ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
海外旅行や留学に人気のイギリスは、日本以上にキャッシュレス決済が進んでいます。
イギリスの金融業界団体 UK Finance がおこなった調査によると、2024年におけるイギリス国内の現金払いはわずか9%のみ。
つまり、支払いの91%はクレジットカードやデビットカードなどで決済されていることになります。
出典:UK Finance「UK PAYMENT MARKETS SUMMARY 2025」
イギリス旅行のクレカ事情
- イギリスでの支払いの91%がクレカやデビットカード決済
- イギリスではVisaがとくにおすすめ(Mastercardも広く使える)
- メインはVisaかMastercard、サブにJCBを組み合わせると安心
そしてイギリス旅行で気をつけたいのが、入国前の手続きです。2025年1月8日から、イギリスを訪れる日本国籍の渡航者はETA(電子渡航認証)の取得が義務化されています。
これはイギリス政府が導入した渡航者情報制度で、アメリカのESTAやカナダのeTAと同様のしくみです。
ETAの申請料金は£20(約4000円)で、一度取得すると有効期限は2年間。期間内であれば6か月以内の滞在を何度でも繰り返せます。
申請はUK ETA公式アプリ、またはイギリス政府のサイト(GOV.UK)からおこない、クレジットカードやデビットカード、Apple Pay、Google Payで支払います。そのため、ETAの手続きにはクレジットカードが役立ちます。
なお、2026年2月25日からは、ETAを取得していない対象者は航空機などに搭乗できない運用が始まっています。イギリス国内に入国しない乗り継ぎ(トランジット)は対象外ですが、旅行が決まったら早めに申請を済ませておきましょう。
ETA申請に必要なもの
- 有効なパスポート
- Eメールアドレス
- クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay
この記事では、これからイギリスへ旅行する方向けに、イギリスのクレジットカード事情やおすすめのクレジットカード、ロンドンでのタッチ決済、お得にキャッシングする方法までを解説します。
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※ 2026年6月時点の情報です。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
この記事はこんな内容です
イギリス旅行ではクレジットカードは必須!
- イギリス国内での支払いは、ほぼクレジットカード決済できる
- クレジットカード決済の方が、両替よりも手数料が安い
- ATMでの海外キャッシングで、さらにレートがお得に
- 海外旅行傷害保険が無料で付帯している
目次
イギリス旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
イギリス旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。
イギリス旅行におすすめのクレジットカード5選
それぞれの国際ブランド、旅行傷害保険、ポイント還元率などを比較しながら、自分にあったクレジットカードを見つけてください。
三井住友カード(NL)|年会費永年無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
イギリス旅行で使える特典
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- カード番号を盗み見されない「ナンバーレス」で、セキュリティ性が高い
- 紛失・盗難の届出日から60日前までの不正利用損害を補償(一部対象外)
- 国際ブランドはVisa、Mastercardから選べる
三井住友カード(NL)は、券面にカード情報が印字されないナンバーレスのクレジットカード。
カード番号やセキュリティコードを盗み見されるリスクがなく、セキュリティを重視する方におすすめです。
三井住友カード(NL)は年会費永年無料でありながらも、最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)します。
利用付帯の適用条件は、2025年10月16日以降の出発分から見直されました。出国前に公共交通機関(電車・バス・タクシーなど)の利用代金、または募集型企画旅行の代金をカードで支払うことで、海外旅行傷害保険が適用されます。費用をかけずにアクシデントに備えられるのは安心です。
また、万が一クレジットカードの不正利用に遭った場合でも、届出日から60日前までの損害を補償してもらえます(一部対象外)。
Vpassアプリから利用通知設定をオンにしておけば、不正利用の早期発見にも役立つでしょう。
対象のコンビニや飲食店でのスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーでポイント7.0%還元(※)されるなど、日常生活の中でもポイントを貯めやすく、貯まったポイントは1ポイント=1円分として買い物やキャッシュバックに利用できます。
※ カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿し支払う場合があります。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりません。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用する店舗によって異なる場合があります。スマホのタッチ決済対象店舗とモバイルオーダーの対象店舗は異なります。詳しくはサービス詳細ページをご確認ください。通常のポイント分を含んだ還元率です。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。Google Pay、Samsung Payで、Mastercardタッチ決済は利用できません。ポイント還元は受けられないので、ご注意ください。
三井住友カード(NL)
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 0.5% ※1 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 発行スピード | 最短10秒/カード番号即時発行 ※2 |
| 国際ブランド |
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|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ※3
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※2:即時発行ができない場合があります
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年6月1日〜)新規入会&条件達成で
最大2万3000円相当
プレゼント・新規入会&入会月+1ヶ月後末までにスマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・SBI証券口座開設&クレカ積立などで1万8000円相当のVポイントをプレゼント - (学生限定)新規入会キャンペーン(2026年1月7日〜)新規入会&条件達成で
最大6000円相当
プレゼント・新規入会&入会月+1ヶ月後末までにスマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
JCBカード W|日本語サポートと手厚い付帯保険が安心
イギリス旅行で使える特典
- 旅行中のトラブルを日本語で相談できるJCBプラザ コールセンターを利用できる
- ショッピングガード保険(海外)が最高100万円付帯
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
JCBカード Wは、18〜39歳のみが入会できる年会費永年無料のクレジットカード。39歳までに発行しておけば、40歳以降も年会費無料で継続利用できます。
JCBカード Wを持っていると、旅行中のトラブルを日本語で相談できるJCBプラザ コールセンターを利用できます。カードの紛失・盗難時のサポートや、加盟店・観光情報の案内を日本語で受けられるため、はじめてのイギリス旅行でも安心です。
また、JCBカード Wには最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)にくわえ、最高100万円のショッピングガード保険が付帯します。
ショッピングガード保険とは、JCBカード Wで購入した品物が偶発的に破損、盗難などの損害を受けた場合に、購入額を補償するサービスです。
ピカデリー・サーカスなど「ロンドンでショッピングを楽しみたい」という方なら、もしものときも泣き寝入りすることはありません。
JCBカード Wは通常の2倍のポイントが貯まるほか、パートナー店では最大21倍ポイントが貯まるため、18〜39歳の対象年齢内のうちに発行しておきたいクレジットカードです。
JCB カード W
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 1.0% ※1 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 ※2 |
| 発行スピード | 最短5分発行 ※3 |
| 国際ブランド |
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ※4
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:還元率は交換商品により異なります
※2:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※3:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について詳しくはHPを確認。
※4:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年4月1日〜)
新規入会&対象カード利用で最大2万円相当プレゼント・新規入会&MyJCBへのログイン&スマホ決済で20%還元(最大1万2000円)
・新規入会&対象のJ-POINTパートナーの利用で10%ポイント還元(最大8000円相当)※事前にポイントアップ登録すれば最大20.5%ポイント還元 - 家族カードを同時に申し込み、または追加で申し込みし、キャンペーンに参加登録した後、カードを利用すると最大4000円キャッシュバック(家族カード1枚につき2000円のキャッシュバック)
JALカード navi|学生がマイルを貯めながら旅行できる
イギリス旅行で使える特典
- 在学中は年会費無料で、実質1.0%のマイル還元
- 海外・国内旅行傷害保険が自動付帯
- 国際ブランドはJCB、Visa、Mastercardから選べる
JALカード naviは、18歳以上30歳未満の学生が申し込める学生専用のクレジットカード。在学中は年会費が無料です。
通常のJALカードに年4950円で付帯する「ショッピングマイル・プレミアム」が無料で付くため、100円につき1マイル(実質1.0%)のペースでマイルが貯まります。卒業旅行や留学に向けて、航空券分のマイルを貯めたい方に向いています。
国際ブランドはJCB、Visa、Mastercardから選べるので、イギリスで使い勝手のよいVisaを選んでおくと安心です。
さらに、海外・国内旅行傷害保険が自動付帯。カードを持っているだけで保険が適用されます。ただし傷害・疾病治療費用は各50万円とやや控えめなため、ほかのカードと組み合わせて補償を手厚くしておくとより安心です。
貯めたマイルは、navi会員なら通常より少ないマイル数で特典航空券に交換できます。在学中はマイルの有効期限が実質無期限になる点も、学生にうれしいポイントです。
※ JALカード naviの保険の補償額や各種特典の詳細は、JALカードの公式サイトで最新情報をご確認ください。
JALカード navi(学生専用)
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | - |
|---|---|
| 年会費 | 無料 ※1 |
| 発行スピード | 約2〜3週間 ※2 |
| 国際ブランド |
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|
| 電子マネー |
![]() ※3
|
| 海外旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 家族カード | × |
| ETC | ○ |
※1:在学期間中年会費無料
※2:カード到着までの期間。提携国際ブランドによって異なる
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
エポスカード|海外旅行傷害保険が高額補償で安心!
イギリス旅行で使える特典
- 海外旅行傷害保険の疾病治療が270万円補償
- ロンドンの現地サポートデスクを利用できる
- ショッピング利用枠を一時的に増額できる
エポスカードは、ショッピング施設「OIOI」でおなじみのマルイが発行するクレジットカード。
疾病治療費用が270万円と年会費無料にも関わらず高額補償なのも魅力的なポイントです。万が一、イギリス滞在中に病気をしたりケガをして現地の病院に緊急入院することになっても安心ですね。
海外旅行傷害保険は利用付帯ですが、出国前のバスや電車、タクシーなどの公共交通機関の交通費を支払えば補償の対象になるので、適用条件は簡単に満たせます。
適用される条件
- 日本出国前に旅行会社が発売する海外旅行ツアー(募集型企画旅行)の旅行代金を対象カードで支払った場合
- 日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車券を予約し、対象カードで支払った場合
- 日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車代金を対象カードで支払った場合(※1)
- 日本出国後に公共交通機関の乗車代金を対象カードで支払った場合(※1)
※1 保険対象事由が発生する前にカード決済していること。
エポスカードを持っていると、ロンドンの中心街にある現地サポートデスクを無料で利用できます。
また、現地サポートデスクの営業時間外でも、東京の海外緊急デスクに24時間年中無休で連絡できるため、いざというときもスムーズにトラブルを解決できるでしょう。
エポスカードではショッピング利用枠を一時的に増額できます。
航空券や現地での買い物などでショッピング利用枠を超えそうなときでも、事前に手続きしておけば不自由なく買い物を楽しめます。
エポスカード
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
| 国際ブランド |
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※2
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | × |
| ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
楽天プレミアムカード|プライオリティ・パスを無料で利用できる
イギリス旅行で使える特典
- プライオリティ・パスを無料で利用できる(年5回まで)
- 国内空港ラウンジを無料で利用できる
- 最高5000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- 手荷物宅配サービスを無料で利用できる
楽天カードの上位カードである楽天プレミアムカードは、プライオリティ・パスの会員カードを無料で発行できるのが特徴です。
プライオリティ・パスとは、世界1400ヵ所以上で利用できる会員制の空港ラウンジサービスです。
プライオリティ・パスの年会費は一番安いプランでも通常99米ドルで、利用料も1回35米ドルかかりますが、楽天プレミアムカードを持っていれば年5回まで無料で利用できます(6回目以降は1回35米ドル)。
※ 無料で利用できるのは年間5回までです。
年5回でも、楽天プレミアムカードの年会費1万1000円の元は十分に取れるでしょう。
また、楽天プレミアムカードでは3つの優待サービスを選択でき、「トラベルコース」を選ぶと次のようなメリットがあります。
トラベルコースのメリット
- 楽天トラベルの決済でポイント最大3倍
- 手荷物宅配サービスが年2回まで無料
ほかにも、国内空港ラウンジを無料で利用できる、最高5000万円の海外旅行傷害保険が付帯する(自動付帯4000万円+利用付帯1000万円)などのメリットが多く、ワンランク上の海外旅行を目指す方に向いています。
楽天プレミアムカード
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 1% |
|---|---|
| 年会費 | 11,000円 |
| 発行スピード | 1週間〜10日 |
| 国際ブランド |
![]() ![]() ![]()
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ※1
|
| 海外旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&3回利用で5000ポイント進呈(※うち3000ポイントは期間限定ポイント)
イギリスではカード決済が主流!クレカだけでなく、デビットカードの普及率も高い
イギリス国内の支払いのうち、約91%はキャッシュレス決済です。
実際、イギリスでは数百円程度の買い物でもキャッシュレス決済する人が多く、現金を持ち歩かない人も少なくありません。
イギリスが日本より「キャッシュレス先進国」であることを考えると、たとえ観光客であってもクレジットカードは必須です。
イギリスのキャッシュレス事情
- イギリスではVisaがおすすめ
- デビットカードの普及率も高い
- JCBはサブカードとして活用でき、日本語サポートも受けられる
イギリスではダントツVisaがおすすめ
イギリス旅行に向けてクレジットカードを発行するなら、国際ブランドはVisaがおすすめです。
ドイツに拠点を置く統計マーケティング会社Statistaの調査によると、イギリス国内での国際ブランドのシェア率では、Visaが大きな割合を占めています。
一般的にヨーロッパではMastercardが強いと言われていますが、イギリスにおいてはVisaの方が圧倒的多数です。
もちろん、どちらも世界的に広く普及している国際ブランドですが、イギリス旅行に特化するならVisaの方が使い勝手が良いといえます。
デビットカードの普及率も高い
イギリスのキャッシュレス社会の特徴として、デビットカードの普及率が高いことが挙げられます。
デビットカードとは、カードの支払いと同時に銀行口座から利用額が引き落とされるカードです。
UK Financeの調査によると、イギリス国内の決済のうち53%はデビットカードによるものです。
※ 出典:UK Finance「UK PAYMENT MARKETS SUMMARY 2025」
とはいえ、日本からの観光客がイギリス国内で銀行口座を開設し、デビットカードと紐づけるのは現実的ではありません。
また、日本のデビットカードを持っていっても、事前の入金額を超える決済はできません。
急な出費が必要になったときのことを考えると、デビットカードよりクレジットカードを持っていく方が便利といえます。
JCBもサブカードとして活用できる
イギリスではVisaやMastercardが広く普及しているため、メインカードにはこの2ブランドのいずれかを選んでおくと安心です。
JCBは、観光客が多く集まる大手デパートや空港、ホテルなどで利用できます。また、世界的にタッチ決済への対応も広がっています。
さらに、JCBカードを持っていれば、旅行中のトラブルを日本語で相談できるJCBプラザ コールセンターを利用できます。カードの紛失・盗難時のサポートや、加盟店・観光情報の案内を日本語で受けられるため、サブカードとして1枚持っておくと心強いでしょう。
JCBプラザ コールセンターのおもなサービス
- 現地情報の案内:加盟店、優待情報、観光情報など
- 各種予約のサポート:ホテル、レストラン、各種チケット など
- 緊急サポート:カードの紛失、盗難時のサポートなど
メインにVisaかMastercard、サブにJCBを組み合わせることで、それぞれの良さを活かせます。
イギリス旅行にクレカを持っていくメリット
イギリスは日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、観光客であってもクレジットカードは必要不可欠です。
イギリス旅行にクレジットカードを持っていけば、次のようなメリットが生まれます。
イギリス旅行にクレカを持っていくメリット
- クレジットカード決済の方が両替よりも手数料が安い
- 宿泊時にデポジットで提示する必要がある
- 海外旅行傷害保険が付帯している
- 付帯特典でお得に旅行ができ、日本語サポートもしてくれる
- レートがいい海外キャッシングを利用できる
クレジットカード決済の方が両替よりも手数料が安い
イギリス国内で買い物するときは、現金よりクレジットカードで支払った方が手数料が安く済みます。
現金で支払った場合とクレジットカードで決済した場合を比較すると、それぞれの手数料は以下のとおりです。
| 必要な手数料 | 手数料のレート(目安) | 1万円払ったときの手数料 | |
|---|---|---|---|
| 現金 | 両替手数料 | 1ポンドにつき約7円(※) | 約330円(※) |
| クレカ | 海外利用手数料 | 約1.6~2.0% | 約160~200円 |
※ 2026年6月10日時点の市場レート(1ポンド=約214円)にもとづく概算です。両替手数料は店舗により異なります。
一般的に、現金の両替手数料は1ポンドにつき約7円かかります。
さらに英ポンドが余ったときには再度日本円に両替する手間がかかり、手数料も余計にかかってしまうでしょう。
一方、クレジットカードで決済すれば、両替手数料はかかりません。
国際ブランドごとに「海外利用手数料」が課されるものの、約1.6~2.0%が目安となり、現金の両替に比べれば手数料は安いといえます。
宿泊時にデポジットで提示する必要がある
イギリスのホテルでは、チェックイン時にデポジットを求められることがあります。
「デポジット」とは、予期せぬ支払いを保証するための預け金のことで、おもに次の2パターンの手続きがとられます。
2種類のデポジット
- フロントスタッフがクレジットカードのコピーをとる
- 一定額の現金(50ポンドなど)を預ける
クレジットカードなら提示するだけでデポジットとみなされ、実際にデポジット額がチャージされることはありません。
クレジットカードを1枚持っているだけでも、ホテルでのチェックインをスムーズにおこなえます。
一方、現金を預ける場合、デポジット額は20ポンドや50ポンドなど、紙幣1枚で払いやすい金額に設定されています。
そのため、現金をあまり持っていないと、チェックインに支障が出たり、手元にお金がなくなって買い物できないといった事態に陥ってしまうでしょう。
海外旅行傷害保険が付帯している
クレジットカードの多くには海外旅行傷害保険が付帯しており、イギリス旅行での予期せぬトラブルに備えられます。
イギリスでは観光客を狙った窃盗が多いだけでなく、医療費も非常に高額です。
そのため、旅行傷害保険に加入せずにイギリス旅行すると、もしものときに大きな経済的負担を強いられることになります。
一般的な海外旅行傷害保険に自分で申し込むと、1週間のイギリス旅行で2500~3500円程度の保険料がかかります。
補償内容は異なるとはいえ、クレジットカードで無料の海外旅行傷害保険が付帯すれば、旅費の節約にもつながるでしょう。
なお、クレジットカードの海外旅行傷害保険には次の2種類があり、カードごとに適用条件は異なります。
海外旅行傷害保険の種類は利用付帯と自動付帯
- 利用付帯:旅費の一部(交通費や宿泊費)をクレジットカード決済することで適用される
- 自動付帯:クレジットカードを持っているだけで、自動的に保険が適用される
利便性が高いのは自動付帯ですが、近年は年会費無料カードを中心に、自動付帯から利用付帯へと適用条件を見直す動きが進んでいます。
利用付帯の場合、カードごとに最低決済額や対象項目などの条件が細かく定められているため、出発前によく確認しておくことが大切です。
年会費無料カードは「複数枚持ち」で補償を手厚く
クレジットカードの海外旅行傷害保険は、複数枚を持つことで補償額を合算できるのが特徴です(傷害死亡・後遺障害は合算されず、もっとも高い金額が適用されます)。
たとえば、傷害・疾病治療費用が控えめなカードでも、もう1枚の年会費無料カードと組み合わせれば、治療費の補償を厚くできます。年会費無料のカードなら、複数枚持っていても維持費がかからないため、サブカードとして1枚追加しておくと安心です。
また、前述のとおり、年会費無料カードの海外旅行傷害保険は自動付帯から利用付帯へと変わる傾向にあります。出発前に、手持ちのカードの補償内容と適用条件をあらためて確認しておきましょう。
付帯特典でお得に旅行ができ、日本語サポートもしてくれる
クレジットカードによっては、イギリス旅行で活用できる特典が付帯していることがあります。
クレジットカードに付帯する特典(一例)
- 現地サポートデスク
- ポイント還元・キャッシュバック
- ショッピングガード保険
- 空港ラウンジ
- 手荷物宅配サービス
現地サポートデスクが付帯したクレジットカードなら、盗難やカード紛失などのトラブルが起きてもすぐに窓口で相談でき、カードの利用停止や再発行の手続きをサポートしてもらえます。
「イギリス旅行ははじめて」、「英会話が苦手」といった方にとっては、サポートデスクがあるだけでイギリス滞在の安心材料になるでしょう。
レートがいい海外キャッシングを利用できる
英ポンドを用意するお得な方法として、キャッシングが挙げられます。
キャッシングとは、イギリス国内のATMを利用し、クレジットカードで現地通貨(英ポンド)を引き出せるサービスのことです。
一時的にお金を借りることから利息が発生しますが、為替手数料や両替手数料がかからず、トータルの費用を節約しやすくなります。
たとえば、年利18.0%で1万円を1週間借りた場合、利息は以下のとおりです。
利息の計算方法
10,000円×0.18÷365日×7日=約35円
キャッシングはできるだけ早く返済することで、利息を減らせます。
少しでも旅費を節約したい方は、返済額が確定後すぐに繰り上げ返済の手続きをするのがおすすめです。
イギリスでクレジットカードが使える場所と現金が必要なシーン
イギリスはキャッシュレス化が進んでおり、ほとんどの場所でクレジットカード決済が可能です。
観光客が多く集まるエリアなら、現金がなくて困るシーンは少ないでしょう。
クレジットカードが使える場所、現金が必要な場所をまとめると、それぞれ以下のとおりです。
| 使える場所 | 現金が必要なシーン |
|---|---|
|
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30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのイギリス旅行情報
近年は、チップもクレジットカードで支払えるお店が増えてきました。その場合、店員に「〇ポンドチップで」と伝えるか、伝票のチップ欄に希望金額を記入します。チップは気持ちなので金額は自由ですが、金額の10%を目安にすると良いでしょう。
ロンドンのバスでは現金NG!
ロンドンへ行くなら、名物のダブルデッカーに乗ってみたいと思う人は多いでしょう。
しかし、ロンドンのバスは現金での支払いができません。運賃を支払うには、オイスターカードかクレジットカードのタッチ決済を使うことになります。
なお、ロンドン市内のバス運賃は地下鉄よりも割安に設定されています。
プリペイドカードやタッチ決済対応のクレジットカードさえ用意しておけば、交通費の節約につながります。
※ 運賃は変動します。最新の金額はロンドン交通局(TfL)の公式サイトでご確認ください。
有料の公衆トイレでは現金が必要になる
ロンドンの街中にある公衆トイレは、現金のみの支払いとなるケースがほとんどです。
利用料は1回あたり約50ペンスで、日本のように無料で使える公衆トイレはほとんどありません。
なお、ロンドンの観光スポットにもなっているカムデンマーケットのように、近年はキャッシュレス決済できる公衆トイレも増えています。
まだキャッシュレス決済に対応したトイレは少数派ですが、細かい硬貨を持っていないときでも支払いがスムーズです。
地下鉄やバスはタッチ決済が便利!オイスターカードも併用可
ロンドン市内で地下鉄やバスに乗る場合、決済方法はおもに次の5種類があります。
地下鉄・電車、バスでのキャッシュレス決済方法
- クレカのコンタクトレス(タッチ)決済
- デビットカードのコンタクトレス決済
- Apple Pay
- Google Pay
- オイスターカード
クレカのコンタクトレス決済が今の主流
かつてはロンドンの交通機関といえば交通系ICカード「オイスターカード」が定番でした。しかし現在は、手持ちのクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス決済)でそのまま乗車できるのが主流です。
地下鉄やバスの改札・リーダーに、タッチ決済対応のクレジットカード(またはApple Pay・Google Pay)をかざすだけで乗車できます。オイスターカードのように事前のチャージや購入費も必要ありません。
対象となる国際ブランド
- Visa
- Mastercard
- American Express
Visaを1枚用意しておけば確実です。クレジットカードを事前登録しておけば、Google PayやApple Payでスマホをかざして乗車することもできます。
運賃キャップと使い方の注意点
ロンドンの交通機関には、1日に支払う運賃の上限(運賃キャップ)が設けられています。同じカードで乗り続ければ、上限額に達したあとは追加で課金されないため、乗るほどお得になります。
ただし、複数のカードを使い分けると運賃キャップが正しく適用されないことがあるため、移動には同じカードを使い続けるのがおすすめです。
※ 運賃や上限額は変動します。最新の金額はロンドン交通局(TfL)の公式サイトでご確認ください。
オイスターカードが向いているケース
クレジットカードのタッチ決済が使えない場合や、現金で運賃を管理したい場合などには、オイスターカードも選択肢になります。
オイスターカードは、ロンドン市内の交通機関で使えるプリペイドカードです。日本のSuicaやPASMOをイメージするとわかりやすいでしょう。
地下鉄の窓口や「Oyster Ticket」のステッカーがあるお店で購入でき、現金で乗車できないバスにも使えます。カード購入時にはデポジットがかかります。
海外決済の選択肢|クレカとマルチカレンシーカードの使い分け
近年は、クレジットカードのほかに、複数の通貨を1枚で管理できるマルチカレンシーカード(WiseやRevolutなど)も海外旅行で使われるようになってきました。
マルチカレンシーカードは、あらかじめ日本円を外貨に両替してチャージしておけるカードで、為替レートが比較的有利とされています。一方で、海外旅行傷害保険やポイント還元、現地サポートといった付帯サービスは、クレジットカードの方が充実しています。
イギリス旅行では、支払いと保険・特典はクレジットカード、現金が必要な場面の少額決済はマルチカレンシーカードというように、それぞれの強みを活かして使い分けるのも一つの方法です。
イギリス旅行に必要な費用は1日3万円程度
イギリスはヨーロッパの中でも物価が高く、日本の約1.5倍と言われています。
特に飲食店は日本の2倍以上することもあり、夕食をレストランで食べると約25~40英ポンドかかることも。
イギリス旅行の費用相場は、1日あたり約3万円が目安となります(往復航空券を除く)。
※ 円換算の金額は為替により変動します。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのイギリス旅行情報
イギリス名物のフィッシュアンドチップスは、約8~10英ポンド(約1500~1850円)が相場。夕飯の費用を抑えられるため、有名店を食べ比べするのも楽しいですよ。
4泊6日のイギリス旅行でかかる費用の例
4泊6日のイギリス旅行を想定すると、航空券以外にかかる滞在費は17~20万円が目安となります。
イギリス旅行でかかる費用(一例)
- 航空券:往復20~30万円
- 宿泊代:約6万円(1万5000円×4泊)
- 食費:約4万1500円(1食15ポンド×15回)
- 施設入場料:約1万6500円(約30ポンド×3ヵ所)
- 交通費:約2000円
- 通信費(SIMカード、Wi-Fiなど):約3000円
- ショッピング・お土産:約2~5万円
イギリス旅行で特に高くなりやすいのが、宿泊代。一般的なホテルでは1泊1万5000円以上することが多く、日本国内より高いといえます。
滞在費をできるだけ安くしたい方は、1泊あたり約3000円で泊まれるバックパッカー向けホステル(ドミトリー)を検討しても良いかもしれません。
英ポンドが必要になったら海外キャッシングがお得
キャッシュレス化が進んでいるイギリスとはいえ、チップやトイレのために手元に最低限の現金は用意しておくべきです。
少しでもお得に英ポンドを手に入れたい方は、一般的な両替ではなくクレジットカードのキャッシングを活用しましょう。
海外キャッシングのメリット
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 24時間いつでも利用できる
- ATMは比較的どこにでもある
- 大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは両替よりもレートが良い
クレジットカードのキャッシングを利用すれば、一般的な両替所よりも良いレートで英ポンドを用意できます。
たとえば1万円を英ポンドに両替する場合、キャッシングの方が約320円お得になります。
| 1万円分の英ポンド | |
|---|---|
| 一般的な両替所(※1) | 約44.5ポンド |
| クレジットカードでキャッシング(※2) | 約45.9ポンド |
| 差額(英ポンド) | 約1.4ポンド(=約300円) |
※ 2026年6月10日時点の市場レート(1ポンド=約214円)にもとづく概算です。
※1 両替所のレートはSterling FXなどの店頭レートを参考にした目安です。実際のレートは店舗・時期により変動します。
※2 VISA Exchange Rate Calculatorの為替レートを参考にした目安です(別途、利息がかかります)。
24時間いつでも利用できる
クレジットカードのキャッシングは、ATMさえ見つかれば24時間いつでも利用できます。そのため、両替所のように営業時間を気にする心配がありません。
ただし、夜の暗い時間帯に人通りの少ない場所のATMを利用すると、強盗の被害に遭うリスクも高くなります。
もし夜間にどうしてもキャッシングしたいときは、ショッピングモールなど明るい場所にあるATMを利用しましょう。
ATMは比較的どこにでもある
ロンドンの街中を歩くと、いたる所でATMを見つけられます。
両替所のように事前に場所をリサーチする必要もなく、思い立ったときにいつでも現金を引き出せるでしょう。
おもなATMの設置場所
- 銀行
- 空港、電車のターミナル駅
- ショッピングモール
- 大手スーパーや商店
- 観光施設
キャッシングに対応しているATMは、Visaなら「plus」、Mastercardなら「Cirrus」が目印となります。
plusやCirrusのステッカーなどがないと、たとえ最新のATMでもキャッシングは利用できません。
なお、現在地の周辺にあるATMを検索したいときは、LINK / Cash Locatorが便利です。
地図上からATMを簡単に検索できるため、土地勘のない旅行者でもすぐに近くのATMを見つけられます。
大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは必要最低限の金額を指定できるため、両替のように大金を持ち歩く必要がありません。ATMの操作も、以下のとおりシンプルです。
ATMでキャッシングをおこなう方法
- plus、CirrusのマークがついたATMを見つける
- ATMにクレジットカードを挿し込む
- 4桁の暗証番号(PIN)を入力する
- 希望サービスの中からCash(現金引出)、Cash with receipt(レシート付き現金引出)のいずれかを選択する
- 希望金額(10、20、50、100ポンドなど)を指定する
- 現金とクレジットカードを忘れずに受け取る
一般的に、イギリス国内のATMでは10ポンドから金額を指定できます。画面上に希望金額がない場合は「Others」を選択し、希望額を入力しましょう。
また、ATM操作には4桁の暗証番号が必要不可欠です。
暗証番号が分からない方は、必ず日本出発前にクレジットカード会社へ問い合わせてください。
両替所を使うときにおすすめの場所
「とりあえず手元に現金を用意したい」、「クレジットカードのキャッシング機能が使えなかった」といったときには、イギリス国内の両替所を利用するのも選択肢の1つです。
イギリス国内の両替所を利用する場合、次の3点に注意が必要です。
イギリス国内の両替所利用時の注意点
- 空港は両替レートが高い
- 銀行は口座を持っていないと割高になりやすい
- 民間の両替所では、金額をごまかされることもある
イギリス国内でお得に英ポンドへ両替するなら、街中の両替所がおすすめです。
両替所なら店頭にレートが掲示されていることが多く、各両替所のレートを簡単に比較できます。
ただし、両替所ではレートのほかに手数料が加算されることも少なくありません。正確な換金額を知りたいときは、事前に手数料込みでの換金額を聞いておくことが大切です。
Sterling FX/スターリング
Sterling FXは、ロンドン市内の中でも「レートが良い」と定評がある両替所です。
場所はハイドパークの北側で、ロンドン中心部からも15~20分ほどでアクセスできます。
周辺はアラブ人街になっており、ロンドンにいながらにして中東の雰囲気を楽しめるでしょう。
レートはSterling / Our Branch Ratesから確認できます。為替は日々変動するため(2026年6月時点で1ポンド=約214円前後)、両替の際は最新のレートを確認しておくと安心です。
少額の両替ならほかの両替所でも大差はありませんが、ハイド公園に出かけるときや数万円単位の両替が必要なときなどは、立ち寄ってみても良いかもしれません。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのイギリス旅行情報
イギリスで両替しようとすると、両替所を探したりレートを比較したりと、予想以上に手間がかかるもの。せっかくのイギリス滞在時間を無駄にしないためにも、やはりクレジットカードでのキャッシングが便利ですよ。
クレジットカードを使うときの注意点
イギリス旅行に便利なクレジットカードですが、以下の4点には注意が必要です。
クレジットカードを使うときの注意点
- 支払いは現地通貨建て
- 支払い回数は選べない
- 必要に応じて限度額を上げておく
- 不正利用に注意する
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのイギリス旅行情報
近年は、財布だけでなくスマホを狙ったスリが増えています。男性の場合、後ろポケットに貴重品を入れるのは絶対にNG!治安が良い日本ではないことを念頭に置き、貴重品は常に目の届く場所に保管しましょう。お腹に巻くシークレットポーチのように、旅行グッズを活用するのもおすすめです。
支払いは現地通貨建て
海外でクレジットカードを利用すると、店員から「円建てと現地通貨建てのどちらにするか」と問われることがあります。
結論から言うと、現地通貨建ての方が手数料が安くなる可能性が高いといえます。
両者を比較すると、手数料は以下のとおりです。
| 手数料 | 手数料の決め方 | レートが適用されるタイミング | |
|---|---|---|---|
| 現地通貨建て | 約1~2% | 国際ブランドが所定の為替レートにより決定 | 国際ブランドに利用データが届いた時点 |
| 円建て | 約2~10% | 店舗が定めた為替レートにより決定 | カード決済した時点 |
現地通貨建てでは国際ブランドが定めるレートが適用される一方で、円建てでは店舗が自由に為替レートを決定できます。
そのため、たとえ10%を超えるような高額な手数料を課されても、けっして規約違反とはいえません。
現地通貨建てで決済したのち、国際ブランドにデータが届くまでに為替が暴落した場合など、確かに円建ての方がお得になるケースもなくはありません。
しかし、こうした可能性はきわめて低いことからも、基本的には「現地通貨建て一択」にするのが賢明といえます。
支払い回数は選べない
海外でクレジットカードを利用する場合、基本的に支払い回数は選べません。
利用額はすべて一括払いとして計上されます。
クレジットカードによっては、請求額確定後に分割払いに変更できることもあります。
旅費をあらかじめ用意しておくのが大前提ですが、どうしても一括払いが難しいときは帰国後に支払い方法を調整するのも良いでしょう。
必要に応じて限度額を上げておく
海外でのクレジットカード決済は基本的に一括払いとなるため、限度額に注意しなければなりません。
現状の限度額が低めに設定されている方は、イギリスに着いてから「利用限度額を超えてクレジットカードを使えなくなってしまった」とならないよう、出発数週間前に余裕をもって増額申請しておきましょう。
なお、クレジットカードによっては、通常の増額申請にくわえ一時増額できることもあります。
いずれの場合もクレジットカードの利用歴や信用情報に基づいて審査がおこなわれ、審査には数日から数週間かかることもあります。
不正利用に注意する
イギリスでのクレジットカード利用において、特に注意が必要なのが不正利用です。
クレジットカードを紛失したときはもちろん、カードをしっかり持っていてもスキミングでカード情報を盗まれ、不正利用されるリスクもあります。
スキミングとは?
スキマーと呼ばれる機械を使い、クレジットカードの情報を盗みとること。カードをスキマーにあてることで情報を読み取る「接触型」と、磁気や電波などによって情報を読み取る「非接触型」がある。
スキミングに遭わないための対策としては、おもに以下が挙げられます。
スキミング被害に遭わないための対策
- ATMを使うときは、カード挿入口に不審物がついてないか確認する
- 店舗では必ず対面で決済してもらう(店の奥などに持っていかせない)
- 磁気や電波を遮断するスキミング対策グッズを持参する
日本に帰国してからは、身に覚えのない請求がないか必ず確認しましょう。
万が一不正利用に遭ってしまった場合は、指定の期間内ならクレジットカード会社により被害額を補償してもらえることがあります。
イギリス旅行におすすめの飛行機
日本からイギリスへのフライトを選ぶときは、おもに次の2点に注意が必要です。
- 直行便か乗継便か
- 日系航空会社か外国系航空会社か
快適性やサービスを重視するなら、日系航空会社の直行便がおすすめです。
乗継便は費用を抑えやすいのがメリットですが、移動が負担にならないか事前によく考えましょう。
直行便で行くならブリティッシュ・エアウェイズ、ANA、JALのいずれか
遠く離れたイギリスへ行くなら、直行便で移動したいと考える方も多いでしょう。
直行便なら乗り継ぎによる待ち時間がなく、移動の疲れも軽減できます。
直行便を利用した場合、フライト時間は約14時間です。日本とイギリスを直行便で結んでいる航空会社は、次の3つが挙げられます。
日本からロンドン・ヒースロー空港への直行便
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- ANA(全日空)
- JAL(日本航空)
イギリスの大手航空会社としてヴァージンアトランティック航空を思い浮かべる方も多いでしょう。
かつてはヴァージンアトランティック航空も日本・イギリス間で直行便を運航していましたが、2015年に日本路線から撤退して以降、直行便の運航はありません。
なお、航空券代はシーズンによって変動しますが、ブリティッシュ・エアウェイズは20~30万円、ANAやJALは30~40万円が目安となります。
費用重視の方はブリティッシュ・エアウェイズ、サービス面重視の方は日系航空会社が向いています。
乗り継ぎ便なら費用が安くすむ
航空券の費用を少しでも安くしたい方は、乗継便を利用するのも選択肢の1つです。
乗継便を利用した場合、日本からイギリスまでトータルで約15~35時間かかります。
日本からイギリスへの乗り継ぎ便
- タイ国際航空
- 中国東方航空
- チャイナエアライン
- マレーシア航空
- ポーランド航空
- KLMオランダ航空 など
乗継便なら航空券代を10万円台に抑えられ、旅費の節約に大きくつながります。
しかし、トランジットの時間を考えると、1週間以内の短期のイギリス旅行には向いていません。
また、乗継便では待ち時間が5時間以上になることや、乗継が2回になることも少なくありません。
待ち時間が現地時間の夜だと、空港内のお店も閉まっていることが多く、余計に待ち時間が退屈に感じられます。
費用が安いのはメリットですが、「イギリスに着いたときには疲れきっている」とならないよう、乗継が負担にならないか十分に注意しましょう。
さいごに...
この記事のまとめ
イギリスは日本以上にキャッシュレス化が進んでおり、ほとんどの支払いをクレジットカードで決済できます。
クレジットカードがあれば次のようなメリットがあり、イギリス旅行にクレジットカードは必須といえます。
イギリス旅行でクレジットカードを持つメリット
- クレカ決済の方が両替よりも手数料が低い
- 宿泊時にデポジットで提示する必要がある
- 海外旅行傷害保険が付帯している
- 付帯特典でお得に旅行ができ、日本語サポートもしてくれる
- レートがいい海外キャッシングを利用できる
クレジットカード選びでポイントになるのが、国際ブランド。イギリス旅行用にクレジットカードを作るなら、基本的にVisaかMastercardの2択です。
イギリス旅行に持っていくクレカを選ぶポイント
- イギリスで普及率の高いVisaがおすすめ
- メインはVisaかMastercard、サブにJCBを組み合わせると安心
- 海外旅行傷害保険や旅行特典が充実しているカードをサブカードに選ぶ
クレジットカードがあれば、海外キャッシングによりお得なレートで両替できるうえ、利用額に対してポイントが付与されます。
年会費無料のクレジットカードなら、たとえイギリス旅行後に使わなくなっても、年会費が負担になることはありません。
ぜひ当記事を参考に自分にあったクレジットカードを発行し、イギリス旅行での安心・快適を手に入れてください。
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当













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