
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
海外旅行中に起こりうる事故や盗難などのトラブル。特に慣れない土地で病院に行かなくてはならなくなったとき、海外旅行保険のサポートがあるのとないのとでは安心感が違います。
こんなことが気になる人へ
- 「海外旅行保険付きのクレジットカードを持っているけど、実際どう使えばいいの?」
- 「クレカに付いている海外旅行保険を使うときの注意点やおすすめカードを知りたい」
クレジットカードに海外旅行保険が付いていると知っていても、実際どう利用したらいいのかよくわかりませんよね。でも手順は意外と簡単。おおまかな流れは以下の通りです。
サポートデスクに電話する
▼
ケガや病気なら医療機関で治療を受ける
▼
必要書類を手配して帰国後に保険金を請求
海外旅行保険付きのクレジットカードには、現地からいつでもつながるサポートデスクがあるので、緊急時はとりあえずその専用ダイヤルに電話すればOK。慣れない土地でのトラブルに気が動転していても、日本語でていねいに対応してくれるのでとても安心です。
さらに病院の紹介や移送の手配、治療費の立て替えが不要なキャッシュレス診療のサービスなどが付いているので、海外旅行保険付きのクレジットカードは旅のお供として欠かせません。
ただし、キャッシュレス診療が使えない医療機関や地域もある、現地で必要書類をもらっておかないと補償が受けられない場合もある、など海外旅行保険を使ううえでの注意点もいくつかあります。
今回は、そんなクレジットカードに付く海外旅行保険の使い方から、知っておくと役に立つ情報まで、詳しく解説していきます。おすすめカード5枚も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事はこんな内容です
クレジットカードに付く海外旅行保険を使うときの3つのポイント
- 海外で何かトラブルが起きたら、まずクレジットカードのサポートデスクに電話をする
- 海外旅行保険など旅行に役立つ補償やサービス
- 海外の高額な医療費を自分で立て替える必要がない「キャッシュレス診療」が便利
- 保険金請求の必要書類には現地でしか手配できないものもあるので、しっかり確認する
目次
最高1億円の海外旅行保険とワンランク上のサービスが受けられるJCBカード ゴールド
JCBゴールド

お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2022年9月30日まで)
・Amazon.co.jp利用で最大2万円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック)
・Apple Pay/Google Pay利用で最大5000円キャッシュバック(Apple Pay/Google Payで利用した金額の20%をキャッシュバック) - JCBゴールド限定キャンペーン(2022年9月30日まで)
・2022年12月15日までに100万円以上のカード利用でJCBゴールドザ・プレミアにご招待
・2022年12月15日までに100万円以上のカード利用で翌年度の年会費(1万1000円)をキャッシュバック - 家族カード入会で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)
- 5億円山分けキャンペーン!対象期間中、10万円以上のカード利用で3000円(上限)のキャッシュバックなど(既存会員含む。2022年9月15日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2022年9月30日まで)
クレジットカードの海外旅行保険の使い方は?まずはサポートデスクに電話を
クレジットカードに付いている海外旅行保険の使い方は、そんなに複雑ではありません。
クレジットカードに付く海外旅行保険の利用手順
- クレジットカード会社のサポートデスクに電話する
- ケガや病気の場合は紹介された医療機関で治療を受ける
- 必要な書類を用意して保険金を請求する
保険についての詳しい知識がなくても、とりあえずこの手順を踏めばきちんと補償は受けられます。ただし、クレジットカードによって補償内容は違うので、どんなトラブルに対応してくれるかは事前に確認が必要です。持病や歯の治療、出産にかかる費用などは、クレジットカードの海外旅行保険では補償の対象外なので注意しましょう。
サポートデスクに電話する際に必要な情報や、保険金請求の際に提出する書類など、ここからさらに詳しく解説していきます。
クレジットカード会社のサポートデスクに電話する
ほとんどの海外旅行保険付きクレジットカードには、24時間日本語対応のサポートデスクが用意されています。
ケガや病気になったとき、バッグなどを盗まれてしまったとき、病院や警察でどんな手続きをすればいいのか、サポートデスクの担当者がていねいに教えてくれます。海外で何かトラブルに巻き込まれてしまった場合は、まずサポートデスクの専用ダイヤルに電話をしましょう。サポートデスクでは、おもに以下のようなサービスを提供しています。
医療機関の紹介・手配 | ケガや病気に対応できる最寄りの病院や診療所を紹介。診療予約や入院手続きをしてくれる場合もある |
---|---|
医療機関の紹介・手配 | ケガや病気に対応できる最寄りの病院や診療所を紹介。診療予約や入院手続きをしてくれる場合もある |
ケガ人、病人の移送の手配 | 医療機関への移送や転院に必要な交通機関(救急車、ヘリコプターなど)を、容体や交通事情に合わせて手配 |
通訳サポート | 本人に代わって医療機関や警察に必要な情報を伝えるための通訳を手配。オペレーターが電話で直接通訳してくれる場合もある |
救援者に対する援助 | 家族が日本から現地に向かうための航空便やホテルの手配 |
その他の相談 | 他人にケガを負わせてしまったときや盗難にあってしまったときなど、保険に関するさまざまな相談 |
※サービス内容はクレジットカード会社によって異なります。
もしものときに備えて、海外旅行の前にサポートデスクの電話番号を登録しておくか、すぐ分かるところにメモしておくとよいでしょう。
また、サポートデスクに電話をすると以下の情報を聞かれるので、こちらもすぐ分かるところにメモしておくことをおすすめします
サポートデスクへの連絡事項
- 氏名・生年月日・性別
- クレジットカード番号・有効期限
- 緊急事態の詳細・ケガや病気の状況など
- 現地の連絡先・電話番号
ケガや病気の場合は紹介された医療機関で治療を受ける
ケガや病気の場合は、手順1でサポートデスクに紹介してもらった病院や診療所で治療を受けます。その医療機関が「キャッシュレス診療」に対応していれば、自分で治療費を支払う必要がないので、手順3の「必要書類を手配して帰国後に保険金を請求する」は不要になります。
キャッシュレス診療とはクレジットカードに付く海外旅行保険のサービスのひとつで、かかった治療費を保険会社から医療機関に直接支払ってくれるものです。つまり、補償金額内であれば自分で支払う治療費は一切ないということ。
海外の医療費は日本に比べて非常に高額です。国によっては、盲腸の緊急手術や骨折の治療・入院などで100万円以上かかることも珍しくありません。高額な治療費を自分で立て替える必要がないのはとても助かりますよね。
現在ほとんどの海外旅行保険付きクレジットカードにキャッシュレス診療のサービスが付いていますが、一部付いていないカードもあるので、選ぶときはしっかり確認しましょう。
キャッシュレス診療サービスの利用方法や注意点について、ここからさらに詳しく解説していきます。
キャッシュレス診療はどう使う?流れを解説
サポートデスクで紹介してくれる医療機関であれば基本的にキャッシュレス診療対応のところがほとんどですが、念のためサポートデスクに電話した際、キャッシュレス診療希望の旨を伝えておくとよいでしょう。
キャッシュレス診療サービスで治療を受ける手順は以下の通りです。
キャッシュレス診療の流れ
サポートデスクでキャッシュレス診療対応の医療機関を紹介・手配してもらう
▼
医療機関でパスポートとクレジットカードを提示し、受診する
▼
所定の書類に必要事項を記入して提出する
とても簡単ですよね。現地で医療機関に書類を提出すれば、そこで手続き完了。あとは保険会社から直接支払いをしてくれます。
キャッシュレス診療の注意点
- キャッシュレス診療が使えるのは保険会社の提携病院か一部の医療機関のみ
- 補償金額を超えた治療費は自己負担
キャッシュレス診療に対応できる提携医療機関の数は保険会社によって異なりますが、各国の首都や日本人に人気の観光地であればだいたいあると思って大丈夫です。
ただ、マイナーな国や地域など、キャッシュレス診療対応の医療機関がないエリアもあるので、その場合は自分で治療費を立て替え、帰国後に保険金を請求する必要があります。一部の保険会社では、世界各地の提携医療機関をホームページで公開しているので、心配な場合は事前にチェックしておくとよいでしょう。
また、補償金額を超えた分の治療費や、持病や歯の治療などそもそもクレジットカードの海外旅行保険で補償対象外の治療については、自分で支払う必要があります。
海外旅行保険の補償内容については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、併せてチェックしてみてください。
【2022年保存版】旅行保険付きクレジットカードの選び方とおすすめ6選
必要な書類を用意して保険金を請求する
キャッシュレス診療非対応の医療機関で治療を受けた場合や、スリの被害にあった場合、持ち物を壊してしまった場合などは、書類を用意して帰国後に保険金を請求します。 ここで大事なポイントは以下の2つです。
保険金を請求するときの2つのポイント
- トラブル発生から30日以内に保険会社に連絡しなければならない
- 保険金請求に必要な書類の中には現地でしか手配できないものもある
基本的にどのクレジットカードの海外旅行保険も、事故や被害にあった日から30日以内の報告を必須としています。うっかりしていたら期間を過ぎてしまい保険金が受け取れなかった、なんてことにならないように、トラブル時または帰国後すぐにサポートデスクに連絡しましょう。30日以内に帰国できない場合も、旅行先から電話をしておけば大丈夫です。
保険金を請求する際に提出が必要な書類は以下の通りです。なかには現地でしか手配できない書類もあり、それが欠けていると保険金を受け取れない場合もあるので、忘れずにもらっておきましょう。
傷害死亡 | 後遺障害 | 治療費用 | 賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 | |
---|---|---|---|---|---|---|
現地でしか手配できない書類 | ||||||
事故証明書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
死亡診断書 | ○ | |||||
医師の診断書(※1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
治療費の明細書・領収書 | ○ | ○ | ||||
盗難届出証明書 | ○ | |||||
支出を証明する書類 | ○ | |||||
示談書・示談金領収書 | ○ | |||||
損害額を証明する書類 | ○ | |||||
国内で手配できる書類 | ||||||
損害品の修理見積書 | ○ | |||||
購入時の領収書や保証書 | ○ | |||||
委任状・戸籍謄本 | ○ | |||||
除籍謄本 | ○ | |||||
後遺障害診断書 | ○ | |||||
保険金請求書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
パスポートのコピー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
カードの利用を証明する書類(※2) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※1 診断書の料金は補償の対象外。治療費が10万円以下の場合は省略可能な場合あり
※2 利用付帯の海外旅行保険のみ。自動付帯の場合は不要
特にスリや盗難の場合、警察に行かずに帰国してしまう人もいますが、現地警察の盗難届出証明書がないと保険金はもらえないので注意が必要です。
警察とのやりとりが不安な場合も、サポートデスクに連絡すれば通訳などの手助けをしてくるので心強いですね。
また、クレジットカードによっては上記以外で必要になる書類もあれば、逆に省略可能な書類もあります。必要な書類は保険の案内やサポートデスクでしっかり確認することが大切です。
提出書類や記載内容に漏れなどがなければ、後日指定した銀行口座に保険金が振り込まれます。保険金支払いまでの期間は請求事由や保険会社により異なり、申請から1週間程度で振り込まれる場合もあれば、1ヵ月以上かかる場合もあります。
キャッシュレス診療対応の海外旅行保険付きクレジットカードおすすめ4選
ここからは、キャッシュレス診療にも対応している海外旅行保険付きのおすすめクレジットカード5枚を紹介します。年会費無料でしっかり補償が付いているクレジットカードや、補償内容が手厚いハイステータスカードなど、タイプの違うカードをピックアップしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、ここで紹介している3枚のクレジットカードは、すべて海外旅行保険が自動付帯なので、その点も便利で安心です。
海外旅行保険の自動付帯についてもっと詳しく知りたいときはこちらをチェック
キャッシュレス診療対応の海外旅行保険付きクレジットカードおすすめ5選
- エポスカード
- セゾンブルー・アメックス・カード
- JCBゴールド
年会費無料で治療費用の補償が手厚いエポスカード
エポスカードは、年会費無料で充実した海外旅行保険が付くクレジットカードです。 特に疾病治療費用は最高270万円ととても高額。ゴールドカードでも最高200万円というものが多いので、年会費無料としては驚きの補償金額です。
ほかにも傷害治療費用が最高200万円、賠償責任が最高2000万円など、全体的に補償内容は手厚くなっています。
もちろん24時間日本語対応の「海外医療アシスタンスサービス」など、緊急時のサポート体制もしっかりしています。
エポスカード

付帯保険について
海外旅行保険 | 自動付帯 |
---|---|
海外旅行傷害保険金(死亡・後遺症) | 500万円 |
海外旅行傷害・疾病保険金(治療) | 200万円 ※1 |
賠償責任保険金 | 2,000万円 |
携行品損害保険金 | 20万円 ※2 |
国内旅行保険 | - |
国内旅行傷害保険金(死亡・後遺症) | - |
ショッピング保険金 | - ※3 |
家族カード | × |
家族特約 | × |
※1:疾病治療費用は270万円
※2:1個・1組・1対あたり10万円限度
※3:別途「エポスお買い物あんしんサービス」(年間1000円の保険料)の加入で年間50万円まで補償
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
25歳以下は年会費無料!高額補償が付くセゾンブルー・アメックス
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、ステータス性が高い国際ブランド、アメックスのカードですが、25歳以下なら年会費無料で持つことができます。26歳以上も初年度は無料、2年目以降3300円と手頃なので、初めてでも抵抗なく持てるアメックスとして、若い人にも人気です。
年会費がお得なクレジットカードとしては、海外旅行保険の補償内容はトップクラス。特に傷害・疾病治療費用の最高300万円は非常に心強いですよね。
手荷物宅配サービスや海外用携帯電話レンタルサービスなど、旅行で使える特典も充実しています。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード

付帯保険について
海外旅行保険 | 利用付帯 |
---|---|
海外旅行傷害保険金(死亡・後遺症) | 3,000万円 |
海外旅行傷害・疾病保険金(治療) | 300万円 |
賠償責任保険金 | 3,000万円 |
携行品損害保険金 | 30万円 ※1 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行傷害保険金(死亡・後遺症) | 3,000万円 |
ショッピング保険金 | 100万円 ※2 |
家族カード | ○ |
家族特約 | × |
※1:一品あたり10万円が限度額
※2:1事故上限100万円、年間最高100万円まで補償
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短即日発行 ※2 |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
ETC | ○ |
※1:26歳になるまで年会費無料。26歳以上は2年目以降3300円
※2:カウンター受け取りの場合、最短即日発行
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会・利用で永久不滅ポイント最大1650ポイント(8250円相当※)をプレゼント
※1ポイントを5円相当で算出した場合
初年度年会費無料!家族の補償も付くJCBゴールド
JCBゴールドは、最高1億円という高額の海外旅行保険が付くクレジットカードです。傷害・疾病治療費用は最高300万円、救援者費用も最高400万円とトップクラスで、このカード一枚で安心できる内容になっています。
オンライン入会なら初年度は年会費無料というのも大きなポイント。ゴールドカードが初めてでも、まずは一年お試しで持ってみるということもできますよ。
さらに、JCBゴールドなら家族の補償や飛行機の遅延保険も付いています。これは一部のハイステータスカードにしか付いていない補償なので、手厚く幅広い補償が付いたカードが欲しい、という人におすすめです。
JCBゴールド

付帯保険について
海外旅行保険 | 自動付帯 |
---|---|
海外旅行傷害保険金(死亡・後遺症) | 10,000万円 ※1 |
海外旅行傷害・疾病保険金(治療) | 300万円 ※2 |
賠償責任保険金 | 10,000万円 |
携行品損害保険金 | 50万円 ※3 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行傷害保険金(死亡・後遺症) | 5,000万円 |
ショッピング保険金 | 500万円 ※4 |
家族カード | ○ |
家族特約 | ○ |
※1:自動付帯分は5000万円、利用付帯分が5000万円
※2:1回の事故につき300万円限度
※3:1旅行中50万円限度 保険期間中100万円限度
※4: 海外・国内ともに補償
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
ETC | ○ |
※1:オンライン入会のみ無料。2年目以降は11000円。切り替えは初年度年会費無料の対象とならない
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2022年9月30日まで)
・Amazon.co.jp利用で最大2万円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック)
・Apple Pay/Google Pay利用で最大5000円キャッシュバック(Apple Pay/Google Payで利用した金額の20%をキャッシュバック) - JCBゴールド限定キャンペーン(2022年9月30日まで)
・2022年12月15日までに100万円以上のカード利用でJCBゴールドザ・プレミアにご招待
・2022年12月15日までに100万円以上のカード利用で翌年度の年会費(1万1000円)をキャッシュバック - 家族カード入会で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)
- 5億円山分けキャンペーン!対象期間中、10万円以上のカード利用で3000円(上限)のキャッシュバックなど(既存会員含む。2022年9月15日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2022年9月30日まで)
どんなことが補償されるの?カードによって違う保険の付き方や対象範囲
そもそもクレジットカードに付く海外旅行保険ではどんなことが補償されるのか、保険適用に条件はあるのか、知っておきたいですよね。
ここでは、海外旅行保険の基本知識として以下の3つのポイントについて説明していきます。
- 自動付帯と利用付帯
- おもな補償内容
- 家族の補償
クレジットカードの海外旅行保険には自動付帯と利用付帯がある
「海外旅行保険付き」と記載があっても、クレジットカードに自動付帯か利用付帯かによって大きく異なります。2つのタイプの違いを見てみましょう。
タイプ | 特徴 |
---|---|
自動付帯 | そのクレジットカードを持っているだけで保険が適用される |
利用付帯 | 旅行にかかる費用の支払いにクレジットカードを利用した場合にのみ保険が適用される |
利用付帯のカード支払い対象は、自宅から空港までの公共交通機関やパッケージツアーの旅行代金など、クレジットカードによって異なります。
いざ保険を使おうと思っても、利用付帯の場合は条件を満たしていなければ保険が適用されないので、海外旅行保険付きクレジットカードを選ぶときは以下を必ず確認しましょう。
- 自動付帯か利用付帯か
- 利用付帯ならその条件は?
条件を考えるのが面倒、という人には自動付帯のクレジットカードがおすすめですよ。
ケガや病気、盗難など補償範囲は幅広い
クレジットカードに付く海外旅行保険は、例えば以下のような場面で役に立ちます。
トラブルの内容 | 保険の補償項目 |
---|---|
街なかを歩いていたら、気づかぬうちにリュックから財布を盗まれていた | 携行品損害 |
レンタルしていたWi-Fiルーターを壊してしまい、レンタル会社から弁償を求められた | 賠償責任 |
現地の食事や水が合わず、激しい嘔吐と下痢で入院した | 疾病治療費用 |
観光中に階段を踏み外して転倒し、腰や足を骨折。10日間入院し、日本から家族が駆けつけた | 傷害治療費用 救援者費用 |
どれも起こりうるトラブルですよね。特に保険金の支払い事例が多い「傷害・疾病治療費用」と「携行品損害」は付けておきたい補償です。
海外旅行保険付きのクレジットカードでも、傷害死亡・後遺障害の補償しか付いていないものもあるので、補償内容をしっかり確認する必要があります。
海外旅行保険の補償については、こちらの記事でさらに詳しく紹介しているので、併せて読んでみてくださいね。
【2022年保存版】旅行保険付きクレジットカードの選び方とおすすめ6選
家族の補償が付いていてもキャッシュレス診療は対象外の場合も
クレジットカードによっては、海外旅行保険に「家族特約」が付いている場合があります。家族特約は以下のようなサービスです。
家族特約
- クレジットカード会員本人の海外旅行保険が家族にも適用される
- 一般的に補償金額はクレジットカード会員本人よりも低い
- 補償の対象となる家族の範囲はクレジットカードにより異なる
クレジットカードに家族特約が付いていれば、家族が病院で治療を受けた場合にも保険が使えます。
ただし注意したいのが、家族はキャッシュレス診療が使えないことが多いという点。ほとんどのクレジットカードが、キャッシュレス診療のサービス対象をカード会員本人のみに限定しています。家族がキャッシュレス診療を使えない場合は、現地で治療費を立て替えて帰国後に保険金を請求することになります。
さいごに...
この記事のまとめ
ここまでクレジットカードに付いている海外旅行保険の使い方について紹介してきました。
海外旅行保険を有効に使うためのポイントをおさらいしておきましょう。
- 緊急時にすぐサポートデスクに電話できるように、電話番号やクレカ情報をメモしておく
- キャッシュレス診療対応の医療機関であれば、治療費の支払いも保険金の請求も不要
- 保険金請求用の書類には、現地でしか手配できないものもあるので要注意
- クレジットカードによっては保険適用の条件がある
せっかく海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていても、よくわからず利用できなかった、ということがないように、補償内容やサポートについても事前に確認しておきましょう。
監修者

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
年会費無料で充実の海外旅行保険が付くエポスカード