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更新

イタリア旅行にクレカは必須!おすすめ5選と現地の決済事情

監修者紹介:飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)

飯田道子監修

日本人にも人気の高い観光立国、イタリア。

そんなイタリアに行くなら、クレジットカードは絶対に必要です。

イタリア旅行にはクレカは必要?

  • ホテル宿泊時やレンタカーを借りる際にデポジットとしてクレカの提示が必要
  • 1000ユーロ以上の現金支払い(日本円等の外貨を含む)が禁止
  • 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
  • 2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要

イタリアは日本以上にカード社会が根付いており、一部の小規模店舗などを除くほとんどのお店でクレジットカードを利用できます

また、地下鉄バスクレジットカードでタッチ決済できるため、クレジットカードがあれば街中の移動もスムーズにできます。

ほかにも、クレジットカードがあれば海外旅行保険が付帯したり、お得な海外キャッシングを利用できたりと、旅費の節約にもつながります。

この記事でおすすめするクレジットカードは、次の5枚です。

国際ブランドや海外旅行保険の補償内容などを比較し、ご自身の旅のスタイルに合ったクレジットカードを見つけてください。

イタリア旅行におすすめのクレカ5選
完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
  • 国際ブランドはVisaMastercardを選べる
  • 最高2000万円海外旅行傷害保険が付帯
  • 利用通知サービスで不正利用を早期発見しやすい
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海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高額!
エポスカード
エポスカード
  • 国際ブランドはVisa
  • ローマの現地サポートデスクを利用できる
  • ショッピング枠を一時的に増額できる
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JCBプラザ・ローマを無料利用できる
JCBカードW
JCB カード W
  • 国際ブランドはJCB
  • 最高2000万円海外旅行保険が付帯
  • 最高100万円ショッピングガード保険が付帯
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イタリアで利用した金額の3.0%をキャッシュバック
学生専用ライフカード
学生専用ライフカード
  • 国際ブランドはVisaMastercardJCBを選べる
  • 最高2000万円の海外旅行保険自動付帯
  • 緊急のお問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる
公式サイトで詳細を見る▶
プライオリティ・パスを無料で発行できる
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
  • 国際ブランドはVisaMastercardJCBアメックスを選べる
  • 最高5000万円の海外旅行傷害保険自動付帯
  • ローマのトラベルデスクを利用できる
公式サイトで詳細を見る▶

この記事はこんな内容です

イタリアではクレジットカードは必須アイテム

  • イタリアで使える国際ブランドは、VisaとMastercardの2強
  • JCBは「JCBプラザ・ローマ」など特典用のサブカードに最適
  • 海外キャッシングは両替より手数料がお得
  • チップをはじめ現金が必要なシーンも意外と多い

目次

イタリア旅行にクレジットカードが必須な理由

イタリアへ旅行するなら、クレジットカードは絶対に必要です。

イタリア旅行でクレジットカードが必要なシーンはおもに次の4つです。

イタリア旅行にクレジットカードが必須な理由

  • ホテル宿泊時やレンタカーを借りる際にデポジットとしてクレカの提示が必要
  • 1000ユーロ以上の現金支払い(日本円等の外貨を含む)が禁止!
  • 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
  • 2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要

上記のようにデポジットでの提示1000ユーロ以上の現金払いが禁止なため、クレジットカードは必須といえます。

さらに、2025年からはETIASという新制度が導入されるため、そもそもクレジットカードを持っていないとイタリアへの入国許可すら取得できません。

イタリアで使い勝手のいいVisaなら

三井住友カード(NL)

アイキャッチ画像:三井住友カード(NL)

お得なキャンペーン

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    新規入会&条件達成で

    5000円分

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    ・新規入会&スマホのタッチ決済3回利用で5000円分のVポイントPayギフトコードをプレゼント

ホテル宿泊時やレンタカーを借りる際にデポジットとしてクレカの提示が必要

イタリアに限らず、海外のホテルに泊まったりレンタカーを借りるときには、デポジットが必要です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

デポジットとはホテルやレンタカー会社などに一時的に預ける保証金のことです。万が一破損や盗難があったときに、デポジット額から費用が清算されます。何も問題なければ、チェックアウト時やレンタカー返却時にクレジットカードを通して返金されます。

デポジットの金額は、ホテルなら宿泊費1~2泊分、レンタカーなら10万円程度が目安。いずれも高額になりやすいことから、現金での支払いを不可とするケースがほとんどです。

また、仮に現金でデポジットを支払えたとしても、日本から大金を持参したり、ATMに行ってお金を下ろしたりしなければなりません。

クレジットカードならチェックイン時に仮計上、チェックアウト時に返金されるため、お金のやり取りがなくスムーズです。

イタリアでは1000ユーロ以上の現金支払い(日本円等の外貨を含む)が禁止!

イタリアには「高額現金決済禁止法」という法律があり、1000ユーロ以上の現金支払いが禁止されています。

たとえ日本円や米ドルなどの外貨を併用しても、1000ユーロ以上の価値がある商品やサービスは、現金で支払うことはできません。

1000ユーロ以上の現金支払いを禁止するのには、詐欺被害や麻薬取引などを防止するという背景があります。

グッチやプラダなど、イタリア発祥のブランド品を購入しようと考えている人は、クレジットカードがないと思い通りに買い物を楽しめない可能性があります。

現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い

イタリアでの買い物にクレジットカードを使えば、両替よりも手数料を節約できます。

手数料の比較
手数料の目安 レートの決定者 10万円取引時の手数料
クレジットカード 1.6~2.2% 国際ブランド 1600~2200円
両替 2.0~10.0% 両替所 2000~1万円

クレジットカードで買い物すると、国際ブランドが定める事務手数料が加算されます。

たとえばエポスカード(Visa)の事務手数料は利用額の1.63%(※)なので、1万円分の買い物をしても、手数料はわずか163円に抑えることができます。

※ 2024年4月1日以降、2.20%に変更。

一方、両替はどこで両替するかによってレートが大きく異なり、最大10.0%程度の手数料が発生することも少なくありません。

どれだけレートが良くても2.0~3.0%程度は手数料が発生し、クレジットカードよりも高額になります。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

空港やホテルの両替所は、特にレートが高いため、必要最低限におさえたいところ。街中の両替所や銀行なら手数料を抑えられますが、複数の両替所を比べるだけでもかなりの時間と労力を要します。1週間など短期でのイタリア旅行なら、クレジットカードを活用することで時間の節約にもつながりますよ。

2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要

イタリアを含むヨーロッパ諸国では、2025年よりETIAS(エティアス)が導入されます。

ETIASとは?

ETIAS(エティアス)とは、EU諸国への入国に必要となる、事前渡航認証システムのこと。アメリカのESTA(エスタ)やカナダのeTA(イータ)と同じ渡航認証の制度です。イタリアをはじめ、フランス、スペインなど30ヵ国が対象となります。渡航前に取得していないと、旅客機への搭乗拒否が予想されます。

ETIASの申請はオンラインのみで、審査が完了すると登録したEメールアドレスに「渡航認証許可」が届きます。

なお、ETIASの決済方法はクレジットカードのみで、現金で支払うことはできません。

公式サイトでの申請費用は7ユーロで、18歳以下や70歳以上は無料となる予定です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

審査は通常1日で完了しますが、最長で4週間ほどかかる可能性があると公表されています。クレジットカードの発行期間も含めると、渡航日の40日前にはクレジットカードを申請したいところですね。

イタリア旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選

イタリア旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。

磁気不良や盗難などのトラブルに備え、最低でも2枚はクレジットカードを発行しておくと安心です。

利用できるクレジットカード

三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険

三井住友カード(NL)

イタリア旅行に便利な特典

  • 完全ナンバーレスでセキュリティ性が高い
  • 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
  • 国際ブランドはイタリアで広く普及するVisa/Mastercardを選べる

三井住友カード(NL)は、セキュリティ性を重視したい人におすすめのクレジットカード。

券面にカード情報が印字されないナンバーレスに対応していることから、周囲にカード番号などを盗み見される心配がありません。

また、利用通知サービスを設定しておけば、不正利用の早期発見にもつながります。

また、三井住友カード(NL)は年会費無料でありながら、最高2000万円高額な海外旅行傷害保険が付帯します。

事前に旅費の一部をカード決済することが条件となる「利用付帯」ですが、無料でトラブルに備えられるのは大きなメリットでしょう。

三井住友カード(NL)の国際ブランドは、VisaとMastercardの2つから選択できます。

いずれもイタリア国内では広く流通しているため、イタリア旅行のメインカードにぴったりです。

三井住友カード(NL)

アイキャッチ画像:三井住友カード(NL)

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 0.5%
年会費 永年無料
発行スピード 最短10秒/即発24時間 ※1
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 利用付帯
国内旅行保険 なし
家族カード
ETC

※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • 2024年6月30日までのキャンペーン

    新規入会&条件達成で

    5000円分

    プレゼント

    ・新規入会&スマホのタッチ決済3回利用で5000円分のVポイントPayギフトコードをプレゼント

エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯

エポスカード

イタリア旅行に便利な特典

  • 最高3000万円の海外旅行保険が付帯
  • ショッピング枠を一時増額できる
  • 国際ブランドがVisaでイタリアで使いやすい

丸井グループが発行するエポスカードは、海外旅行では定番ともいえるクレジットカードです。

最高3000万円海外旅行保険が付帯するのが特徴で、年会費無料のクレジットカードとしてはトップクラスの補償額といえます。

エポスカードの海外旅行保険
補償内容 補償額
傷害死亡・後遺傷害 最高3000万円
疾病治療費用 270万円
賠償責任(免責なし) 3000万円
携行品損害(免責3000円) 20万円

出典:EPOS NET「海外旅行傷害保険」

また、エポスカードはショッピング枠を一時増額できるのもメリットのひとつです。

増額の上限は「現在の利用可能枠の2倍」または「現在の利用可能枠+100万円」のいずれか。該当月以降は元の利用枠に戻るため、使い過ぎてしまう心配もありません。

特に、イタリアへの航空券を購入するときや、現地でブランド品を購入するときなどは、あらかじめ増額申請しておくと安心でしょう。

エポスカード

アイキャッチ画像:エポスカード

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 0.5%
年会費 無料
発行スピード 最短当日〜約1週間 ※1
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 利用付帯
国内旅行保険 -
家族カード ×
ETC

※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント

JCBカード W│JCBプラザ・ローマを使える

JCB カード W

イタリア旅行に便利な特典

  • JCBプラザ・ローマを利用できる
  • 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯
  • 最高100万円のショッピングガード保険が付帯

JCBカード Wは、JCBプラザ・ローマを利用できるのが大きな特徴です。

JCBカード自体はイタリアでは使えないことも多いですが、特典用として発行しておくと便利です。

JCBプラザ・ローマでは、加盟店の予約からカードの紛失まで、さまざまなサポートを受けられます。

施設内ではWi-Fiを無料で利用できるため、ローマ観光の合間に立ち寄るのも良いでしょう。

JCBプラザ・ローマのおもなサービス
案内 JCB加盟店情報、JCB優待情報、観光情報など
JCB加盟店の予約 ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケットなど
緊急サポート カードの紛失・盗難時のサポート

JCBカード Wの発行方法は、「ナンバーレス」と「カード番号あり」の2パターンから選択できます。

ナンバーレスなら最短5分でデジタルカードが発行されるうえ、イタリア旅行中のセキュリティ性も確保しやすいといえます。

JCBカード Wは18~39歳のみが発行できるカードで、いつでも通常の2倍(ポイント還元率1.0%)のポイントが付与されます。

40歳以降も年会費無料で継続利用できるため、迷ったら対象年齢内に発行しておくべきでしょう。

JCB カード W

アイキャッチ画像:JCB カード W

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 1.0%
年会費 無料 ※1
発行スピード 最短5分発行 ※2
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 利用付帯
国内旅行保険 なし
家族カード
ETC

※1:39歳まで申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • 新規入会キャンペーン(2024年9月30日まで)
    ・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック)
  • 新規入会キャンペーン(2024年9月30日まで)
    ・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック)
  • 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2024年9月30日まで)
  • お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2024年9月30日まで)
  • (18歳〜24歳限定)新規入会&MyJCBアプリログインでもれなくAmazonギフトカード(Eメールタイプ)1000円分プレゼント(2024年4月30日まで)

学生専用ライフカード│海外利用総額の3.0%をキャッシュバック

学生専用ライフカード

イタリア旅行に便利な特典

  • イタリアでの利用総額の3.0%をキャッシュバック
  • 最高2000万円海外旅行保険が自動付帯
  • 緊急のお問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる

学生旅行でイタリアに行くなら、学生専用ライフカードがおすすめ。

学生専用ライフカードは、18~25歳の学生(大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生)が発行できるクレジットカードで、海外利用総額の3.0%(最大10万円)がキャッシュバックされます。

事前のエントリーが必要ですが、イタリアでの利用分が実質3.0%オフになるため、旅費の節約にもつながるでしょう。

また、学生専用ライフカードには最高2000万円海外旅行保険が自動付帯します。

クレジットカードを持っているだけで保険が適用となるため、必ずしも航空券などをカード決済する必要はありません。

もしものときには海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」に日本語で相談でき、はじめての海外旅行でも安心感につながります。

学生専用ライフカード

アイキャッチ画像:学生専用ライフカード

お得なキャンペーン

  • 新規入会プログラム+つかっておトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!

    ・アプリログインで2000円キャッシュバック
    ・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
    ・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
    ・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック

楽天プレミアムカード│プライオリティ・パスが無料付帯

楽天プレミアムカード

イタリア旅行に便利な特典

  • プライオリティ・パスが無料付帯
  • 最高5000万円海外旅行傷害保険が自動付帯
  • ローマのトラベルデスクを利用できる

「ワンランク上のイタリア旅行を楽しみたい」という人には、楽天プレミアムカードがおすすめ。

楽天プレミアムカードは年会費1万1000円のハイステータスカードですが、プライオリティ・パスを無料で発行できるのがメリットです。

プライオリティ・パスとは、約148カ国、1400万カ所以上に展開する会員制ラウンジサービスのことです。

通常申込だと最低でも99米ドルの年会費がかかるため、これだけでも楽天プレミアムカードの年会費の元を取ることができます。

また、楽天プレミアムカードには最高5000万円海外旅行傷害保険が自動付帯(一部利用付帯)します。

いざというときに高額な補償を受けられるのは、ハイステータスカードならではのメリットでしょう。

楽天プレミアムカードの海外旅行保険
補償内容 補償額
傷害死亡・後遺障害 最高5000万円(自動付帯4000万円、利用付帯1000万円)
賠償責任 3000万円
携行品損害 50万円(自動付帯30 万円、利用付帯20 万円)

出典:楽天カード「楽天プレミアムカードの国内・海外旅行傷害保険

楽天プレミアムカード

アイキャッチ画像:楽天プレミアムカード

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 1%
年会費 11,000円
発行スピード 1週間〜10日
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 自動付帯
国内旅行保険 自動付帯
家族カード
ETC

※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • 新規入会&利用で5000ポイント進呈

ライター体験談:イタリアではVisaとMastercardの2強!現金も必要です

イタリアは日本以上にカード文化が進んでおり、少額決済でもクレジットカードを使う人が少なくありません。

しかし、使える国際ブランドはVisaMastercardの2強状態です。

JCBは加盟店が増えているとはいえ、あくまで特典用のサブカードとして持参するのが現実的です。

また、イタリアでは現金が必要なシーンも意外と多く、「全部クレジットカードで」というわけにはいきません。

特に1ユーロ、2ユーロの硬貨をたくさん用意していくと、チップの支払いやトイレの利用などに便利です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

100ユーロ、200ユーロ、500ユーロの紙幣もありますが、個人店では拒否されることがほとんど。事前にスーパーやチェーン店などでくずし、できるだけ少額紙幣や硬貨を持ち歩くと便利です。

イタリアで使いやすいVisaでさらに海外旅行保険も充実

エポスカード

アイキャッチ画像:エポスカード

お得なキャンペーン

  • WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント

イタリア旅行にクレカを持っていくメリット

イタリア旅行にクレジットカードを持っていけば、次の4つのメリットが得られます。

イタリア旅行にクレカを持っていくメリット

  • 海外旅行保険が付帯している
  • クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
  • イタリアでは多くの店でクレジットカード払いができる
  • 海外キャッシングが利用できる

年会費無料のクレジットカードなら、コストを一切かけずにたくさんのお得が手に入るでしょう。

海外旅行保険が付帯している

クレジットカードには海外旅行保険が付帯することが多く、イタリア旅行での思わぬトラブルに備えることができます。

費用は無料で、事前申込みなども必要ありません。

一方、クレジットカードを持っていないと、自分で保険会社に申し込む必要があります。

たとえばイタリアに7日間旅行する場合、保険料は安くても2500~3500円ほど。クレジットカードの海外旅行保険を活用すれば、それだけでも旅費を節約できます。

クレジットカードの海外旅行保険は、利用付帯と自動付帯の2つにわかれます。

利用付帯の場合、対象となる支払項目や最低金額などを確認しておくことが大切です。

利用付帯と自動付帯
適用条件 対象カード
利用付帯 事前に旅費の一部(航空券、ツアー参加代など)をカード決済することで適用 ・三井住友カード(NL)
・エポスカード
・JCBカード W
自動付帯 クレジットカードを所有しているだけで自動的に適用 ・学生専用ライフカード
・楽天プレミアムカード(一部利用付帯)

クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる

イタリア旅行にクレジットカードを持っていけば、会員限定の優待特典を利用できます。

イタリア旅行で使える優待特典

  • 加盟店での優待割引、ポイントアップサービス
  • 海外旅行保険、ショッピングガード保険の付帯
  • 現地サポートデスク
  • 手荷物宅配サービスの割引
  • 空港ラウンジ

たとえばJCBカード Wを発行すると、次のような優待サービスを受けられます。

決済用のメインカードにくわえ、こうした特典を目的にサブカードを持参すると便利でしょう。

JCBカード会員限定の割引情報(一例)

  • IL BISONTE(革製品):プレゼント贈呈
  • AMEDEO RISTORANTE(ローマのレストラン):ランチ利用で10%オフ、ディナー利用で人数分の食後酒(リモンチェッロ)サービス
  • ROSSO BRERA(ミラの伝統料理のレストラン):10%オフ

イタリアでは多くの店でクレジットカード払いができる

イタリアは日本以上にカード文化が浸透しており、個人経営店などを除くほとんどのお店でクレジットカードを利用できます

クレジットカードを利用すれば、両替に比べて手数料を節約できたり、大金を持ち歩く必要がなかったりと、さまざまなシーンでお得&安心が手に入ります。

また、万が一不正利用に遭ってもカード会社から補償を受けることができ、自己負担額を0円にすることも可能です。

海外キャッシングが利用できる

イタリア旅行にクレジットカードを持っていけば、海外キャッシングを利用できます。

海外キャッシングとは、クレジットカードを使ってATMから現地通貨(ユーロ)を引き出すことです。

必要なときに必要な分だけお金を引き出せるうえ、両替よりも手数料が安いのがメリットです。

Visaはplus、MastercardやJCBはCirrusのマークがあるATMなら、24時間いつでも現地通貨(ユーロ)を引き出すことが可能です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

「治安が心配だからクレジットカードを持っていきたくない」という人もいますが、実はその逆で、治安が心配だからこそクレジットカードは必要です。クレジットカードなら、買い物はカード決済、現金が必要なときは海外キャッシングと使い分けることで、常に財布を軽くできます。大金を持ち歩いてソワソワしているほうが、逆に目立って高リスクですよ。

イタリアのクレカ決済事情│VisaかMastercardをメインに、JCBはサブカードに

イタリア旅行用にクレジットカードを発行するなら、国際ブランドはVisaMastercardの2択。

そこにサブカードとしてJCBを持っておくと、さまざまな特典の恩恵を受けることができます。

また、イタリアでは意外と現金が必要なケースも多いため、常にお財布には30~50ユーロほど入れておくと安心です。

イタリアのクレカ事情

  • イタリアで使うならVisa・Mastercardが強い!
  • JCBとアメックスはあまり使えない
  • イタリアでクレジットカードが使える場所・使えない場所
  • チップの支払いのために現金も持っておく

イタリアで使うならVisa・Mastercardが強い!

イタリアで広く流通している国際ブランドは、VisaMastercardの2つ。

2018~2021年の国際ブランドシェアを比較すると、VisaとMastercardが常にトップを争っていることがわかります。

VisaとMastercardのシェア率
2018年 2019年 2020年 2021年
1位 Bancomat
(46%)
Bancomat
(55%)
Mastercard
(39%)
Bancomat
(45%)
2位 Mastercard
(28%)
Visa
(25%)
Visa
(35%)
Visa
(34%)
3位 Visa
(24%)
Mastercard
(19%)
Bancomat
(25%)
Mastercard
(20%)
4位 American Express(1%)

出典:Statista「Biggest payment card brands - Visa, Mastercard, American Express, or in-market local card schemes - in Italy from 2016 to 2021

なお、Bancomat(バンコマット)とは、イタリア国内で普及しているオンライン送金サービスのことです。

2019年からは、「BANCOMAT Pay」によりデジタル決済が可能となり、急速にシェアを拡大しました。

イタリア国内に銀行口座を持っていることが前提となるため、観光客には現実的ではありません。

JCBとアメックスはあまり使えない

イタリアでは、JCBとアメックスはあまり使えません。

先述のシェア率でもJCBは圏外で、アメックスはわずか1.0%に留まります。

とはいえ、JCBは日本人観光客が多いエリアでは使える店も増えており、現地サポートデスクの「JCBプラザ・ローマ」も利用できます。

そのため、サブカードとしてイタリア旅行に持っていく価値は十分にあるでしょう。

同様に、アメックスは優待サービスが充実していることで知られており、特典用として発行しておけば、イタリア旅行をよりお得&快適にできます。

イタリアでクレジットカードが使える場所・使えない場所

イタリアでクレジットカードが使える場所、使えない場所をまとめると以下の通り。

お店の規模が小さく、都心部から離れるほど、クレジットカードが使えない可能性も高くなります。

イタリアでクレカが使える場所と使えない場所
使える場所 使えない場所
  • ホテル
  • レストラン
  • バス、トラム、メトロ(地下鉄)
  • 美術館や博物館
  • スーパー
  • バール
  • 田舎の店や個人店
  • 露店
  • タクシー
  • 公衆トイレ

イタリアはほかの国に比べると、公共交通機関でのカード決済が発展しているのが特徴です。

タッチひとつで乗降車できれば切符の列に並ぶ必要がなく、時間の節約にもつながります。

一方で、タクシーでは一部のケースを除きクレジットカード決済はできません

近年は露店でもカード決済可能なお店がありますが、もしものときにお店の住所を特定できないなどのデメリットがあるため、カードの利用は避けたほうが無難といえます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

小規模のレストランやお店でクレジットカードを利用するときは、必ず目の前で決済端末を操作してもらいましょう。お店の奥にクレジットカードを持っていかれると、カード情報を盗まれてしまう可能性があります。

世界遺産のコロッセオの入場料(事前予約)はクレカ払いOK!

ローマ観光のハイライトであるコロッセオでは、クレジットカード決済が可能です。

コロッセオに入場するには、原則予約が必須になります。

キャンセルが出た場合に限り、コロッセオ西側にあるチケットオフィスで当日券を購入できますが、可能性はきわめて低いといえます。

チケットは公式サイトから購入でき、大人1人あたり18ユーロ。フォロ・ロマーノ、パラティーノ、フォーリインペリアーリなどの入場券もセットになっており、当日でもオンライン予約が可能です。

ただし、公式サイトで利用できる国際ブランドは、Maestro(Mastercardのオンラインデビットカード)、Visa、American Expressの3種類で、JCBは利用できません。

ヴェネツィア市は2024年4月から歴史地区エリアへの入場に1日5ユーロ必要!

2024年4月以降、ヴェネツィア市の歴史地区エリアでは、入場料として1日5ユーロ必要になる可能性があります。

入場券(QRコード)の決済方法

  • クレジットカード
  • PayPal
  • 銀行間送金(イタリア人向け

これは、観光客の数をコントロールするためで、特に週末は入場料が必要になる可能性が高いと予想されます。

入場券となるQRコードを取得するにはオンライン予約が必要で、入場料無料の14歳未満でも事前にQRコードを取得しなければなりません。

特に、ハイシーズンにあたる4~7月にヴェネツィアを訪れる際は、あらかじめチケットが必要かチェックしておく必要があるでしょう。

チップの支払いのために現金も持っておく

イタリアをはじめとするヨーロッパでは、チップ文化が広く浸透しています。

たとえば、次のようなシーンでチップを支払わないと、失礼にあたることもあります。

チップが必要なシーン

  • レストランやバールで食事したとき
  • ホテルでポーターに荷物を運んでもらったとき
  • ホテルでベッドメイキングや清掃をしてもらったとき
  • タクシーに乗車したとき

チップの支払いは現金が基本のため、1ユーロや2ユーロの硬貨があると便利でしょう。

また、レストランではチップ料金を上乗せしてクレジットカード決済することも可能です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

チップはあくまで気持ちのため、必ずしもいくらと決まっているわけではありません。いくらあげたらいいかわからないときは、レストランなら約10%、ポーターなら1~3ユーロ程度を目安にすると良いでしょう。ただし、レストランですでにサービス料が計上されているときは、チップを渡す必要はありません。

イタリアの交通機関でクレジットカードは使えない?

イタリアの公共交通機関では、クレジットカードによるタッチ決済が広く普及しています。

チケット購入の行列に並ぶ必要もなく、観光客でも気軽に利用しやすいでしょう。

イタリアの公共交通機関

  • バス・トラム・メトロ(地下鉄)は改札でのタッチ決済OK
  • 交通系ICカード「+Roma in tasca」はクレジットカードで購入&チャージ可能
  • タクシーを利用するなら配車アプリ「FREENOW」が便利

バス・トラム・メトロ(地下鉄)は改札でのタッチ決済OK

イタリア国内のバスやトラム、メトロ(地下鉄)などでは、クレジットカードによりタッチ決済が可能です。

利用方法は簡単で、改札に備え付けのカード読み取り機にクレジットカードをタッチするだけ。降車時に再度タッチすれば、区間に応じた運賃が自動的にクレジットカードに請求されます。

タッチ決済に対応している国際ブランドはVISA、Mastercard、American Expressの3つで、JCBは利用できません。

また、そもそもタッチ決済に対応しているクレジットカードでないと、改札で引っかかってしまうため要注意です。

三井住友カードならタッチ決済にも対応!

三井住友カード(NL)

アイキャッチ画像:三井住友カード(NL)

お得なキャンペーン

  • 2024年6月30日までのキャンペーン

    新規入会&条件達成で

    5000円分

    プレゼント

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交通系ICカード「+Roma in tasca」はクレジットカードで購入&チャージ可能

イタリア旅行でローマに滞在するなら、交通系ICカードの「+Roma in tasca」を発行するのも選択肢のひとつ。

「+Roma in tasca」は日本のSuicaのようなチャージ式ICカードで、クレジットカードで購入やチャージが可能です。

「+Roma in tasca」は地下鉄の自動券売機で購入でき、はじめに4.5ユーロ以上チャージすればカード代金はかかりません。

言語設定では日本語も選ぶことができるため、英語が苦手な人も安心でしょう。

「+Roma in tasca」を発行したら改札の黄色いボタンにタッチするだけで改札を通過でき、ローマ市内の移動が格段にスムーズになります。

タクシーを利用するなら配車アプリ「FREENOW」が便利

イタリア滞在中にタクシーを利用するなら、 「FREENOW」がおすすめです。

FREENOWはヨーロッパで広く普及している配車アプリで、通常のタクシーよりも運賃が安いのがメリットです。

基本的に、イタリア国内のタクシーではクレジットカード決済ができません。

しかし、FREENOWなら事前にアプリからカード情報を入力しておくことで、カード決済が可能となります。

FREENOWの使い方は簡単で、アプリから現在地と目的地を入力するだけ。すぐに運賃の目安が表示されるため、ぼったくりに遭うこともありません。

予約を確定するとドライバー情報(ドライバー名、車のナンバーなど)が表示され、車の現在地もアプリ上から確認できます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

イタリア国内にはUberもありますが、少し高級路線として認識されています。そのため、配車アプリでタクシー代を安くするなら、FREENOW一択。ドライバーに目的地を伝える必要もないため、イタリア語や英語がわからなくても気軽に利用できます。

現金が必要になったら海外キャッシングがお得

イタリア旅行中に現金を下ろすなら、海外キャッシングがおすすめ。

海外キャッシングは両替よりもレートが良く、大金を持ち歩く必要がないことから防犯対策にも役立ちます。

海外キャッシングのメリット

  • キャッシングは両替よりもレートが良い
  • 大金を持ち歩く必要がない

キャッシングは両替よりもレートが良い

海外キャッシングでユーロを下ろせば、両替よりも手数料を節約できます。

たとえば1万円を引き出す場合、それぞれの手数料は次のとおり計算できます。

1万円を引き出す場合の手数料
計算式 手数料
海外キャッシング 1万円×18.0%(年率)÷365×30日 148円
両替 1万円×2.0~10.0% 200~1000円

海外キャッシングの手数料は、返済期間が短くなるほど安くなります。

上記は30日後の返済を想定していますが、2週間後に完済すれば、手数料は約74円と半分に。手数料を節約するなら「繰り上げ返済」で早めに返済するのがポイントです。

大金を持ち歩く必要がない

海外キャッシングは必要なときに必要な分だけお金をおろせるため、大金を持ち歩く必要がありません

そのため、イタリア観光中のセキュリティ対策としても効果的です。

現金の場合、万が一大金を盗られてしまっても、海外旅行保険の対象にはなりません。

こまめに下ろせば、もしものときでも被害を抑えることができ、精神的なダメージも少ないといえます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

イタリア国内では、観光客を狙った強盗やスリが多発しています。特に、ローマのテルミニ駅周辺は治安が悪く、夜間での一人歩きは禁物。また、観光地周辺で署名を求めてくる団体がいますが、署名中に財布を盗ることを目的としているため要注意です。

イタリアのATM(BANCOMATO/バンコマット)の使い方

イタリアで海外キャッシングを利用するときは、BANCOMATO(バンコマット)を使います。

BANCOMATO(バンコマット)はイタリア語でATMのことを指し、街中のいたるところで見つけることができます。

イタリア語の「ATM」=ミラノの地下鉄

イタリアで「ATM」とそのまま伝えるとミラノの地下鉄(Azienda Trasporti Milanesi)のことだと思われてしまいます。お金を下ろす「ATM」は「BANCOMATTO(バンコマット)」といいます。

ATMは街のいたるところにあるが銀行内のATMが安全

イタリアの街を歩くと、観光地周辺や大通りなどで簡単にATMを見つけることができます。

しかし、ATMは通りにむき出しの状態になっているため、セキュリティ性は高くありません。

ATMを操作しているだけで、お金をおろしていることが周囲の人にわかってしまいます。

そのため、安心してお金を引き出すためにも、銀行内にあるATMを利用するのがおすすめです。

銀行なら警備員が常駐しているためセキュリティ性が高く、トラブルが起きてもすぐにスタッフを呼び出すことができます。

ATMが使えないことも多い

イタリアのATMでは、次のような理由から海外キャッシングを利用できないこともあります。

ATMからうまく現金を下ろせないときは、別のATMを試してみましょう。

海外キャッシングを利用できない理由

  • ATM内に十分な現金がない
  • ATMの機種が古い、故障している
  • そもそもplusやCirrusのマークがない

また、イタリアなど海外のATMでは、クレジットカードがATMに吸い込まれてしまうこともあります。

こうしたトラブルに備えるためにも、周囲にスタッフがいるATMを利用するほうが安心です。

ATM付近でのスリやひったくりに注意!

イタリア国内では、ATMでお金を下ろした人を狙ったスリやひったくりが多発しています。

被害に遭わないためには、銀行内のATMを利用するのが大前提。お金を下ろしたら、その場で現金とクレジットカードをお腹の中のポケットなどにしまいましょう。

通りに出てから現金やクレジットカードをしまうと、それだけで窃盗のターゲットになってしまいます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのイタリア情報

男性の場合、財布を後ろポケットに入れるのもNGです!カバンに財布をしまうなら、カバンは前掛けにして、常に目が届くようにしましょう。

クレジットカードを使うときの注意点

イタリア旅行に欠かせないクレジットカードですが、必ずしもメリットばかりではありません。

お得&安全に利用するためには、次の4点には注意が必要です。

イタリア旅行でクレジットカードを使うときの注意点

  • スキミングに注意する
  • 現地通貨(ユーロ)建てで支払う
  • レシートの請求額を確認する
  • 支払い回数は選べない

スキミングに注意する

クレジットカードの不正利用で特に多いのが、スキミングです。

スキミングとは、専用の機械(スキマー)でカード情報を盗み取る犯罪のこと。クローンカードを作られてしまうと、好きなだけクレジットカードを悪用されてしまいます。

スキミングに遭わないためには、おもに次の3つの対策が効果的です。

スキミングに遭わないためには

  • ATMのカード差込口に不審物がないかチェックする
  • 店の奥などにクレジットカードを持っていかせない
  • スキミング対策のカードケースを利用する

現地通貨(ユーロ)建てで支払う

イタリアでの買い物にクレジットカードを使うなら、必ず現地通貨(ユーロ)建てで支払いましょう。

クレジットカードの支払い方法には次の2つがあり、円建てを選ぶと手数料が高額になる可能性があります。

現地通貨建てと円建て
支払い方法 手数料の目安 レートの決定者
現地通貨(ユーロ)建て 約2.0~3.0% 国際ブランド
円建て 約2.0~10.0% 店舗

円建ては店舗が自由に手数料を設定でき、最大で10.0%近くも手数料を取られてしまいます。

円建てのほうが親近感がありますが、手数料を節約するなら現地通貨建て一択です。

レシートの請求額を確認する

イタリア国内でクレジットカードを利用したら、必ずレシートの請求額を確認しましょう。

たとえば決済端末の操作に慣れていない店舗だと、操作ミスにより請求額が間違っていることも考えられます。

また、クレジットカードのマイページやアプリから利用歴を確認することで、高額請求や二重請求などの被害を抑えやすくなります。

支払い回数は選べない

イタリアだけでなく、海外でクレジットカードを利用した場合、支払い回数一括が基本です。

日本のように、分割払いやリボ払いなどは選べません

例外的に、リボ払いが自動適用となるカードなら、イタリアでの利用分もリボ払いが可能です。

また、一回払いで清算した後でマイページなどから分割変更すれば、毎月の返済負担を抑えることもできます。

さいごに...

この記事のまとめ

イタリア旅行にクレジットカードを持っていくなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2択です。

サブカードとしてJCBを持っておくと、JCBプラザ・ローマなどの特典に活用できます。

たとえば、当記事で紹介したクレジットカードを次のように組み合わせれば、それぞれの国際ブランドの強みを最大限に活かすことができます。

おすすめクレジットカードの組み合わせ方
年会費無料にこだわりたい人向け エポスカード(Visa)×三井住友カード NL(Mastercard)×JCBカード W(JCB)
学生向け エポスカード(Visa)×学生専用ライフカード(Mastercard)
ワンランク上の旅行を楽しみたい人向け 楽天プレミアムカード(Mastercard)×三井住友カード(NL)(Visa)×JCBカード W(JCB)

クレジットカードがあれば、無料で旅行保険が付帯したり、海外キャッシングにより手数料を節約できたりと、さまざまなメリットがあります。

また、新規入会キャンペーンを活用すれば、発行するだけでお得を手に入れられるでしょう。

当記事で紹介した5枚のクレジットカードを比較し、自分だけの「最強の組み合わせ」を見つけてください!

「イタリア旅行におすすめのクレジットカード5選」をもう一度見る

監修者

監修者紹介:飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)

飯田道子

いいだみちこ

金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当

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