ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
2026年第4四半期より、ヨーロッパの約30ヶ国でETIAS(エティアス)が導入されます。
これに伴い、これまでビザ不要で渡航できていた国でも、あらかじめETIASを申請・取得することが義務付けられます。
ETIASとは?
ETIAS(エティアス)とは、EU諸国などへの入国に必要となる、事前渡航認証システムのこと。アメリカのESTA(エスタ)やカナダのeTA(イータ)と同じ渡航認証の制度です。フランス、スペイン、イタリアなど30ヶ国が対象となります。渡航前に取得していないと、旅客機への搭乗を拒否されるおそれがあります。
ETIASの申請に必要なものは、次の3点です。メールアドレスやパスポートはほとんどの人が盛っていると思いますが、意外と見落としがちなのがクレジットカードです。
ETIAS申請に必要なもの
- メールアドレス
- 有効なパスポート
- クレジットカード(またはデビットカード)
クレジットカードがないと、ETIASの申請すらできず、対象国への渡航が拒否されることになります。
つまり、ETIAS対象国へ旅行するなら、クレジットカードは「絶対に必要」です。
この記事でおすすめするクレジットカードは次の5枚です。
いずれも年会費は無料で、ヨーロッパ旅行後にあまり使わなくなっても年会費で損することはありません。
クレジットカードはETIASの申請だけでなく、海外旅行中のお得や安心感にもつながります。
それぞれのスペックを比較し、海外旅行中に有効活用できそうなクレジットカードを手に入れてください。
| カード名 | 楽天カード![]() |
エポスカード![]() |
三井住友カード(NL)![]() |
JCBカード W![]() |
JALカードnavi(学生専用)![]() |
|---|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 在学期間中無料 |
| 国際ブランド | ・Visa ・Mastercard ・JCB ・American Express |
・Visa | ・Visa ・Mastercard |
・JCB | ・Visa ・Mastercard ・JCB |
| 基本のポイント還元率 | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 1.0%(マイル還元率) |
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
| 発行スピード | 1週間〜10日 | 最短当日〜約1週間(※1) | 最短10秒/即発24時間(※2) | 最短5分発行(※3) | 約2〜3週間 |
| 公式サイト | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ |
※1 最短当日は店頭受取の場合。
※2 即時発行ができない場合があります。
※3 9〜20時で申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認。
この記事はこんな内容です
2026年からETIAS申請が導入!クレカは必須
- 2026年第4四半期からヨーロッパの約30ヶ国でETIASが導入される
- クレジットカードがないとETIASの申請ができない
- ETIAS申請に使えるのはVisaやMastercardなどの主要な国際ブランドのカード
- 申請料金は2025年7月に20ユーロへ値上げが発表された
- 申請の前に進む先のEES(出入域システム)も2025年10月から段階稼働中
目次
ETIASは2026年第4四半期に導入予定
ETIAS(European Travel Information and Authorisation System)は、2026年の第4四半期(10〜12月)に導入される予定です。
もともとは2025年中の導入を目指していましたが、技術的な要件や加盟国間の調整を理由に正式に延期となりました。導入直後は混乱を最小限に抑えるために、対象国のなかで段階的に運用が始まることが予想されます。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの耳より情報
もともと2025年以内の導入を目指していましたが、正式に延期されることが発表されました(2025年3月)。導入直後は混乱を最小限に抑えるために、対象国のなかで段階的に導入されることが予想されます。
また、導入直後は「移行期間」と「猶予期間」の2段階が設けられ、万が一ETIASを持っていなくても入国は例外的に許可される見通しです。
ETIAS導入直後の「移行期間」と「猶予期間」
| 期間 | 対象期間 | 入国可否 |
|---|---|---|
| 移行期間 | ETIAS導入から6ヶ月間 | ETIAS渡航認証の申請は基本的に必須。ただし、ETIASを携帯していない旅行者でも、すべての入国条件を満たしていれば入国が許可される |
| 猶予期間 | 移行期間終了後から6ヶ月間 | ETIAS渡航認証を持っていないと、基本的に入国を拒否される。ただし、移行期間終了後にはじめて対象国へ旅行する場合、すべての入国条件を満たしていれば入国が許可される |
移行期間と猶予期間は、あくまで特例として設けられる措置です。
2026年以降に対象国へ旅行する際は、忘れずにETIASを事前申請しましょう。
シェンゲンビザとETIASの違い
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの耳より情報
ここでややこしいのが、「シェンゲンビザ」と「ETIAS」の違いです。
シェンゲンビザはあくまでビザであり、大使館や領事館などで申請・取得します。日本国民は短期滞在ならビザ不要でヨーロッパを訪問できますが、長期滞在の場合は各国のビザを取得しなければなりません。移住、留学、就労などを目的とする場合も、ビザの申請が必要です。
一方のETIASは、ビザ免除国の国民(日本人を含む)に向けて発行される渡航認証であり、オンラインで申請・取得できます。一般的な海外旅行であれば、ETIASを取得するだけで問題なくヨーロッパ各国へ渡航できます。
EES(出入域システム)とETIASの違い
ETIASとセットで知っておきたいのが、EES(Entry/Exit System:出入域システム)です。
EESはETIASよりも先に稼働する別の制度で、すでに段階的に運用が始まっています。日本人旅行者もEESの対象です。
EESは2025年10月から段階稼働・2026年4月全面施行
EESの導入スケジュールは、次のとおりです。
- 2025年10月12日:段階的なロールアウト開始
- 2026年4月10日:導入国のすべての国境検問所で全面施行
EESは、シェンゲン圏など欧州の対外国境を通過するたびに、非EU国籍者の入出域記録(顔写真や指紋などの生体情報を含む)を電子的に登録する仕組みです。
これまでパスポートにスタンプを押していた手続きが、電子化されるイメージです。
ETIASとEESの役割分担早見表
ETIASとEESは混同されがちですが、役割と申請タイミングが異なります。
| 項目 | EES(出入域システム) | ETIAS(事前渡航認証) |
|---|---|---|
| 役割 | 入出域記録の電子登録 | 事前の渡航認証 |
| 申請タイミング | 渡航前の事前申請は不要。国境で初回登録 | 渡航前にオンラインで事前申請が必要 |
| 開始時期 | 2025年10月12日から段階稼働、2026年4月10日全面施行 | 2026年第4四半期に開始予定 |
| 費用 | 無料(旅行者の負担なし) | 1人あたり20ユーロ(18歳未満・70歳以上は無料) |
| 必要なもの | パスポート、入国時の生体情報採取(顔写真・指紋) | パスポート、メールアドレス、クレジットカードなど |
※ 掲載情報は2026年4月時点のもの。
日本人旅行者がやるべき準備
EESとETIASの2つの制度に向けて、日本人旅行者が今からできる準備は次の3点です。
- パスポートの残存期間を確認する(シェンゲン圏出国日から3ヶ月以上有効が公式条件、実務上は6ヶ月以上が推奨)
- ETIAS申請用のクレジットカード(またはデビットカード/PayPal)を用意する
- ETIASが正式に開始したら、出発前に余裕を持って申請する
EESについては、渡航前に手続きすることはありません。ただし、入国審査での顔写真撮影・指紋採取で時間がかかる可能性があるため、空港には早めに到着することを心がけましょう。
ETIASが必要になるのは30ヶ国
ETIASが必要になるのは、おもに次の約30ヶ国です。
注意点として、ETIASの対象国とEU加盟・非加盟は関係ありません。たとえEU非加盟国であっても、ETIASが必要になるケースもあります。
ETIASが必要な国
- アイスランド
- イタリア
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- ギリシャ
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スロバキア
- スロベニア
- チェコ
- デンマーク
- ドイツ
- ノルウェー
- ハンガリー
- フィンランド
- フランス
- ベルギー
- ポーランド
- ポルトガル
- マルタ
- ラトビア
- リトアニア
- ルクセンブルク
- リヒテンシュタイン
- クロアチア
- ブルガリア
- ルーマニア
- キプロス
イギリス・アイルランドはETIAS対象外(イギリスはETAが必要)
ヨーロッパの観光人気国のなかでETIASの対象外となるのが、イギリスとアイルランドの2ヶ国です。
たとえばアイルランドのみに旅行する場合は、これまで通りビザもETIASも必要ありません。
ただし、アイルランドからETIAS対象国に入国予定の場合は、あらかじめETIASを申請する必要があります。
また、イギリスでは2025年1月から、イギリス独自の電子渡航認証(ETA)が導入されました。
そのため、たとえばイギリスとフランスの2ヶ国を周遊する場合は、ETAとETIASの2種類を事前申請する必要があります。
| 導入時期 | 2025年1月8日〜 |
|---|---|
| 対象者 | 観光、商用など、ビザが不要な短期でのイギリス渡航者 |
| 申請方法 | 専用のアプリまたはウェブサイト |
| 申請費用 | 2025年4月以降に値上げが行われており、最新の料金はUK政府公式サイト(gov.uk)でご確認ください |
| 申請に必要なもの | ・パスポート ・メールアドレス ・電話番号 ・クレジットカード |
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの耳より情報
イギリスは申請する渡航認証だけでなく、通貨単位(ポンド)も異なります。「ヨーロッパ」と一括りに考えるのではなく、旅行する国の制度に応じて柔軟に対応することが求められます。
ETIASで滞在可能なのは180日のうち最大90日
ETIASで滞在できるのは、180日の期間のうち最大90日間です。
たとえば1国に91日を超える長期滞在を希望する場合は、あらかじめ各国が定めるビザを申請しなければなりません。
また、ETIASはすべてのETIAS対象国で有効です。
つまり、ETIAS対象国の2ヶ国以上を旅行する場合、個別の入国許可を申請する必要はありません。
ETIAS加盟国を複数国旅行する場合は、最初に到着した国で入国審査が行われ、2ヶ国目以降は入国審査が簡略化されます。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロの耳より情報
ここでいう「180日」とは、「過去180日間のうちの90日間」という意味合いです。つまり、対象国に90日間滞在した場合、その後90日間は対象国に渡航することはできません。頻繁にヨーロッパへ旅行する方は、過去180日間の滞在日数を常にカウントする必要があります。
ETIAS申請に必要なもの3点と申請方法
ETIAS申請に必要なものは、次の3つです。
それぞれの注意点と、利用できるクレジットカードの国際ブランド、申請料金、有効期間、申請方法までを順番に解説します。
ETIAS申請に必要なもの・知っておきたいこと
- 必要なもの①有効期限内のICパスポート
- 必要なもの②受信可能なメールアドレス
- 必要なもの③クレジットカード(またはデビットカード/PayPal)
- 利用できるクレジットカードの国際ブランド
- 申請料金は20ユーロ
- ETIASの有効期間は3年間
- ETIASの申請方法
必要なもの①有効期限内のICパスポート
ETIASの申請には、有効期限内でICチップを搭載したパスポートが必要です。
パスポートの残存期間は、シェンゲン圏出国日から3ヶ月以上有効が公式の入国条件となります。
実務的には6ヶ月以上の残存期間が推奨されており、残存期間が少ない場合は、あらかじめ更新しておくのが賢明です。
必要なもの②受信可能なメールアドレス
申請結果や追加書類の依頼は、メールで通知されます。
Gmailなどのフリーメールアドレスでも問題ありませんが、申請結果のメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性もあるため、あらかじめドメイン設定を変更しておくか、定期的に迷惑メールフォルダをチェックすると安心です。
必要なもの③クレジットカード(またはデビットカード/PayPal)
申請料金(20ユーロ)の支払いには、クレジットカードまたはデビットカード、PayPalアカウントのいずれかが必要です。
なお、銀行振込やコンビニ支払などでの決済はできません。
未成年などでクレジットカードを持てない場合は、申請者以外の名義のクレジットカードを利用することも可能です。必ずしも、ETIASの申請者名義とクレジットカード名義が一致している必要はありません。
PayPal決済を選ぶ場合は、PayPalアカウントを事前に開設する必要があります。
利用できるクレジットカードの国際ブランド
ETIASの申請では、次のようにさまざまな国際ブランドのクレジットカードを利用できます。
日本国内で発行されたクレジットカードなら、基本的に使えないことはありません。
利用できる国際ブランド
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
ヨーロッパで広く使えるという観点では、VisaやMastercardが特に安心です。JCBやAmerican Expressは、観光客の多いエリアでスムーズに利用できるほか、JCBプラザやAmerican Expressのトラベルサービスなど現地サポートが充実しているのも強みです。
申請料金は20ユーロに値上げ(2025年7月発表)
ETIASの申請料金は、1人あたり20ユーロです。
当初は7ユーロの予定でしたが、2025年7月に欧州委員会が運用コスト上昇に対応するため20ユーロへの引き上げを発表しました。
ただし、18歳未満や70歳以上の方は申請料金がかかりません(申請自体は必要)。
クレジットカードで決済した場合は、カード会社や国際ブランドが定める為替レートで日本円に換算されて請求が行われます。
ETIASの有効期間は3年間(パスポート失効日が早い場合はそちら)
ETIASの有効期限は、3年間が予定されています。
つまり、有効なETIASさえ持っていれば、期間中に何度でもETIAS加盟国を行き来できます。
ただし、ETIASの有効期限より先にパスポートが失効する場合は、パスポートの失効日と同時にETIASも失効します。
ETIASはパスポート情報と電子的にリンクしているため、パスポートを更新した時点でETIASは無効となる仕組みです。
もしパスポートが近いうちに失効する予定なら、あらかじめパスポートを更新してからETIASを取得することで、ETIASの有効期限を最大限に伸ばせます。
ETIASの申請方法(オンライン3ステップ)
ETIASの申請は、すべてオンラインで行われます。窓口での申請、電話や郵送による申請はできません。
具体的な申請方法は、おもに次の3ステップに分けられます。
ETIASの申請方法
- 申請フォームに必要事項を入力
- ETIASの審査機関にて入国審査
- 審査結果の通知 → 「渡航許可通知」としてETIAS番号発行
ETIASの審査に通過すると、メールにてETIAS番号が発行されます。
ETIAS番号は入国審査はもちろん、搭乗する航空会社のスタッフなどから提示を求められる可能性もあるため、プリントアウトしてパスポートと一緒に保管すると安心でしょう。
家族や友人などグループで旅行する場合は、代表者が同行者全員分のETIAS番号を控えておくと確実です。
なお、申請フォームに入力する内容は、おもに次のとおりです。
| カテゴリー | 具体的な内容 |
|---|---|
| 申請者の基本情報 |
|
| パスポート情報 |
|
| 決済情報 |
|
| その他の情報 |
|
ETIASの申請内容は、シェンゲン情報システム(SIS)をはじめ、国際刑事警察機構(インターポール)や欧州刑事警察機構(ユーロポール)などのデータベースと照合されます。
不要なトラブルを避けるためにも、申請内容は正確に入力するよう心がけてください。
ETIASの公式申請サイトと詐欺サイトの見分け方
ETIASに関連して、近年急増しているのが詐欺サイト・代行サイトによる高額請求の被害です。
国民生活センターも2025年8月にESTAなどを含む申請代行サイトについて注意喚起を行っています。
公式申請サイトは「travel-europe.europa.eu/etias」
ETIASの公式申請サイトのURLは、travel-europe.europa.eu/etiasです。
ヨーロッパ連合(EU)の関連サイトはすべて、europa.euというドメインで提供されます。
ETIAS申請を行う前に、URLの末尾がeuropa.euであるかを必ず確認してください。
国民生活センターが代行サイトに注意喚起(2025年8月)
国民生活センターは2025年8月に、ESTAなどの申請代行サイトに関する相談増加を受けて注意喚起を発出しました。
ETIASに関連しても、50を超える紛らわしいURL(例:etias〇〇〇.com、etias-jp.〇〇〇など)を持つ偽サイトが存在し、申請時に正規料金(20ユーロ)に加えて多額の代行手数料を上乗せするケースが報告されています。
特にGoogle検索で上位に表示される広告枠に、正規サイトに似せたURLの偽サイトが紛れ込むことがあるため、注意が必要です。
詐欺・代行サイトを避ける3つのチェックポイント
ETIAS申請で詐欺サイト・代行サイトを避けるためのチェックポイントは、次の3つです。
- URLの末尾が「europa.eu」であるかを確認する
- 申請料金が「20ユーロ」(18歳未満・70歳以上は無料)であることを確認する
- Google検索の広告枠ではなく、自然検索結果やEU公式・大使館サイト経由でアクセスする
万が一、すでに代行サイトで申請を進めてしまった場合でも、正規サイトでの申請を改めて行うことができます。代行サイト経由の申請は正規の渡航認証として処理されないケースもあるため、心配な場合は公式サイトで再申請するのが確実です。
ETIASを申請しないと飛行機への搭乗が拒否される可能性も
ETIASを申請しないと、入国審査で引っかかるだけでなく、そもそも日本を出発する飛行機への搭乗を拒否されることも考えられます。
特に、ETIAS導入直後はシステム的な混乱も予想されるため、できるだけ早めの申請を心がけましょう。
ETIAS申請の注意点
- ETIAS申請から承認までにかかる時間は最大30日
- ETIASの申請は年齢関係なく必須
- 認証されなかった場合はどうなる?
ETIAS申請から承認までにかかる時間は最大30日
ETIASの審査結果は、最短で数分程度、基本的には申請から96時間以内に通知される見通しです。
しかし、追加書類の提出が必要な場合などは、審査に最大30日かかる可能性もあります。
また、ETIASの導入直後はシステムトラブルや混雑などで発行が遅れる可能性もあります。
「出発日が近づいているのに、ETIASがなかなか発行されない」とならないよう、対象国への旅行が決まったらできるだけ早めに申請しておくのが確実です。
ETIASの申請は年齢関係なく必須(料金免除でも申請は必要)
日本国籍の人は、年齢に関係なくETIASの申請が必要です。
18歳未満か70歳以上であれば、ETIASの申請料金はかかりませんが、あくまで料金がかからないということで、申請自体は必要です。
ETIASの申請に必要なクレジットカードは、他人名義(家族など)のものでも問題ありません。
家族で対象国へ旅行する場合は、忘れずに全員分ETIASを申請してください。
認証されなかった場合はどうなる?
何らかの理由により「渡航認証拒否」の審査結果が届いた場合、ETIASによるヨーロッパ渡航は認められません。
審査結果のメールには却下の理由が明記され、申告者は不服を申し立てられます。
ETIASの認証が受けられなかった場合や不服の申立が却下された場合には、各国の大使館にてビザを申請することになります。
ETIASが拒否されたことを伝え、適切なビザの発行を依頼しましょう。
なお、ETIASが認証されなかった場合でも、申請費用の20ユーロは返金されません。
ヨーロッパは現金よりカード・タッチ決済が主流
ETIASの申請に使うだけでなく、ヨーロッパ旅行ではクレジットカードがあると現地での支払いも非常にスムーズです。
ヨーロッパ各国では現金よりもカード・タッチ決済が主流になりつつあり、現金の出番は年々減少しています。
ユーロ圏のキャッシュレス比率(ECB調査)
欧州中央銀行(ECB)の調査によると、ユーロ圏のキャッシュレス事情は次のような状況です。
- 取引件数ベースで現金決済は52%(2024年)
- 金額ベースで現金決済は39%(2024年)
- カード決済全体に占めるコンタクトレス(タッチ決済)の割合は62%(2022年)。2019年の41%から急速に上昇
つまり、高額の決済になればなるほどカード決済が主流であり、また日常の買い物でもタッチ決済が広く普及しているといえます。
※ 出典:欧州中央銀行(ECB)2024年調査ほか、PAYCIERGE集計。
北欧・西欧はタッチ決済が当たり前
北欧諸国はキャッシュレス化の最先進地域として知られています。
スウェーデンやデンマークでは、現金の取引額シェアはわずか3〜5%程度(2015年の集計)にとどまり、その後さらにキャッシュレス化が進んでいます。
ヨーロッパ全体としても、QRコード決済はほとんど普及しておらず、代わりにVisa・Mastercardのコンタクトレス決済(タッチ決済)やApple Pay/Google Payが広く使われています。
ETIAS申請に使うクレジットカードを選ぶ際は、こうした現地の決済事情を踏まえ、Visa・Mastercardブランドを少なくとも1枚は持っておくと安心です。
ETIAS申請におすすめのクレジットカード5選
ETIASの申請におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。
ETIAS申請におすすめのクレカ5選
少しでも長くクレジットカードを使いたい方は、海外旅行中のメリットだけでなく、日本での使いやすさも考慮するのがポイントです。
また、異なる国際ブランドのクレジットカードを複数枚作れば、シーンに応じて最適なクレジットカードを使い分けられます。
| カード名 | 楽天カード![]() |
エポスカード![]() |
三井住友カード(NL)![]() |
JCBカード W![]() |
JALカードnavi(学生専用)![]() |
|---|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 在学期間中無料 |
| 国際ブランド | ・Visa ・Mastercard ・JCB ・American Express |
・Visa | ・Visa ・Mastercard |
・JCB | ・Visa ・Mastercard ・JCB |
| 基本のポイント還元率 | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 1.0%(マイル還元率) |
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
| 発行スピード | 1週間〜10日 | 最短当日〜約1週間(※1) | 最短10秒/即発24時間(※2) | 最短5分発行(※3) | 約2〜3週間 |
| 公式サイト | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ | 公式サイト▶ |
※1 最短当日は店頭受取の場合。
※2 即時発行ができない場合があります。
※3 9〜20時で申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認。
楽天カード|日常でも抜群の使い勝手+楽天経済圏で還元アップ
海外旅行におすすめのポイント
- 国際ブランドがVisa、Mastercard、JCB、American Expressから選べる
- 緊急時の海外アシスタンスサービスが付帯
- 楽天トラベルでポイントが貯まる
楽天市場などの「楽天経済圏」で便利な楽天カードは、国際ブランドを4種類から選べるのが特徴です。
楽天カードで選べる国際ブランド
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
特にヨーロッパではVisaとMastercardが広く普及しており、デュアル発行でVisaとMastercardを1枚ずつ作れば、ヨーロッパでの買い物に困ることはまずありません。
また、楽天カードには最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)が付帯します。具体的な補償内容は、傷害死亡・後遺障害が最高2000万円、賠償責任が最高3000万円、傷害治療200万円、疾病治療200万円、救援者費用200万円、携行品損害20万円(免責3000円)です。
緊急時には「海外アシスタンスサービス」も利用できます。24時間年中無休で日本語によるサポートを受けられるため、海外旅行初心者や英語が苦手な方でも安心です。
楽天カードにはSPU(スーパーポイントアッププログラム)というポイントアップ制度があり、楽天関連のサービスを使うほどポイント還元率がアップします。
楽天カードを持っていればそれだけで+2倍、楽天トラベルを利用すればさらに+1倍となり、楽天市場でのポイント還元率は最大18倍までアップします。
なお、SPUの運用には次のような変更点があるため注意してください。
- 2025年2月以降、楽天モバイルなど一部のSPU対象サービスは毎月のエントリーが必要
- 2025年10月以降、楽天ふるさと納税はSPU対象外
ホテルや航空券を楽天トラベルで予約すれば楽天ポイントが貯まり、帰国後の日用品の買い物などにも有効活用できます。
楽天カード
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 1% |
|---|---|
| 年会費 | 無料 |
| 発行スピード | 1週間〜10日 |
| 国際ブランド |
![]() ![]() ![]()
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ※1
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&3回利用で5000ポイント進呈(※うち3000ポイントは期間限定ポイント)
エポスカード|年会費無料ながら最高3000万円の海外旅行保険
海外旅行におすすめのポイント
- 国際ブランドはVisa
- 最高3000万円と充実した海外旅行保険が付帯
- ショッピング枠を一時的に増額できる
ショッピング施設のOIOIで便利なエポスカードは、最高3000万円と高額な海外旅行保険が付帯(利用付帯)するのが大きな魅力です。
一般的に、年会費無料のクレジットカードに付帯する海外旅行保険は、1000〜2000万円を補償限度額とすることがほとんどです。
つまり、最高3000万円まで補償されるエポスカードはトップクラスの充実度で、ヨーロッパ旅行中の思わぬトラブルに備えられます。
エポスカードの海外旅行保険の補償内容は次のとおりです。
最高3000万円の「傷害死亡・後遺傷害」、「賠償責任」にくわえ、疾病治療費用の項目が270万円と高いのが特徴です。
| 保険の種類 | 保険金額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺傷害 | 最高3000万円 |
| 傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
| 疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
| 賠償責任(免責なし) | 3000万円(1事故の限度額) |
| 救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
| 携行品損害(免責3000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
また、エポスカードはショッピング枠を一時増額できるのもメリットです。
増額後の利用枠は、次のうち低いほうとなります。
- 利用可能枠の2倍
- 利用可能枠+100万円
航空券などの高額決済はもちろん、物価の高いヨーロッパでの滞在費をカード決済する際は、あらかじめ増額申請しておくと安心です。
エポスカードの国際ブランドはVisa指定で、ヨーロッパのほとんどのクレジットカード加盟店で利用できます。
申請時に「OIOIの店舗で受取」と指定すれば、最短即日カード受取も可能なため、「いますぐにETIAS決済用のクレジットカードを作りたい」という方にも向いています。
エポスカード
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
| 国際ブランド |
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※2
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | × |
| ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
三井住友カード(NL)|Vポイント経済圏とOlive連携で最大20%還元
海外旅行におすすめのポイント
- 国際ブランドがVisa、Mastercardから選べる
- 完全ナンバーレスでセキュリティ性が高い
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- Vポイント経済圏/Olive連携で日常使いも強力
三井住友カード(NL)は、セキュリティ性の高い完全ナンバーレスが特徴です。
ナンバーレスとは、券面にカード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)が印字されないデザインのこと。カード番号を盗み見されるリスクがなく、ヨーロッパ旅行中の防犯対策としても効果的です。
カード情報は専用アプリ「Vpass」から24時間いつでもチェックできます。
アプリの利用通知サービスをオンにしておけば、万が一の不正利用でも早期発見につながります。
三井住友カード(NL)は年会費無料でありながら、最高2000万円と充実した海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)します。
国際ブランドはヨーロッパの「2大国際ブランド」ともいえるVisaとMastercardから選択でき、ほかのクレジットカードとも組み合わせやすいのがメリットです。
加えて、2024年4月22日に旧VポイントとTポイントが統合され、新「Vポイント」経済圏が誕生しました。三井住友カード(NL)はこのVポイント経済圏の中心的なカードに位置付けられています。
さらに、三井住友銀行の総合金融サービスOliveのフレキシブルペイと併用すると、対象店舗(一部のコンビニ・飲食店など)でのポイント還元率が最大20%までアップします。
ETIAS申請のためだけでなく、日常の決済を「Vポイント経済圏」に集約したい人にとっても有力な1枚です。
三井住友カード(NL)
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 発行スピード | 最短10秒/カード番号即時発行 ※1 |
| 国際ブランド |
![]()
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ※2
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年3月2日〜2026年4月30日)新規入会&条件達成で
最大2万5600円相当
プレゼント・新規入会&入会月+1ヶ月後末までにスマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&支払い方法を対象カードに設定した「PayPay」にて入会月+1ヶ月後末までの決済利用額の18%相当ポイント還元 (最大4000円相当)
・SBI証券口座開設&クレカ積立などで1万6600円相当のVポイントをプレゼント - (学生限定)新規入会キャンペーン(2026年3月2日〜2026年4月30日)新規入会&条件達成で
最大1万円相当
プレゼント・新規入会&スマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会&支払い方法を対象カードに設定した「PayPay」にて入会月+1ヶ月後末までの決済利用額の18%相当ポイント還元 (最大4000円相当)
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
JCBカード W|ポイント還元率1.0%+ヨーロッパ6都市のJCBプラザで現地サポート
海外旅行におすすめのポイント
- 国際ブランドはJCB
- ポイント還元率が常に1.0%
- ヨーロッパ6都市のJCBプラザ/JCBプラザ ラウンジを利用可能
- 最高100万円のショッピングガード保険が付帯(海外のみ)
JCBカード Wは、18歳以上(高校生を除く)39歳以下のみが入会できる年会費無料のJCBプロパーカードです。
ポイント還元率が1.0%と高いのが特徴で、通常のJCBカードの2倍の還元率です。
| カード種類 | 付与されるポイント | ポイント還元率 |
|---|---|---|
| JCBカード W | 200円につきJ-POINTが2ポイント(最大1円分相当) | 1.0% |
| 一般的なJCBカード(JCBカード Sなど) | 200円につきJ-POINTが1ポイント(最大1円分相当) | 0.5% |
JCBカード Wには、最高2000万円の海外旅行保険にくわえ、最高100万円のショッピングガード保険が付帯(海外のみ)します。
これは、JCBカード Wで購入した商品が盗難・破損したときに被害額を補償する制度で、ブランド品などの高額決済では安心感につながります。
さらに、JCBカードがあれば、下記の都市でJCBプラザ ラウンジやJCBプラザを利用できます。
緊急時のサポートはもちろん、観光情報の収集や各種予約(レストランやオプショナルツアーなど)にも活用でき、ヨーロッパ旅行中のさまざまなアイデアを得られます。
| 種類 | 設置都市 |
|---|---|
| JCBプラザ ラウンジ | パリ |
| JCBプラザ |
|
ヨーロッパの観光客が集まるエリアやおみやげ屋などでは、JCBが使えるお店も多数あります。JCBプラザを起点に観光やレストラン予約を効率化できる点を活かし、ほかのクレジットカードと組み合わせて使うのがおすすめです。
JCB カード W
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 1.0% ※1 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 ※2 |
| 発行スピード | 最短5分発行 ※3 |
| 国際ブランド |
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ※4
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:還元率は交換商品により異なります
※2:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※3:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について詳しくはHPを確認。
※4:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年4月1日〜)
新規入会&対象カード利用で最大2万円相当プレゼント・新規入会&MyJCBへのログイン&スマホ決済で20%還元(最大1万2000円)
・新規入会&対象のJ-POINTパートナーの利用で10%ポイント還元(最大8000円相当)※事前にポイントアップ登録すれば最大20.5%ポイント還元 - 家族カードを同時に申し込み、または追加で申し込みし、キャンペーンに参加登録した後、カードを利用すると最大4000円キャッシュバック(家族カード1枚につき2000円のキャッシュバック)
JALカードnavi|学生限定・JALマイルが無期限で貯められる
海外旅行におすすめのポイント
- 国際ブランドがVisa/Mastercard/JCBから選べる
- 在学期間中は年会費無料
- 在学期間中はJALマイルの有効期限が無期限
- 海外旅行傷害保険が自動付帯(最高1000万円)
JALカードnaviは、高校生を除く18歳以上30歳未満の学生が対象のJAL提携カードです(大学院・大学・短大・専門学校・高専4-5年生)。
在学期間中は年会費が無料で、ショッピングマイル・プレミアム(通常年会費5500円)も無料で付帯します。
JALカードnaviの最大の魅力は、JALマイルが100円につき1マイル貯まる高還元率と、在学期間中はマイルの有効期限が無期限になる点です。
通常、JALマイルは獲得から36ヶ月で失効しますが、JALカードnavi会員は卒業まで失効を気にせずマイルを貯め続けられます。
加えて、JALカードnavi会員は国内線特典航空券をマイル数50%で交換可能な「減額マイルキャンペーン」の対象となるなど、学生にとってお得な特典が満載です。
ヨーロッパ旅行に直接関係するメリットとしては、最高1000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯する点が挙げられます。利用付帯ではなく自動付帯なので、対象カードで旅行代金を支払っていなくても補償の対象となるのは安心材料です。
国際ブランドはVisa/Mastercard/JCBの3種類から選べ、JCBブランドを選べば前述のJCBプラザでのサポートも受けられます。
学生でこれからヨーロッパへ留学・卒業旅行を考えている方にとって、ETIAS申請とマイル獲得の両方を1枚でカバーできる頼もしい1枚です。
JALカード navi(学生専用)
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | - |
|---|---|
| 年会費 | 無料 ※1 |
| 発行スピード | 約2〜3週間 ※2 |
| 国際ブランド |
![]() ![]()
|
| 電子マネー |
![]() ※3
|
| 海外旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 家族カード | × |
| ETC | ○ |
※1:在学期間中年会費無料
※2:カード到着までの期間。提携国際ブランドによって異なる
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
ETIAS・ヨーロッパ旅行に関するよくある質問(FAQ)
ETIASの申請やヨーロッパ旅行に関して、よくある質問をまとめました。
ETIASは出発の何日前までに申請すべき?
ETIASの審査は基本的に96時間以内で完了しますが、追加書類が必要な場合などは最大30日かかる可能性があります。
特に導入直後はシステム的な混雑も予想されるため、渡航日の1ヶ月前までには申請を済ませておくのが安全です。
クレジットカードを持っていない場合はどうする?
クレジットカードを持っていない場合は、次のいずれかの方法で申請が可能です。
- デビットカード(Visa/Mastercardなど)での決済
- PayPalアカウントでの決済(事前にPayPalアカウントの開設が必要)
- 申請者以外の名義のクレジットカードでの決済(家族など)
ただし、ヨーロッパ旅行中の支払い手段として、現地でクレジットカードがあるとはるかに便利です。年会費無料のクレジットカードを1枚は作っておくのがおすすめです。
ETIASとESTA・シェンゲンビザの違いは?
ETIASとESTAは、いずれも「ビザ免除国の渡航者向けの事前渡航認証」という共通点がありますが、対象国が異なります。
| 制度 | 対象 | 申請料金 | 有効期限 |
|---|---|---|---|
| ETIAS | EU・シェンゲン圏(30ヶ国) | 20ユーロ | 3年(パスポート失効まで) |
| ESTA | アメリカ合衆国 | 21米ドル | 2年(パスポート失効まで) |
| シェンゲンビザ | EU・シェンゲン圏(90日超の長期滞在等) | 約90ユーロ程度 | 渡航目的による |
※ ESTA・シェンゲンビザの料金は変動することがあります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
シェンゲンビザは大使館等での取得が必要ですが、ETIASとESTAはオンラインで申請できます。短期の観光・ビジネス目的の渡航なら、日本国民はETIASを取得すればシェンゲンビザは不要です。
ETIAS認証が拒否されたらどうする?
ETIASの審査結果で「渡航認証拒否」となった場合、メールに記載された理由を確認のうえ、不服を申し立てられます。
不服申立が認められなかった場合は、渡航先の国の大使館でビザを申請することになります。ETIASが拒否された旨を伝え、適切なビザの発行を依頼してください。
なお、認証が拒否された場合でも、申請料金の20ユーロは返金されません。
ETIASは家族分まとめて申請できる?
家族や友人分のETIAS申請は、代表者がまとめて行えます。クレジットカードも1枚で複数人分の申請料金を決済できます。
ただし、申請内容(パスポート情報・基本情報)は1人ずつ別々に入力する必要があります。
家族で渡航する場合は、ETIAS番号を全員分まとめて控えておくと、入国審査や航空会社のスタッフから提示を求められた際にスムーズに対応できます。
さいごに...
この記事のまとめ
2026年第4四半期より、ヨーロッパ各国へ渡航する際は事前渡航認証システム「ETIAS」の申請が必要です。
申請はオンラインのみ、支払い方法はクレジットカードが基本であることを考えると、ヨーロッパ旅行にはクレジットカードが「絶対に必要」です。
加えて、ETIASよりも先にEES(出入域システム)が2025年10月から段階稼働しており、入国時には顔写真や指紋などの生体情報の登録も求められるようになります。
ETIAS申請にあたっては、必ず公式申請サイト(travel-europe.europa.eu/etias)からアクセスし、紛らわしい代行サイトに引っかからないよう注意してください。
クレジットカードを作るメリットはETIASの申請だけではありません。
以下のような特典やメリットを活用することで、ヨーロッパ旅行をよりお得に・快適に楽しめるようになります。
ヨーロッパ旅行で使えるクレジットカードのメリット
- 現金を両替するより手数料が安い
- お得な海外キャッシングで現金を引き出せる
- 海外旅行保険が付帯している(無料)
- クレジットカードに付帯する優待特典を利用できる
- 現金を持ち歩くよりセキュリティ性が高い
「どれにしたらいいかわからない」と迷ってしまう人は、気になるクレジットカードを複数枚持つのもおすすめです。
これにより、破損や紛失、磁気不良や通信エラーといったトラブルが起きても、もう1枚のクレジットカードで柔軟に決済できるようになります。
クレジットカードがあるだけで、海外旅行中のお得感や快適性は飛躍的にアップします。
ぜひ下記リンクからおすすめのクレジットカード5選をおさらいし、ETIASの申請、そしてヨーロッパ旅行中のスマート決済に役立ててください。
▶「ETIAS申請におすすめのクレジットカード5選」をもう一度見る
※ Apple、Apple Payは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当














