
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
2006年から15年連続「ロングステイ希望滞在国1位」にランクインしたマレーシア。
世界14位(アジアで4位)となる年間約2600万人(※)が訪れ、東南アジア屈指の観光大国として知られています。
※出典:UNWTO(国連世界観光機関) 2019年外国人旅行者受入数
そんなマレーシアへ旅行するなら、クレジットカードは必須アイテム。
マレーシアではクレジットカードを使えるお店が多く、クレジットカード決済すれば両替よりも手数料を節約できます。
一部の個人店や屋台では現金払いのみのケースもありますが、ホテルやレストラン、外資系のチェーン店など、マレーシア滞在中のさまざまなシーンでカード決済が可能です。

「マレーシア旅行用にとりあえずクレジットカードを作っておきたい」という人には、年会費無料のカードがおすすめです。
年会費無料ならカード申込時にコストがかかることもありませんし、使わなくなってしまっても余計な費用がかかることもありません。
マレーシア旅行におすすめのクレジットカード5枚のポイントをまとめると、それぞれ次の通りです。
国際ブランドや海外旅行保険などを比較し、マレーシア旅行の心強い相棒を手に入れましょう。
完全ナンバーレスでセキュリティも安心! |
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三井住友カード(NL)![]() |
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海外旅行保険が最高3000万円と年会費無料ではトップクラスの補償額 |
エポスカード![]() |
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JCBプラザ・クアラルンプールを無料で使える |
JCBカードW![]() |
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マレーシアで利用した金額の4.0%をキャッシュバック |
学生専用ライフカード![]() |
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プライオリティ・パスを無料で発行できる |
楽天プレミアムカード![]() |
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この記事はこんな内容です
マレーシア旅行にクレカは必需品!VisaかMastercardがおすすめ
- マレーシアの国際ブランドシェアは、VisaとMastercardが97%
- 海外キャッシングは両替より手数料が安い
- 公共交通機関は現金払いが基本(一部クレカのタッチ決済も可能)
- マレーシアの物価は日本の約2分の1
目次
マレーシア旅行にクレジットカードが必須な理由
マレーシアへ旅行するなら、クレジットカードは必須です。
クレジットカードが必須な大きな理由はおもに以下の3点があげられます。
マレーシア旅行にクレジットカードが必須な理由
- ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
- 大金を持ち歩く必要がなく、防犯対策につながる
クレジットカードがないと常に大金を持ち歩いたり、両替で手数料がかさんだりと、さまざまなデメリットが生じてしまいます。
ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
マレーシアのホテルに宿泊するときには、クレジットカードが必要となることがあります。
ホテルに宿泊するとき、クレジットカードには次のような役割があります。
ホテルチェックイン時におけるクレジットカードの役割
- クレジットカードの提示のみ:身分証代わり
- クレジットカードでデポジットを支払う:宿泊費以外の費用を保証
ホテルにより対応は異なり、デポジットが必要なときには所定の金額がクレジットカードに一時請求されます。
デポジットは「預かり金」や「保証金」という意味で、宿泊費以外のコスト(客室内のミニバー、備品の破損など)をカバーすることを目的としています。
相場は宿泊費1~2泊分で、何も問題なければチェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのマレーシア情報
クレジットカードを持っていないと、デポジット額を現金で用意することになります。両替所でお金を用意したり、手元の現金が減ってしまったりと、さまざまなデメリットが生じてしまいます。
現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
マレーシア旅行中にクレジットカードを利用すれば、両替よりも手数料を節約できます。
一般的に、クレジットカードの決済手数料は1.6~2.2%が目安です。
一方、両替にかかる手数料は2.0~3.0%が目安で、空港やホテルなどレートの悪い両替所だと、手数料はさらに高くなります。
「少しでもレートが良い場所で両替したい」と考える人も多いですが、両替所を何ヵ所もめぐってレートを比較するのはかなりの時間と労力を要します。
特に1週間以内の短期旅行を検討している人は、マレーシア滞在の時間を有効活用するためにも、「クレジットカードを使えるところはクレジットカードで」という姿勢でいるのが良いでしょう。
大金を持ち歩く必要がなく、防犯対策につながる
比較的治安が良いとされるマレーシアですが、観光客を狙ったスリや置き引きが発生しているのも事実です。
クレジットカードを活用すれば常に大金を持ち歩く必要がなく、防犯対策につながります。
なお、治安が良いとはいえ、日本に比べると必然的に犯罪被害に遭うリスクは高いといえます。
財布をズボンの後ろポケットに入れたり、席取りのためにカバンを置くなどの行為はNGです。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのマレーシア情報
クアラルンプールでは、エリアによって「治安悪そう」と感じることがありました。ライトアップもクアラルンプール観光の醍醐味ですが、暗くなってからの一人歩きはできるだけ避けたほうが良いかもしれません。
三井住友カード(NL)

お得なキャンペーン
- 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
マレーシア旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
マレーシア旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。
年会費、国際ブランド、海外旅行保険の補償額などを比較し、自分にとってメリットの大きいクレジットカードを選びましょう。
利用できるクレジットカード

三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険
マレーシア旅行に便利な特典
- 最高2000万円の海外旅行保険が付帯
- クアラルンプールのVJデスクを利用できる
- 国際ブランドはVisa/Mastercardを選べる
三井住友カード(NL)は年会費無料で完全ナンバーレスのクレジットカードで、セキュリティ性を重視する人におすすめ。
券面にカード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード、名義)が印字されないことから、店員や周囲の人に盗み見される心配がありません。
カード情報はVpassアプリから確認でき、利用通知サービスを設定しておけば不正利用の早期発見にもつながります。
また、三井住友カード(NL)には最高2000万円の海外旅行保険が付帯し、マレーシア滞在中のアクシデントに備えることができます。
クアラルンプールでは現地サポートデスクの「VJデスク」も利用でき、カード紛失などのトラブルも日本語で相談可能です。
選べる国際ブランドはVisaとMastercardの2種類で、いずれもマレーシア国内では広く流通しているため、マレーシア旅行のメインカードに向いています。
三井住友カード(NL)

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド |
![]() ![]() |
電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
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最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯
マレーシア旅行に便利な特典
- 最高3000万円の海外旅行保険が付帯
- 利用可能枠を一時的に増額できる
- 最短当日にカードを受け取れる
丸井グループが発行するエポスカードは、最高3000万円の海外旅行保険が付帯するのが特徴の年会費無料のカードです。
マレーシア旅行での安心感を優先したい人におすすめの1枚になっています。
一般的に、年会費無料のクレジットカードに付帯する海外旅行保険は、1000~2000万円を上限とするケースがほとんどですが、最高3000万円まで補償されるエポスカードは、一般カードとしてはトップクラスの補償内容といえます。
また、エポスカードでは利用可能枠を一時的に増額することも可能です。
航空券やホテルなどをカード決済するときは、あらかじめ利用可能枠を増やしておくと安心でしょう。
一時増額の上限
- 現在の利用可能枠の2倍
- 現在の利用可能枠+100万円
旅行まで時間がないという人は、エポスカードの申込時に「店頭受取」を選択しておけば、OIOIの店舗などで当日中にカードを受け取ることができるので便利です。
エポスカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
JCBカード W│JCBプラザ・クアラルンプールを使える
マレーシア旅行に便利な特典
- JCBプラザ・クアラルンプールを利用できる
- マレーシアでも2倍のポイントが貯まる
- 最高2000万円の海外旅行保険が付帯
JCBカード Wは18~39歳のみが発行できる年会費無料のクレジットカードで、若年層を対象としたお得なサービスが充実しています。
ポイント2倍サービスは海外での利用にも適用されるため、マレーシアでの買い物でもしっかりとポイントを貯められるでしょう。
付与されるポイント | 還元率 | |
---|---|---|
JCBカード W | 1000円につき2ポイント(約10円相当) | 1.0% |
JCB一般カード | 1000円につき1ポイント(約5円相当) | 0.5% |
さらにJCBカード Wは、JCBプラザ・クアラルンプールを利用できるのが大きなメリットです。
JCBはマレーシア国内で使える店舗が少ないものの、特典用として発行する価値は十分にあります。
JCBプラザ・クアラルンプールで利用できるサービスは、観光案内やチケット予約、緊急時のサポートなどです。
Wi-Fiも無料で利用できるため、観光中の情報収集にも役立つでしょう。
各種案内 | JCB加盟店情報、JCB優待情報、観光情報 |
JCB加盟店の予約 | ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケットなど |
緊急サポート | カードの紛失・盗難時のサポート |
JCB カード W

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年6月30日まで)
・MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大1万5000円のキャッシュバック
※合計1万円以上の利用が対象
※対象利用先は「Amazon.co.jp」「Apple Pay/Google Pay/MyJCB Pay(対面決済のみ)」「Appleストア/Googleストア」
※電子マネーチャージやギフトカード購入費用などは集計対象外 - 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年6月30日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円 - (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック
学生専用ライフカード│海外利用総額の4.0%をキャッシュバック
マレーシア旅行に便利な特典
- マレーシアで利用した金額の4.0%をキャッシュバック
- 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
- 24時間年中無休で「LIFE DESK」を利用できる
学生旅行でマレーシアへ行くなら、ライフカードが発行する学生専用ライフカードがおすすめです。
学生専用ライフカードは、海外利用額の4.0%がキャッシュバックされるのが特徴。事前エントリーが必要なものの、年間最大10万円までキャッシュバックを受けることができ、マレーシアでの買い物を実質4.0%オフで楽しめます。
また、学生専用ライフカードには最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯します。
クレジットカードを持っているだけで自動的に保険が適用されるため、事前に航空券などをカード決済する必要はありません。
マレーシア滞在中にトラブルが起きたときには「LIFE DESK」に24時間いつでも相談できるため、はじめての海外旅行でも安心感につながるでしょう。
学生専用ライフカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
楽天プレミアムカード│プライオリティ・パスを無料で発行
マレーシア旅行に便利な特典
- プライオリティ・パスを無料で発行できる
- 最高5000万円の海外旅行保険が付帯
- 楽天カードトラベルデスクを利用できる
楽天プレミアムカードは、年会費1万1000円のハイステータスカード。
世界148ヵ国、1300カ所以上に展開する空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」を無料発行できるのが特徴で、空港での待ち時間を有意義に過ごしたい人におすすめです。
また、楽天プレミアムカードには最高5000万円の海外旅行保険が付帯しています。
補償額が最高5000万円と高いのは、ハイステータスカードならではのメリットでしょう。
傷害死亡・後遺障害 | 最高5000万円(自動付帯:4000万円、利用付帯:1000万円) |
傷害治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 3000万円 |
携行品損害 | 50万円(自動付帯:30万円、利用付帯:20万円) |
※出典:楽天カード「海外旅行傷害保険ガイド」より一部抜粋
さらにクアラルンプールには楽天カードトラベルデスクがあり、トラブルのサポートからレストランの手配まで、さまざまなシーンで活用できます。
楽天トラベルでポイント最大3倍などの特典を利用すれば、年会費以上のお得を実感することもできるでしょう。
楽天プレミアムカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1% |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
発行スピード | 1週間〜10日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
![]() |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&利用で5000ポイント進呈(期間限定ポイント含む。特典進呈条件あり)
ライター体験談:マレーシアではクレカと現金の併用がポイント
マレーシアには約1週間滞在し、首都クアラルンプールと世界遺産マラッカをめぐりました。
マレーシア人はデビットカードや電子マネーを利用している人が多いですが、もちろんクレジットカードも幅広いシーンで使えます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのマレーシア情報
持っていったクレジットカード:エポスゴールドカード(Visa)、楽天カード(Mastercard)、JCBゴールド(家族カード)
使えなかったカード:JCBゴールド(家族カード)
本記事でも紹介している通り、マレーシアでは本当にVisaとMastercardが強いです!クアラルンプールではJCBを使えるお店もありますが、基本的に観光エリアのみと考えるほうが良いでしょう。
また、ローカルなエリア、マラッカなどの地方都市では、現金が必要なシーンも意外と多い印象です。
「全部クレジットカードで」とはいかないため、毎日「今日はいくら必要かな?」と考え、現金をお財布に入れておくのがおすすめですよ。
マレーシア旅行にクレカを持っていくメリット
マレーシア旅行にクレジットカードを持っていけば、次のようなメリットが生まれます。
マレーシア旅行にクレカを持っていくメリット
- 海外旅行保険が付帯している
- クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
- マレーシアではクレジットカード払いができる店が多い
- 海外キャッシングが利用できる
海外旅行保険やキャッシングを活用すれば、旅費の節約にもつながります。
海外旅行保険が付帯している
クレジットカードの多くには、海外旅行保険が無料で付帯します。
補償金額はクレジットカードにより異なり、一般カードなら1000~2000万円、ゴールドカードなら3000~5000万円が相場になっています。
海外は日本に比べて医療費が高額なため、クレジットカードがあれば予期せぬトラブルに備えることができます。
また、海外旅行保険に自分で申込んだ場合、保険料は安くて2000~3000円ほど(マレーシアに7日間滞在した場合)。クレジットカードの海外旅行保険を活用すれば、それだけで2000~3000円節約できることになります。
補償金額 | 適用条件 | |
---|---|---|
三井住友カード(NL) | 最高2000万円 | 利用付帯 |
エポスカード | 最高3000万円 | 利用付帯 |
JCBカード W | 最高2000万円 | 利用付帯 |
学生専用ライフカード | 最高2000万円 | 自動付帯 |
楽天プレミアムカード | 最高5000万円 | 自動付帯(一部利用付帯) |
なお、クレジットカードの海外旅行保険には利用付帯(旅費の一部をカード決済することで適用)と自動付帯(クレジットカードを持っているだけで自動的に適用)の2パターンがあります。
一般カードでは利用付帯となるケースが多いため、事前に適用となるための条件を確認しておきましょう。
クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
クレジットカードには優待特典が付帯し、マレーシア滞在での安心やお得を手に入れることができます。
特に、現地サポートデスクはカード紛失からレストラン手配などさまざまなシーンで活用でき、「英語が苦手」、「海外旅行ははじめて」といった人におすすめです
クレジットカードに付帯する優待特典
- 現地レストランやホテルの優待価格
- スーツケースレンタル、Wi-Fiレンタルの優待価格
- 現地トラベルデスク
- 荷物宅配サービス
- 空港ラウンジサービス(おもにゴールドカード以上)
優待特典の内容は、クレジットカードや国際ブランドによってさまざまです。
現地での「決済用」とは別に、「特典用」としてのカードを1枚持っておくのがおすすめです。
マレーシアではクレジットカード払いができる店が多い
マレーシアは、東南アジア諸国の中でも特にキャッシュレス化が進んでおり、都市部や観光地ではクレジットカードを使えるお店がほとんどです。
マレーシアの通貨であるリンギットは紙幣が6種類、硬貨が4種類と多く、外国人観光客が使いこなすには時間がかかるものです。
クレジットカードがあれば現金でやりとりする必要がなく、会計がスムーズでしょう
海外キャッシングが利用できる
クレジットカードをマレーシアに持っていけば、現地で海外キャッシングを利用できます。
海外キャッシングとは、海外のATMにクレジットカードを差し込み、現地通貨を引き出すこと。クレジットカード会社から一時的にお金を借りる状態となるため利息が発生しますが、両替に比べると手数料は安くなります。
海外キャッシングを利用すれば大金を持ち歩く必要もなくなり、マレーシア滞在中の防犯対策にもつながります。
マレーシアのクレカ事情│VisaかMastercardを!
マレーシア旅行にクレジットカードを持っていくなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2択です。
マレーシアにおける国際ブランドのシェア率(2022年)は次のとおりで、VisaとMastercardだけで97%を占めています。
マレーシアにおける国際ブランドのシェア率
- Visa:58%
- Mastercard:39%
- American Express:2%
- その他:1%
※出典:starista「Distribution of e-commerce card payments in Malaysia in 2022, by card scheme」
マレーシアで普及率が高いVisa、Mastercardなら三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)

お得なキャンペーン
- 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
JCB、アメックスはほとんど使えない
データから明らかな通り、マレーシアではJCBやアメックスはほとんど使えません。
外国人観光客が多いエリアや観光施設では使えることもありますが、決済用のメインカードとしては心細いでしょう。
しかし、JCBやアメックスは旅行関連の優待特典が充実していることでも知られています。
JCBやアメックスのクレジットカードを作るなら、決済用としてVisaかMastercard、特典用としてJCBかアメックスと、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
JCBプラザ・クアラルンプールを使える
JCB カード W

お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年6月30日まで)
・MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大1万5000円のキャッシュバック
※合計1万円以上の利用が対象
※対象利用先は「Amazon.co.jp」「Apple Pay/Google Pay/MyJCB Pay(対面決済のみ)」「Appleストア/Googleストア」
※電子マネーチャージやギフトカード購入費用などは集計対象外 - 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年6月30日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円 - (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック
マレーシアでクレジットカードが使える場所・使えない場所
マレーシアでクレジットカードが使える場所・使えない場所をまとめると、以下のとおりです。
ローカルな食堂や屋台ではクレジットカード不可のケースが多いため、最低限の現金は必要です。
使える場所 | 使えない場所 |
---|---|
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近年は、屋台や露店でもクレジットカード払いに対応しているお店が増えています。
しかし、お店の住所を特定できないことや多重請求などのリスクを考えると、現金で支払ったほうが無難かもしれません。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのマレーシア情報
クアラルンプールとマラッカの2都市は観光客が多いこともあり、クレジットカードはかなり流通している印象でした。個人経営の小さなお店だとクレジットカードを使うのに少し躊躇しますが、チェーン店なら安心してカード決済できますよ。
マレーシアの交通手段は電車、バス、タクシーで!基本は現金決済
マレーシアの公共交通機関は、基本的に現金払いとなります。
特にクアラルンプール以外の都市に出かけるなら、支払いは現金のみと考えた方が良いかもしれません。
一方、クアラルンプールではクレジットカードをタッチするだけでゲートを通過できるケースも増えています。
滞在都市やどの公共交通機関を利用するかによって、支払い方法も柔軟に使い分けましょう。
マレーシアの交通機関の決済事情
- ICカード「Touch'n Goカード」が便利
- 電車でのタッチ決済はできない
- クアラルンプール国際空港と市内を結ぶKLIAエクスプレスはタッチ決済が可能
- クアラルンプール市内の「GO KL(ゴーケイエル)」は有料化&クレカ決済も可
- オンラインタクシーのGrab Taxiならクレカ決済OK
ICカード「Touch'n Go カード」が便利
クアラルンプールに滞在するなら、Touch'n Go(タッチアンドゴー)カードを発行すると便利です。
Touch ’n Go カードとは、日本のSuicaやPASMOのような交通系ICカードのことで、公共交通機関のほかにもさまざまなシーンで利用できます。
Touch ’n Go カードが使える場所
- 電車
- バス
- コンビニ
- 高速道路
Touch'n Go カードは、駅のサービスカウンターや街中にある「Touch’n go hub」、さらに薬局のWatsonsなどで購入できます。
また、eWalletを使えばいつでもスマホからチャージ可能となり、チャージのたびにサービスカウンターなどへ行く必要もありません。
発行手数料としてRM10(約319円)かかりますが、毎回切符を購入する手間や列に並ぶ時間などを考えると、購入する価値はあるでしょう。
電車でのタッチ決済はできない
クアラルンプール市内の電車にはLRT・モノレール・MRTの3種類がありますが、いずれもクレジットカードのタッチ決済は利用できません。
支払い方法は現金、またはTouch'n Go カードのいずれかとなります。
なお、現金で支払う場合は、事前に駅の券売機でコイン型のトークンを購入する必要があります。
改札を通るときはトークンをタッチ画面にかざし、改札を出るときはトークンを投入口に入れることになります。
クアラルンプール国際空港と市内を結ぶKLIAエクスプレスはタッチ決済が可能
クアラルンプール国際空港と市内を結ぶKLIAエクスプレスでは、クレジットカードによるタッチ決済が可能です。
対応している国際ブランドは、次の5種類。ただし、そもそもクレジットカードがタッチ決済に対応していないと通過できないため、券面にリップルマークがあるか確認しておきましょう。
利用できる国際ブランド
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Union Pay
タッチ決済のマークをチェック

クレジットカード右上の赤丸のマークがタッチ決済対応の目印です。
クアラルンプール市内の「GO KL(ゴーケイエル)」は有料化&クレカ決済も可
クアラルンプールの市内循環バス「GO KL(ゴーケイエル)」は、2024年より外国人は有料となりました。
運賃は一律RM1(約31円)で、支払い方法は次のいずれかとなります。たとえRM1でも、現金で支払うことはできません。
GO KLの支払い方法
- Touch'n Goカード
- クレジットカード
- QRコード
- デビットカード
タクシーは原則メーター制で現金払い
マレーシアでタクシーに乗車する場合は、現金払いが基本となります。
空港のタクシーカウンタ―などを除き、クレジットカード決済はできません。
運賃はメーター制が基本で、料金は次のとおり定められています。
基本料金 | RM3(最初の2kmまで) |
---|---|
追加分 | 10セン(115mごと) | 電話で呼んだ場合 | RM1~2の追加料金 |
夜間料金 | 5割増し(23:00~6:00) |
※出典:マレーシア政府観光局
ただし、通勤ラッシュや渋滞時の料金は、例外的に交渉制になることも。また、ペナンやマラッカなどの地方都市では、交渉制が多数派といえます。
あまりに高額な運賃を請求されないためには、事前にホテルのフロントなどで相場を聞いておくと安心です。
また、思わぬトラブルに巻き込まれないよう、乗車時には次の3点にも気を付けましょう。
乗車の際の注意点
- 必ず助手席ダッシュボード上にある顔写真付きのライセンスを確認する
- 相乗りのシステムはないため、安全上、ドライバー以外にも人が乗っているタクシーには絶対に乗らない
- 安全の為、乗車の際は必ず後部座席に乗る
※出典:マレーシア政府観光局
オンラインタクシーのGrab Taxiならクレカ決済OK
「交通費はクレジットカードで払いたい」、「タクシーでぼったくられないか不安」といった方には、オンラインタクシーのGrab Taxiがおすすめ。
Grabは東南アジアで広く普及している配車アプリで、事前にアプリに登録しておけばクレジットカード決済が可能です。
運賃が乗車前にわかるため、交渉でぼったくりに遭う心配もありません。
Grab Taxiの決済方法
- 現金
- クレジットカード
- デビットカード
- GrabPay
Grabの利用方法は簡単で、アプリから現在地と目的地を入力するだけ。すぐに運賃や最寄りのドライバーが表示され、予約を確定すると詳細画面(車のナンバー、ドライバーの写真、到着時間など)が表示されます。
マレーシア到着後にGrabアプリをダウンロードすると、現地の電話番号が必要になってしまうため、日本国内で事前にダウンロードしておきましょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのマレーシア情報
Grabとタクシー(メーター制)の運賃は交通状況などによって変動するため、一概にどちらが安いとは断言できません。しかし、あらかじめ料金がわかること、ぼったくりのリスクがないことから、Grabのほうが安心感は大きいといえます。
マレーシアの現金事情│物価は日本の約2分の1
マレーシアは東南アジアの中でも物価が安く、日本の約2分の1程度。クアラルンプールなどの大都市では、近年物価は上昇しつつあります。
マレーシアの現金事情
- 1日に必要な現金は3000~5000円
- 通貨はマレーシア・リンギット(RM)とセン(¢)
- マレーシアではチップの習慣はない
- 宿泊時に「マレーシア観光税」が必要
1日に必要な現金は3000~5000円
マレーシア滞在中に必要な現金は、1日あたり約3000~5000円程度です。
クレジットカードを積極的に活用すれば、現金は1500円程度でも問題ありません。
マレーシアの物価
【マレーシアの物価は日本の約2分の1】
- 食費:1000~3000円(3食分)
- 交通費:500~1000円
- 観光施設の入場料:1000~3000円
- ショッピング:1000~5000円
マレーシア滞在中の食費は、どこで食べるかによって大きく異なります。
たとえば、ローカルなレストランなら一食200~300円程度で済みますが、ショッピングモールなどに入った外資系チェーン店だと、一食1000円を超えることも少なくありません。
近年は日本食チェーン店もマレーシアに多数出展していますが、ローカルレストランに比べると費用は約2~3倍となります。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのマレーシア情報
イスラム教国であるマレーシアでは酒税がかなり高く、ビール1缶でも300~500円ほど。また、レストランでお酒を飲もうと思っても、そもそもお酒を提供していないことも多々あります。お酒を飲みたくなったときは、観光客向けのレストランや中華系レストランなどを利用しましょう。
通貨はマレーシア・リンギット(RM)とセン(¢)

マレーシア国内には、6種類の紙幣と4種類の硬貨が流通しています。
マレーシア・リンギット | 日本円 |
---|---|
RM100 | 約3195円 |
RM50 | 約1597円 |
RM20 | 約639円 |
RM10 | 約319円 |
RM5 | 約159円 |
RM1 | 約31円 |
硬貨の種類/RM1=100¢
50¢、20¢、10¢、5¢の4種類
紙幣の色、硬貨のサイズはそれぞれ異なりますが、短期滞在中にすべてを使いこなすのは簡単ではありません。
なかでもRM5(緑)とRM50(グレーがかった水色)は見間違えやすいため、誤って多く支払わないよう注意しましょう。
マレーシアではチップの習慣はない
マレーシアには、基本的にチップの習慣はありません。
レストランでも、特別なサービスを受けない限りチップは不要です。
とはいえ、ホテルで荷物を持ってもらったり、レストランで気持ちの良い接客を受けたときなどは、感謝の証としてチップを渡すのも良いでしょう。
チップの相場は、ポーターならRM5、レストランなら金額の5~10%が目安となります。
宿泊時に「マレーシア観光税」が必要
マレーシアのホテルに宿泊するときには、マレーシア観光税(TTx)が必要です。
料金は1泊1室あたりRM10(約319円)で、ホテルや予約サイトなどを通してマレーシア政府へ納税されます。
予約内容によってはホテルのカウンターで支払いとなる可能性もあるため、あらかじめ頭に入れておきましょう。

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マレーシアの宿泊費は、一般的なホテルなら3000円~1万円が相場。クアラルンプールは「世界で一番安く5つ星ホテルに宿泊できる都市」とも言われているため、少し贅沢をしてみるのも良いですね。
現地通貨が必要になったら海外キャッシングがお得
現地でマレーシア・リンギット(RM)が必要になったときは、海外キャッシングを利用するのがおすすめです。
海外キャッシングは好レートなうえに両替所をあれこれ比較する必要がないため、お金と時間の両方を節約できます。
海外キャッシングがおすすめな理由
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 大金を持ち歩く必要がない
- 両替所は詐欺の危険もある
- 日本での両替はレートが悪い
おすすめな理由をひとつずつ詳しくみていきましょう。
キャッシングは両替よりもレートが良い
海外キャッシングを利用すれば、両替よりも手数料を節約できます。
海外キャッシングで必要な手数料は、利息とATM手数料の2種類あります。
たとえば、10万円分のマレーシア・リンギットを引き出した場合、手数料は次の通りです。
10万円を30日間借りたときの利息
- 利息:10万円×18.0%(年率)÷365日×30日=約1480円
- ATM手数料:110~220円
ただし繰り上げ返済を活用すれば借入期間を短くでき、20日なら約986円、10日なら493円とさらに利息を安くできます。
一方、10万円を両替したときの手数料は、約2000~3000円(2.0~3.0%)かかります。
海外キャッシングを上手に活用すれば、手数料を両替の半分以下に抑えることも不可能ではありません。
両替所は詐欺の危険もあるから要注意!
マレーシアの両替所では、詐欺などのトラブルも発生しています。
特に多いのが、両替額をごまかそうとするケース。外国人観光客がマレーシア・リンギットの取り扱いに慣れていないことを利用し、実際のレートよりも少ない金額しか渡さないという事例です。
こうしたトラブルを回避するには、その場で受取金額をチェックすることが鉄則です。
あとになって慌てて両替所に戻っても、受取額を証明できない以上、お金を取り戻すことはできません。
特に、路地の小さな両替所などではトラブルが起きやすいため、できるだけ観光客の多い人気の両替所を利用すると良いでしょう。
日本での両替はレートが悪い!マレーシアに到着してから両替を
日本国内でもマレーシア・リンギットを手に入れることは可能ですが、レートは良くありません。
少しでも多くのマレーシア・リンギットを手に入れるなら、マレーシアに到着してから両替しましょう。
また、マレーシア国内でもどの両替所を使うかによってレートは変動します。
ホテルや空港は特にレートが高いため、次の優先順位で両替所を探すのがおすすめです。
両替所がある場所(好レート順)
- 街中(観光施設周辺やショッピングモール内など)
- 銀行
- 空港
- ホテル

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クレジットカードの海外キャッシングなら、どこのATMを使っても手数料は変わりません。「どの両替所が好レートかな」、「この両替所は安心かな?」などと考えなくて済むのは、海外キャッシングならではのメリットです。
マレーシアのATMの使い方
海外キャッシングは基本的なやり方さえ覚えておけば、海外旅行初心者でもけっして難しくありません。
マレーシアに着いてから慌てないためにも、事前に操作方法や注意点を確認しておきましょう。
マレーシアのATMの使い方
- ATMは街中のいたるところにある
- 現金の引き出し方法
- スキミングには注意
ATMは街中のいたるところにある
マレーシアの街中を歩けば、次のようにさまざまなところでATMを見つけることができます。
マレーシアでATMがある場所
- ショッピングモール
- コンビニ
- 娯楽施設
- ガソリンスタンド
- 銀行
ATMを見つけたら、まずは次のステッカーが貼ってあるか確認しましょう。
たとえ最新のATMでも、次のマークがなければ海外キャッシングは利用できません。
海外キャッシング対応ATMの目印

- Visa:plus
- Mastercard、JCB:Cirrus
現金の引き出し方法
ATMの操作手順は、おもに次のような手順です。はじめに言語設定を変更できる画面があるため、英語か日本語に変更しておきましょう。
また、ATMの利用には4桁の暗証番号が必須となるため、不明なときは出発前に確認しておく必要があります。
英語表記(一例) | 対応 |
---|---|
Insert Your Card | クレジットカードを挿し込む |
Enter Your PIN,Then Press Enter | 暗証番号を入力し、Enterキーを押す |
Select Type of Transaction | 取引方法から「WITHDRAWAL」を選択 |
Select Account for Withdrawal | 引き出し手段から「CREDIT CARD」を選択 |
Select Dispense Amount | 金額を指定し、Enterキーを押す |
Please Take Cash | 現金を受け取る |
Would You Like Another Transaction? | 操作を終了する場合は「NO」を選択 |
Please Remove Card and Take Receipt | クレジットカードと利用明細書を受け取る |
ATMによっては、現金が不足していることもあります。
うまくキャッシングできないときは、引き出し額を少なくするか、別のATMを試してみましょう。
スキミングには注意
マレーシアのATMを利用するときには、スキミングにも注意が必要です。
スキミングとは、専用の機器(スキマー)を使ってカード情報を盗みとる犯罪のこと。
クレジットカードの不正利用としては特に被害が多く、カード所有者はスキミングにあったことに気付かないケースがほとんどです。
スキミング被害を防ぐには、ATMのカード挿入口に不審物がないか、事前に確認することが大切です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのマレーシア情報
海外キャッシング初心者なら、まずは銀行内のATMを利用するのがおすすめ。銀行なら警備員がいることでセキュリティ性が高く、思わぬトラブルが起きてもすぐにスタッフを呼べます。ただし、マレーシアの銀行は土・日曜が休業&平日も16時過ぎに閉まることが多いため、時間には注意しましょう。
クレジットカードを使うときの注意点
マレーシアでクレジットカードを使うときは、日本国内とは少し勝手が異なります。
「せっかくクレジットカードを持ってきたのに使えない」とならないためにも、次の3点には注意しましょう。
クレジットカードを使うときの注意点
- 支払いは現地通貨建て
- 支払いには暗証番号が必要
- 支払い回数は選べない
支払いは現地通貨建て
マレーシアでクレジットカード決済すると、「現地通貨建て」か「円建て」かを尋ねられることがあります。
手数料を少しでも安くしたいなら、現地通貨建て一択。
現地通貨建てなら国際ブランドが定める手数料(約2.0~3.0%)が適用されます。
一方の円建てでは、店舗側が自由にレートを設定でき、手数料が10%近くになることも。
その場で日本円での請求金額を確認できるのはメリットですが、レート面では大きく損してしまうことになります。
手数料の目安 | 手数料の決定者 | |
---|---|---|
現地通貨建て | 約2.0~3.0% | 国際ブランド |
円建て | 約2.0~10.0% | 店舗 |
支払いには暗証番号が必要
マレーシアでクレジットカードを使うときには、暗証番号が必要です。
日本のように、サインやスライド式などで決済できることは基本的にありません。
暗証番号が不明な場合は、クレジットカード会社に問い合わせが必要です。
カード会社によっては通知書の送付に1週間ほどかかることもあるため、余裕をもって確認してきましょう。
支払い回数は選べない
マレーシアでクレジットカードを利用する場合、支払い方法は1回(一括)のみです。
分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどは選択できません。
例外として、自動リボ払いが採用されているカードでは、海外利用分もリボ払いとなります。
また、どうしても一括払いで返済できないときは、まずは一括払いで決済し、あとからアプリやマイページで支払い方法を変更することも可能です。
さいごに...
この記事のまとめ
マレーシアはキャッシュレス決済が広く浸透しており、日本人観光客にとってクレジットカードは必須アイテムです。
しかし、公共交通機関や個人店など現金が必要なケースも意外と多いため、クレジットカードと現金の使い分けがポイントになります。
滞在中に必要な現金は「海外キャッシング」を利用することで、手数料を節約できます。
マレーシア旅行にクレジットカードを持っていくメリット
- 両替より手数料が安い
- ホテル宿泊時にはデポジット、身分証代わりになる
- 海外旅行保険が付帯
マレーシア旅行用にクレジットカードを作るなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2択。
また、磁気不良や紛失などのリスクに備え、最低でも2枚はクレジットカードを持っていくことをおすすめします。「決済用」としてVisaかMastercard、「特典用」としてJCBなどを発行すれば、それぞれのメリットを最大限に活用できるでしょう。
また、クレジットカードではお得な入会キャンペーンを実施していることが多く、クレジットカードを作るだけでお得なキャッシュバックを受けることができます。
ぜひ当記事でおすすめしたクレジットカード5選をおさらいし、マレーシア旅行に安心&お得をプラスしましょう。
監修者

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
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