
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
海外には日本よりキャッシュレス化が進んでいる国が多く、現金だけでなくキャッシュレス決済手段を持っていくことが必須です。
しかし、「クレジットカードとデビットカード、どちらを持っていけばいいの?」と悩む人も意外と多いでしょう。
結論から言うと、おすすめなのはクレジットカードです。
クレジットカードはデビットカードよりも手数料が安いうえ、海外旅行保険が付帯することでアクシデントの備えにもなります。
クレジットカードとデビットカードどっちがお得?
- 海外ではクレジットカードをメインにするのがおすすめ
- クレカのほうが海外利用手数料がお得
- クレカには海外旅行保険が付帯している
- クレカならホテルやレンタカーのデポジットとして利用できる
クレジットカードやデビットカードを複数枚持ちすれば、利用シーンに応じてもっともお得なカードを使い分けることができます。
おすすめタイプなども比較し、自分の旅行スタイルに合ったお得&安心なカードを手に入れてください。
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この記事はこんな内容です
海外旅行のメインカードには、クレジットカードがおすすめ!
- クレジットカードのほうが海外利用手数料が安い
- クレジットカードには海外旅行保険が付帯し、アクシデントに備えられる
- 使いすぎが不安ならデビットカードを併用するのもおすすめ
- ただし「J-Debit」は海外では使えない
目次
クレジットカードとデビットカードの違い
そもそも、「クレジットカードとデビットカードは何が違うの?」と戸惑う人も多いでしょう。
はじめに、両者の違いをまとめると以下の通りです。

支払いのタイミング
クレジットカードとデビットカードの最大の違いは、支払いのタイミングです。
クレジットカードの「クレジット(credit)」とは、もともと信用取引のことを指します。つまり、カード会社が一時的に代金を立て替えることで、商品やサービスの代金を後払いできるのが特徴です。
一方のデビットカードは、銀行口座から利用代金が即時に引き落とされる「即時払い」です。指定の銀行口座と紐づける必要があり、口座残高が1円でも不足しているとカード決済することはできません。
また、クレジットカードでは支払い方法を選べる(分割払いやボーナス払いなど)のに対し、デビットカードでの支払いは一回払いのみとなります。
審査の有無
クレジットカードを発行するには、審査が必要です。
審査では年収や借入の有無など、申請者に「十分な返済能力があるか」がチェックされます。対象年齢は18歳以上で、高校生は卒業見込みである場合を除き、基本的に発行不可となります。
一方のデビットカードには、基本的に審査がありません。16歳以上など年齢条件さえ満たしていれば、与信審査不要でスムーズに発行できます。
「いますぐにカードを発行したい」という人は、即日発行に対応しているクレジットカード、またはデビットカードを発行するのがおすすめです。
利用可能枠
クレジットカードとデビットカードでは、決済できる金額(利用可能枠)が大きく異なります。
クレジットカードの場合、利用可能枠は審査によって決定します。年収などの条件によってさまざまですが、年会費無料の一般カードの場合、利用可能枠は50〜100万円が目安となります。
一方のデビットカードでは、口座残高がそのまま利用可能枠となります。つまり、海外旅行へ出発する前に十分に入金しておかないと、海外旅行中に残高不足になりかねません。
特に、航空券や宿泊費などをデビットカードで決済するなら、あらかじめ余裕をもって入金しておくのが安心でしょう。
海外旅行での支払いはクレジットカードをメインにするのがおすすめ

クレジットカードかデビットカードで迷ったら、まずはクレジットカードをメインにすることをおすすめします。
ここでは、クレジットカードのほうが海外旅行で便利な理由を4つ解説します。
クレジットカードをメインにしたほうがいい理由
- 海外利用手数料がお得
- 海外旅行保険が付帯している
- ホテルやレンタカーのデポジットとして利用できる
- セキュリティ面で安心感がある
海外利用手数料がお得
クレジットカードは、デビットカードに比べて海外利用手数料が低く設定されています。
もちろん、日本円を現地通貨に両替するケースに比べても、手数料を大きく節約できます。
海外利用手数料の比較(目安)
- クレジットカード:1.6~3.6%
- デビットカード:1.6〜5.0%
- 両替:2.0~5.0%
一見わずかな違いに思えますが、海外旅行中の決済額が大きくなるほど、実際の支払い額にも大きな差が生まれます。
10万円利用時 | 20万円利用時 | 50万円利用時 | |
---|---|---|---|
クレジットカード(1.6~3.6%) | 約1600~3600円 | 約3200~7200円 | 約8000円~1万8000円 |
デビットカード(1.6〜5.0%) | 約1600~5000円 | 約3200円~1万円 | 約8000円~2万5000円 |
両替(2.0~5.0%) | 約2000~5000円 | 約4000円~1万円 | 約1万円~2万5000円 |
海外旅行保険が付帯している
クレジットカードは、海外旅行保険が無料で付帯するのがメリットです。
デビットカードにも海外旅行保険が付帯することもありますが、クレジットカードに比べると多くはありません。
海外旅行保険があれば、盗難や紛失にあったときに補償を受けられます。
また、急病時には医療費の補償はもちろん、病院の案内もしてもらえるケースが多く、海外旅行中の安心感につながるでしょう。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険には「利用付帯」と「自動付帯」の2つがあります。
当記事で紹介するクレジットカードは、それぞれ以下に該当します。
適用条件 | 該当のクレジットカード | |
---|---|---|
利用付帯 | 事前に旅費の一部(航空券や交通費など)をカード決済していることで適用。 | ・三井住友カード(NL) ・エポスカード ・JCBカード W |
自動付帯 | クレジットカードを持っているだけで自動的に適用。 | ・学生専用ライフカード ・楽天プレミアムカード(一部利用付帯) |
海外旅行保険に自分で加入すると、当然ながら保険料は自分で支払わなければなりません。
たとえば、ヨーロッパ方面に7日間旅行する場合、保険料は約2000~4000円が目安となります。
つまり、クレジットカードに無料付帯する海外旅行保険を使えば、それだけ旅費を約2000~4000円も節約することが可能です。
ホテルやレンタカーのデポジットとして利用できる
海外のホテルやレンタカーでは、チェックインや貸出時にデポジットが必要です。
デポジットとは、ホテルやレンタカー会社に一時的に預ける保証金のことです。
万が一破損や盗難があった場合、デポジット額から実費が清算される仕組みです。
デポジットの金額は、それぞれ以下が目安となります。
デポジットの金額の目安
- ホテル:宿泊費の1〜2泊分
- レンタカー:約10万円(車種により異なる)
ホテルのチェックアウトやレンタカー返却時に何も問題なければ、デポジットはクレジットカードを通して返金されます。
また、なかにはクレジットカードを提示するだけ(ホテルやレンタカー会社はカード番号や有効期限などを控える)でデポジットと認めてくれるケースもあります。
この場合、実際にクレジットカードに課金されることもなく、チェックアウトや精算がスムーズに完結します。
セキュリティ面で安心感がある
クレジットカードは、デビットカードに比べてセキュリティ性が高いといえます。
たとえば海外旅行中に不正利用に遭った場合、クレジットカードなら被害額を補償してもらえます。
60日以内の申請など条件はありますが、思わぬアクシデントでも被害を最小限に抑えられるのは大きなメリットでしょう。
一方のデビットカードにも、補償制度は存在します。しかし、「即時引き落とし」という性質上、補償までに時間がかかってしまうのも事実です。
クレジットカードもデビットカードもセキュリティ性はきわめて高いですが、補償という観点からすると、クレジットカードのほうがより安心感があるといえます。
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海外ではキャッシュレス化が進む!支払い方法はおもに3つ

近年、世界各国ではキャッシュレス化が急速に進んでいます。
観光地はもちろん、国によっては地方都市やローカルなカフェなどでも、クレジットカードやデビットカードによるキャッシュレス決済が当たり前になってきています。
とはいえ、「全てカード決済できるか」というと、けっしてそんなことはありません。
国によっては現金主義が根強いこともあり、5000円〜1万円程度の現金を常に持ち歩いたほうが良いケースもあります。
海外で主流の支払い方法は、大きく分けて以下の3つです。
海外でのおもな支払い方法
- 現金:その場で支払い(明瞭会計)
- クレジットカード:翌月以降にまとめて精算
- デビットカード::銀行口座から即時引き落とし
現金・キャッシュレス決済(クレジットカード・デビットカード)をバランスよく持っていくことが、海外旅行ではベストな選択といえます。
現金で支払うメリットとデメリット
現金は、世界中どこに行ってももっともわかりやすい支払い方法です。
近年は「支払いはキャッシュレス決済のみ」とするお店もありますが、こうした例外を除き現金での支払いを断られることはほぼありません。
また、欧米圏などチップ文化が根付いた国へ行くなら、常に少額の紙幣や硬貨を持ち歩いていると便利です。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
一方で、デメリットとして両替手数料が高くなることが挙げられます。
両替手数料を少しでも安く抑えたい人は、クレジットカードやデビットカードのように、海外のATMを活用するのがおすすめです。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの海外情報
治安があまり良くない国へ行くなら、現金を持ち歩くうえでの防犯対策もしっかり考えなければなりません。たとえば財布はバッグにしまい、バッグは常に前がけにするのが基本です。また、財布にいれる現金は最小限に抑え、高額紙幣などは防犯ポーチに入れてお腹の中にしまうのが理想的です。
クレジットカードのメリットとデメリット
クレジットカードは、キャッシュレス決済のなかでも「主流」といえる支払い方法です。
海外でもクレジットカードに対応しているお店は非常に多く、個人経営の小さなお店やマーケットなどを除き、海外旅行中も幅広いシーンで利用できます。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
ただし、海外でクレジットカードを使うなら、国際ブランド選びにも注意しなければなりません。
たとえばVisaやMastercardならほとんどのクレジットカード加盟店で利用できますが、日本発祥の国際ブランドであるJCBは、利用できるお店はかなり限られてしまいます。
海外旅行に向けてクレジットカードを作るなら、国際ブランドはVisaかMastercardのいずれかがおすすめです。
国際ブランド | シェア率 | 特徴 | |
---|---|---|---|
1位 | Visa | 38.7% | 世界シェアNo.1。特にアメリカ方面に強い |
2位 | 銀聯 | 34.1% | 中国方面で強い |
3位 | Mastercard | 24.0% | ヨーロッパ方面で強い |
4位 | American Express | 1.6% | 旅行関連特典が豊富。アメリカでは使いやすい |
5位 | JCB | 1.0% | 日本発祥の国際ブランド。アジア方面では使えることも多い |
デビットカードのメリットとデメリット
デビットカードは、特にヨーロッパ方面で主流とされている支払い方法です。
「口座残高=利用可能枠」となるため、海外旅行中も予算をしっかり管理したい人には特におすすめです。
クレジットカードと同様に加盟店は多く、提携ATMから現地通貨を引き出せるのもメリットです。
メリット | デメリット |
---|---|
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ただし、お店によっては「クレジットカードは使えてもデビットカードは使えない」というケースもあります。
決済用メインカードにするにはやや心細く、クレジットカードと併用するのが理想的です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
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国や地域によっては、そもそもデビットカードの認知度が低くて使えないこともあります。ヨーロッパ方面ではデビットカードもかなり普及しています(Mastercardと同系列のMaestroなど)が、アジア方面などへ行くときはクレジットカードも忘れずに持っていきましょう。
海外利用手数料はクレジットカードよりもデビットカードの方が高い
海外旅行の費用を節約するなら、海外利用手数料に注意が必要です。
海外利用手数料が安いのはクレジットカード。近年はクレジットカードの海外利用手数料も増加傾向にありますが、それでもデビットカードに比べると安いといえます。
海外利用手数料の比較(目安)
- クレジットカード:1.6~3.6%
- デビットカード:1.6〜5.0%
クレジットカードの海外利用手数料
クレジットカードでは、VisaやMastercardといった国際ブランドが定める「為替レート」に、各カード会社が定める「外貨取引事務手数料」が加算されます。
両者を合計すると、海外利用手数料はおよそ1.6~3.6%が目安となります。
当記事で紹介しているクレジットカードでは、海外利用手数料は以下の通りです。
おすすめクレカの海外利用手数料
- 三井住友カード(NL):3.63%
- エポスカード:3.85%
- JCBカード W:1.6%
- 学生専用ライフカード:3.85%
- 楽天プレミアムカード:3.63%
かつては海外利用手数料は1.6~2.2%であることがほとんどでしたが、2024年からさまざまなクレジットカードで海外利用手数料の値上げが行われています。
上記のなかではJCBカード Wが1.6%とお得ですが、海外利用手数料だけでなく国際ブランドなどの使いやすさも重視すべきでしょう。
デビットカードの海外利用手数料
デビットカードの海外利用手数料は、1.6〜5.0%とクレジットカードより割高です。
これは、国際ブランドが定める「為替レート」はクレジットカードと変わらないものの、各カード会社が定める「外貨取引事務手数料」が高く設定されているためです。
また、ATM手数料は現地のATM手数料にくわえ、日本側銀行の手数料(110〜220円程度)が加算されることもあるため、注意が必要です。
ただし、近年はデビットカードのなかにも、海外利用手数料に優れたカードが出てきています。
たとえば、当記事で紹介しているおすすめデビットカードの海外利用手数料は、それぞれ下記のとおりです。
おすすめデビットカードの海外利用手数料
- Wiseデビットカード:0.33%~(両替する通貨により異なる)
- Sony Bank WALLET:1.79%
- 楽天銀行デビットカード:3.08%
こうしたお得なレートを使うには、外貨普通預金口座を開設したり、指定金額以上の残高を入金しておく必要があります。
これからさまざまな方面へ海外旅行したいと考えている人は、複数の通貨に対応したデビットカードを作っておくと、今後の海外での買い物に便利でしょう。
海外旅行にデビットカードがおすすめな人
海外旅行中のキャッシュレス決済にはまずクレジットカードがおすすめですが、もちろんデビットカードにもメリットはたくさんあります。
特に、以下にあてはまる人は、デビットカードのほうが合っているかもしれません。
デビットカードがおすすめな人
- お金を使いすぎるのが不安な人
- 多額の現金を持ち歩きたくない人
- 提携ATMで現地通貨を引き出したい人
お金を使いすぎるのが不安な人
デビットカードには「即時引き落とし」という性質があり、口座に入金している金額しか使えません。
つまり、海外旅行中も予算を管理しやすく、旅行中の金銭感覚が狂いにくいのがメリットです。
一方のクレジットカードは「後払い」のため、利用可能枠内であれば予算オーバーでも買い物ができます。
特に、旅行先は気が緩んでついつい使いすぎてしまうリスクがあるため、帰国後の請求額に驚くかもしれません。
どちらもメリット・デメリットはありますが、限られた予算内で旅行することを最優先に考えるなら、デビットカードのほうが向いています。
多額の現金を持ち歩きたくない人
デビットカードはクレジットカードと同様に、必要なときに必要な分だけ現地ATMで引き出せます。
つまり、多額の現金を持ち歩く必要がなく、防犯面でも安心感があります。
特に、ヨーロッパやアメリカではスリが多く、現金を盗まれても補償を受けることはできません。
また、アフリカや中南米など治安の悪い地域では、現金の持ち歩きはかなりハイリスクといえます。
デビットカードは万が一の盗難や紛失でもすぐに利用停止でき、被害を最小限に抑えやすいといえます。
提携ATMで現地通貨を引き出したい人
デビットカードは、提携している国際ブランド(Visa、Mastercardなど)のマークがあるATMであれば、世界中どこでも現地通貨を引き出すことができます。
クレジットカードでも「海外キャッシング」はできますが、利息や手続きの面ではデビットカードよりやや煩雑です。
デビットカードなら、日本の銀行からお金を引き出すのと同じ感覚で現地通貨を引き出せるため、利用のハードルは低いといえます。
デビットカードを海外で使うときの注意点!国際ブランドが付いていないJ-Debitは海外で使えない
海外旅行中も便利なデビットカードですが、デビットカードならではの注意点もあります。
「海外旅行に持ってきたのにカードが使えない」とならないためにも、特に国際ブランドには注意してください。
日本で発行されているデビットカードには、大きく分けて次の2種類があります。
種類 | 海外利用 |
---|---|
国際ブランド(Visa、Mastercard、JCB)が付いているデビットカード | できる |
J-Debitのデビットカード | できない |
ここで要注意なのが、J-Debitのデビットカードです。
J-Debitのデビットカードは、日本国内の金融機関のキャッシュカードをそのまま使って、全国のJ-Debit加盟店で直接支払える即時決済サービスです。
つまり、日本国内専用のデビットシステムであり、海外のATMや店舗では一切使えません。
日本国内で利用するには便利ですが、海外旅行で使う予定があるなら、必ずVisaやMastercardなど国際ブランド付きのデビットカードを選びましょう。
クレカにもデビットカードにもなる三井住友銀行「Olive 一般」
海外旅行におすすめの特徴
- キャッシュカード、クレカ、デビットカード、ポイント払いの4つの機能を集約
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
- 不正利用が発生した場合、紛失・盗難の届け出日から60日前までの損害を補償
この記事では、クレジットカードとデビットカードの違い、それぞれのメリットやデメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説します。
また、どうしてもどちらか一つに絞れないという人は、クレジットカードとデビットカードの両機能を備えているカードを作るのもおすすめです。
「クレジットカードとデビットカード、どちらにすべきか迷ってしまう」という人には、三井住友銀行の「Olive 一般」がおすすめです。
「Olive」は、以下の4つの機能を1枚に集約した革新的なサービスです。
利用シーンに応じてクレジットカードとデビットカードを使い分けられるため、海外旅行中は1枚で2つの支払い方法を使い分けることができます。
Oliveのフレキシブルペイ機能
- クレジットカード
- デビットカード
- ポイント払い
- キャッシュカード
クレジットカードかデビットカードを選ぶときは、スマホアプリから支払いモードを切り替えることになります。
切り替えには通信環境が必要になるため、レンタルWi-Fiや現地SIMなどを用意しておくと安心です。
「Olive 一般」は年会費永年無料で、国際ブランドはVisa指定です。
クレジットカードならではの強みである海外旅行保険(最高2000万円)も付帯しており、クレジットカードとデビットカードの「いいとこどり」を叶えてくれる一枚です。
Olive 一般

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 ※1 |
発行スピード | デビットモード:最短3営業日 クレジットモード:最短3営業日 |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:年会費永年無料は一般ランクのみとなります。
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
海外旅行におすすめのクレジットカード5選
「クレジットカードのほうが便利そう」という人には、次の5枚がおすすめです。
楽天プレミアムカード以外は年会費無料で、たとえ帰国後にあまり使わなくなっても、年会費で損することはありません。
国際ブランドや海外旅行関連の特典などを比較し、海外旅行中のお得や安心につなげてください。
海外旅行にクレジットカード5選
三井住友カード(NL)│完全ナンバーレスでセキュリティ性が高い
海外旅行におすすめの特徴
- カード情報が券面に印字されない「完全ナンバーレス」
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 利用通知サービスにより、不正利用を早期発見しやすい
三井住友カード(NL)は、海外旅行中のセキュリティを重視する人におすすめのクレジットカードです。
なかでも、券面にカード番号や有効期限などの情報が一切印字されていない「完全ナンバーレス設計」は三井住友カード(NL)ならではの特徴で、スキミングや盗み見などのリスクを最小限に抑えられます。
また、カード情報の確認や利用状況の管理は、専用アプリ「Vpass」から簡単にでき、利用通知をオンにしておけば、不正利用の早期発見にもつながります。
さらに、三井住友カード(NL)は年会費無料でありながら、最高2000万円と充実した海外旅行傷害保険が付帯します。
航空券やツアー代金などをカードで支払うことが前提となる「利用付帯」ですが、コストをかけずにアクシデントに備えられるのは大きなメリットでしょう。
国際ブランドはVisaまたはMastercardから選択できます。どちらも海外ではシェアが高く、ホテルやレストランなど幅広いシーンで問題なく使えます。
海外旅行初心者でも安心感があり、セキュリティ・保険・利便性のバランスがとれた1枚です。
三井住友カード(NL)

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年5月1日〜2025年6月30日)新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント・新規入会&スマホのタッチ決済1回で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&ID連携&カード利用で2000円相当のVポイントをプレゼント - (学生限定)新規入会キャンペーン(2025年5月1日〜2025年6月30日)新規入会&条件達成で
最大6000円相当
プレゼント・新規入会&条件達成で5000円相当のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
エポスカード│年会費無料のカードのなかで海外旅行保険がトップクラスに充実!
海外旅行におすすめの特徴
- 最高3000万円の海外旅行保険が付帯
- ショッピング枠を一時増額できる
- 最短即日でカード本体が手に入る
エポスカードは、海外旅行保険の補償を重視したい人にぴったりのクレジットカードです。
エポスカードは年会費無料にもかかわらず、海外旅行傷害保険が最高3000万円まで付帯します。
なかでも「疾病治療費用」は270万円と手厚く、旅行中に体調を崩して病院にかかる場合でも自己負担を0円にすることができます。
また、エポスカードはショッピング枠を一時増額できるのも特徴です。
増額後の上限は「利用可能枠の2倍」または「利用可能枠+100万円」のいずれか低いほうとなり、高額な航空券やホテル代を決済する際にも安心です。
エポスカードの国際ブランドはVisa指定です。Visaは世界シェアNo.1の国際ブランドであるため、クレジットカード取扱店で使えないことはほぼありません。
カード申込時に「OIOI店舗で受取」に指定すれば、最短即日でカードを手に入れることもできるため、出発まで時間がない方にも心強い1枚です。
エポスカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
JCBカード W│JCBプラザ ラウンジやJCBプラザの利用が無料
海外旅行におすすめの特徴
- ポイント還元率がいつでも1.0%と高還元
- JCBプラザ ラウンジ、JCBプラザを無料で使える
- 最高100万円のショッピングガード保険が付帯
JCBカード Wは、年会費無料でありながら1.0%と高いポイント還元率を備えた、若年層向けのクレジットカードです。
申し込み対象は18歳以上(高校生を除く)39歳以下に限定されていますが、通常のJCBカードの2倍(1.0%)のポイント還元を受けられるのが特徴です。
また、JCBカード Wを持っていれば、世界中の各都市に展開している「JCBプラザ ラウンジ」や「JCBプラザ」を無料で使えます。
カードの紛失や盗難などのトラブルはもちろん、観光地の紹介やチケットの手配なども依頼でき、海外旅行初心者にとっては安心感につながるでしょう。
さらに、JCBカード Wには最高2000万円の海外旅行傷害保険にくわえ、ショッピングガード保険(年間最高100万円)も付帯します。
購入した商品が破損した場合などに補償を受けられるため、ブランド品や精密機器など高価な買い物などに便利です。
ただし、JCBは海外では利用可能店舗が少なく、日本人が多い観光地などを除き、使えないケースが多々あります。
そのため、JCBカード Wはあくまで「JCBプラザや海外旅行保険などの特典用」として活用し、VisaやMastercardブランドのカードと併用するのがおすすめです。
JCB カード W

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年6月30日まで)
・MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大1万5000円のキャッシュバック
※合計1万円以上の利用が対象
※対象利用先は「Amazon.co.jp」「Apple Pay/Google Pay/MyJCB Pay(対面決済のみ)」「Appleストア/Googleストア」
※電子マネーチャージやギフトカード購入費用などは集計対象外 - 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年6月30日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円 - (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック - クレカ積立リリース記念キャンペーン(2025年9月30日まで)
対象カードに新規入会&積立に対象券種を設定し、集計期間内に15万円以上ショッピング利用で、積立金額に対して0.5%(最大1000円)のキャッシュバック
学生専用ライフカード│海外利用額の利用総額の4.0%をキャッシュバック
海外旅行におすすめの特徴
- 海外利用額の4.0%をキャッシュバック
- 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
- 緊急の問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる
学生専用ライフカードは、海外旅行中の支出をお得にしたい学生にぴったりのクレジットカードです。
特にお得感があるのは、海外での利用額に対して4.0%のキャッシュバックを受けられる点です。
事前エントリーが必要ですが、年間最大10万円までキャッシュバック対象となるため、旅行中の支出が多いほどお得を実感できます。
また、学生専用ライフカードの海外旅行保険(最高2000万円)は、年会費無料のクレジットカードとしてはめずらしく「自動付帯」です。
つまり、出発前に特別な準備をしなくても補償が適用され、クレジットカードがそのまま保険証代わりとなります。
さらに、トラブル時には日本語で対応してくれる「LIFE DESK(エマージェンシーライン)」を利用できます。
現地での病院の手配や盗難対応など、万が一の際にも心強いサポートを受けられるため、学生海外旅行でも安心感につながる1枚です。
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基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
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国際ブランド |
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電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
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海外旅行におすすめの特徴
- プライオリティ・パスを無料で発行できる
- 最高5000万円の海外旅行傷害保険が付帯(一部利用付帯)
- 楽天プレミアムカード トラベルデスクを利用できる
楽天プレミアムカードは、「ワンランク上の海外旅行を楽しみたい」という人におすすめのハイステータスカードです。
年会費は1万1000円かかりますが、年5回まで無料で使える「プライオリティ・パス」の特典だけでも、十分に年会費の元をとれます。
特に、長時間のフライトや乗継がある際には、プライオリティ・パスを利用できることで、快適性が格段にアップするでしょう。
また、楽天プレミアムカードは海外旅行保険も充実しており、補償額は最高5000万円(うち1000万円は利用付帯)と高額です。
さらに、世界40ヵ所以上で「楽天プレミアムカード トラベルデスク」を利用でき、トラブル対応や予約代行など、日本語でさまざまなサポートを受けられます。
旅行代金や現地での支払いでしっかり楽天ポイントも貯まるため、普段から「楽天経済圏」を使っている人にとっては、お得感のある1枚といえます。
楽天プレミアムカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1% |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
発行スピード | 1週間〜10日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&利用で5000ポイント進呈(期間限定ポイント含む。特典進呈条件あり)
海外旅行におすすめのデビットカード3選
「デビットカードのほうが便利そう」という人には、次の3枚がおすすめです。
なかでもWiseデビットカードとSony Bank WALLETは海外利用手数料が安く、「旅費をしっかり節約したい」という人にぴったりです。
おすすめのデビットカード3選
Wiseデビットカード│海外利用手数料が0.33%〜と格安
海外旅行におすすめの特徴
- リアルタイム為替レートで両替コストが安い
- 月2回、毎月3万円相当までATM手数料が無料
- 約5分でデジタルカードが発行される
Wiseデビットカードは、海外利用手数料が0.33%〜と格安なのが特徴です。
これは、Wiseデビットカードは一般的なクレジットカードやデビットカードと異なり、リアルタイム為替レートで両替するシステムを導入しているためです。
クレジットカードの海外利用手数料が約1.6~3.6%であることを考えると、Wiseデビットカードは圧倒的にコストが安いといえます。
さらに、月2回まで・3万円相当までの引き出しなら、ATM手数料はかかりません。
1ヶ月あたり3万円相当を超えると1回につき70円、または1.75%の手数料がかかりますが、それでもクレジットカードの海外キャッシングに比べて手数料を節約できるでしょう。
また、Wiseデビットカードは発行もスピーディーで、約5分でデジタルカードが発行されます。
デジタルカードをスマートフォンに登録すれば、すぐにApple PayやGoogle Payでの利用も可能です。
プラスチックカード(カード本体)の発行には数日、1200円の手数料がかかりますが、これから何度も海外旅行したいという人なら発行する価値は十分にあるでしょう。
Sony Bank Wallet

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | - |
国際ブランド |
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電子マネー | - |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | × |
ETC | × |
Sony Bank WALLET│11通貨対応Visaデビット付キャッシュカード
海外旅行におすすめの特徴
- 利用代金は外貨口座から即時引き落とし
- 外貨普通預金口座に残高があれば手数料は無料
- 専用アプリで管理が簡単
Sony Bank WALLET(ソニーバンクウォレット)は、ソニー銀行が発行するVisaデビット付きキャッシュカードです。
世界中の11の通貨に対応しており、外貨普通預金口座を開設&入金しておけば、手数料はかかりません。
また、たとえ外貨普通預金口座がなくても、海外利用手数料は1.79%と低水準です。
外貨口座 | 支払い口座 | 手数料 |
---|---|---|
残高あり | 外貨普通預金口座 | なし |
残高なし | 円普通預金口座から外貨の不足分を充当(円からアシスト) | ソニー銀行為替コスト(TTS)に基づく |
未開設 | 円普通預金口座 | 1.79% |
Sony Bank WALLETの利用状況は、専用の「Sony Bank WALLET アプリ」からいつでも確認できます。
指紋認証やFaceIDなどセキュリティ性も高いうえ、Visaデビットの一時停止もアプリから手続きできるため、不正利用の被害を防ぎやすいでしょう。
国際ブランドも世界シェアNo.1のVisaで、世界中のVisa加盟店で幅広いシーンで活用できるのも魅力です。
Sony Bank Wallet

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | - |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー | - |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | × |
ETC | × |
楽天銀行デビットカード│海外利用でも楽天ポイントが貯まる
海外旅行におすすめの特徴
- 海外でも楽天ポイントが貯まる
- アプリで明細や通知をリアルタイム確認
- 国際ブランドを3種類から選べる
楽天銀行デビットカードは、楽天銀行のキャッシュカード機能、デビット機能、ポイント機能の3つを集約したカードです。
海外での利用額に対しても楽天ポイントが貯まるのが特徴で、ポイント還元率も1.0%と高く設定されています。
そのため、航空券やホテル代などの高額決済に使えばどんどん楽天ポイントが貯まり、帰国後に楽天市場などでお得に買い物できるでしょう。
また、専用アプリでは利用明細の確認だけでなく、ATMの検索や外貨普通預金などの機能も利用できます。
利用通知機能を設定しておけば、不正利用などのトラブルも早期発見につながります。
楽天銀行デビットカードは年会費も無料で、国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3つから選択できます。
国際ブランドの指定がないため、ほかのクレジットカードと組み合わせやすいのもメリットです。
Sony Bank Wallet

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | - |
国際ブランド |
![]() |
電子マネー | - |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | × |
ETC | × |
さいごに...
この記事のまとめ
海外では日本以上にキャッシュレス化が進んでおり、現金だけでは対応しきれない場面も多くあります。
そのため、クレジットカードやデビットカードは、海外旅行の必需品です。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、まずおすすめしたいのはクレジットカード。
世界にはデビットカードがほとんど普及していない国もあるように、やはりクレジットカードのほうが使い勝手が良いといえます。
クレジットカードのほうが便利な理由
- 海外利用手数料が安い
- 海外旅行保険が無料で付帯する
- ホテルやレンタカーのデポジットとして利用できる
- 利用できるお店の数が多い(クレジットカードは使えてもデビットカードが使えないこともある)
とはいえ、デビットカードが使えないということではありません。
デビットカードは「使ったぶんだけ口座から即時引き落としされる」という仕組みのため、使いすぎを防ぎたい方や予算管理をしたい人にぴったりです。
近年は、海外利用手数料が安いデビットカードも台頭しており、結果的に手数料を安く抑えられる可能性もあります。
ただし、国際ブランドが付いていない「J-Debit」は海外で使えないため、必ず国際ブランド付きのデビットカードを選ぶように注意してください。
どうしても選びきれないときは、クレジットカードとデビットカードの両機能を備えた三井住友カード「Olive 一般」カードもおすすめです。
旅のスタイルは人それぞれ。自分に合った一枚を選んで、安心で快適な海外旅行を楽しんでくださいね。
監修者

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
クレジットカード・デビットカードどちらの機能も搭載!