ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
海外旅行に行くなら、クレジットカードは複数枚持ちが鉄則です!
1枚しか持っていないと、磁気不良などのトラブルが起きたときにクレジットカードを使えず、便利なキャッシングや優待特典などを活用できなくなってしまいます。
海外旅行に必要なクレジットカードは3枚が理想といえます。
決済用にVisaとMastercard、特典用にJCBを組み合わせることで、各国際ブランドの強みを最大限に引き出すことができます。
クレジットカードが複数枚必要な理由は、おもに以下のとおりです。
複数枚持っていくべき理由は?
- 国際ブランドによっては使えない店がある
- 限度額が低いと利用制限が発生する
- 盗難やスリに遭ったときの備え
- カード会社に止められてしまうことがある
ほかにも、クレジットカードを複数枚持っていれば次のようなメリットがあります。ただし、場合によってはデメリットになる可能性があることも忘れてはいけません。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
海外旅行用にクレジットカードを作るなら、こうしたメリットやデメリット、複数枚必要な理由などを考慮したうえでカードを選ぶことが大切です。
この記事では、海外旅行向けクレジットカードの選び方やおすすめカード6選、さらに上手な組み合わせ方を詳しく解説します。
「海外旅行で何を重視したいか」を考えながら、自分にぴったりな組み合わせを見つけましょう。
完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい |
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三井住友カード(NL)/Visa・Mastercard |
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海外旅行保険が最高3000万円と高額 |
エポスカード/Visa |
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JCBプラザ・ラウンジを無料で使える |
JCBカードW/JCB |
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※1 スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済を利用した場合。商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払う場合があります。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりません。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用する店舗によって異なる場合があります。通常のポイントを含みます。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
この記事はこんな内容です
クレカを複数枚持つなら、異なる国際ブランドを組み合わせよう!
- 国際ブランドはVisaが最優先!
- サブカードにMastercard、特典用にはJCBやAmerican Expressがおすすめ
- クレジットカードの海外旅行保険は組み合わせられる
- コストをかけたくないなら年会費無料のクレカがおすすめ
目次
海外旅行にクレカを複数枚持っていくべき理由
海外旅行でクレジットカードを1枚しか持っていないと非常に不便です。
何かしらの理由でクレジットカードが使えないと、キャッシングや優待特典を使えないだけでなく、すべて現金で支払わなければなりません。
海外旅行に複数枚のクレジットカードが必要な理由は、おもに次の4つが挙げられます。
複数枚持っていくべき理由
国際ブランドによっては使えない店がある
クレジットカードには必ず国際ブランドがあり、国際ブランドの決済システムにより世界中でのカード決済が可能となります。
しかし、国やお店によっては、一部の国際ブランドしか使えないことも少なくありません。
特にJCBやAmerican Express(アメックス)は、クレジットカード取扱店でも対応していないケースが多いといえます。
世界における国際ブランドのシェア率はVisaが1位を占めています。決済用のメインカードなら、国際ブランドはVisaかMastercardのいずれかがおすすめです。
国際ブランド | シェア | 特徴 |
---|---|---|
Visa | 38.7% | アメリカ方面に強い |
銀聯 | 34.1% | 中国で圧倒的なシェアを誇る |
Mastercard | 24.0% | ヨーロッパ方面に強い |
American Express | 1.6% | ハイステータス路線の国際ブランド |
JCB | 1.0% | 日本発祥の国際ブランド |
Diners Club | 0.6% | 世界初&ハイステータスの国際ブランド |
三井住友カード(NL)
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
限度額が低いと利用制限が発生する
クレジットカードには利用限度額が定められており、限度額を超える決済はできません。
複数枚のクレジットカードがあれば、一つのクレカが限度額に達してしまっても、もう一つのクレカで決済できます。
特に航空券をクレジットカード決済したときや、海外で高額なショッピングをしたときなどは、あっという間に利用限度額を超えてしまいます。
また、海外のホテルでは1~2泊分のデポジットが必要なことが多く、高級ホテルに泊まるとそれだけで約5~10万円が一時的に決済されることになります。
デポジットとは
デポジットは「預かり金」や「保証金」のこと。宿泊費以外のコスト(客室内のミニバー、備品の破損など)をカバーすることが目的。何も問題なければチェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。
エポスカードのように、クレジットカードによっては利用限度額を一時的に増額できることがあります。
利用可能枠が少し低めに設定されているときは、あらかじめ増額申請しておくのも良いでしょう。
利用限度額を一時的に増額可能
盗難やスリに遭ったときの備え
海外は、日本に比べて盗難やスリに遭うリスクが高いといえます。
クレジットカードを複数枚持っていれば、万が一こうしたトラブルに巻き込まれても別のクレカで滞在費を決済できます。
なかには「いつも使っているクレカを海外に持っていこう」と考える人も多いですが、これはあまりおすすめできません。
万が一クレジットカードを盗まれてしまうと、公共料金や各種サービスの引き落としができなくなってしまい、日本での生活に支障をきたす可能性があるためです。
海外旅行にクレジットカードを持っていくなら「海外旅行用」として新しくクレジットカードを発行しておくことをおすすめします。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの海外旅行情報
ヨーロッパではスリ被害が多く、スペインのバルセロナではリュックのチャックを開けられたこともありました(リュックには貴重品は入れておらずすぐに気付いたため、何も盗られずに済みました)。海外では「貴重品は目の届く場所で管理する」、「お腹に巻くトラベルポーチなどを活用する」、「万が一に備えてカード会社の緊急連絡先を控えておく」の3点が大切です。
カード会社に止められてしまうことがある
クレジットカードを海外で利用すると、カード会社によって利用を一時停止されることがあります。
これは以下のような理由をクレジットカードのセキュリティシステムが感知し、誤作動を起こすためです。
カード会社に一時停止させられる理由
- いつもと違う場所で利用されている
- 通常より決済額が高い
一度利用停止の状態になると、カード会社に連絡が取れるまでクレジットカードを利用できません。
こうした予期せぬ利用停止を防ぐには、あらかじめ海外で利用する旨をカード会社に伝えておくなどの対策が効果的です。
理想はVisa+Mastercard+特典用の3枚持ち
海外旅行にクレジットカードを持っていくなら、3枚持ちが理想です。
理想の組み合わせ
- Visa+Mastercard+JCB
- Visa+Mastercard+アメックス
クレジットカードが3枚あれば、用途や優待特典などに応じて最適なクレカを使い分けることができます。
特に、決済用としてVisaとMastercard、特典用としてJCBかアメックスを持っていくと、それぞれの強みを最大限に発揮できるでしょう。
1枚のみ持っていくならVisaカード
海外旅行に持っていくクレジットカードを1枚のみ選ぶとしたら、国際ブランドはVisa一択です。
Visaは世界シェア率No.1で、クレジットカード取扱店でVisaが使えないということはほぼありません。
世界中どこに行っても決済用クレジットカードとして活用できるのは、Visaならではの強みです。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの海外旅行情報
海外旅行に行くときは、エポスゴールド(Visa)をメインカードにしています。今まで30ヵ国以上を旅しましたが、Visaが使えなかったことは一度もありません。また、決済用サブカードとして楽天カード(Mastercard)、特典用としてリクルートカード(JCB)を組み合わせることで、3つの国際ブランドをシーンごとに使い分けています。
国際ブランドがVisaならエポスカード
複数枚持っていくことのメリット
海外旅行にクレジットカードを複数枚持っていけば、いざというときに備えられるうえ、各カードのメリットを最大限に引き出すことができます。
クレジットカードを複数枚持つメリットは、次の3つが挙げられます。
複数枚持っていくことのメリット
- 海外旅行保険が組み合わせられる
- 異なる優待サービスを受けられる
- 万が一の場合でも別のカードが使える
海外旅行保険の補償額の組み合わせや優待サービスなど、詳しく解説していきます。
海外旅行保険が組み合わせられる
海外旅行中に思わぬアクシデントに見舞われたときは、各クレジットカードの海外旅行保険を合算できます。
たとえば、傷害治療費用の補償額が200万円のクレジットカードと300万円のクレジットカードを持っていけば、補償額はトータルで最高500万円となります。
ただし傷害死亡・傷害後遺障害の補償額はもっとも高額に設定されている保険金額が適用されるため、複数枚持っていたとしても合算はされません。
補償内容 | カードA | カードB | 合算金額 |
---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 5000万円 | 2000万円 | 5000万円(※1) |
傷害治療費用 | 200万円 | 100万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 200万円 | 100万円 | 300万円 |
賠償責任 | 2000万円 | 1000万円 | 3000万円 |
携行品損害 | 30万円 | 20万円 | 50万円 |
救援者費用 | 300万円 | 200万円 | 500万円 |
※1 傷害死亡と後遺障害の補償金額は、持っているクレジットカードの中でもっとも高い金額を限度として保険金が支払われます。
海外は日本より医療費が高額になりやすいため、いざというときに複数の海外旅行保険を合算できるのは心強いでしょう。
複数の補償額を組み合わせれば、年会費無料のクレジットカードでもゴールドカード並みの補償額を手に入れることができます。
異なる優待サービスを受けられる
クレジットカードを複数枚持っていれば、シーンに応じて各カードの優待サービスを使い分けられます。
たとえば、特典用としてJCBカードを発行すれば、世界中の主要都市で「JCBプラザ」や「JCBプラザ ラウンジ」を利用できます。
JCBカードがあまり流通していない国でも、「JCBプラザ用」としてJCBカードを持っていくのも良いでしょう。
設置都市数 | おもなサービス | |
---|---|---|
JCBプラザ | 27ヵ所 | JCB加盟店の予約、緊急サポート、現地情報の提供など |
JCBプラザ ラウンジ | 9ヵ所 | JCBプラザのサービスに加え、ドリンクサービス、レンタル傘、荷物の一時預かりなど |
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの海外旅行情報
リクルートカード(JCB)はいつも「JCBプラザ用」として持っていっています。JCBプラザはJCBプロパーカードでなくても、国際ブランドがJCBのクレジットカードなら利用できますよ。
JCBプラザ、JCBプラザ ラウンジを利用したい人には
JCB カード W
お得なキャンペーン
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・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
万が一の場合でも別のカードが使える
海外では、予期せぬアクシデントによりクレジットカードを使えなくなってしまうことがあります。
クレジットカードのよくあるトラブル
- 盗難やスリに遭った
- クレジットカードが割れてしまった
- ATMでクレジットカードを吸い込まれてしまった
- 磁気不良が生じた
- 利用限度額に達した
- 不正利用検知システムが誤作動した
- 暗証番号を何度も間違えてロックされた
- クレジットカードの有効期限が切れていた
- 決済端末に不具合が生じた
日本では考えにくいかもしれませんが、海外ではこうしたトラブルが意外と少なくありません。
クレジットカードを複数枚持っていれば、こうした不測の事態にも備えることができます。
クレジットカードを複数枚持つことのデメリット
一方で、クレジットカードを複数枚持っていることでデメリットになることもあります。
複数枚持つことのデメリット
- 年会費が多くかかる場合もある
- カードの管理に手間がかかる
複数枚持つことのデメリットも理解した上でカードを選ぶと良いでしょう。
年会費が多くかかる場合もある
クレジットカードを複数枚持っていれば、それだけ年会費が多くかかる可能性があります。
海外旅行や日本国内での買い物にクレジットカードを活用できないと、それだけ年会費を損してしまうことにもなりかねません。
「とりあえず海外旅行用にクレジットカードを作りたい」、「日本に戻ってきてから使うかわからない」というときは、年会費無料のクレジットカードに絞って選ぶのがおすすめです。
カードの管理に手間がかかる
クレジットカードを複数枚持っていると、それだけ管理に手間がかかります。
財布やカードケースがかさばるだけでなく、支払期限などのスケジュールもカードごとに管理しなければなりません。
また、近年はアプリ上で管理できるクレジットカードが増えていますが、カード枚数が増えればたくさんのアプリをスマホにダウンロードすることになります。
そのため、「スマホの容量がいっぱい」、「これ以上アプリを増やしたくない」といった人にとっては、デメリットになりえるでしょう。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの海外旅行情報
クレジットカードはたくさんあれば良いというわけではありません。4~5枚も持っていくと管理が大変なうえ、それだけ盗難のリスクも高くなってしまいます。海外旅行にクレジットカードを持っていくなら、できれば3枚、最低でも2枚が目安です。
海外旅行に持っていくクレジットカードの選び方
海外旅行用にクレジットカードを作るなら、次の6点がポイントです。
海外旅行に持っていくクレジットカードの選び方
- 国際ブランドで選ぶ
- 年会費で選ぶ
- 付帯する海外旅行保険で選ぶ
- 家族特約で選ぶ
- 優待特典やサービスで選ぶ
- ポイント還元率やマイル還元率で選ぶ
旅行する先によって国際ブランドを選んだり、自分が使いたい優待特典があるかどうかなどを基準にするのがおすすめです。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの海外旅行情報
海外旅行用にクレジットカードを作るなら、まずは年会費無料がおすすめ。そのうえで「日本に帰国してからも使えるか?」を基準に選ぶと、より長期的に使えるクレジットカードが見つかりますよ。
国際ブランドで選ぶ
海外旅行用にクレジットカードを作るなら、国際ブランドが最優先です。
決済用に1枚のみ発行するなら、国際ブランドはVisaがおすすめ。
さらにサブカードとしてMastercard、特典用としてJCBやアメックスを組み合わせると、それぞれの国際ブランドの強みを最大限に引き出すことができます。
なお、クレジットカードによっては国際ブランドを複数から選択できるケースと、1つのみ指定となるケースがあります。
作りたいクレジットカードが複数枚決まったら、選択できる国際ブランドを見比べながら各カードの国際ブランドを決めると良いでしょう。
Visa | Mastercard | JCB | American Express | |
---|---|---|---|---|
三井住友カード(NL) | 〇 | 〇 | × | |
エポスカード | 〇 | × | ||
JCBカード W | × | 〇 | × | |
ライフカード<旅行傷害保険付き> | 〇 | 〇 | 〇 | × |
学生専用ライフカード | 〇 | 〇 | 〇 | × |
アメックスゴールド・プリファード | × | 〇 |
年会費で選ぶ
クレジットカードを複数枚持つなら、年会費にも注意したいところ。
特に、サブカードや特典用としてクレジットカードを何枚か発行するなら、年会費無料のクレジットカードを選ぶのが良いでしょう。
年会費無料のクレジットカードなら、たとえ海外旅行中や日本帰国後に使わなくなっても、コストが発生することはありません。
いわば「ノーリスク」で発行でき、新規入会キャンペーンなどによりお得なポイントを手に入れることもできます。
付帯する海外旅行保険で選ぶ
海外旅行中の安心感を優先したい人は、海外旅行保険の内容でクレジットカードを選ぶのも選択肢のひとつです。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険の補償額は、一般カードなら1000~2000万円、ゴールドカードなら3000~5000万円が相場です。
複数のクレジットカードを持っていれば、各カードの補償額を合算(※)でき、高額な治療費にも対応しやすくなります。
※ 傷害死亡・傷害後遺障害の補償額はもっとも高額に設定されている保険金額が適用されるため合算はできません。
また、クレジットカードによって補償項目が異なることもあります。
クレジットカードによって異なる海外旅行保険の補償内容
- 救援者費用保険金
- 事故などにより、家族の渡航が必要になったときの費用を補償
- 乗継遅延費用
- 航空機遅延より乗継便に搭乗できなかった場合、宿泊代や食事代を補
- 受託手荷物遅延費用
- 航空会社に預けた手荷物が戻ってこなかった場合の費用を補償
上記の項目はクレジットカードによって付帯の有無や補償額が異なりやすいため、十分に比較しておくのが良いでしょう。
家族特約で選ぶ
家族旅行で海外に行くなら、家族特約が付帯するクレジットカードを選ぶと安心です。
家族特約とは、クレジットカード所有者の家族も、海外旅行保険の補償を受けられる制度のことです。
補償額は本会員より低くなるのが一般的ですが、家族全員のトラブルをカバーできるのは滞在中の安心感につながるでしょう。
今回の記事でおすすめするクレジットカードの補償内容は以下のとおり。家族特約のないクレジットカードでも、家族カードを作成して家族会員になることで、付帯保険が適用されることもあります。
本会員の補償額 | 家族特約の有無(家族の補償額) | |
---|---|---|
三井住友カード(NL) | 最高2000万円 | × |
エポスカード | 最高3000万円 | × |
JCBカード W | 最高2000万円 | × |
ライフカード<旅行傷害保険付き> | 最高2000万円 | × |
学生専用ライフカード | 最高2000万円 | × |
アメックスゴールド・プリファード | 最高1億円 | 〇(最高5000万円) |
ただし、家族特約が付くカードはゴールドカードやプラチナカードなど、ハイステータスカードに限られています。
家族特約が付いていないカードを選ぶときは、本カード会員と同じ補償内容が受けられる家族カードを選択肢のひとつに考えると良いでしょう。
家族特約が付くアメックスゴールド・プリファード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
お得なキャンペーン
- 入会後のカード利用で
合計10万ポイント
・入会後3ヶ月以内に50万以上円利用で2万ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に100万円以上利用で7万ボーナスポイント
・100万円分の通常ポイント1万ポイント
優待特典やサービスで選ぶ
海外旅行中のお得や快適性を重視するなら、優待特典を基準にクレジットカードを選ぶのもおすすめです。
以下のような優待特典が付いていると海外旅行で活用しやすいでしょう。
海外旅行で役立つ優待特典・サービス
- 旅行予約サイトの優待サービス
- トラベルデスク
- Wi-Fiや携帯電話の優待サービス
- 空港ラウンジ
- 手荷物宅配サービス
- 空港クローク
なかでも、現地滞在中の安心感につながるのがトラベルデスクです。
カードの紛失や盗難などのトラブルはもちろん、レストランの予約手配や現地情報の提供まで、トータルサポートを受けられます。
「海外旅行ははじめて」、「英語は苦手」という人は、旅先に現地トラベルデスクがあるかを基準にクレジットカードを選ぶのも良いでしょう。
ポイント還元率やマイル還元率で選ぶ
「海外旅行を少しでもお得に楽しみたい」という人は、ポイント還元率やマイル還元率を基準にクレジットカードを選ぶのもおすすめ。
還元率が高いクレジットカードなら海外旅行中のカード決済でたくさんポイントが貯まり、次の旅費に充てることができます。
一般的に、ポイント還元率は0.5~1.0%、マイル還元率は0.1〜0.5%が相場とされています。
年会費が高いクレジットカードのほうがポイントやマイル還元率も高くなる傾向にありますが、「年会費の元を取れるか」を慎重に考える必要があるでしょう。
海外旅行におすすめのクレジットカード6選
海外旅行におすすめのクレジットカードは、次の6枚。
それぞれ発行できる国際ブランドなどを比較し、自分にとって最適な組み合わせを見つけてください。
海外旅行におすすめのクレジットカード6選
三井住友カード(NL)│海外旅行保険が最大2000万円
海外旅行に便利な特典
- ナンバーレスでセキュリティ性が高い
- 国際ブランドはVisa、Mastercardの2種類
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯
三井住友カード(NL)は、ナンバーレスを特徴とする年会費無料のクレジットカード。
ナンバーレスとは、カード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコードなど)が印字されないことで、海外での利用でも安心感につながります。
カード情報はスマホアプリ「Vpass」から確認でき、利用通知設定をオンにしておけば不正利用も早期発見しやすいでしょう。
また、三井住友カード(NL)の国際ブランドはVisaとMastercardの2つから選択できます。いずれも世界中の幅広い地域で利用できるため、メインカードにもぴったりです。
さらに、思わぬトラブルが起きたときは、海外旅行傷害保険により最高2000万円まで補償(利用付帯)を受けられます。
世界の主要都市に設置されている「VJデスク」では日本語でサポートを受けられるため、不慣れな海外旅行でも安心感につながるでしょう。
三井住友カード(NL)
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
エポスカード│年会費無料で海外旅行保険がトップクラスの補償
海外旅行に便利な特典
- 最高3000万円と高額な海外旅行保険が付帯
- ショッピング枠を一時的に増額できる
- 国際ブランドはVisa
年会費永年無料のエポスカードは、最高3000万円と高額な海外旅行保険が付帯するのが特徴の1枚です。
一般的に、年会費無料のクレジットカードに付帯する海外旅行保険は、最高1000~2000万円がほとんどです。
そのため、最高3000万円まで補償を受けられるエポスカードはトップクラスの補償内容で、安心感を重視する人にぴったりでしょう。
また、エポスカードでは利用可能枠を一時的に増額できます。
増額後の上限は次のいずれかとなり、航空券やショッピングなどの高額決済にも柔軟に対応できます。
一時増額の上限
- 現在の利用可能枠の2倍
- 現在の利用可能枠+100万円
エポスカードを申し込むときに「店頭受取」を選択すれば、OIOI(マルイ)の店舗などで最短当日のカード受け取りも可能です。
そのため、海外への出発を直前に控えている人でも、すぐにクレジットカードを手に入れることができます。
なお、エポスカードで選択できる国際ブランドはVisaのみ。
複数枚のクレジットカードを発行するときは、エポスカードのVisaを基準にMastercardやJCBなどを選ぶのがおすすめです。
エポスカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
JCBカード W│いつでもポイント2倍
海外旅行に便利な特典
- 海外での利用でもポイント2倍
- JCBプラザ、JCBプラザ ラウンジを使える
- たびらばでお得な情報が手に入る
JCBカード Wは、18~39歳のみが入会できる年会費無料のクレジットカード。
若年層を対象にしていることからお得なポイント制度が充実しており、海外でも通常の2倍のOki Dokiポイントを獲得できます。
また、対象年齢内に発行しておけば、40歳以降も年会費無料で継続利用できます。
付与されるポイント | ポイント還元率 | |
---|---|---|
JCBカード W | 1000円につき2ポイント(約10円相当) | 1.0% |
一般的なJCBカード | 1000円につき1ポイント(約5円相当) | 0.5% |
JCBカード Wを持っていれば、世界中の主要都市に設置されたJCBプラザやJCBプラザ ラウンジが無料で利用できます。
カード紛失などのトラブル相談だけでなくドリンクサービスなどもあるため、観光の休憩としても気軽に利用できます。
また、JCB会員向けの海外旅行情報サイト「たびらば[旅LOVER]」では、国ごとにお得な優待制度をチェックできます。
対象店ではJCBカードの利用・提示により優待割引やギフトプレゼントなどを受けることができ、特別な食事やマッサージなどをお得に楽しめるでしょう。
JCB カード W
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:39歳まで申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
ライフカード<旅行傷害保険付き>│海外旅行保険が自動付帯!
海外旅行に便利な特典
- 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
- 緊急の問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる
- 国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類
ライフカード<旅行傷害保険付き>は、最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯するのが特徴です。
自動付帯とは、クレジットカードを持っているだけで自動的に旅行保険が適用されること。利用付帯とは異なり、事前に旅費の一部をカード決済する必要はありません。
自動付帯と利用付帯
- 自動付帯
- クレジットカードを持っているだけで自動的に旅行保険が適用
- 利用付帯
- 事前の旅費の一部(航空券、ツアー代金など)をクレジットカード決済することで旅行保険が適用
海外旅行中に予期せぬトラブルが起きたときには、緊急問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)に電話で相談できます。
カードの紛失や盗難はもちろん、病気やケガをしたときには「メディカルエマージェンシーサービス」により病院を紹介してもらえるため、すぐに最寄りの病院で処置を受けられるでしょう。
ライフカード<旅行傷害保険付き>は通常1375円の年会費がかかりますが、初年度は年会費無料です。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類から選択でき、ほかのクレジットカードとも柔軟に組み合わせやすいのがメリットです。
ライフカード<旅行傷害保険付き>
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 初年度年会費無料 ※1 |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | × |
※1:次年度以降1375円
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
学生専用ライフカード│海外利用分が3.0%キャッシュバック
海外旅行に便利な特典
- 海外利用額の3.0%をキャッシュバック
- 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
- 国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類
学生旅行や卒業旅行で海外へ行くなら、学生専用ライフカードがおすすめ。
学生専用ライフカードは、18~25歳の学生が発行できるクレジットカードで、学生向けのお得な優待制度が充実しています。
特に、海外で利用すると3.0%(年間最大10万円)キャッシュバックされるのは、学生専用ライフカードならではのメリットです。
海外での買い物が実質3.0%オフになり、限られた予算でもしっかりと旅費を節約できるでしょう(要事前エントリー)。
また、学生専用ライフカードにはお得なポイント優待制度が適用され、国内の利用でもしっかりとポイントを貯められます。
学生専用ライフカードのポイント優待制度
- 入会初年度はポイント1.5倍
- 誕生月はポイント3倍
- ステージに応じてポイント最大2倍
- 会員限定ショッピングモールサイト「L-Mall」でポイント最大25倍
学生専用ライフカードは最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯します。
また、緊急の問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できたり、3種類の国際ブランド(Visa、Mastercard、JCB)から選択できます。
学生専用ライフカードなら卒業後も年会費無料で継続利用できるため、学生のうちに学生専用ライフカードを発行した方が、ライフカード<旅行傷害保険付き>(通常年会費1375円)よりお得といえます。
学生専用ライフカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.1% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※1 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+つかっておトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
アメックスゴールド・プリファード│アメックスならではの旅行特典が豊富!
海外旅行に便利な特典
- 継続特典でホテルの無料宿泊券や1万円分のトラベルクレジットがもらえる
- 入会特典として入会後3ヶ月以内に合計100万円以上のカード利用で合計10万ポイント獲得可能
- 国際ブランドはアメックス
ワンランク上の海外旅行を楽しみたい人には、アメックスゴールド・プリファードがおすすめです。
アメックスゴールド・プリファードは年会費3万9600円のハイステータスカードですが、次のような旅行特典を活用すれば、年会費以上のお得を手に入れることもできます。
アメックスゴールド・プリファードの旅行特典
- 「フリー・ステイ・ギフト」
- 国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券をプレゼント(年間200万円以上利用したときの継続特典)
- 「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」トラベルクレジット
- ホテル予約で利用できる1万円分のトラベルクレジットをプレゼント(継続特典)
- プライオリティ・パス
- 会員制空港ラウンジ「プライオリティ・パス」の年会費が無料、ラウンジ使用料(通常35米ドル)が年2回無料
アメックスゴールド・プリファードはアメックスのプロパーカードのため、選択できる国際ブランドはAmerican Expressのみです。
年会費が高額なため、アメックスゴールド・プリファードをメインカードにする人が多いですが、決済用のサブカードとしてVisa、Mastercardなどを発行しておくと良いでしょう。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5〜0.8% ※1 |
---|---|
年会費 | 39,600円 |
発行スピード | 1~3週間 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:American Express Safekey利用時で算出
※2:カード到着までの期間
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 入会後のカード利用で
合計10万ポイント
・入会後3ヶ月以内に50万以上円利用で2万ボーナスポイント
・入会後6ヶ月以内に100万円以上利用で7万ボーナスポイント
・100万円分の通常ポイント1万ポイント
おすすめのクレジットカード組み合わせ
ここまで紹介したおすすめ6選をふまえ、上手なクレジットカードの組み合わせ方を解説します。
各カードの国際ブランド、合算できる海外旅行保険の補償額などを見比べながら、理想の組み合わせをみつけてください。
おすすめクレジットカードの組み合わせ
- 三井住友カード(NL)+ライフカード<旅行傷害保険付き>
- エポスカード+三井住友カード(NL)
- 三井住友カード(NL)+アメックスゴールド・プリファード
- 学生専用ライフカード+エポスカード
- JCBカードも特典用に1枚持っていく
三井住友カード(NL)(Visa)+ライフカード<旅行傷害保険付き>(Mastercard)
三井住友カード(NL)とライフカード<旅行傷害保険付き>は、いずれも国際ブランドの選択肢が多いのがメリット。
三井住友カード(NL) |
ライフカード<旅行傷害保険付き> |
|
---|---|---|
国際ブランド | Visa/Masteracard | Visa/Mastercard/JCB |
年会費 | 無料 | 初年度無料 |
海外旅行保険 | 利用付帯 傷害死亡・後遺障害:最高2000万円 |
自動付帯 傷害死亡・後遺障害:最高2000万円 |
海外サポート専用ダイヤル | VJデスク | LIFE DESK |
海外ラウンジ | ホノルルのみあり | なし |
公式サイト | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ |
1枚はVisa、もう1枚はMastercardを組み合わせることで、世界中のクレカ決済に対応しやすくなります。
また、ライフカード<旅行傷害保険付き>には海外旅行保険が自動付帯するのもポイントです。
三井住友カード(NL)の海外旅行保険は利用付帯のため、旅費などの交通費を三井住友カード(NL)で決済しておくと良いでしょう。
エポスカード(Visa)+三井住友カード(NL)(Mastercard)
「年会費はかけず、VisaとMastercardの組み合わせを作りたい」という人には、エポスカードと三井住友カード(NL)がおすすめ。
エポスカード |
三井住友カード(NL) |
|
---|---|---|
国際ブランド | Visa | Visa/Masteracard |
年会費 | 無料 | 無料 |
海外旅行保険 | 利用付帯 傷害死亡・後遺障害:最高3000万円 |
利用付帯 傷害死亡・後遺障害:最高2000万円 |
海外サポート専用ダイヤル | エポスカード現地サポートデスク | VJデスク |
海外ラウンジ | ホノルル | ホノルル |
公式サイト | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ |
エポスカードはVisaしか選択できませんが、三井住友カード(NL)をMastercardにすることで、「Visa×Mastercard」という王道の組み合わせを手に入れることができます。
どちらも年会費無料のため、コストをかけずに持つことができるのもうれしいポイントです。
いずれのカードも、インビテーションによりゴールドカードへ無料でランクアップできる可能性があるため、将来的に空港ラウンジを利用したいという人にもおすすめです。
三井住友カード(NL)(Visa)+アメックスゴールド・プリファード(アメックス)
アメックスゴールド・プリファードを作ろうと考えている人には、三井住友カード(NL)との組み合わせがおすすめです。
三井住友カード(NL) |
アメックスゴールド・プリファード |
|
---|---|---|
国際ブランド | Visa/Masteracard | American Express |
年会費 | 無料 | 3万9600円 |
海外旅行保険 | 利用付帯 傷害死亡・後遺障害:最高2000万円 |
利用付帯 傷害死亡・後遺障害:最高1億円 |
海外サポート専用ダイヤル | VJデスク | オーバーシーズ・アシスト |
海外ラウンジ | ホノルルク | なし |
公式サイト | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ |
三井住友カード(NL)は年会費永年無料なうえ、国際ブランドをVisaとMastercardから選択できるのがメリットです。
アメリカ方面ならVisa、ヨーロッパ方面ならMastercardを選ぶことで、アメックスが使えない店舗でもカード決済しやすくなります。
アメックスゴールド・プリファードは海外旅行保険の傷害死亡・傷害後遺障害の補償額が最高1億円と高額です。さらに同伴家族を対象にした家族特約も付帯するため、家族旅行をする人におすすめです。
これだけ充実した海外旅行保険が付帯すれば、医療費が高額な海外でも安心感につながるでしょう。
学生専用ライフカード(Mastercard)+エポスカード(Visa)
学生旅行用にクレジットカードを作るなら、学生専用ライフカードとエポスカードの組み合わせがおすすめ。
学生専用ライフカード |
エポスカード |
|
---|---|---|
国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB | Visa |
年会費 | 無料 | 無料 |
海外旅行保険 | 利用付帯 傷害死亡・後遺障害:最高2000万円 |
利用付帯 傷害死亡・後遺障害:最高3000万円 |
海外サポート専用ダイヤル | LIFE DESK | エポスカード現地サポートデスク |
海外ラウンジ | ホノルル | ホノルル |
公式サイト | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ |
学生専用ライフカードの国際ブランドをMastercardにすれば、VisaとMastercardの2枚持ちが可能となり、世界中どこに行ってもクレカ決済できるようになります。
エポスカードは100種類以上のデザインから選べたり、全国の居酒屋やカラオケで優待割引を受けられたりと、学生が活用しやすいメリットが多いのも特徴。
学生専用ライフカードは卒業後も年会費無料で継続利用でき、社会人になってからの海外旅行や海外出張にも活用できます。
JCBカードも特典用に1枚持っていく
海外旅行中のお得や快適性を手に入れるなら、特典用としてJCBカードを持っていくのがおすすめです。
決済ではVisaやMastercard、特典ではJCBと組み合わせることで、それぞれの強みを最大限に活用できます。
海外で利用できるJCBカード特典
- JCBプラザ、JCBプラザ ラウンジを利用できる
- たびらば[旅LOVER] で、お得な優待制度(割引やギフトプレゼント)を確認できる
また、ハワイやグアム、韓国や台湾といった日本人に人気のエリアなら、JCBカードを利用できるお店も見つけやすいといえます。
近年は、American ExpressやDiscoverとの提携により、北アメリカやオセアニアでもJCBカードを使える店舗が増えているため、いざというときには決済でも使える可能性があるでしょう。
JCBを選択できるおすすめクレジットカード
- JCBカード W
- ライフカード
- 学生専用ライフカード
JCBのプロパーカードならJCBカード W
JCB カード W
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
さいごに...
この記事のまとめ
海外旅行に行くなら、クレジットカードは3枚、最低でも2枚持っていくと安心です。
クレジットカードを複数枚持っていれば、次のようにさまざまなメリットが生まれます。
クレジットカードを複数枚持つメリット
- 1枚が使えなくても他のカードを使える(磁気不良、利用制限、盗難など)
- 海外旅行保険の補償額を組み合わせできる
- 国際ブランド、クレジットカードごとの優待サービスを受けられる
- 世界中のお店でクレジットカード決済できる
クレジットカードを選ぶときは、国際ブランドが重要。各国際ブランドの優先度をまとめると、次の通りです。
おすすめ度 | 特徴 | |
Visa | ◎ | まずはこれ!世界シェアNo.1 |
Mastercard | 〇 | 世界シェアNo.2!ヨーロッパ方面で強い |
JCB | 〇 | 決済では使えないこともあるが、JCBプラザなどの特典が充実 |
American Express | △ | ハイステータスな特典が充実 |
クレジットカードによって、対応している国際ブランドは異なります。
当記事で紹介したおすすめ6選の国際ブランドや海外旅行保険、年会費などを比較しながら、自分にとって「最強の組み合わせ」を手に入れましょう!
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
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