておくと安心です。
増額後の利用枠
- 利用可能枠の2倍
- 利用可能枠+100万円
エポスカードの国際ブランドは、Visa指定です。
ポルトガルでもVisaのシェアは高く、クレジットカード加盟店でVisaが使えないことはほぼありません。
申請時に「OIOIの店舗で受取」と指定すれば、最短即日カード受取も可能なため、出発直前のカード発行にも向いています。
エポスカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
JCBカード W│常にポイント還元率が1.0%
ポルトガル旅行に便利な特典
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 最高100万円のショッピングガード保険が付帯
- ポイント還元率が常に1.0%
JCBカード Wは、18歳以上(高校生を除く)39歳以下のみが入会できる年会費無料のJCBプロパーカードです。
通常のJCBカードに比べると、いつでも2倍(ポイント還元率1.0%)のポイントが還元されるため、ポルトガル旅行中も効率よくOki Dokiポイントを貯められます。
また、JCBカード Wには、最高2000万円の海外旅行保険にくわえ、最高100万円のショッピングガード保険が付帯します。
つまり、JCBカード Wで購入した商品が盗難・破損したときに補償を受けられ、ブランド品などの高額決済でも安心感につながります。
ポルトガルにはJCB加盟店は多くありませんが、観光客の多いエリアでは使えるお店もあります。
基本的には「特典用サブカード」として、ほかのクレジットカードと組み合わせるのが便利でしょう。
JCB カード W

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
学生専用ライフカード│海外利用総額の利用総額の4.0%をキャッシュバック
ポルトガル旅行に便利な特典
- ポルトガルでの利用額の4.0%をキャッシュバック
- 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
- 緊急のお問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる
学生専用ライフカードは、ポルトガル(海外)で利用した金額の4.0%がキャッシュバックされるのが特徴です。
事前エントリーが必要なものの、年間最大10万円までキャッシュバックされるため、帰国後にお得に買い物を楽しめるでしょう。
また、学生専用ライフカードの海外旅行保険(最高2000万円)は、年会費無料のクレジットカードとしてはめずらしく自動付帯となります。
つまり、利用付帯のように、あらかじめ旅費の一部をカード決済する必要はありません。
いざというときには、LIFE DESK(エマージェンシーライン)に日本語で相談でき、学生旅行でも安心感につながります。
学生専用ライフカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
楽天プレミアムカード│プライオリティ・パスが利用できる
ポルトガル旅行に便利な特典
- プライオリティ・パスを無料で発行できる
- 最高5000万円の海外旅行保険が自動付帯(うち1000万円は利用付帯)
- 楽天プレミアムカード トラベルデスクを利用できる
楽天プレミアムカードは、年会費1万1000円のハイステータスカードです。
なかでも「プライオリティ・パス」の利用が年5回まで無料となるのが特徴で、空港での待ち時間を有意義に過ごすことができます。
「プライオリティ・パス」とは、世界145ヶ国以上、1700ヶ所以上に展開する会員制ラウンジサービスのこと。無料のドリンクや軽食はもちろん、スパやマッサージを利用できることもあります。
プライオリティ・パスに自分で加入すると、最低でも99米ドルの年会費、1回につき35米ドルの利用料がかかるため、これだけでも楽天プレミアムカードの年会費(1万1000円)の元をとれるでしょう。
また、楽天プレミアムカードには最高5000万円と高額な海外旅行傷害保険が自動付帯(一部利用付帯)します。
緊急時には楽天プレミアムカード トラベルデスクを利用でき、ワンランク上のポルトガル旅行を楽しみたい人におすすめです。
楽天プレミアムカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1% |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
発行スピード | 1週間〜10日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
![]() |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&利用で5000ポイント進呈
ポルトガル旅行にクレジットカードが必須な理由
ポルトガルへ旅行するなら、クレジットカードは必須アイテムです。
特に次の3つのシーンでは、クレジットカードがないと旅行自体が台無しになってしまうかもしれません。
ポルトガル旅行にクレカが必須な理由
- ETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
- デポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
2025年からETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
2025年から、ポルトガルへ旅行するにはETIASが必要です。
ETIASとは?
ETIAS(エティアス)とは、EU諸国への入国に必要となる、事前渡航認証システムのこと。アメリカのESTA(エスタ)やカナダのeTA(イータ)と同じ渡航認証の制度です。ポルトガルをはじめ、フランス、スペインなど30ヶ国が対象となります。渡航前に取得していないと、旅客機への搭乗拒否が予想されます。
ETIASは加盟国で段階的に導入される予定で、ポルトガルにおける正確な導入時期は明確に公表されていません。
※ 2025年3月現在。
ETIASの申請には、おもに次の3点が必要です。申請は基本的にオンラインのみで、支払いはクレジットカード一択となります。
つまり、クレジットカードを持っていないと、ETIASの申請すらできません。
ETIAS申請に必要なもの
- メールアドレス
- 有効なパスポート
- クレジットカード
ETIASの申請費用は7ユーロで、申請から3~4日程度で発行される見通しです。
しかし、ETIASの導入直後には混乱が予想されるほか、バカンスなどの混雑時には約1ヶ月かかることも十分に考えられます。
そのため、ポルトガル旅行が決まったら、できるだけ早めに申請しておくのが確実です。
ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
ポルトガルのホテルにチェックインするときは、デポジットとしてクレジットカードの提示が必要です。
デポジットとは
ホテルに一時的に預ける保証金のことです。万が一破損や盗難があったときに、デポジット額から費用が清算されます。何も問題なければ、チェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。
デポジットの金額は、宿泊費の1〜2泊分が目安です。たとえば1泊1万円のホテルなら、宿泊費にくわえて1〜2万円のデポジットを支払うことになります。
また、ホテルによっては、クレジットカードを提示するだけでデポジットと認めてくれるケースもあります。
この場合、ホテルはクレジットカードの詳細(カード番号や有効期限など)を控えるだけで、実際に課金されることはありません。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
例外的に、デポジットを現金で支払えるケースもあります。しかし、両替手数料が高くなったり、手元の現金がなくなったりと、あまりスマートな方法とはいえません。帰国日のチェックアウトで現金が戻ってきても使い切れずに損してしまうため、現金は最終手段と考えましょう。
現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
ポルトガル旅行中の決済にクレジットカードを使えば、現金(ユーロ)を両替するより手数料が安くなります。
海外でクレジットカードを使うと、決済金額に「海外事務手数料」が上乗せされます。
海外事務手数料はクレジットカード会社や国際ブランドによって異なりますが、1.6~3.6%が目安となります。
一方、両替にかかる手数料は2.0~5.0%が目安です。ホテルなどレートの悪い両替所を使うと、手数料が10%近くかかることも少なくありません。
わずかな違いですが、ポルトガル旅行中の決済額が大きくなるほど、実際の支払額にも大きな差が生まれます。
クレカ | 両替 | |
---|---|---|
手数料の種類 | 海外事務手数料(1.6~3.6%) | 両替手数料(2.0~5.0%) |
10万円利用時の手数料 | 約1600~3600円 | 約2000円~1万円 |
20万円利用時の手数料 | 約3200~7200円 | 約4000円~2万円 |
ポルトガル旅行にクレカを持っていくメリット
ポルトガル旅行にクレジットカードを持っていけば、それだけで次の3つのメリットが手に入ります。
こうした優待特典を活用することで、ポルトガル旅行をより安全に、お得に楽しむことができます。
ポルトガル旅行にクレカを持っていくメリット
- 海外旅行保険が付帯している
- クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
- 海外キャッシングが利用できる
海外旅行保険が付帯している
多くのクレジットカードには、海外旅行保険が付帯します。海外旅行保険は無料で、事前の申込手続きもいりません。
海外旅行保険は自分で加入することもできますが、7日間のポルトガル旅行なら保険料として約2000~4000円を自己負担することになります。
つまり、クレジットカードに無料で付帯する海外旅行保険を使えば、それだけ旅費を約2000~4000円も節約できることになります。
コストを一切かけずにアクシデントに備えられるのは、クレジットカードならではのメリットでしょう。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険には「利用付帯」と「自動付帯」の2つがあります。
利用付帯の場合には、あらかじめ旅費の一部をカード決済することで保険適用となります。
付帯条件 | 該当カード | |
---|---|---|
利用付帯 | 事前に旅費の一部(航空券や宿泊費など)をカード決済することで適用 | ・三井住友カード(NL) ・エポスカード ・JCBカード W |
自動付帯 | クレジットカードを持っているだけで自動的に適用 | ・学生専用ライフカード ・楽天プレミアムカード(一部利用付帯) |
クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
ポルトガル旅行にクレジットカードを持っていけば、現地滞在中や日本の出発空港などで、さまざまな優待特典を利用できます。
ポルトガル旅行に便利なクレカ特典
- サポートデスク
- 海外利用でのポイントアップサービス
- 海外旅行保険、ショッピングガード保険の付帯
- レンタルスーツケース、レンタルWi-Fi、手荷物宅配サービスの割引
- 空港ラウンジ(ゴールドカード以上)
なかでも、ポルトガル旅行中の安心感につながるのがサポートデスクです。
カードの紛失や盗難はもちろん、レストランやオプショナルツアーの予約など、日本語でさまざまなサポートを受けられます。
ポルトガルには現地サポートデスクこそありませんが、この記事で紹介しているクレジットカードでは、それぞれ以下にて24時間サポートを受けられます。
クレジットカードごとのサポートデスク
- 三井住友カード(NL):VJデスク
- エポスカード:エポスカード海外緊急デスク
- JCBカード W:JTBグローバルアシスタンス 海外緊急サポートデスク
- 学生専用ライフカード:LIFE DESK エマージェンシーライン
- 楽天プレミアムカード:楽天カードトラベルデスク
海外キャッシングが利用できる
ポルトガル旅行にクレジットカードを持っていけば、海外キャッシングによりお得に現地通貨(ユーロ)を引き出せます。
海外キャッシングの使い方は簡単で、ポルトガルのATMにクレジットカードを差し込み、希望金額を指定するだけ。
年率18.0%の利息がかかりますが、早く返済することで1ヶ月あたり約1.5%、1日あたり約0.05%と利率を抑えられます。
また、海外キャッシングはATMがあれば24時間いつでも使えるのがメリットです。大金を持ち歩く必要がないため、ポルトガル旅行の防犯対策としても効果的です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
海外キャッシングは両替よりレートが良く、お得&安全にポルトガル旅行を楽しめます。やり方さえ覚えれば海外旅行初心者でも簡単なので、後ほど紹介する手順をぜひマスターしてください!
ポルトガルではVisaかMastercardが必携!現金を持ち歩くのは必要最低限に
ポルトガル旅行にクレジットカードを持っていくなら、国際ブランド選びが重要です。
ポルトガルで広く流通しているのはVisaとMastercardの2つ。クレジットカードの「複数枚持ち」で両ブランドをかけ合わせれば、ポルトガルでのクレカ決済で困ることはまずありません。
ポルトガルのキャッシュレス事情
- ポルトガルでクレジットカードを使うならVisa・Mastercard
- ポルトガルでクレジットカードが使える場所・使えない場所
ポルトガルでクレジットカードを使うならVisa・Mastercard
ポルトガル旅行にクレジットカードを持っていくなら、国際ブランドはVisaかMastercardがおすすめです。
ヨーロッパ全体で見ると、Visaのシェアが約60%、Mastercardのシェアが約39%と、両者でシェアの99%を占めています。
※ 参照:statista「Visa vs Mastercard market share in Europe」。
つまり、Visaのクレジットカードを1枚、Mastercardのクレジットカードを1枚持っていけば、ポルトガルのクレカ加盟店でどちらも使えないということはまずありません。
ほかにも、クレジットカードを複数枚持ちすることで、次のようにさまざまなメリットが手に入ります。
クレカ複数枚持ちのメリット
- 国際ブランドを使い分けられる
- 異なる優待サービスを受けられる
- トラブル時でも別のカードが使える(盗難、紛失、ICチップの破損、磁気不良など)
一方で、日本発祥の国際ブランドであるJCB、旅行特典が充実しているAmerican Expressなどは、ポルトガルでは使えないこともあります。
すでにJCBカードなどを持っている人はVisaかMastercardを1枚発行し、「Visa×JCB」のように組み合わせるのが賢明でしょう。
基本はクレジットカードかデビットカード払い、現金は必要最低限に
ポルトガル旅行中の買い物には、まずはクレジットカードを軸に考えることをおすすめします。
また、すでに国際対応のデビットカードを持っている人なら、デビットカードをポルトガル旅行に持っていくのも選択肢のひとつです。
ポルトガルではMastercardが発行するデビットカードブランドMaestro(マエストロ)をはじめ、デビットカードでの支払いも主流です。
こうしたキャッシュレス決済を活用すれば、持ち歩く現金は必要最低限で問題ありません。
現金が必要なときはクレジットカードの海外キャッシングを活用することで、手数料も最小限に抑えられます。
ポルトガルでクレジットカードが使える場所・使えない場所

ポルトガルでクレジットカードが使える場所・使えない場所をまとめると、次のとおりです。
使える場所 | 使えない場所 |
---|---|
|
|
リスボンやポルトなどの都市部では、クレジットカードを使えることがほとんどです。
しかし、内陸部などの地方にいくときは、あらかじめ少し多めに現金を引き出しておくと安心です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
「必要最低限」とは、だいたい20〜50ユーロが目安です。もちろん買い物する金額にもよりますが、20〜50ユーロあれば「クレジットカードが使えない」という事態にも対応できるでしょう。マーケットなどで買い物するときは、50〜100ユーロのように少し多めに持っていくと安心ですね。
ポルトガルの公共交通機関はクレカのタッチ決済が普及!

キャッシュレス化が進んでいるポルトガルでは、公共交通機関でもクレカのタッチ決済を使えます。
ポルトガルにおける交通事情をまとめると、次のとおりです。
ポルトガルの公共交通機関
- メトロの発券機はタッチ決済OK
- バス、メトロ、トラムは交通系ICカードnaveganteで!
- タクシーはUberやBoltがおすすめ
メトロの発券機はタッチ決済OK
リスボンのメトロ(地下鉄)では、クレジットカードのタッチ決済により改札を通過できます。
ただし、対応している国際ブランドは次の2つのみ。JCBやAmerican Expressのタッチ決済は使えません。
メトロの改札でタッチ決済ができる国際ブランド
- Visa
- Mastercard
券売機でもクレジットカードを使って切符を購入できるので、持っているクレジットカードがタッチ決済非対応の場合は券売機を利用しましょう。
バス、メトロ、トラムは交通系ICカードnaveganteで!

リスボンに数日間滞在する人は、交通系ICカードのnavegante(ナヴェガンテ)カードを作るのもおすすめです。
navegante(ナヴェガンテ)カードって?
日本のSuicaなどに該当するチャージ式の乗車カードのこと
観光客にぴったりなのは、「Navegante Occasional」という一時利用カード。発行費用は0.5ユーロで、駅の券売機やカウンターで購入できます。
利用方法は簡単で、クレジットカードのタッチ決済と同様に、改札のカード読み取り機にかざすだけ。毎回チケットを購入する手間が省け、リスボン観光の時短にもつながります。
また、カードへのチャージはもちろん、お得な1日乗車券などを登録することも可能です。
路面電車とメトロをセットで利用したい人には、両方が乗り放題となる「Carris/Metro 1 day ticket (24h)」がおすすめです。
タクシーはUberやBoltがおすすめ
ポルトガル旅行中にタクシーを使うなら、UberやBoltなどの配車アプリが便利です。
いずれも使い方は簡単で、現在地と目的地を入力するだけ。
すぐに料金や時間の目安、最寄りの車の詳細などが表示され、外国人観光客でも簡単に配車を依頼できます。
こうした配車アプリは、あらかじめアプリにクレジットカードを登録しておけば、運賃がクレジットカードで決済されます。
つまり、運転手に現金を支払う必要がなく、キャッシュレスでスマートに移動できます。
運転手に目的地を伝えることもないため、英語が苦手な人でも利用のハードルは低いでしょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
配車アプリは事前に料金の目安がわかるため、ぼったくりの心配がありません。ドライバーも口コミや評価に気を遣っている印象で、かなり快適&安全に移動できますよ。
ポルトガル旅行、1日に必要なのは1.5〜2万円程度│物価は日本と同じくらい
ポルトガルはヨーロッパのなかでは物価が安く、日本と同じ、またはやや安いといえます。
実際にポルトガル旅行に必要な費用感は次のとおりです。
ポルトガルで1日にかかる費用感
- 宿泊費:約1〜2万円
- 食費(1食あたり):約1000〜3000円
- 交通費:約1000円
- 観光費:約1000〜2000円
ポルトガルの物価は日本と同程度!ヨーロッパのなかでは安い
ポルトガルの物価は日本とほぼ同じです。
イギリスやフランスなどに比べると、物価はかなり安く感じるでしょう。
たとえば5泊7日のポルトガル旅行なら、旅費の目安は約10万円です(往復航空券を除く)。
宿泊費や食費を抑えれば、滞在費を7〜8万円程度にすることも不可能ではありません。
さらに滞在費を抑えたい人は、ローカルレストランやスーパーを活用するのもおすすめです。
ポルトガルの現地通貨はユーロ
EU加盟国のポルトガルでは、現地通貨としてユーロが使われています。
ユーロ紙幣には、次の7種類があります。
ユーロの種類
- 5ユーロ
- 10ユーロ
- 20ユーロ
- 50ユーロ
- 100ユーロ
- 200ユーロ
- 500ユーロ
ただし、200ユーロや500ユーロなどの高額紙幣は、ほとんど流通していません。
高額紙幣での支払いは偽札被害の観点から嫌がられることが多いため、もし手にしたら大型スーパーなどで細かくしておくのがおすすめです。
チップを支払う文化があるので現金も準備!
ポルトガルにはチップの文化が根付いているため、1ユーロや2ユーロなどの少額硬貨を持ち歩くと便利です。
チップの金額は、それぞれ以下が目安となります。レストランでは会計にチップを上乗せしてカード決済することも可能です。
チップの相場
- ルームメイド、ポーター ⇒50セント〜1ユーロ
- コンシェルジュ ⇒1ユーロ(予約などを依頼した場合)
- レストランやカフェ ⇒10〜15%
- タクシー ⇒端数を繰り上げて渡す
- トイレ ⇒25〜50セント
ポルトガル語で「クレジットカードは使えますか?」なんて言う?
リスボンやポルトなどの都市部では、英語が通じることも十分にあります。
しかし、ローカルなカフェやレストラン、タクシー運転手などは英語が通じないことが多いため、簡単なポルトガル語を覚えておくと便利です。
ポルトガル語
クレジットカード
ーcartão de crédito(カルトン デ クレジート)
クレジットカードは使えますか?
ーAceita cartão de crédito?(アセイタ カルタオン ジ クレジト?)
どのクレジットカードが使えますか。
ーQuais cartões de crédito eu posso usar?(クワイス カルトンス ジ クレジト エウ ポッソ ウザー?)

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
ポルトガルはデビットカードも広く普及しているため、カードを渡すと「Débito ou Crédito?(デビト オウ クレジト?)」と聞かれることがあります。また、マーケットなどではQuanto custa? (クアント クスタ)「いくらですか?」を覚えておくと便利ですよ。
現金が必要になったら海外キャッシングがお得
ポルトガル旅行中に現金(ユーロ)が必要になったら、クレジットカードを使った海外キャッシングが便利です。
海外キャッシングには次の2つのメリットがあり、ポルトガル旅行中のお得&安心につながります。
海外キャッシングがおすすめな理由
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは両替よりもレートが良い
海外キャッシングは、両替(日本円⇨ユーロ)より手数料が安いのがメリットです。
海外キャッシングの手数料は、おもに利息(年率18.0%)とATM手数料(約220円)の2つにわけられます。
利息の「年率18.0%」は一見高く感じられますが、1ヶ月なら1.5%、1日あたり0.05%と、借入期間が短くなるほど手数料は安くなります。
たとえば5万円分のユーロを海外キャッシングで引き出した場合(30日後に返済した場合)の手数料は、以下のとおりです。
手数料の比較
- 海外キャッシング:約960円(利息740円+ATM手数料220円)
- 両替(2.0〜5.0%):1000〜2500円
大金を持ち歩く必要がない
海外キャッシングは、ATMさえあれば24時間いつでも利用できます。
つまり、大金を持ち歩く必要がなくなり、ポルトガル旅行中の防犯対策として効果的です。
ポルトガルはヨーロッパのなかでは治安が良いとされていますが、置き引きやスリには十分注意が必要です。
もし現金を盗まれてしまっても、海外旅行保険などで補償を受けることはできません。
一方、クレジットカードならすぐにアプリから利用停止できたり、カード会社から不正利用の被害額を補償してもらえたりと、リスクを回避しやすいといえます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
リスボンの観光地では「Beware of pickpockets(スリ注意)」の看板をよく見かけました。実際にスリに遭った日本人の知り合いもいるので、油断は禁物です!
ポルトガルのATMの使い方と注意点
海外キャッシングの手順はシンプルで、初心者でもけっして難しくありません。
ここでは、具体的な手順や注意点を解説します。
ポルトガルのATMの使い方と注意点
- ポルトガルのATMの使い方
- 銀行内のATMが安全
- 夜間や人通りが少ないときは避ける
- ATM付近でのスリやひったくりに注意!
ポルトガルのATMの使い方
ポルトガルで海外キャッシングを利用する手順は、おもに次の7ステップです。
海外キャッシングに対応しているATMは、VisaならPlus、MastercardやJCBならCirrusのステッカーが目印となります。

ATMでの現金の引き出し方
- ATMにクレジットカードを入れる
- 言語(英語(ENGLISH))を選択をする
- クレジットカードの暗証番号(PIN)を入力する
- WITHDRAWAL AMOUNT(引き出し金額を入力する)を選択
- Credit Card(クレジットカード)を選択する
- 引き出す金額を入力する
- 現金とクレジットカードを取る
銀行内のATMが安全
海外キャッシングでの安全性を重視するなら、銀行内のATMを使うのがおすすめです。
銀行は警備員が常駐しているうえ、営業時間内なら係員にいつでも相談できます。
操作方法でわからないことや不審な点などがあれば、事前に相談することでトラブル回避につながるかもしれません。
特に海外キャッシングの操作が不安な人は、平日の営業時間内(8時半~15時)に利用すると安心です。
夜間や人通りが少ないときは避ける
治安が落ち着いているポルトガルとはいえ、夜間や人通りが少ないときの海外キャッシングはおすすめできません。
特に、駅構内のATMや大通りに面したATMは、周囲にお金をおろしていることがわかってしまうため、犯罪の標的になりやすいといえます。
どうしても夜間に海外キャッシングが必要なときは、ショッピングモールなど明るい施設内のATMを使いましょう。
ATM付近でのスリやひったくりに注意!
海外キャッシングでATMを使ったら、スリやひったくりに十分注意しなければなりません。
ATM周辺で被害に遭うこともあれば、しばらく後をつけられ、混雑した場所で財布を盗まれることもあります。
もし不審者がついてきていると感じたら、すぐに近くのお店などに入って様子をみるのが効果的です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのポルトガル情報
観光客も多く訪れるBairro Alto(バイロ・アルト)地区は、夜になると繁華街としてにぎわいます。しかし、酔っ払いやスリなどによるトラブルも多いため、お出かけの際は注意してください。
クレジットカードを使うときの注意点
ポルトガル旅行に欠かせないクレジットカードですが、次の4点には注意が必要です。
ポルトガル旅行でクレジットカードを使うときの注意点
- スキミングに注意する
- 現地通貨建て(ユーロ)で支払う
- レシートの請求額を確認する
- 支払い回数は選べない
スキミングに注意する
ポルトガル旅行中は、スキミングに注意が必要です。
スキミングとは、スキマーと呼ばれる専用の機械でカード情報を盗み取ることです。
クローンカードを作られると、自分の知らないところでカードがどんどん悪用されてしまいます。
スキミングに遭わないためには、次のような対策が効果的です。
スキミングの予防策
- タッチ決済を使う
- 店員にカードを渡さない(店の奥に持っていかせない)
- 暗証番号入力時に手元を隠す
- スキミング防止カバーを使う
現地通貨(ユーロ)建てで支払う
ポルトガルでクレジットカードを使うときは、必ず現地通貨(ユーロ)建てを選びましょう。
お店によっては円建ても可能ですが、手数料で大きく損してしまいます。
決済端末の画面に「EUR or JPY」と表示された場合も、必ずEURを選んでください。
手数料の目安 | レートの決定者 | |
---|---|---|
現地通貨建て | 約1.6~3.6% | 国際ブランド |
円建て | 約2.0~10.0% | 店舗(自由に設定できる) |
レシートの請求額を確認する
ポルトガル旅行中にクレジットカードを使ったら、その場でレシートの請求額を確認しましょう。
あとで請求額が間違っていることに気づいても、返金に応じてもらうのは簡単ではありません。
悪意による多重請求はもちろん、店員の人為的ミスで金額が多く請求されることもあります。
特に「0」の数が多いと10倍も支払うことになるため、十分に注意してください。
支払い回数は選べない
ポルトガルなどの海外でクレジットカードを使うときは、支払い回数は選べません。
基本的に全て一括払いとなり、分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどは利用不可となります。
ただし、クレジットカードによっては支払い金額が確定後、分割払いに変更できることもあります。
どうしても支払いが難しいときは、支払い金額が確定したタイミングでマイページやアプリをチェックしてみましょう。
さいごに...
この記事のまとめ
ポルトガルはキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカードは「絶対に必要」といっても過言ではありません。
そもそも、クレジットカードがないとETIASを申請できなかったり、ホテルのデポジットを支払えなかったりと、旅程にも大きく影響してしまうでしょう。
ほかにも、クレジットカードを持っていることで次のようなメリットを活用できます。
クレジットカードのおもなメリット
- 海外旅行保険が付帯している
- クレジットカードに付帯する優待特典を利用できる
- 現金を両替するより手数料が安い
- お得な海外キャッシングを利用できる
ポルトガル旅行に向けてクレジットカードを作るなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2つがおすすめです!
さらに異なる国際ブランドのクレジットカードを2〜3枚持っていけば、利用シーンによって最適なカードを使い分けられるでしょう。
下記リンクからおすすめのクレジットカード5選をおさらいし、ポルトガル旅行をよりお得に、より安全に楽しんでください!
監修者

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当