ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
ヨーロッパに旅行するならクレジットカードが必要になってくるシーンがあります。
ヨーロッパ旅行にクレカが必須な理由は?
- ホテルのデポジットとして必要
- レンタカーを借りるときに提示する必要がある
- 2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
ヨーロッパに行くとき、「クレジットカードを持って行った方がいいのか」と迷っている人もいるかもしれませんが、上記のようなシーンでクレジットカードは必須になってきます。
さらに、クレジットカードを持っていれば会計をスムーズに済ませられるだけでなく、クレジットカードには、海外旅行保険や緊急時のサポート、優待割引など、旅行を安全かつお得にしてくれるさまざまな特典がついています。
キャッシュレス決済が普及しているヨーロッパでは、Visa、Mastercardであれば問題なく使えます。
ヨーロッパ旅行を検討している人は、VisaかMastercardのどちらかをメインカードに、そして、特典が充実しているカードをサブカードとして持っていくのがおすすめです。
上記の点を踏まえ、ヨーロッパ旅行におすすめなのが以下のクレジットカードです。
完全ナンバーレスでセキュリティも万全! |
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三井住友カード(NL) |
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年会費無料でも海外旅行保険が高額補償! |
エポスカード |
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旅行関連の特典が充実!海外旅行が多い人に最適 |
アメックスゴールド・プリファード |
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長距離飛行でマイルを大量ゲット! |
JALカード CLUB-A |
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学生旅行ではイギリスやフランス、スペイン、イタリアなども人気の観光地です。
学生旅行でヨーロッパに行くときは学生専用の優待特典が付いた学生専用ライフカードを持っていくのがおすすめです。
年会費無料で、かつ世界シェア1位のVisaなのでヨーロッパ旅行にも最適です。
年会費無料で旅行先でのサポートも充実 | |
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学生専用ライフカード |
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年会費 | 無料 |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害が2000万円/自動付帯 |
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さらに2025年からヨーロッパ27カ国(2023年5月時点)に渡航するには事前にETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要になります。
ETIAS申請はオンラインで、支払いはクレジットカードがPaypalでの決済で、銀行振込やコンビニ決済はできません。
この記事では、ヨーロッパ旅行に行く際におすすめのカードの詳細や現地でクレジットカードを使う際の注意点について解説していきます。
この記事はこんな内容です
ヨーロッパ旅行でクレジットカードは必須!
- ヨーロッパ旅行にはVisaかMastercardはマストで持って行くべし
- 大金を持ち歩くとスリや盗難に巻き込まれるリスクが高まる
- クレジットカードは現金に比べて為替手数料が安い
- ホテルでのデポジットに使われる
目次
ヨーロッパ旅行におすすめのクレジットカードはこの5枚!
キャッシュレス決済が進んでいるヨーロッパに旅行に行くのであれば、クレジットカードは必須です。
国際ブランドがVISAかMastercardのクレジットカードなら、まず問題なく利用できます。
クレジットカードには、ホテルや空港で便利に使える特典が付いていたり、マイルを貯められたりするものがあります。旅好きなら、そういったカードを1枚持っておくのもおすすめです。
ここではヨーロッパ旅行に特におすすめのクレジットカードを5枚紹介していきます。
ヨーロッパ旅行におすすめのクレカ5選
旅行保険の充実度や空港ラウンジ利用の有無、また長距離移動の際に貯めておきたいマイルなど、どれもヨーロッパ旅行に最適なものばかりです。
ナンバーレスでセキュリティも万全!三井住友カード(NL)
ヨーロッパ旅行におすすめのポイント
- 現地に設置されている「VJデスク」を利用できる
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
- 国内・海外でも紛失・盗難の連絡を24時間年中無休でサポート
三井住友カードは発行する完全ナンバーレスの三井住友カード(NL)。
三井住友カード(NL)は、券面にカード番号やセキュリティコードが印字されていない完全ナンバーレスで、セキュリティ面でも安心の1枚です。
さらに三井住友カードは24時間365日、つねにクレジットカードのモニタリングをするための管理体制が整っており、不正利用をいち早く発見してもらえます。
海外旅行傷害保険は、事前に旅費などをクレジット決済することで適用される利用付帯ではありますが、傷害死亡・後遺障害で最大2000万円の補償が受けられます。
三井住友カードにはイギリスやフランス、イラリタ、ドイツなど、ヨーロッパ各国に「VJデスク」があり、現地の観光情報を提供してくれたり、レストランなどの予約などをサポートしてくれます。
三井住友カード(NL)
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
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年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は最大6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
年会費無料で海外旅行保険が高額!エポスカード
ヨーロッパ旅行におすすめのポイント
- 海外旅行保険の疾病治療費用が270万円保証
- 現地デスクで日本語でサポートを受けられる
- 最短で当日発行が可能
多数のファッションビルを持つマルイが発行するエポスカード。
エポスカードの大きな特徴は、年会費無料にも関わらず、海外旅行保険が高額であることでしょう。
保険は利用付帯ですが、出国前のバスや電車、タクシーなどの公共交通機関の交通費を支払えば補償の対象になるので、適用条件は簡単に満たすことができます。
適用される条件
- 日本出国前に旅行会社が発売する海外旅行ツアー(募集型企画旅行)の旅行代金を対象カードで支払った場合
- 日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車券を予約し、対象カードで支払った場合
- 日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車代金を対象カードで支払った場合(※1)
- 日本出国後に公共交通機関の乗車代金を対象カードで支払った場合(※1)
※1 保険対象事由が発生する前にカード決済していること。
ロンドンやパリはもちろん、ローマ、フランクフルト、バルセロナなどに現地サポートデスクがあり、24時間年中無休で日本語でのサポートを受けられます。
現地サポートデスクではレストランやスポーツ観戦の予約や手配などもしてもらえるので、慣れない旅先でも安心して過ごせますね。
エポスカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
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年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
空港サービスなどの旅行系特典が充実!アメックスゴールド・プリファード
ヨーロッパ旅行におすすめのポイント
- 空港ラウンジや空港手荷物宅配サービスが利用できる
- プライオリティ・パスの年会費無料&利用料が年間2回まで無料
- 海外での日本語電話サポート
2024年2月に新登場したアメックスゴールド・プリファードはメタル製のカードでステータス性が高く、旅行特典が豊富な1枚です。
国内外1400ヵ所以上の空港VIPラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に無料で登録(通常99米ドル)ができ、さらに1回35米ドルの利用料が年間2回まで無料になります。
さらに旅行の出発・帰国時(自宅ー空港間)に、スーツケース1個を無料で配送する手荷物無料宅配サービスも。
スマホの盗難や破損などを最大5万円まで補償してくれる「スマートフォン・プロテクション」や、年間最高500万円まで補償してくれる「ショッピング・プロテクション」など、充実したサポートがそろっています。
海外に旅行や出張ででかけることが多い人には非常におすすめといえるでしょう。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5〜0.8% ※1 |
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年会費 | 39,600円 |
発行スピード | 1~3週間 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:American Express Safekey利用時で算出
※2:カード到着までの期間
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 入会後のカード利用で
合計10万ポイント
・入会後3ヶ月以内に50万以上円利用で2万ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に100万円以上利用で7万ボーナスポイント
・100万円分の通常ポイント1万ポイント
学生旅行を強力サポート!学生専用ライフカード
ヨーロッパ旅行におすすめのポイント
- 海外アシスタントデスク「LIFE DESK」
- 海外ショッピング利用4.0%キャッシュバック
- 海外キャッシングOK
学生にも人気のヨーロッパ旅行におすすめなのが学生専用ライフカードです。
学生専用ライフカードの最大の特徴は海外での利用総額の4.0%がキャッシュバック(年間最大10万円まで)されること。
さらに年会費無料にも関わらず、海外旅行傷害保険は最高2000万円まで補償されます。カードを持っているだけで保険が適用される自動付帯なのもうれしいポイントです。
学生専用ライフカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※1 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+つかっておトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
長距離飛行でマイルを量産!JALカード CLUB-A
ヨーロッパ旅行におすすめのポイント
- 長距離飛行でJALマイルが一気に貯まる
- 持っているだけで適用される自動付帯の旅行保険が手厚い
- 安心サポートもしっかり付く
航空会社が発行しているカードなので、なんと言ってもJALのマイルが貯まりやすいのが特徴です。
搭乗ボーナスとして入会時に5000マイル、毎年初回搭乗時に2000マイルが付与されるので、年1回海外旅行に行くならJALカードが断然お得です。
海外旅行保険と国内旅行保険、どちらもカードを持っているだけで適用される自動付帯。補償内容も最高5000万円と手厚く、サポート体制もしっかりしているので安心ですね。
JALカード CLUB-Aカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | - |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
発行スピード | 約2〜3週間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:カード到着までの期間。提携国際ブランドによって異なる
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
ヨーロッパ旅行でクレジットカードが必要になるシーン
「現金だけでも不自由ないのでは?」と思うかもしれませんが、ヨーロッパ旅行でクレジットカードは必須です。
大きな理由として、次の3点があげられます。
ヨーロッパ旅行にクレジットカードが必要な理由
- ホテルのデポジットとして必要
- レンタカーを借りるときに提示する必要がある
- 2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
ホテルのデポジットとして使う
ヨーロッパに限らず海外ではホテルに宿泊する際、デポジット(宿泊保証金)としてクレジットカードが必要になります。
海外ではクレジットカード=支払い能力がある人、という身分証明の意味もあるので、デポジットとしてクレジットカードが使われることが多いです。
クレジットカードを持っていない場合、高額な費用が請求されるので注意しましょう。
レンタカーを借りるときに提示する必要がある
ホテルのデポジットと同様、レンタカーを借りるときもクレジットカードの提示を求められます。
例えば大手レンタカー会社のHertzでは以下のような利用条件があります。
レンタルは25歳以上で、有効な日本の運転免許証、国際運転免許証(ハーツ運転免許証翻訳フォーム(HDLT))、パスポートおよび海外でご利用可能な運転者名義のクレジットカードをお持ちで、契約時にこれらをご提示いただける方に限られます。
※ 引用:Herts
特にレンタカーは故障や事故などのリスクがあるため、クレジットカードの提示がないと車の貸出を断られることも。
2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
ヨーロッパを旅行する際、2023年12月現在は事前の渡航申請などは必要ありませんが、2025年以降はETIAS(エティアス)という事前渡航認証システムの申請が必要になります。
ETIAS(エティアス)はすでにアメリカで導入されているESTA(エスタ)、カナダで導入されているeTA(イータ)と同じ仕組みです。
申請に必要な費用はまだ確定していませんが、現時点では7ユーロとされています。オンライン申請のみとなり、銀行振込やコンビニ決済には対応していません。
支払いにはクレジットカードかPaypalアカウントでの決済で、利用できるクレジットカードはVISA、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースになります。
渡航の際に必要となる国は以下の27カ国です。(2023年5月現在)
・アイスランド
・イタリア
・オランダ
・エストニア
・オーストリア
・ギリシャ
・クロアチア
・スイス
・スペイン
・スロバキア
・スウェーデン
・スロベニア
・チェコ
・デンマーク
・ドイツ
・ノルウェー
・ハンガリー
・フランス
・フィンランド
・ベルギー
・ポルトガル
・ポーランド
・マルタ
・ラトビア
・リトアニア
・リヒテンシュタイン
・ルクセンブルグ
ヨーロッパはキャッシュレス決済が基本!クレカはマストで持って行こう
ヨーロッパ旅行にクレジットカードを持っていたほうがいい理由
- スリや盗難のリスク回避
- 現金に比べて為替手数料が安い
フランスやスウェーデンといった観光大国のキャッシュレス決済比率は日本の1.5〜2倍。レストランやショップ、交通機関など、ほとんどの場所で問題なくクレジットカードが使えます。
スウェーデン、ノルウェー、デンマークでは、「現金お断り」の看板を掲げている店もあるくらいです。
ドイツは日本よりもキャッシュレス決済の普及率は低いですが、都市部や観光地では基本的にカード決済は対応しています。
少額の支払いを行う場所や個人経営の店に行く際は、あらかじめ現金を用意しておくとよいでしょう。
※ 出典:一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2023」 。
スリや盗難のリスク回避のため
クレジットカードを持つ一番の理由としては、大金を持ち歩いているとスリや置き引きなどの盗難リスクが高まるからです。
ヨーロッパでは、観光客を狙ったスリや盗難が昼夜問わず横行しています。
特にお金を持っているイメージがある日本人は標的になりやいので、大金を持ち歩くのはとても危険です。
支払いはクレジットカードを基本にして、現金は最低限だけ持っておきましょう。
現金に比べて為替手数料が安い
日本国内で日本円からユーロに両替した際、1ユーロあたり2〜3%ほど手数料がかかります。
クレジットカードの場合、カード会社ごとに手数料は異なりますが、VISAやMastercardのプロパーカードだと1.6〜2%ほど。
手数料が安い街の両替所もありますが、慣れない土地で両替所を探す手間、日曜などの定休日を考えると、いつでも引き落せる海外キャッシングが便利で安心です。
海外ガイドブック編集者が教える
なるほどポイント!
ヨーロッパ各国の空港は手数料がとても高いことが多いので、最初に日本円からユーロに両替する場合、日本国内で両替しておきましょう。
ヨーロッパ旅行に最適なクレジットカード選びのポイント
ヨーロッパ旅行におすすめのクレジットカードを紹介しましたが、いざクレジットカードを選ぶ際、どんなポイントを押さえておけばいいのかを見ていきましょう。
重要なのは次の4点です。
クレジットカード選びのポイントは4つ!
- 国際ブランドはVISAかMastercardの2択
- ICチップが付いている
- 海外旅行保険が付いている
- 空港ラウンジやサポートなどのサービスが充実している
国際ブランドはVISAかMastercardの2択
ヨーロッパ旅行では、VISAかMaetercardのいずれかのブランドを選択しましょう。JCBやアメリカン・エキスプレス、ダイナースに比べ、圧倒的に使える店が多いです。
また、海外旅行ではクレジットカードは最低2枚か3枚を分散して持っておきましょう。
スキミングやスリ被害にあった場合、クレジットカードを使えないように止めなければいけません。
その場合止めたクレジットカードは使えなくなるので、予備のクレジットカードが必要になります。
普段JCBやアメリカン・エキスプレスをメインに使っている、もしくは1枚しかクレジットカードを持っていない…そんな人は新しく2枚目のクレジットカードを作ることをおすすめします。
ICチップが付いている
ヨーロッパ旅行の際は、セキュリティが厳重なICチップ付きのクレジットカードがおすすめです。
カードの左上の赤枠部分がICチップと呼ばれるものです。決済時はサインではなく暗証番号の入力が基本となります。
従来の磁気式のクレジットカードの場合、カード情報を盗み取られる「スキミング」が一時期問題になったため、最近は磁気式からICチップ付きのクレジットカードがスタンダードになりつつあります。
日本でも大手カード会社の多くがICチップ搭載のクレジットカードを導入しています。
自分が持っているクレジットカードを確認して、ICチップが付いていなかったら、切り替え、もしくは新たなにICチップ付きのクレジットカードを作りましょう。
海外旅行保険が付いている
慣れない海外旅行で体調を崩したり想定外の事故に見舞われた場合、海外旅行保険に入っていないと高額な医療費が請求されてしまいます。
そんな時でも海外旅行保険が付いているクレジットカードを持っていれば安心です。
クレジットカードを複数持ってれば、傷害死亡・後遺障害(※)以外の補償金額は補償額を合算することもできます。
ただし、保険の合算額が損害額を上回った場合は、カード会社の保険金額の割合を考慮してそれぞれのカード会社から損害額分が支払われます。
※ 傷害死亡・後遺障害の保険金については、一番高い保険金額を上限に支払われます。
いつ何が起こるかわからないのが海外旅行。万が一に備えて海外旅行保険付きのクレジットカードを準備しておくと安心です。
空港ラウンジやサポートなどのサービスが充実している
ヨーロッパ旅行で経由便を使うと発生するトランジット。3-4時間待ちはよくある話。そんなとき便利なのが空港ラウンジ。ドリンクや軽食、新聞や雑誌、Wi-Fiサービスなどすべて無料で利用でき、快適な待ち時間を過ごせます。
他にも、現地で日本語対応してくれるサポートデスクや、空港〜自宅間の手荷物宅配サービスなど、海外旅行をより快適にかつ安心して過ごせるさまざまなサービスがあります。
クレジットカード選びに迷ったら、どんなサービスが付いているのかで選ぶのも1つの手です!
ヨーロッパでクレジットカード払いする際の注意点
文化も習慣も日本とは異なるヨーロッパ。クレジットカードの決済方法も違うところがいくつかあります。ここでは、ヨーロッパでのクレジットカードの使い方や注意点をおさらいしましょう。
ヨーロッパでクレカ払いをする際の使い方と注意点
- 支払いは「現地通貨建て」を選ぶ
- 支払いは一括払いが基本
- ICチップ付きのクレジットカードは暗証番号が必要
- 決済時に必ず金額の確認を!明細書は日本に持ち帰る
- チップもクレジットカード払いが可能
海外ガイドブック編集者が教える
なるほどポイント!
万が一の紛失や盗難に備えて、必ずクレジットカード会社の緊急連絡先をメモしておきましょう。スマホに登録するだけでなく、メモを財布に入れておくなど念には念を!
支払いは「現地通貨建て」を選ぶ
クレジットカードで決済すると、お店によってはユーロで支払うか円で支払うか、選べるところがあります。
これを「現地通貨建て」、「日本円建て」と言います。
日本円建てにするとレートが高くなるので、支払いの際は現地通貨建てを選びましょう。
支払いは一括払いが基本
ヨーロッパ旅行では一括払いが基本です。
海外旅行で散財して翌月の請求金額がとんでもないことになっている…。そんなときは、後からリボや分割払いに変更できるカードもあるので、事前に確認しておくと安心です。
ICチップ付きのクレジットカードは暗証番号が必要
ヨーロッパでは、セキュリティが強固なICチップ付きクレジットカードがおすすめです。
ICチップ付きのクレカで支払う際、サインではなく暗証番号の入力が必要になります。
普段サインで慣れている人は意外と暗証番号を忘れがちなので、事前に確認しておきましょう。
決済時に必ず金額の確認を!明細書は日本に持ち帰る
クレジットカード決済をするときは、必ず内容と金額が合っているか確認をしてから暗証番号を入力しましょう。
また、レシートや明細書をもらい、クレジットカードの請求が来るまで保管をしましょう。
不正な引き落としや間違った請求があった場合の証明になります。
チップもクレジットカード払いが可能
「チップは現金オンリーでは?」と思うかもしれませんが、クレジットカードで支払える場所が増えています。
レストランでクレジットカード払いする際、伝票に「Tip」もしくは「Gratuity」という欄があります。そこに金額を記載しましょう。チップの目安は料金の10%〜20%です。
店によってはあらかじめサービス料が伝票に含まれていることもあるので、その場合はチップを払う必要はありません。
海外ガイドブック編集者が教える
なるほどポイント!
ヨーロッパのほとんどの国ではチップが義務化されていません。快いサービスを受けたときや特別なサービスを頼んだときは、感謝の気持ちを込めてチップを渡しましょう。
両替はまずは日本国内で!現地では海外キャッシングがおすすめ
現地通貨は基本現地で両替するのが基本ですが、ユーロに関しては現地の空港で両替すると、手数料が10%も取られることがあります。
日本国内で両替した場合は2〜3%ほど。最初の両替は日本国内である程度しておきましょう。
また、現地で現金が不足したら、クレジットカードの海外キャッシングを利用して、ATMから現金を引き出す方法がおすすめです。
もちろん手数料が安い街の両替所もありますが、探す手間と時間、何よりも大金を持ち歩く危険性を考えると、必要なときに必要な分だけ引き出せる海外キャッシングが便利で安心です。
海外ガイドブック編集者が教える
なるほどポイント!
フランス、パリのシャルルドゴール空港では絶対に両替しないでください!レートが非常に悪いことで有名です。手数料は10%以上取られて損をしてしまった…という観光客の話をよく聞きます。
海外キャッシングを利用する際の注意点
海外キャッシングを利用する場合は、事前に「海外キャッシュサービスの設定・増枠申し込み」が必要です。
また、キャッシングレートは国際ブランドごと、手数料はカード会社ごとに異なります。カードの種類によっては利用できない場合もあるので、各カード会社に必ず確認しましょう。
海外キャッシング分は「繰り上げ返済」ですみやかに返済を
海外キャッシングは「借り入れ」なので利息が発生します。
利息は1日ごとに増えていくので、返済日までの日数が長いほど利息は高くつきます。
利息を減らすには、本来の支払日よりも早く返済する「繰り上げ返済」を活用しましょう。
繰り上げ返済の手順
- 利用しているクレジットカード会社に電話(WEB対応の会社もある)
- その日までの利息を計算した支払い金額と振込口座を教えてもらう
- 指定の口座に振り込めば完了
※ カード会社により、WEB決済と口座振込があるので事前に確認しましょう。
セキュリティを重視したい人におすすめの1枚!
三井住友カード(NL)
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は最大6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
さいごに...
この記事のまとめ
遠いヨーロッパに初めて行くときはワクワクと不安がつきもの。
少しでも不安を解消して安心して旅行が楽しめるよう、旅行保険やサポートが充実したクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
- ヨーロッパ旅行では、ICチップ付きのVisaかMastercardが必須!
- 宿泊ホテルでデポジットとしてクレジットカードは使う
- 2枚目以降は海外旅行保険や空港ランジなど、サービスの充実度で選ぼう
- 現地で現金が必要になったら、海外キャッシングを利用するのが便利で安全
クレジットカードを持つことが、ヨーロッパでは最低限の安全策です。最適なクレジットカードとともに、ヨーロッパの周遊旅を存分に楽しんでください!
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
現地デスクで日本語サポート!