ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
ユングフラウヨッホやマッターホルンなど、世界的な名峰を一度に楽しめるスイス。
そんなスイスは「世界でもっとも物価が高い国」のひとつとして知られ、現金だけで過ごそうと思うと手数料でかなり損してしまいます。
そのため、スイスへ旅行するならクレジットカードは必須アイテムです。
そもそもクレジットカードがないと、スイスにスムーズに入国できない可能性もあります。
スイス旅行にはクレジットカードは必要?
- ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
- 2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
スイスは日本以上にキャッシュレス化が進んでおり、少額決済でもタッチ決済するのが一般的です。
また、クレジットカードがあれば海外旅行保険が付帯したり、海外キャッシングでお得に現地通貨(スイスフラン)を引き出せたりと、旅費の節約にもつながるでしょう。
この記事でおすすめするクレジットカードは、次の5枚。スイス旅行用のメインカードを作るなら、国際ブランドはMastercardかVisaがおすすめです。
物価が高いスイスで少しでも旅費を抑えるなら、クレジットカードを上手に使いこなせるかがポイントになります。
各カードのメリットや国際ブランドを比較し、スイス旅行をお得&安心できる組み合わせをみつけてください。
完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい |
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三井住友カード(NL) |
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海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高額 |
エポスカード |
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常にポイント還元率が1.0% |
JCBカードW |
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スイスで利用した金額の4.0%をキャッシュバック |
学生専用ライフカード |
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プライオリティ・パスを無料で発行できる |
アメックスゴールド・プリファード |
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この記事はこんな内容です
スイスはクレカを使える店がほとんど。少額決済はタッチ決済もできる
- 国際ブランドはMastercard・Visaが強い
- 交通機関のチケットもクレジットカード決済できる
- 入国に必要なETIASはクレカ決済
- 海外キャッシングなら手数料が安く旅費の節約に
目次
スイス旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
スイス旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。
アメックスゴールド・プリファード以外は年会費無料で、コストを一切かけずにスイス旅行中のお得&安心が手に入ります。
スイス旅行におすすめのクレジットカード
三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険
スイス旅行に便利な特典
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 利用通知サービスにより、不正利用を早期発見しやすい
- 完全ナンバーレスでセキュリティ性が高い
三井住友カード(NL)は、券面にカード情報が印字されない完全ナンバーレスが特徴の一枚です。
周囲にカード番号などを盗み見される心配がなく、セキュリティ性を重視したい人におすすめです。
カード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)は、スマホアプリのV passからいつでも確認できます。
アプリ内で利用通知サービスをオンにしておけば、たとえ不正利用にあっても早期発見しやすいでしょう。
また、三井住友カード(NL)には最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)し、スイス旅行中のトラブルに備えられます。
国際ブランドはVisaとMastercardの2つから選択でき、どちらを選んでもスイス旅行の「決済用メインカード」として便利です。
三井住友カード(NL)
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯
スイス旅行に便利な特典
- 年会費無料でも海外旅行保険が高額保証
- ショッピング枠を一時的に増額できる
- 国際ブランドがVisa
ショッピング施設のOIOI(マルイ)で便利なエポスカードは、最高3000万円と高額な海外旅行保険が付帯しています。
なかでも「疾病治療費用」の項目が270万円と高く、高山病のリスクにもしっかり備えられます。
補償内容 | 補償額 |
---|---|
傷害死亡・後遺傷害 | 最高3000万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 3000万円 |
携行品損害(免責3000円) | 20万円 |
※ 出典:EPOS NET「海外旅行傷害保険」
エポスカードは、ショッピング枠を一時的に増額できるのもメリットのひとつです。
増額後の利用可能枠は「現在の利用可能枠の2倍」または「現在の利用可能枠+100万円」のいずれか。
物価が高いスイスは滞在費もかさみやすいため、特に往復航空券を購入するときなどは増額申請しておくのが確実でしょう。
なお、エポスカードの国際ブランドはVisaと指定されています。
スイス国内のクレジットカード加盟店ではほぼ問題なく使え、メインカードとしてもサブカードとしても活用しやすい一枚です。
エポスカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
JCBカード W│常にポイント還元率が1.0%
スイス旅行に便利な特典
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- 最高100万円のショッピングガード保険が付帯
- 常にポイント還元率が1.0%と高還元
JCBカード Wは、通常のJCBカードの2倍(ポイント還元率1.0%)のポイントが貯まるカードです。
18~39歳のみが入会できる年会費無料のクレジットカードで、対象年齢内のうちに申し込めば、40歳以降も継続して持つことが可能です。
ポイント数 | ポイント還元率(※) | |
---|---|---|
JCBカード W | 1000円につき2Oki Dokiポイント | 1.0% |
通常のJCBカード | 1000円につき1Oki Dokiポイント | 0.5% |
※ Oki Dokiポイント=5円で換算した場合。
また、JCBカード Wは「ショッピングガード保険」が付帯するのもメリットのひとつです。
ショッピングガード保険とは、スイスで購入した商品が盗難・破損したときに補償を受けられる制度のこと。
スイスでは観光地を中心にJCBを使えるお店もあるため、時計など高額商品を買うときにはできるだけJCBカード Wを使うとよいでしょう。
なお、JCBカード Wには最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯し、緊急時には「JTBグローバルアシスタンス 海外緊急サポートネットワーク」でサポートを受けられます。
国際ブランドはJCBのためメインカードには向いていませんが、特典用のサブカードとして持っていると何かと役に立つ一枚です。
JCB カード W
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
学生専用ライフカード│海外利用総額の4.0%をキャッシュバック
スイス旅行に便利な特典
- スイスでの利用額の4.0%をキャッシュバック
- 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
- 緊急のお問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる
学生専用ライフカードは、18~25歳の学生が発行できるお得なクレジットカードです。
なかでも、海外利用分の4.0%がキャッシュバックされるのが特徴で、物価の高いスイスでの滞在費を節約できます。
キャッシュバックを受けるには事前エントリーが必要で、年間最大10万円までキャッシュバックされます。
スイスはもちろん、これから学生旅行や留学を考えている方なら、ぜひ持っておきたい一枚でしょう。
なお、学生専用ライフカードには最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯します。
クレジットカードを持っているだけで保険の対象となり、事前決済は必要ありません。
いざというときには、緊急のお問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)に日本語で相談でき、はじめての海外旅行でも安心感につながります。
選択できる国際ブランドも3種類(Visa、Mastercard、JCB)と多く、メインカードとしてもサブカードとしても使いやすい万能型クレジットカードです。
学生専用ライフカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※1 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+つかっておトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
アメックスゴールド・プリファード│プライオリティ・パスが無料付帯
スイス旅行に便利な特典
- プライオリティ・パスの年会費が無料
- 最高1億円の海外旅行保険が付帯
- 手荷物無料宅配サービス
アメックスゴールド・プリファードは、会員制の空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」を無料で発行できるのが旅好きおすすめのポイントです。
年会費3万9600円のハイステータスカードですが、プライオリティ・パスの利用分だけでも年会費の半分以上は元を取れます。
また、アメックスゴールド・プリファードを継続利用すると、継続特典として1万円分のトラベルクレジットがもらえます。
さらに年間200万円以上使えば、国内大手ホテルの「フリー・ステイ・ギフト」を獲得でき、ボーナス感覚で国内旅行を楽しめるでしょう。
アメックスゴールド・プリファードの継続特典
- 1万円分のトラベルクレジット
- 1泊2名分の「フリー・ステイ・ギフト」(年間200万円以上のカード利用)
最高1億円と高額な海外旅行保険が付帯することからも「ワンランク上のスイス旅行を楽しみたい」という人におすすめです。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5〜0.8% ※1 |
---|---|
年会費 | 39,600円 |
発行スピード | 1~3週間 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:American Express Safekey利用時で算出
※2:カード到着までの期間
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 入会後のカード利用で
合計10万ポイント
・入会後3ヶ月以内に50万以上円利用で2万ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に100万円以上利用で7万ボーナスポイント
・100万円分の通常ポイント1万ポイント
スイス旅行にクレジットカードが必須な理由
スイスへ旅行するなら、「クレジットカードは絶対に必要」といっても過言ではありません。
特に次の3つのシーンでは、クレジットカードがないことで大きく損したり、トラブルが発生する可能性があります。
スイス旅行にクレジットカードが必須な理由
- デポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
- 2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
スイスのホテルに泊まるときには、チェックイン時にクレジットカードの提示を求められることがあります。
これは「デポジット」のためで、実際にデポジットが課金されるケースと、クレジットカードの提示だけで認められるケースの2パターンがあります。
デポジットとは
ホテルに一時的に預ける保証金のことです。万が一破損や盗難があったときに、デポジット額から費用が清算されます。何も問題なければ、チェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。
実際にデポジットが課金される場合、デポジット額は宿泊費の1~2泊分が目安です。
たとえば1泊2万円のホテルでは、チェックイン時に4~6万円(宿泊費2万円+デポジット2~4万円)支払うことになります。
デポジットは高額になりやすいため、クレジットカードで支払うのがスマートです。
例外的に現金で支払えるケースもありますが、それだけでかなりの手数料を損してしまうでしょう。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのスイス情報
デポジットを現金で支払えても、両替所で手数料をとられたり、手元に現金がなくなったりと不便なことばかりです。また、帰国日のチェックアウト時に多額の現金が返ってくると、結局使いきれずに損してしまいます。
現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
スイス旅行中にクレジットカードを使うと、日本円をスイスフランに両替するよりも手数料がお得です。
クレジットカードでかかる手数料は「海外事務手数料」と呼ばれ、決済額の1.6~2.2%が目安です。
一方、両替所は2.0~10.0%とレートの幅が広く、レートのいい両替所を探すのも一苦労です。
実際にかかる手数料を比較すると、次のとおり。スイスでの滞在費が高いほど、手数料にも大きな差が生まれます。
5万円利用時 | 10万円利用時 | 20万円利用時 | |
---|---|---|---|
クレカ(1.6~2.2%) | 約800~1100円 | 約1600~2200円 | 約3200~4400円 |
両替(2.0~10.0%) | 約1000~5000円 | 約2000円~1万円 | 約4000円~2万円 |
2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
スイスなどのヨーロッパ諸国では、2025年からETIAS(エティアス)が導入されます。
ETIASとは?
ETIAS(エティアス)とは、EU諸国への入国に必要となる、事前渡航認証システムのこと。アメリカのESTA(エスタ)やカナダのeTA(イータ)と同じ渡航認証の制度です。スイスをはじめ、フランス、スペインなど30ヵ国が対象となります。渡航前に取得していないと、旅客機への搭乗拒否が予想されます。
ETIASの申請はオンラインで、クレジットカード払いにのみ対応しています。現金では支払えません。
オンライン申請には、おもに次の3点が必要です。
ETIAS申請に必要なもの
- メールアドレス
- 有効なパスポート
- クレジットカード
審査が完了すると、登録したEメールアドレスに「渡航認証許可」が届きます。
ETIASの有効期限は3年で、有効なETIASがあればほかのヨーロッパ諸国にも入国できます。
発行にかかる日数は3~4日以内が目安ですが、場合によっては約30日かかる可能性も公表されています。
出発直前に慌てないためにも、スイス旅行が決まったら早めに申請しておくのがよいでしょう。
スイス旅行にクレカを持っていく4つのメリット
スイス旅行にクレジットカードを持っていけば、それだけで次の4つのメリットが手に入ります。
物価が高いスイスだからこそ、クレジットカード特典で旅費を節約することが大切です。
スイス旅行にクレカを持っていくメリット
- 海外旅行保険が付帯している
- クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
- スイスでは多くの店でクレジットカード払いができる
- 海外キャッシングが利用できる
海外旅行保険が付帯している
クレジットカードには海外旅行保険が付帯することが多く、スイス旅行中のトラブルやアクシデントに備えられます。
特にスイス旅行で注意したいのは、高山病です。
高山病は年齢を問わず発症しやすいため、スイスへ旅行するなら絶対に海外旅行保険に加入すべきでしょう。
高山病とは?
急に標高の高い場所に登ることで酸素が不足し、頭痛や吐き気、息切れなどが引き起こされる症状。
自己加入型の海外旅行保険に申し込むと、7日間のスイス旅行でかかる保険料は約2000~5000円が目安になります。
補償内容を充実させようと思えば、保険料だけで5000円~1万円ほどかかります。
一方、クレジットカードに付帯する海外旅行保険なら費用は0円で、事前申込も必要ありません。
クレジットカードの海外旅行保険を活用するだけでも、スイス旅行の費用や事前準備の手間を大きく節約できます。
クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
クレジットカードがあれば、スイス旅行中にさまざまな特典を活用できます。
次のような特典を活用するだけで、スイス旅行中のお得&安心感が手に入ります。
クレジットカードの旅行特典
- サポートデスク
- レンタルスーツケース、Wi-Fiなどの優待割引
- 手荷物宅配サービスの優待割引
- 空港ラウンジ(ゴールドカード以上)
海外旅行初心者や英語が苦手な人なら、サポートデスクの有無を重視したいところ。
この記事で紹介しているクレジットカードには下記のサポートデスクが設置されています。
現地サポートデスクの有無
- 三井住友カード(NL):VJデスク
- エポスカード:エポスカード海外緊急デスク
- JCBカード W:JTBグローバルアシスタンス 海外緊急サポートデスク
- 学生専用ライフカード:エマージェンシーサービス
- アメックスゴールド・プリファード:オーバーシーズ・アシスト
サポートデスクがあれば、盗難などのトラブルや病院の紹介など、日本語で総合的なサポートを受けられます。
スイスには現地デスクこそ少ないものの、それぞれ次の専用ダイヤルを利用できます。
スイスでは多くの店でクレジットカード払いができる
スイスは日本以上にキャッシュレス化が進んでおり、小さな個人経営店などを除くほとんどのお店でクレジットカードを使えます。
チューリヒ、バーゼル、ジュネーブの3大都市なら、クレジットカードを使えるお店がほとんどといえます。
なお、クレジットカードが使えるかどうかは、店の入口やレジ周辺に国際ブランドのステッカーがあるかどうかで判断できます。
高額商品を買うときや、手元の現金が少ないときなどは、あらかじめカードの利用可否を確認しておくと安心でしょう。
海外キャッシングが利用できる
クレジットカードがあれば、スイス旅行中にお得な海外キャッシングを利用できます。
海外キャッシングとは、スイスのATMにクレジットカードを差し込み、現地通貨(スイスフラン)を引き出すこと。
カード会社からお金を借りることで利息が発生しますが、両替に比べると手数料は安くなります。
また、大金を持ち歩く必要がなくなり、スイス旅行中の防犯対策としても効果的です。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのスイス情報
Visaならplus、MastercardやJCBならCirrusのマークがあるATMで、24時間いつでも現地通貨(スイスフラン)を引き出せます。基本的にどのATMでも手数料は一緒なので、両替のようにあれこれレートを比べることもありません。スイス旅行中の時間も手数料も節約できる、とっても便利な機能ですよ。
スイスの決済事情│MastercardかVisaをメインに!
スイス旅行用にクレジットカードを作るなら、国際ブランド選びも重要です。
結論から言うと、「決済用」にはMastercardかVisa、「特典用」にはJCBやアメックスがおすすめ。
また、異なる国際ブランドのクレジットカードを複数枚持つことで、それぞれの強みを最大限に引き出せます。
スイスの一般的な決済方法
- 現金
- クレジットカード
- デビットカード
スイスの現地通貨はスイスフラン(CHF)
スイスでは、独自通貨のスイスフラン(CHF)が流通しています。
スイスはヨーロッパの中でもめずらしいEU非加盟国で、通貨はユーロではありません。
スイスフラン(CHF)には次の6種類の紙幣があり、1スイスフラン(CHF)は約160~180円が目安です。
CHF | 日本円 |
---|---|
10CHF | 1719円 |
20CHF | 3439円 |
50CHF | 8597円 |
100CHF | 1万7194円 |
200CHF | 3万4388円 |
1000CHF | 17万1940円 |
※ 2024年9月のレート。
ほかにも、1、2、5スイスフランにくわえ、5、10、20ラッペン(Rp)またはサンチーム(Ct)などの硬貨が流通しています。
また、1000CHFは流通量が少なく、目にすることはほとんどありません。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのスイス情報
スイスではユーロをそのまま使えるお店もありますが、お釣りはスイスフランで返ってきます。ユーロの残りがあるときなどは便利ですが、基本的にはスイスフランを用意するようにしましょう。
スイスでクレジットカードを使うならMastercard・Visaが強い!
スイス旅行中の決済用のメインカードを作るなら、国際ブランドはMastercardかVisaがおすすめです。
いずれもスイス国内のクレジット加盟店なら、使えないことはほとんどありません。
なお、スイス国内における国際ブランドのシェアは、それぞれ以下のようなシェア率になります。
スイスなどのヨーロッパ諸国では、VisaよりもMastercardのほうが強いといえます。
国際ブランド | シェア率 | |
---|---|---|
1位 | Mastercard | 64% |
2位 | Visa | 17% |
3位 | アメックス | 2% |
※ 出典:Pay.com「6 Top Payment Methods in Switzerland」
三井住友カード(NL)
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
アメックスやJCBが使えるところは少ない
アメックスやJCBは、スイスでは使えるお店が限られてしまいます。
観光客が多いエリアでは取扱店も多いですが、スイス旅行の「メインカード」にするには少し心細いでしょう。
決済用のメインカードにはあくまでMastercardかVisaを選び、そのうえ特典用としてアメックスやJCBを持つことをおすすめします。
空港サービスが充実しているアメックスゴールド・プリファード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
お得なキャンペーン
- 入会後のカード利用で
合計10万ポイント
・入会後3ヶ月以内に50万以上円利用で2万ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に100万円以上利用で7万ボーナスポイント
・100万円分の通常ポイント1万ポイント
少額(80CHF)の支払いはタッチ決済が一般的
スイスでは、80CHF以下の少額の支払いではタッチ決済が一般的です。
タッチ決済ならクレジットカードを決済端末にかざすだけで支払いが完了します。
暗証番号の入力やサインが不要で、セキュリティ面や衛生面でのメリットが期待されます。
タッチ決済のおもなメリット
- 会計がスピーディー
- 暗証番号の入力やサインが不要
- 店員にクレジットカードを手渡す必要がない
スイスなどの海外では、クレジットカードを店の奥に持っていかれ、カード情報を盗み取られるという被害がよくあります。
タッチ決済なら大切なクレジットカードを手放すこともなく、セキュリティ性をしっかり確保できるでしょう。
スイスでクレジットカードが使える場所・使えない場所
スイスでクレジットカードが使える場所、使えない場所をまとめると以下のとおりです。
都市部から離れたエリアやローカルなお店では、クレジットカードが使えない可能性も高くなります。
使える場所 | 使えない場所 |
---|---|
|
|
スイスでは公共交通機関でもクレジットカードを使えるため、「全てクレジットカードで」というスタイルも不可能ではありません。
しかし、チップの支払いやいざというときに備え、常に20〜50スイスフラン(約3439~8597円)程度の現金は持ち歩いていると安心です。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのスイス情報
100、200スイスフランなどの高額紙幣は、小規模店舗や市場では断られる可能性が高いです。海外キャッシングで高額紙幣が出てきたら、早めにスーパーなどで細かくしておくと便利ですよ。
チップの支払いのために現金も持っておく
スイスではサービス料が料金に含まれていることが多く、原則としてチップは必要ありません。
しかし、現状としてスイスではチップを支払う人がほとんどで、観光客としても2~5スイスフランのチップを支払うのがスマートといえます。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのスイス情報
チップが必要なシーンは、おもにレストランとタクシー。いずれも5フランの倍数になるよう切り上げる(たとえば22スイスフランなら25スイスフラン)と考えればわかりやすいですね。
スイスの交通機関でクレジットカードでチケットが買える│現金払いのみのところも
キャッシュレス化が進んでいるスイスでは、公共交通機関でもクレジットカードを使えます。
ただし、例外として現金のみとなるケースもあるため、最低限の現金を用意しておくか、あらかじめカード利用可否を確認しておくと安心です。
スイスの交通機関
- バス・トラム・鉄道は改札はクレジットカード払いOK
- スイストラベルパスもクレジットカード決済できる
- チューリッヒのタクシーは世界一料金が高い!クレジットカードが使えて安心
バス・トラム・鉄道はクレジットカード払いOK
スイスのバスやトラム、鉄道では、運賃をクレジットカードで支払えます。
とはいえ、クレジットカードをタッチしてそのまま乗車できるわけではありません。
券売機のチケット購入画面で、クレジットカードを決済端末に差し込んで決済する流れとなります。
また、券売機によっては現金のみとなることもあります。
確実にクレジットカード決済したいときは、カウンター窓口を利用するのもよいでしょう。
スイストラベルパスもクレジットカード決済できる
スイスをお得&効率よく観光するなら、スイストラベルパス(旧スイスパス)がマストアイテムです。
スイストラベルパスは対象の交通機関が無料になるだけでなく、さまざまな施設で割引サービスを受けられます。
スイストラベルパスのメリット
- スイス国内のおもな交通機関(鉄道、バス、湖船、都市交通など)が乗り放題
- おもな絶景パノラマルートが無料
- 主要都市90ヵ所以上の市内交通(市バス・市電)が無料
- 約500ヵ所の美術館や博物館が無料
- おもな山岳交通(登山鉄道・ロープウェイなど)が最大50%割引
スイストラベルパスの価格は、日数と列車の等級によって次のとおり定められています。
2等 | 1等 | |
---|---|---|
3日間 | 244CHF | 389CHF |
4日間 | 295CHF | 469CHF |
6日間 | 379CHF | 602CHF |
8日間 | 419CHF | 665CHF |
15日間 | 459CHF | 723CHF |
スイストラベルパスは公式サイトでオンライン購入でき、支払い方法はクレジットカードが基本です。
ただし、使える国際ブランドはVisa、Mastercard、アメックス、ダイナースの4種類で、JCBは使えません。
チューリッヒのタクシーは世界一料金が高い!クレジットカードが使えて安心
Bloombergの「The World’s Most Expensive Taxis」によると、スイスのチューリッヒは、「世界一タクシーの料金が高い都市」として知られています。
同調査によると、1kmあたりのタクシー運賃は5.19米ドル。これはアジアなどの諸都市に比べると10倍以上高い数字です。
高額なタクシー代を支払うなら、やはり現金よりクレジットカードが便利でしょう。
スイス国内のタクシーは、多くの場合クレジットカード決済を利用できます。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのスイス情報
スイスでもUberが増えていますが、さまざまな問題が起きていることから評判はいま一つなようです。スイスのタクシーは値段が高い分「安全性も世界一」と言われているため、安全を買うと思って使うのがいいですね。
スイス旅行での現金事情:1日に必要なのは3~5万円程度
物価が高いスイスでの滞在費は、1日あたり3~5万円が目安です。
旅のスタイルにより費用感は異なりますが、登山鉄道など「王道」のスイス観光を楽しむならしっかりとした予算が必要でしょう。
スイスでかかる費用感
- 宿泊費:1~3万円
- 食費(1食あたり):2000~5000円
- 交通費:1000~5000円
- ショッピング(おみやげ):3000~5000円
- 観光費:1~2万円
スイスの物価は日本の1.5~2倍と高め
スイスは日本よりも物価が高く、約1.5~2倍が目安となります。
なかでも外食は高くなりやすいため、日本の2~3倍を想定しておくのがよいでしょう。
少しでも滞在費を抑えたい人は、スーパーなどで食材を買う、自炊できるホテルを選ぶなどの対策が効果的です。
物価の目安
- ホットコーヒー1杯:4CHF(約450円)
- 市電・バス料金:2.5CHF(約280円)
- 映画料金:18CHF(約2000円)
- ガソリン料金1L:1.7CHF(約190円)
- コースメニュー:35CHF(約4000円)
※ 引用:スイス政府観光局「物価・予算の見積もり」
現金が必要になったら海外キャッシングがお得
スイス旅行中に現地通貨(スイスフラン)を下ろすなら、海外キャッシングがおすすめです。
海外キャッシングなら両替よりも手数料を節約でき、大金を持ち歩く必要がないことから防犯対策にも役立ちます。
海外キャッシングのメリット
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは両替よりもレートが良い
海外キャッシングを使えば、日本円をスイスフランに両替するより手数料を節約できます。
海外キャッシングにかかる費用は、おもに「利息」と「ATM手数料」の2種類。
たとえば10万円分のスイスフランを引き出す場合、手数料はそれぞれ次のとおり計算できます。
海外キャッシングの手数料
- 利息:1480円(10万円×年率18.0%÷365×30日)
- ATM手数料:110~220円
一方、両替の手数料は2.0~10.0%が目安で、10万円分のスイスフランを両替するだけで2000円~1万円の手数料がかかります。
特に日本円からスイスフランはレートが悪くなりやすいため、海外キャッシングを利用するメリットは大きいでしょう。
大金を持ち歩く必要がない
海外キャッシングは24時間いつでもATMを使えるため、必要なときに必要なぶんだけお金を引き出せます。
つまり、大金を持ち歩く必要がなく、スイス旅行中のセキュリティ対策としても役立ちます。
クレジットカードなら、万が一盗難や紛失が起きてもすぐに利用停止でき、不正利用額はカード会社に補償してもらえます。
現金は盗られても海外旅行保険の対象にはならないため、クレジットカードのほうが安全性が高いといえます。
スイスのATMの使い方と注意点
海外キャッシングは、基本的なやり方さえ知っていれば初心者でも簡単です。
手数料を節約するためにも、海外キャッシングの操作方法をマスターしておきましょう。
スイスのATMの使い方と注意点
- スイスのATMの使い方
- 銀行内のATMが安全
- 夜間や人通りが少ないときは避ける
- ATM付近でのスリやひったくりに注意!
スイスのATMの使い方
スイスのATMでは、おもに次の7ステップで海外キャッシングを利用できます。
はじめに言語設定を英語に変更しておけば、ドイツ語やフランス語などがわからなくても問題ありません。
ATMでの現金の引き出し方法
- ATMにクレジットカードを入れる
- 言語(英語 ENGLISH)を選択をする
- クレジットカードの暗証番号を入力する
- WITHDRAWAL AMOUNT(引き出し金額を入力する)を選択
- Current(当座預金口座)/Saving(普通預金口座)を選択する
- 引き出す金額を入力する
- 現金とクレジットカードを取る
なお、ATMの操作には、4桁の暗証番号(PIN)が必要です。
暗証番号の問い合わせには約1~2週間かかるため、暗証番号を忘れてしまった場合は早めにカード会社に連絡しましょう。
銀行内のATMが安全
「少しでも安全な場所で海外キャッシングしたい」という人は、銀行内のATMを使うのがおすすめです。
スイスではほかにも次のような場所でATMを見つけられますが、銀行内のATMがもっともセキュリティ性が高いといえます。
ATMがある場所
- 銀行
- 観光施設周辺
- ターミナル駅や空港
- ショッピングモール
銀行には24時間体制でセキュリティガードが常駐しており、スキマーが取り付けられている可能性が低いといえます。
また、操作方法がわからないときなどに気軽にスタッフを呼べるため、「はじめての海外キャッシング」にはぴったりでしょう。
夜間や人通りが少ないときは避ける
比較的治安が良いとされているスイスですが、夜間や人通りが少ないときのATM利用は避けるべきです。
できるだけ安全に海外キャッシングを利用するなら、日中の明るい時間帯におこなうのが理想的でしょう。
スイスの銀行の営業時間は、平日の8時半〜16時半が一般的です。週末に現金が必要なことがわかっているなら、平日のうちにお金を用意しておくのが賢明です。
ATM付近でのスリやひったくりに注意!
スイスなどのヨーロッパ諸国では、ATM周辺でのスリやひったくりが少なくありません。
特に観光地などの人混みに行くときは、スリなどの被害に十分注意が必要です。
スリなどの被害に遭わないためには、貴重品をお腹の中のセキュリティポーチなどにしまうのが鉄則です。
日本のように、財布を後ろポケットに入れたり、歩きながらお金をしまったりしてはいけません。
財布をカバンにしまうなら、カバンは前掛けにするなど、常に目が届くようにするのが効果的です。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのスイス情報
日曜日は閉まっているお店が多く、街によっては閑散としていることもあります。人が少ないとそれだけ犯罪のリスクも高くなるため、日曜日は街歩きより観光スポットを巡るのがおすすめですよ。
クレジットカードを使うときの注意点
スイス旅行に欠かせないクレジットカードですが、使い方を間違えるとデメリットになることもあります。
お得&安全に利用するためには、次の4点に注意が必要です。
スイス旅行でクレカを使うときの注意点
- スキミングに注意する
- 現地通貨建て(スイスフラン)で支払う
- レシートの請求額を確認する
- 支払い回数は選べない
スキミングに注意する
スイス旅行でクレジットカードを使うときは、スキミングに注意が必要です。
スキミングとは、専用の機械(スキマー)を使ってカード情報を盗み取る犯罪のこと。クローンカードを作られてしまうと、自分の知らないところでクレジットカードを悪用されてしまいます。
スキミングに遭わないためには、おもに次の4つの対策が効果的です。
スキミングに遭わないためには
- タッチ決済を使う
- カード差込口に不審物がないか確かめる
- 店の奥にクレジットカードを持っていかせない
- スキミング対策のカードケースを用意する
現地通貨(スイスフラン)建てで支払う
スイスでの買い物にクレジットカードを使うときは、必ず現地通貨(スイスフラン)建てで支払いましょう。
クレジットカードの支払い方法には「現地通貨建て」と「円建て」の2つがあり、円建てを選ぶと手数料で大きく損してしまいます。
手数料の目安 | レートの決定者 | |
---|---|---|
現地通貨建て | 約1.6~2.2% | 国際ブランド |
円建て | 約2.0~10.0% | 店舗(自由に設定できる) |
また、決済端末の画面に「CHF or JPY」と表示されることもあります。
この場合も現地通貨のCHF(スイスフラン)を選ぶことで、手数料を抑えやすくなります。
レシートの請求額を確認する
スイス旅行中にクレジットカードを使ったら、その場でレシートの請求額を確認しましょう。
海外では、本来より1桁多く請求されたというケースが意外と少なくありません。
これは悪意による不正請求だけでなく、店員の操作ミスにより起きることもあります。
その場で請求額がおかしいことに気付けば、すぐに返金などを依頼できます。
また、アプリの利用通知などを活用してダブルチェックするのもおすすめです。
支払い回数は選べない
スイスでクレジットカードを利用した場合、基本的に支払い回数は一括払いとなります。
日本のように、分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどは選べません。
どうしても一括での返済が難しいときは、マイページやアプリからあとで分割変更できることもあります。
また、リボ払いが自動適用となるカードなら、スイスでの利用分も自動的にリボ払いが適用されます。
さいごに...
この記事のまとめ
物価が高いスイス旅行を少しでもお得に楽しむなら、クレジットカードを使いこなせるかがポイント。
「クレジットカードが使えないときだけ現金で」というスタイルでいれば、手数料を最大限に節約できます。
クレジットカードのお得なメリット
- 両替より手数料が安い(1.6~2.2%)
- お得な海外キャッシングを使える
- 海外旅行保険が無料付帯
- 旅行関連の優待割引を使える
スイスで使いやすい国際ブランドは、MastercardとVisaの2つ。少額(80CHF以下)の支払いならタッチ決済も使え、会計時のセキュリティもしっかり確保できます。
メインカードにはMastercardやVisa、サブカードにはJCBやアメックスなどを組み合わせ、物価が高いスイスでの滞在費を賢く節約しましょう!
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
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