ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
経済大国として知られるドイツは、意外にもキャッシュレス後進国。
キャッシュレス普及率は日本より低く、現金主義が根強く残っています。
とはいえ、日本人観光客がドイツへ行くならクレジットカードは欠かせません。
クレジットカードがないと、次の2つの理由から旅程に大きな影響を与えるリスクがあります。
ドイツ旅行にクレカは必要?
- ホテルのデポジットとして必要
- 2025年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
ドイツ旅行に向けてクレジットカードを発行するなら、国際ブランドはVisaかMastercardのどちらかを持っていきましょう。
日本発祥の国際ブランドであるJCBは「JCBプラザ・フランクフルト」などの特典が充実していますが、決済できるお店はあまり多くありません。
年会費無料のクレジットカードなら、たとえ帰国後に使わなくなってもコストがかからず、いわばノーリスクでクレジットカードの特典を有効活用できます。
この記事では、ドイツにおけるキャッシュレス事情やおすすめのクレジットカード、ドイツ旅行で便利なメリットや注意点などを解説します。
年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険 |
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三井住友カード(NL) |
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最高3000万円の海外旅行保険が付帯 |
エポスカード |
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ドイツで利用した金額の4.0%をキャッシュバック |
学生専用ライフカード |
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プライオリティ・パスを無料で発行できる |
楽天プレミアムカード |
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JCBプラザ ラウンジ・フランクフルトを利用できる |
JCBカードW |
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この記事はこんな内容です
現金主義のドイツでもクレジットカードは必須!
- ドイツは基本的に現金主義だが、クレカは必須アイテム
- 国際ブランドはVisa、Mastercardが主流
- JCBは「JCBプラザ・フランクフルト」などの特典用に
- 交通機関の切符購入にもクレジットカードは使える
目次
ドイツ旅行にクレジットカードが必須な理由
ドイツ旅行に行くなら、絶対に忘れてはいけないのがクレジットカードです。
特に次の2つのシーンでは、クレジットカードがないことで大きな不便が生じてしまいます。
ドイツ旅行にクレカは必須
- ホテルのデポジットとして必要
- 2025年以降はETIAS(エティアス)の申請が必要
ホテルのデポジットとして必要
ドイツ国内のホテルでは、チェックイン時にデポジットが必要になるのが一般的です。
デポジットとは、宿泊費以外で発生した費用を保証するための「保証金」のこと。
デポジットの支払いはクレジットカードのみと定めているホテルも多く、現金で支払えても以下のようなデメリットが生じてしまいます。
デポジットを現金で支払うと…
- 多額の現金を用意しなければならない
- チェックアウトするまで手元にお金がなくなってしまう
- チェックアウト後、現金を使いきれず損してしまう(帰国直前など)
デポジット額はホテルにより異なりますが、一般的に宿泊費1~2泊分が相場です。
たとえば1泊100ユーロ(約1万7000円※)のホテルなら、デポジットだけで100~200ユーロ支払うことになります。
※ 2024年5月現在のレートより算出。
クレジットカードがあれば、一時的にクレジットカードにデポジットが課金されるものの、チェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。
ホテルによってはクレジットカードの提示だけで済むことも多く、チェックインがはるかにスムーズになります。
2025年以降は事前渡航認証システムETIAS(エティアス)申請が必要
2025年以降にドイツへ旅行する場合は、事前渡航認証システムETIAS(エティアス)が必要です。
ETIASとは?
EU諸国への入国に必要となる、事前渡航認証システム。アメリカのESTA(エスタ)のような制度で、ドイツなど約30ヵ国が対象となります。渡航前に取得していないと、旅客機への搭乗拒否が予想されます。
ETIASはオンラインでの事前申請が必要で、決済方法はクレジットカードのみ。現金で決済したり、ドイツの空港に到着してから申請したりすることはできません。
また、ヨーロッパのほかの国を経由する場合、乗り継ぎの国でもETIASが必要となります。
ETIASの審査は通常1日、最長で4週間ほどかかる可能性もあると公表されています。
出発直前に慌てないためにも、ドイツへの航空券を購入したら早めに申請しておくのが理想的です。
三井住友カード(NL)
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
ドイツ旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
ドイツ旅行におすすめのクレジットカードは次の5枚。
ドイツ旅行におすすめのクレジットカード5選
磁気不良や紛失などのトラブルに備え、ドイツ旅行には最低でも2枚はクレジットカードを持っていくことをおすすめします。
各カードの年会費、国際ブランド、ドイツ旅行で便利な特典などを比較し、自分の旅行スタイルにあった組み合わせをみつけてください。
三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険
ドイツ旅行で使える特典
- 完全ナンバーレスでセキュリティ性が高い
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険
- VJデスクを利用できる
三井住友カード(NL)は、券面にカード情報が印字されないナンバーレスを特徴とするクレジットカードです。
カード番号などを盗み見されるリスクがなく、ドイツ旅行中のセキュリティを重視する人におすすめです。
カード番号などの詳細はVpassアプリからいつでも確認することができます。
さらに、アプリ内で利用通知設定をオンにしておけば、万が一不正利用にあっても早期発見しやすいでしょう。
また、三井住友カード(NL)は年会費無料でありながら最高2000万円の海外旅行保険が付帯します。
いざというときにはフランクフルトにあるVJデスクを利用でき、カード紛失から観光案内まで、日本語で総合的なサポートを受けられます。
三井住友カード(NL)
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2024年11月1日〜2025年2月2日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円相当
プレゼント
(学生は6000円相当)・新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で3000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&1万円ごとの利用で1000円相当のVポイントをプレゼント(最大2000円相当)
エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯
ドイツ旅行で使える特典
- 最高3000万円の海外旅行保険
- カード情報は裏面に印字
- ショッピング枠を一時増額できる
エポスカードは、最高3000万円の海外旅行保険が付帯するのが特徴。
年会費無料のクレジットカードとしてはトップクラスの補償額で、ドイツ旅行中のアクシデントにしっかり備えることができます。
補償内容 | 補償額 |
---|---|
傷害死亡・後遺傷害 | 最高3000万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 3000万円 |
携行品損害(免責3000円) | 20万円 |
※ 出典:EPOS NET「海外旅行傷害保険」
また、エポスカードでは下記のいずれかを上限に、ショッピング枠を一時増額できます。
エポスカードの一時増額
- 現在の利用可能枠の2倍
- 現在の利用可能枠+100万円
航空券やブランド品などの高額商品をカード決済する人は、あらかじめ増額しておくと安心でしょう。
エポスカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※2 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
学生専用ライフカード│ドイツでの利用額の4.0%をキャッシュバック
ドイツ旅行で使える特典
- ドイツでの利用額の4.0%をキャッシュバック
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- LIFE DESK(日本語サービス)を利用できる
学生専用ライフカードは、海外で利用した金額の4.0%(年間最大10万円)がキャッシュバックされるのが特徴です。
事前にエントリーが必要なものの、ドイツでの買い物が実質4.0%オフとなるのは、かなりお得感があるでしょう。
また、学生専用ライフカードには最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯します。
クレジットカードを持っているだけで自動的に適用となるため、事前に適用条件などを気にする必要はありません。
いざというときには海外アシスタンスサービスのLIFE DESKを利用でき、「はじめての海外旅行でドキドキ」という学生にぴったりです。
学生専用ライフカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※1 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+つかっておトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
楽天プレミアムカード│プライオリティ・パスが無料
ドイツ旅行で使える特典
- プライオリティ・パスを無料で付帯する
- 最高5000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 楽天カードトラベルデスクを利用できる
楽天プレミアムカードは、会員制のラウンジサービス「プライオリティ・パス」が無料付帯するハイステータスカード。
年会費は1万1000円かかりますが、プライオリティ・パスの年会費が最低でも99米ドルであることを考えると、これだけで十分に元が取れるでしょう。
また、ハイステータスカードの楽天プレミアムカードには、最高5000万円と高額な海外旅行保険が付帯します。
フランクフルトでは楽天カードトラベルデスクも利用でき、カードの紛失からレストランの予約まで、さまざまなシーンで日本語でのサポートを受けられます。
楽天プレミアムカード
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1% |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
発行スピード | 1週間〜10日 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※1 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&利用で5000ポイント進呈
JCBカード W│JCBプラザ・フランクフルトを利用できる
ドイツ旅行で使える特典
- JCBプラザ・フランクフルトを利用できる
- 国内・海外問わずいつでもポイント2倍
- 最高2000万円の海外旅行保険が付帯
JCBカード Wは、JCBプラザ・フランクフルトを利用できるのが特徴。
最高2000万円の海外旅行保険が付帯するほか、海外旅行情報サイト「たびらば」ではお得な優待情報をチェックできるため、「特典用」のカードに最適です。
JCBカード Wは18~39歳のみが入会できる年会費無料のクレジットカードで、いつでも通常の2倍のポイント(還元率1.0%)が貯まります。
もちろん、ドイツでの利用分もポイント2倍となるため、JCB対応店があれば積極的に活用するとよいでしょう。
39歳までに申し込みをしていたら、40歳になっても継続して持ち続けられるので、JCBカードを1枚持っておきたいと思っている人は対象年齢内に発行しておくと良いでしょう。
JCB カード W
基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド | |
電子マネー | ※3 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
ドイツでは現金払いが主流!クレカ決済するならVisaかMastercard
ドイツは意外にもキャッシュレス後進国で、いまだに現金払いが主流です。
はじめにドイツ国内におけるお金事情をまとめると、以下のとおりです。
ドイツの支払い方法
- 現金
- デビットカード
- クレジットカードならVisaやMastercardがおすすめ
- JCBはほとんど使えない
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのドイツ情報
クレジットカードを選ぶときは、「決済用」か「特典用」かを区別することが大切。たとえば、決済用にVisa、特典用にJCBを作れば、それぞれの強みを最大限に引き出すことができますよ。
ドイツでは現金払いが主流
ドイツのキャッシュレス割合
出典:出典:『キャッシュレス・ロードマップ2023』
※ 世界銀行「Household final consumption expenditure(2021 年(2023/3/1版))」、BIS「Redbook」の非現金手段による年間支払金額から算出。
※ 韓国、中国に関しては、Euromonitor International より参考値として記載。
※ カナダに関しては、Payments Canada「CANASIAN PAYMENT METHODS AND TRENDS REPORT 2022」より算出。
ドイツは現金払いが主流で、キャッシュレス普及率はわずか22.2%という低い割合になっています。
これは日本の32.5%より低く、ヨーロッパ主要国の中では特に低い数値と言えます。
しかし、だからといってクレジットカードが使えないということはありません。
実際、ドイツ国内にはクレジットカード決済に対応したお店が多く、外国人観光客でも問題なくクレジットカードを利用できます。
「できるだけクレジットカードを使いたい」という人も、クレジットカードが使えない店舗や施設を想定し、最低限の現金を持ち歩くことをおすすめします。
ドイツ人はデビットカードを使う人が多い
ドイツ国内における決済手段のシェアは、以下のとおりで、ドイツではVisaやMastercardを抑え、girocardが圧倒的なシェアを誇ります。
1位 | girocard | 72% |
2位 | Visa | 15% |
3位 | Mastercard | 12% |
4位 | American Express | 2% |
girocardとは、ドイツ国内の各銀行が発行するデビットカードのことで、発行枚数は1億枚を超えます。
ただし、girocardを利用できるのはドイツ国内のみです。
さらにドイツ国内の銀行口座が必要なことから、基本的に短期滞在の外国人観光客は発行できません。
「クレジットカードよりデビットカードのほうが好き」という人は、あらかじめ日本国内でデビットカードを発行しておくことをおすすめします。
デビットカードならSony Bank WALLET
ドイツ旅行で使える特典
- Visa加盟店で利用できる
- 外貨口座からの引き落としなら手数料が安い
- 為替レートを気にする必要がない
ドイツ旅行用にデビットカードを作るなら、Sony Bank WALLETがおすすめ。
Sony Bank WALLETは、ソニー銀行が発行するVisaデビット付きキャッシュカードで、ドイツ国内のVisa加盟店で利用できます。
事前に外貨預金口座(無料)を開設しておけば、次のようにさまざまなメリットを活用できます。
外貨預金口座のメリット
- ドイツ国内のATMで、外貨口座から直接現地通貨を引き出せる
- 手数料を抑えやすい
- 外貨残高が不足しても円預金口座から自動両替
- ユーロ以外にも、米ドルや豪ドルなど計11通貨に対応
ドイツ旅行中の買い物でSony Bank WALLETで決済した場合、外貨普通預金口座に残高があれば手数料はかかりません。
円高や円安など為替レートを気にせず旅行できるのは、Sony Bank WALLETならではのメリットといえます。
また、ドイツ国内のATMを使って、預金口座から現地通貨(ユーロ)を引き出すこともできます。
両替の手間をかけずにスマートに現地通貨を引き出すことができ、デビットカードと現金を利用シーンによって使い分けることができます。
クレジットカードならVisaやMastercardがおすすめ
ドイツ旅行に向けてクレジットカードを作るなら、国際ブランドはVisaかMastercardがおすすめ。
ドイツでのVisaのシェア率は15.0%、Mastercardのシェア率は12.0%で、クレジットカードの国際ブランドとしては「2強」状態です。
クレジットカード決済に対応したお店なら、VisaやMastercardが使えないということはほとんどありません。
JCBカードはあまり使えないが、JCBプラザ・フランクフルトが利用できる
日本発祥の国際ブランドであるJCBは、ドイツ国内ではほとんど使えません。
以下のように日本人観光客が多い場所では使えることもありますが、決済用のメインカードとしては心細いでしょう。
ドイツでJCBが使える場所
フランクフルト、ミュンヘン、ベルリン、デュッセルドルフなどの日本人や日本人観光客が多いみやげショップ、日系飲食店やレストラン
しかし、JCBカードは「特典用」として持っていくと非常に便利です。
特に、JCBプラザ・フランクフルトでは、緊急時のサポートから観光案内まで、幅広いニーズに日本語で対応しています。
海外旅行に慣れていない人や英語が苦手な人などは、お守り代わりにJCBカードを持っていくのがおすすめです。
JCBプラザでできること
- 現地の観光案内
- レストラン予約
- 緊急時のサポートなどを日本語で対応
JCBプラザ・フランクフルトが利用できる
JCB カード W
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
ドイツ旅行にクレカを持っていくメリット
ドイツ旅行にクレジットカードを持っていくメリットは、おもに次の5つがあげられます。
ドイツ旅行にクレカを持っていくメリット
- クレジットカード決済の方が両替よりも手数料が安い
- 海外旅行保険が付帯している
- 付帯特典でお得に旅行ができ、日本語サポートもしてくれる
- 盗難や不正利用の補償がある
- レートがいい海外キャッシングを利用できる
クレジットカードを上手に活用することで、さまざまなお得と安心感が手に入ります。
クレジットカード決済の方が両替よりも手数料が安い
ドイツでの買い物にクレジットカードを利用すれば、両替した現金で買い物するよりも手数料が安くなります。
クレジットカードの海外事務手数料は、国際ブランドやカード会社によって異なるものの、約1.60~2.20%が一般的です。
一方、両替手数料は約2.0~3.0%が相場で、レートが悪い両替所だと5.0~10.0%かかることも少なくありません。
ドイツでの利用額が大きくなるほど、クレジットカード決済により節約できる金額も大きくなります。
5万円利用時 | 10万円利用時 | |
---|---|---|
クレカ決済(約1.60~2.20%) | 約800~1100円 | 約1600~2200円 |
両替(約2.0~3.0%) | 約1000~1500円 | 約2000~3000円 |
両替(約5.0~10.0%) | 約2500~5000円 | 約5000~1万円 |
海外旅行保険が付帯している
クレジットカードには海外旅行保険が付帯することが多く、ドイツ旅行中のアクシデントに備えることができます。
ドイツをはじめ、ヨーロッパは医療費が高額なことで知られています。
そのため、海外旅行保険に加入せずにドイツへ旅行するのは、あまりにもリスクが高いでしょう。
自分で海外旅行保険に申し込む場合、保険料は1週間で約2500~4000円が目安です。
つまり、クレジットカードに無料で付帯する海外旅行保険を活用すれば、それだけで2500~4000円を節約できることになります。
なお、クレジットカードの海外旅行保険は「利用付帯」と「自動付帯」の2つにわかれます。
適用条件 | 該当のクレカ | |
---|---|---|
利用付帯 | 事前に旅費の一部(航空券や交通費など)をカード決済していることで適用 | ・三井住友カード(NL) ・エポスカード ・JCBカード W |
自動付帯 | クレジットカードを持っているだけで自動的に適用 | ・学生専用ライフカード ・楽天プレミアムカード(一部利用付帯) |
付帯特典でお得に旅行ができ、日本語サポートもしてくれる
クレジットカードがあれば、ドイツ旅行中に以下のような特典を利用できます。
ドイツ旅行で利用できるクレジットカード特典
- 手荷物宅配サービスの割引
- 空港ラウンジ
- 海外利用でのポイントアップサービス
- 海外旅行保険、ショッピングガード保険の付帯
- 現地サポートデスク
なかでも、海外旅行初心者におすすめなのが現地サポートデスクです。
カード紛失や急病といったトラブルも日本語で相談でき、ドイツ滞在中の安心感につながります。
なお、この記事で紹介しているクレジットカード5枚では、それぞれ以下のサポートデスクを利用できます。
クレジットカード | サポートデスク |
---|---|
三井住友カード(NL) | VJデスク |
エポスカード | 海外サポートデスク |
学生専用ライフカード | LIFE DESK フランクフルト |
楽天プレミアムカード | 楽天カードトラベルデスク フランクフルト |
JCBカード W | JCBプラザ・フランクフルト |
盗難や不正利用の補償がある
ドイツ旅行中にクレジットカードの盗難や不正利用に遭った場合は、カード会社から補償を受けられます。
補償制度はカード会社により異なりますが、60日以内の申請を条件とすることがほとんどです。
「申請期間が過ぎてしまった」とならないためには、以下のような対策が効果的です。
不正利用を早期発見するコツ
- 利用額を定期的にチェックする
- アプリなどで利用通知をオンにする
- 利用明細(店名、金額)をチェックする
また、クレジットカードによっては「ショッピングガード保険」が付帯し、カード決済で購入した品物が盗難・紛失した場合の費用が補償されます。
特にブランド品など高額な買い物を予定している人は、ショッピングガード保険の有無を基準にクレジットカードを選ぶのもよいでしょう。
不正利用の補償 | ショッピングガード保険 | |
---|---|---|
三井住友カード(NL) | カードの利用停止手続きをした日の60日前まで | - |
エポスカード | 届け日を含め61日前まで | -(年間1000円で50万円まで補償可能) |
学生専用ライフカード | 申し出日から60日前まで | - |
楽天プレミアムカード | 申告日より60日前まで | 最高300万円(自己負担額3000円) |
JCBカード W | カード利用代金明細の通知後60日以内 | 最高100万円(自己負担額1万円) |
レートがいい海外キャッシングを利用できる
クレジットカードがあれば、ドイツ国内のATMで海外キャッシングを利用できます。
海外キャッシングは24時間いつでも利用できるうえ、手数料が安いのがメリットです。
大金を持ち歩く必要がなく、ドイツ旅行中の防犯対策にもつながります。
ただし、海外キャッシングを利用するには、クレジットカードにキャッシング枠が必要です。
クレジットカードを新しく作るときは、キャッシング機能も忘れずに申請しておきましょう。
ドイツでクレジットカードが使える場所と使えない場所
ドイツでは、フランクフルト、ミュンヘンなどの大都市になるほど、クレジットカードを使える機会は多くなります。
ドイツでクレジットカードを使える場所、使えない場所をまとめました。
使える場所 | 使えない場所 |
---|---|
|
|
個人経営の小さなお店、ベーカリーやカフェなど商品単価の低いお店では、現金払いのみとするケースが一般的です。
「少額決済は現金で」という考えは、日本人の感覚にも近いかもしれません。
また、現金で買いものするときでも、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロといった高額紙幣は断られる可能性が高いといえます。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのドイツ情報
個人商店などで高額紙幣を出すと、あからさまに嫌な顔をされることもあります。とはいえ、海外キャッシングを利用すると必ずと言ってよいほど高額紙幣が出てきますので、コンビニやスーパーなどで事前にくずしておきましょう。
ドイツの交通機関ではクレジットカードの利用が可能
キャッシュレス化があまり進んでいないドイツですが、交通機関ではクレジットカードでチケットを購入できます。
ドイツの交通機関でのクレカ利用事情
- 電車の切符の購入はクレジットカードが使える
- 路線バスはクレカ払いもできる
- タクシーはクレジットカード払いOK
電車の切符の購入はクレジットカードが使える
ドイツ国内の電車の切符は、クレジットカードで購入できます。
たとえば、ICE(ドイツ版の新幹線)に乗車するときは、公式サイトからクレジットカードで購入可能です。
利用できる国際ブランドは次の4種類で、JCBには対応していません。
利用できる国際ブランドは次の4種類で、JCBには対応していません。
公式サイトで利用できるクレジットカード
- Visa
- Mastercard
- American Express
- Diners Club
また、ベルリンやフランクフルトなどで近距離電車を利用するときは、券売機によってカード決済の可否が異なります。
カード決済に対応していてもエラーが出たり、そもそもカード決済可能な券売機がない駅もあるため、最低限の現金は持ち歩くことをおすすめします。
ドイツの電車では乗車券がないと罰金を取られる!
ドイツの電車には、そもそも改札がありません。
もちろん、クレジットカードのタッチ決済は未導入で、私服検察官により「抜き打ち」で乗車券のチェックがおこなわれます。
検察では切符はもちろん、クレジットカードで切符を購入したときはクレジットカードも提示しなければなりません。
万が一切符を持っていない場合には、その場で罰金(約50~60ユーロ程度)が課されます。
また、たとえ切符を持っていても、刻印のない切符は無効とみなされます。
電車に乗るときは、駅または電車内に設置されている自動スタンプ機にチケットを差し込み、必ず刻印するようにしましょう。
路線バスはクレカ払いもできる
大都市圏の路線バスでは、クレジットカードで切符を購入できます。
バスの切符の購入方法は、おもに次の3通り。券売機を利用すれば、電車と同様にクレジットカード決済が可能となります。
路線バスの切符の購入方法
- 運転手から購入(現金のみ)
- バス乗り場の券売機で購入
- バス車内の券売機で購入
とはいえ、バスの運賃は最短区間なら2ユーロ程度です。
不慣れな券売機でカード決済する手間を考えれば、現金で支払ったほうが簡単かもしれません。
タクシーはクレジットカード払いOK
ドイツ国内のタクシーでは、クレジットカード決済が可能です。
ただし、クレジットカードの機械が故障していたり、カード決済料(約1~2ユーロ)が加算されたりといったケースも少なくありません。
そのため、乗車前にクレジットカードの利用可否を確認するか、現金で支払うのが確実でしょう。
また、ドイツをはじめヨーロッパでは、営業許可のないタクシー(いわゆる白タク)も少なからず走っています。
ぼったくりなどのトラブルに遭わないためにも、タクシー会社や認可番号などを乗車前に確認し、正規のタクシーを選ぶことが大切です。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのドイツ情報
ドイツには「流し」のタクシーはほぼありません。タクシー乗り場から乗るか、ホテルやレストランに呼んでもらうのが一般的です。また、チップは強制ではありませんが、重たい荷物をトランクに載せてもらったときなどは、運賃の10%を目処に支払うとよいでしょう。
配車アプリ「my taxi」が便利
「気軽にタクシーを利用したい」という方には、ドイツ発祥の配車アプリ「my taxi」がおすすめ。
my taxiならスマホからすぐにタクシーを呼べるうえ、事前にクレジットカードを登録しておけばアプリ上でのカード決済が可能です。
運転手とのやり取りも必要なく、海外旅行初心者でも安心感があるでしょう。
my taxiの利用方法は簡単で、アプリ上から現在地、目的地を入力するだけ。タクシーのクラスや乗車人数を選択したら、すぐに最寄りのタクシーが手配されます。
運賃は通常のタクシーとほぼ変わりませんが、事前に運賃が表示されるため「ぼったくりが心配」という人にぴったりです。
ドイツ旅行に必要な費用は1日2~3万円程度
ドイツ旅行にかかる費用は、1日あたり2~3万円が目安。
海外キャッシングを利用するときは、自分の旅のスタイルにあわせて引き出す金額を決定しましょう。
ドイツの物価
ドイツの物価は日本とほぼ同じ
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのドイツ情報
ドイツの物価は「外食は高め、食材は安め」というイメージです。毎食レストランを利用するとかなり高くなるため、簡易的に自炊するのもおすすめですよ。
4泊6日のドイツ旅行でかかる費用の例
4泊6日でドイツ旅行に行く場合、費用の目安は以下のとおり。往復航空券を除けば、1日あたりの滞在費は約2~3万円が目安となります。
ドイツ旅行でかかる費用
- 往復航空券:約15~30万円
- ホテル代:約1~2万円
- 食費:10~20ユーロ(朝食、昼食)、20~30ユーロ(夕食)
- 交通費:5~10ユーロ(1日あたり)
- 観光地の入場料:10~30ユーロ
航空券はシーズン、ホテル代はホテルランクによって、価格が大きく変動します。
たとえばハイシーズン(春~夏)に直行便を利用するなら、最低でも25~30万円は見積もっておくべきでしょう。
また、ホテルはスタンダードクラスなら7000~1万円程度、4つ星以上のホテルなら1万5000円以上はかかります。
特に観光地周辺や土日は宿泊費が高くなるため、できるだけ早めに予約しておくことをおすすめします。
ノイシュヴァンシュタイン城の入場券は事前予約でクレカ払いOK
ドイツ旅行といえば、絶対に外せないのがノイシュヴァンシュタイン城。
ノイシュヴァンシュタイン城の入場券はオンラインでの事前予約が可能で、下記の5つの国際ブランドに対応しています。
公式サイトで利用できる国際ブランド
- Visa
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
大人 | 18歳未満 | |
---|---|---|
公式サイト予約 | 20.5ユーロ | 2.5ユーロ |
チケットセンター | 18ユーロ | 無料 |
オンラインで入場券を購入する場合、予約手数料として1枚につき2.5ユーロが加算されます。
当日チケットセンターで購入することも可能ですが、予約がいっぱいで入れない可能性も十分に考えられます。
「せっかくノイシュヴァンシュタイン城まで来たのに、中に入れない」とならないためにも、入場券は事前にクレジットカードで購入しておきましょう。
現金が必要なときは海外キャッシング
ドイツで現地通貨(ユーロ)を用意するなら、クレジットカードを使った海外キャッシングがおすすめ。
海外キャッシングにはおもに4つのメリットがあり、両替よりもお得&便利に現金を引き出せます。
海外キャッシングのメリット
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 24時間いつでも利用できる
- ATMは比較的どこにでもある
- 大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは両替よりもレートが良い
クレジットカードの海外キャッシングを利用すれば、両替よりも手数料を節約できます。
海外キャッシングに必要な手数料は、ATM手数料(約220円)と金利(年率18.0%)の2種類がかかってきます。
年率18.0%と聞くと高く感じられますが、1日あたりに換算すると約0.05%となり、借入期間が短いほど利息は安く済みます。
手数料の比較
- 海外キャッシング:ATM手数料(約220円)+金利
- 両替:取引額の約2.0~3.0%
たとえば、10万円分のユーロを引き出した場合、海外キャッシングの利息は1480円(30日後に返済した場合)。両替手数料(2000~3000円)と比べると、300~1300円も手数料が安くなります。
さらに「繰り上げ返済」に対応しているクレジットカードなら、料金確定後すぐに返済することで利息をさらに安くすることも可能です。
24時間いつでも利用できる
海外キャッシングはATMさえあれば、24時間いつでも利用できます。
つまり、両替所のように営業時間や休業日などを気にする必要はありません。
ただし、暗くなってからATMを利用すると、それだけ犯罪に巻き込まれるリスクが高くなります。
ドイツなどのヨーロッパでは、ATM利用者を狙ったスリや強盗が少なくありません。
「現金が少なくなってきた」と感じたら、できるだけ明るい時間帯に海外キャッシングしておくのが賢明です。
ATMは比較的どこにでもある
ドイツの街中を歩くと、以下のような場所で簡単にATMを見つけることができます。
ATMのおもな設置場所
- 銀行
- デパートなどのショッピング施設
- 駅
- ATM用の店舗
- 通り
特に安全性が高いのは、銀行内のATMです。
セキュリティガードが常駐していることから、ATMにスキミングの機器が取り付けられているリスクは低いといえます。
また、ATM操作でわからないことがあったときにはすぐにスタッフを呼び出すことができ、海外旅行初心者でも安心感につながります。
ドイツの銀行の営業時間は、9〜12時、14時30分〜16時の二部制であることが一般的です。
ATM操作が不安な人は、12〜14時30分の休憩時間は避けたほうがよいかもしれません。
大金を持ち歩く必要がない
海外キャッシングは、必要なときに必要な分だけ現金を引き出せるため、大金を持ち歩く必要がありません。
万が一の場合でも被害を最小限に抑えられ、ドイツ旅行中の防犯対策にもつながります。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのドイツ情報
大金を持っているとそれだけでソワソワしてしまい、逆に目立ってしまうものです。安全を最優先したい方は、「ホテル付近のATMを利用する」、「すぐにホテルの部屋に戻り、現金をお腹のセキュリティポーチにしまう」という流れがおすすめです。
クレジットカードを使うときの注意点
ドイツ旅行に欠かせないクレジットカードですが、必ずしもメリットばかりではありません。
快適にクレジットカードを利用するためには、次の5点に注意が必要です。
クレジットカードを使うときの注意点
- 4桁の暗証番号が必須
- 支払いは現地通貨建て
- 支払い回数は選べない
- 必要に応じて限度額を上げておく
- 不正利用に注意する
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのドイツ情報
海外でよくあるのが、クレジットカードをATMに吸い込まれたというケース。こうしたトラブルに備え、クレジットカードは最低でも2枚、できれば3枚持っていくことをおすすめします。
4桁の暗証番号が必須
ドイツでクレジットカードを利用するには、4桁の暗証番号が必要です。
暗証番号がわからないと、せっかくクレジットカードを持っていっても利用できません。
暗証番号の開示には、約1週間ほどかかります。
暗証番号が不明な場合は、出発前に余裕をもってカード会社に問い合わせておきましょう。
支払いは現地通貨建て
ドイツでクレジットカードを利用すると、現地通貨(ユーロ)建てと円建てを選択できることがあります。
手数料を少しでも安くしたい方は、現地通貨建てが鉄則です。
円建てはその場で日本円での請求額がわかるのがメリットですが、結果的に手数料は最大10.0%と高くなります。
手数料の目安 | 手数料の決定者 | |
---|---|---|
現地通貨建て | 約2.0~3.0% | 国際ブランド |
円建て | 約2.0~10.0% | 店舗 |
支払い回数は選べない
ドイツでクレジットカードを利用した場合、支払い方法は基本的に一括のみです。
分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどは選択できません。
どうしても支払い方法を変更したいときは、マイページやアプリなどであとから分割払いに変更できるケースもあります。
また、例外としてリボ払い専用のクレジットカードでは、海外利用分も自動的にリボ払いとなります。
必要に応じて限度額を上げておく
高額商品をカード決済するときは、あらかじめクレジットカードの利用限度額を上げておくと安心です。
たとえば利用限度額が30万円の場合、航空券と宿泊費を決済するだけでも上限に達してしまう可能性があります。
ドイツ滞在中に限度額に達すると、その後はクレジットカードを利用できません。
エポスカードのように一時増額できるクレジットカードなら、該当月以降は限度額が元にもどり、使いすぎのリスクも回避できます。
一時増額できるエポスカード
不正利用に注意する
ドイツでクレジットカードを利用するときは、不正利用に注意しなければなりません。
特に不正利用で多いのが、スキミングによる被害です。
次のような対策を徹底すれば、スキミングに遭うリスクを最小限に抑えられます。
不正利用に遭わないために
- 暗証番号を入力するときは手元を隠す
- クレジットカードを店の奥に持っていかせない
- ATMのカード差込口に不審物がないかチェックする
さいごに...
この記事のまとめ
ヨーロッパのなかでも「現金主義」が根強いドイツですが、ドイツ旅行へ行くならクレジットカードは必須です!
ETIASの申請やホテルのデポジットに必要なほか、クレジットカードがあれば次のようなメリットがあります。
ドイツ旅行にクレカを持っていくメリット
- 両替より手数料が安い
- 海外旅行保険が付帯する
- お得な特典が付帯し、日本語サポートもある
- 盗難や不正利用の補償がある
- お得な海外キャッシングを利用できる
ドイツ旅行用にクレジットカードを作るなら、大切なのが国際ブランドです。
「決済用」と「特典用」を明確に区別することで、各カードの強みを最大限に活用できます。
年会費無料のクレジットカードなら、たとえ利用頻度が減ってもコストが負担になることはありません。
また、新規入会キャンペーンを活用すれば、カードを発行するだけでお得にポイントが貯まります。
ドイツ旅行中は複数枚のクレジットカードを賢く使い分け、最大限のお得&快適を手に入れましょう。
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
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