
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
海外旅行の目的地として、絶大な人気を誇るフランス。
そんなフランスは日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、ショッピングはもちろん、バスや電車にもクレジットカードで乗車できます。
そのため、フランスへ旅行するなら、クレジットカードは必須アイテムです。
こんなことが気になる人へ
- ホテルのデポジットとして必要
- レンタカーを借りるときに提示する必要がある
- 2026年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
フランス旅行用にクレジットカードを発行するなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2択。
JCBは「JCBプラザ ラウンジ・パリ」を利用できるのがメリットですが、小さな商店ではあまり使えません。
磁気不良などのトラブルに備え、フランスへ行くなら最低でも2枚はクレジットカードを持参するのがおすすめです。

「とりあえずフランス旅行のためにクレジットカードを発行したい」という人なら、年会費無料のクレジットカードがおすすめ。
年会費無料なら、たとえ帰国後にクレジットカードを使わなくても、コストがかかることはありません。
各5枚のおすすめポイントをまとめると、以下のとおりです。
年会費永年無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) |
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三井住友カード(NL)![]() |
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最高3000万円の海外旅行保険が付帯 |
エポスカード![]() |
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フランスでの利用額の4.0%をキャッシュバック |
学生専用ライフカード![]() |
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空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスを無料で発行 |
楽天プレミアムカード![]() |
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JCBプラザ ラウンジ・パリを利用できる |
JCBカードW![]() |
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この記事はこんな内容です
フランス旅行にはクレジットカードは必須!
- フランスのキャッシュレス普及率は日本の1.5倍
- 国際ブランドはVisa、Mastercardが主流
- JCBは「JCBプラザ ラウンジ・パリ」などの特典用におすすめ
- 電車や地下鉄の切符はクレジットカードで購入できる
目次
フランス旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
フランス旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚。
この中から2枚以上発行するときは、異なる国際ブランドを組み合わせるようにしましょう。
フランス旅行におすすめのクレジットカード5選
三井住友カード(NL)│年会費永年無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険
フランス旅行で使える特典
- 完全ナンバーレスでセキュリティ性が高い
- 国際ブランドはVisaとMastercard
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
- VJデスクを利用できる
三井住友カード(NL)は、券面にカード情報が印字されない完全ナンバーレスが特徴です。
カード番号などはすべてVpassアプリで管理するため、カード情報を店員や周囲の人に盗み見されるリスクがありません。
また、三井住友カード(NL)ではVisaとMastercardの2つから国際ブランドを選択できます。
いずれもタッチ決済に対応していることから、セキュリティ性をさらに高めることも可能です。
さらに三井住友カード(NL)には最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)します。
年会費永年無料でいざというときに備えられるため、それだけでも保険料を節約できるでしょう。
ほかにも「VJデスク」では現地情報やレストラン手配などを相談でき、はじめてのフランス旅行でもしっかりとサポートを受けることができます。
三井住友カード(NL)

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯
フランス旅行で使える特典
- 最高3000万円の海外旅行保険
- カード情報は裏面に印字
- ショッピング枠を一時増額できる
- フランスで幅広く使えるVisa
丸井グループが発行するエポスカードは、最高3000万円の海外旅行保険が付帯するのが特徴です。
年会費無料のクレジットカードとしては、トップクラスの補償額といえます。
補償内容 | 補償額 |
---|---|
傷害死亡・後遺傷害 | 最高3000万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 3000万円 |
携行品損害(免責3000円) | 20万円 |
※ EPOS NET「海外旅行傷害保険」より一部抜粋。
エポスカードは、縦型のスタイリッシュなデザインが特徴で、カード情報はすべて裏面に印字されます。
そのため、店員にクレジットカードを渡しても、簡単にカード情報を読まれることはありません。
また、エポスカードでは「現在の利用可能枠の2倍」または「現在の利用可能枠+100万円」までショッピング枠を一時的に増額できます。
特にブランド品など高価な買い物を予定している方は、予算に合わせて利用可能枠を調整するといいでしょう。
エポスカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
学生専用ライフカード│フランスでの利用額の4.0%をキャッシュバック
フランス旅行で使える特典
- フランスでの利用額の4.0%をキャッシュバック
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- LIFE DESK(日本語サービス)を利用できる
- Visa、Mastercard、JCBから選べる
学生専用ライフカードは、満18~25歳の学生を対象としたクレジットカード。
フランスで利用すると、利用総額の4.0%(年間最大10万円)がキャッシュバックされます。
事前エントリーが必要ですが、実質4.0%オフで買い物できるのは大きなメリットでしょう。
また、学生専用ライフカードには、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯します。
クレジットカードを持っているだけで自動的に保険適用となるため、出発前にあれこれと適用条件を考える必要はありません。
フランス滞在中はLIFE DESK(日本語サービス)を利用でき、思わぬトラブルにもスムーズに対応できます。
学生専用ライフカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
楽天プレミアムカード│プライオリティ・パスが無料で付帯
フランス旅行で使える特典
- プライオリティ・パスが無料で付帯する
- 最高5000万円の海外旅行保険が自動付帯
- 楽天カードトラベルデスクを利用できる
- Visa、Mastercard、JCB、American Expressから選べる
楽天プレミアムカードは、楽天カードの上位カード。年会費として1万1000円かかりますが、会員制のラウンジサービス「プライオリティ・パス」に無料で申し込めます。
プライオリティ・パスとは?
世界145ヵ国、1500ヵ所以上に展開する会員制の空港ラウンジサービス。軽食やアルコールなどのドリンクのほか、スパや仮眠室が用意されていることも。
なお、プライオリティ・パスの年会費は、最低でも99USドル。これだけでも、楽天プレミアムカードの年会費(1万1000円)の元を取れるでしょう。
さらに、最高5000万円の海外旅行保険が自動付帯なほか、楽天カードトラベルデスクも利用できるため、フランス滞在中も総合的なサポートを受けることが可能です。
楽天プレミアムカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1% |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
発行スピード | 1週間〜10日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&利用で5000ポイント進呈(期間限定ポイント含む。特典進呈条件あり)
JCBカード W│JCBプラザ ラウンジ・パリを利用できる
フランス旅行で使える特典
- JCBプラザ ラウンジ・パリを利用できる
- たびらばでお得な優待を受けられる
- 国内・海外問わずいつでもポイント2倍
- 最高2000万円の海外旅行保険が付帯
JCBカード Wは、「JCBプラザ ラウンジ・パリ」を利用できるのが特徴でしょう。
JCBはフランスではあまり使えないものの、特典用のサブカードとして持っていく価値は十分にあります。
さらに、JCB会員限定の「たびらば」を活用すれば、フランス滞在中もお得な特典を利用できます。
たびらばの優待情報(一例)
- 安心堂・オルロジェ・ラぺ・パリ(有名ブランドの正規代理店):プレゼント進呈
- エミ トラベル パリ(旅行会社):10%オフ
- WACHAYA(リラクゼーションサロン):20%オフ
JCBカード Wは18歳以上(高校生を除く)39歳以下を対象とした年会費無料のクレジットカードで、対象年齢内に発行すれば40歳以降も年会費無料で継続利用できます。
国内・海外問わずいつでも2倍のポイント(ポイント還元率1.0%)が貯まるため、効率よくポイントを貯めたい人におすすめです。
JCB カード W

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年6月30日まで)
・MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大1万5000円のキャッシュバック
※合計1万円以上の利用が対象
※対象利用先は「Amazon.co.jp」「Apple Pay/Google Pay/MyJCB Pay(対面決済のみ)」「Appleストア/Googleストア」
※電子マネーチャージやギフトカード購入費用などは集計対象外 - 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年6月30日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円 - (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック
フランス旅行にクレジットカードが必須な理由
フランス旅行へ行くなら、クレジットカードはマストアイテムです!
特に、次の3つのシーンではクレジットカードが必要となり、クレジットカードがないと旅の予定も大きく崩れてしまいます。
フランス旅行にクレカは必須
- ホテルのデポジットとして必要
- レンタカーを借りるときに提示する必要がある
- 2026年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
ホテルのデポジットとして必要
フランスのホテルに泊まるときは、チェックイン時にデポジットが必要になることがあります。
デポジットは「保証金」や「預り金」という意味で、宿泊代以外で発生した費用を保証するためのお金です。
金額はホテルにより異なりますが、一般的に1~2泊分が目安とされています。
たとえば、ホテルの宿泊費が1泊100ユーロの場合、チェックイン時にデポジット100ユーロをあわせ、合計200ユーロを支払わなければなりません。
現金しか持っていないと、一時的に手元のお金が減ってしまい、ショッピングなどに支障をきたすでしょう。
クレジットカードがあれば、一時的にクレジットカードで200ユーロを決済するものの、チェックアウト時にデポジットの100ユーロがクレジットカード経由で返金されます。
現金のやりとりがなくスムーズな決済が可能なのは、クレジットカードならではのメリットです。
レンタカーを借りるときに提示する必要がある
フランスでレンタカーを利用するときは、貸出時にクレジットカードの提示が必須です。
レンタカーの利用において、クレジットカードは次の2つの役割を果たします。
フランスでのレンタカーにおけるクレジットカードの役割
- デポジット
- 事故などトラブル時の身分証代わり
レンタカーのデポジット額は車種やグレードにより異なりますが、一般的に数万~20万円が相場とされています。
実際のレンタカー代よりかなり高額なため、デポジットを現金で支払うのは現実的ではありません。
また、フランスを含めヨーロッパにおいては、クレジットカードは身分証としての役割も果たします。
特に外国人観光客にとって、クレジットカードは支払い能力の証明にもなるため、予期せぬトラブルにもスムーズに対応できます。
2026年以降はETIAS(エティアス/事前渡航認証システム)申請が必要
2026年以降にフランスへ行くなら、ETIAS(エティアス)の事前申請が必須となります。
ETIASとは?
EU諸国への入国に必要となる、事前渡航認証システム。アメリカのESTA(エスタ)のような制度で、フランスなど約30ヵ国が対象となります。渡航前に取得していないと、旅客機への搭乗拒否が予想されます。
ETIAS(エティアス)の申請はオンラインのみで、申請費用の決済はクレジットカードのみとなります。
申請が許可されると登録したEメールアドレスに「渡航認証許可」が届き、フランスへの飛行機に搭乗することが可能となります。
なお、審査は通常1日で完了しますが、最長で4週間ほどかかるケースも。いざというときに備え、余裕をもって申請しておくと安心でしょう。
ETIASの申請について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
【2026年導入】ETIASの申請にはクレジットカードが必須!
三井住友カード(NL)

お得なキャンペーン
- 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
フランスではカード決済が主流!キャッシュレス普及率は日本の1.5倍
フランスのキャッシュレス普及率

出典:『キャッシュレス・ロードマップ2023』
※ 世界銀行「Household final consumption expenditure(2021 年(2023/3/1版))」、BIS「Redbook」の非現金手段による年間支払金額から算出
※ 韓国、中国に関しては、Euromonitor International より参考値として記載
※ カナダに関しては、Payments Canada「CANASIAN PAYMENT METHODS AND TRENDS REPORT 2022」より算出
フランスは日本よりキャッシュレス化が進んでおり、キャッシュレス普及率は日本の約1.5倍に及びます。
実際、フランスでは少額決済でもクレジットカードを使う人が多く、現金を持ち歩かない人も少なくありません。
そのため、日本人観光客がフランスへ行く際も、クレジットカードは必須といえます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフランス情報
クレジットカード選びでは、国際ブランドもポイントの1つ。フランスへ行くなら、決済用としてVisaかMastercard、特典用としてJCBと使い分けるのがおすすめです。
フランスではVisaやMastercardがおすすめ
フランスで普及している国際ブランドは、おもにVisaとMastercardの2つ。
クレジットカード取扱店なら、VisaやMastercardが使えないということはまずありません。
国際ブランドとしてはほかにもJCB、American Express、Diners Clubなどが挙げられますが、VisaとMastercardに比べると取扱店はかなり少なくなります。
日本発祥の国際ブランドであるJCBは、フランスではあまり使えないと考えた方がいいでしょう。
JCBカードはあまり使えないが、JCBプラザ ラウンジ・パリが利用できる
JCBはフランスでの決済にはあまり使えませんが、特典用として持っていくと便利です。
特に「JCBプラザ ラウンジ・パリ」を利用できるのは、JCBカードならではのメリットといえます。
各種案内 | JCB加盟店情報、JCB優待情報、観光案内など |
JCB加盟店の予約 | ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケットなど |
緊急サポート | カードの紛失・盗難など |
その他 | Wi-Fi、インターネット、現地ガイドブックや雑誌の閲覧、フリードリンク、マッサージ機、レンタル傘、荷物の一時預かりなど |
JCBプラザ ラウンジ・パリは、観光地として人気のオペラ・ガルニエに程近く、地下鉄のオペラ駅から徒歩3分でアクセスできます。
フリードリンクやWi-Fiサービスも利用できるため、観光の休憩がてら立ち寄るのもいいでしょう。
JCBプラザ ラウンジ・パリの営業時間は9~17時で、土・日曜、祝日は定休日なので、利用する際は注意しておきましょう。
JCBプラザ ラウンジ・パリが利用できる
JCB カード W

お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年6月30日まで)
・MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大1万5000円のキャッシュバック
※合計1万円以上の利用が対象
※対象利用先は「Amazon.co.jp」「Apple Pay/Google Pay/MyJCB Pay(対面決済のみ)」「Appleストア/Googleストア」
※電子マネーチャージやギフトカード購入費用などは集計対象外 - 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年6月30日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円 - (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック
フランス旅行にクレカを持っていくメリット
フランスへ旅行するなら、クレジットカードはマストアイテム。
もちろん、日本円を大量に持っていき現地で両替するのも不可能ではありませんが、クレジットカードを持っていけば次のようなメリットがあります。
フランス旅行にクレカを持っていくメリット
- クレジットカード決済の方が両替よりも手数料が安い
- 海外旅行保険が付帯している
- 付帯特典でお得に旅行ができ、日本語サポートもしてくれる
- レートがいい海外キャッシングを利用できる
クレジットカード決済の方が両替よりも手数料が安い
フランスでクレジットカードを利用すると、両替よりも手数料を節約できます。
たとえば、国際ブランドごとの事務手数料は約1.6~2.2%が目安。それに対し、両替の手数料は約2.0~3.0%が相場とされています。
10万円利用時 | 30万円利用時 | 50万円利用時 | |
---|---|---|---|
クレジットカード決済 (約1.6~2.2%) |
約1600~2200円 | 約4800~6600円 | 約8000~1万1000円 |
両替 (約2.0~3.0%) |
約2000~3000円 | 約6000~9000円 | 約1万~1万5000円 |
また、両替はどこで両替するかによって手数料が異なります。
特に空港やホテルなどの両替所はレートが悪く、手数料がさらに高くなる可能性もあるでしょう。
クレジットカード決済なら、あれこれ両替所のレートを比べる必要がなく、フランス旅行での時間節約にも役立ちます。
海外旅行保険が付帯している
クレジットカードには海外旅行保険が付帯していることが多く、フランス滞在中の思わぬトラブルに備えることができます。
たとえば、自分で海外旅行保険に申し込むと、保険料の目安は1週間で2000~4000円が目安(1人あたり)。
クレジットカードなら海外旅行保険が無料で付帯するため、それだけでも2000~4000円を節約できることになります。
なお、クレジットカードの海外旅行保険は「利用付帯」と「自動付帯」の2つにわかれます。
適用条件 | 該当のクレジットカード | |
---|---|---|
利用付帯 | 事前に旅費の一部(航空券や交通費など)をカード決済していることで適用 | ・三井住友カード(NL) ・エポスカード ・JCBカード W |
自動付帯 | クレジットカードを持っているだけで自動的に適用 | ・学生専用ライフカード ・楽天プレミアムカード(一部利用付帯) |
付帯特典でお得に旅行ができ、日本語サポートもしてくれる
クレジットカードには、フランス旅行で活用できるお得な特典が付帯しています。
フランス旅行で利用できるクレジットカード特典
- 手荷物宅配サービスの割引
- 空港ラウンジ
- 海外利用でのポイントアップサービス
- 海外旅行保険、ショッピングガード保険の付帯
- 現地サポートデスク
なかでも、フランス滞在中の安心感につながるのが現地サポートデスク。
カード紛失や急病などのトラブルも日本語で相談できるため、英語が苦手な人にとっては大きな味方となるでしょう。
当記事で紹介したクレジットカードでは、それぞれ次のサポートデスクを利用できます。
クレジットカードごとのサポートデスク
- 三井住友カード(NL):VJデスク
- エポスカード:海外サポートデスク
- 学生専用ライフカード:LIFE DESKパリ
- 楽天プレミアムカード:楽天カードトラベルデスクパリ
- JCBカード W:JCBプラザ ラウンジ・パリ
レートがいい海外キャッシングを利用できる
クレジットカードをフランス旅行に持っていけば、海外キャッシングを利用できます。
海外キャッシングとは?
フランスのATMを利用し、現地通貨(ユーロ)を引き出せる制度。クレジットカード会社から一時的にお金を借りる状態となり、返済までの日数に応じて利息が発生します。
海外キャッシングでかかる手数料は、おもに利息とATM手数料の2つ。金利を18.0%とすると、10万円分を1ヵ月後に完済したときの手数料は、約1700円と計算できます。
海外キャッシングの手数料
- 利息:借入額(10万円)×金利(18%)÷365×30日=1480円
- ATM手数料:220円
キャッシング利用後に繰り上げ返済を利用すれば、利息はさらに節約できます。
両替で約2000~3000円の手数料がかかることを考えると、手数料を約半分近くに抑えることも十分に可能でしょう。
フランスでクレジットカードが使える場所と使えない場所

キャッシュレス化が進んでいるフランスとはいえ、利用シーンによってはクレジットカードが使えないこともあります。
使える場所 | 使えない場所 |
---|---|
|
|
ショッピングモールや観光施設では問題なくクレジットカードを使えますが、マルシェのように店舗を持たないお店では、クレジットカードを使えないことがほとんどです。
クレジットカード取扱店にはVisaなど国際ブランドのステッカーが貼ってあるため、ステッカーの有無で利用可否を判断するのもいいでしょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフランス情報
近年はマルシェでもクレジットカード決済可能なケースが増えていますが、なかには決済端末の操作に不慣れな人も。二重請求などのリスクやセキュリティ面を考えると、クレジットカードの利用は避けた方がいいかもしれません。
パリで人気のレンタル自転車velib’(ヴェリブ)はクレカ決済のみ

パリのレンタルサイクルvelib’(ヴェリブ)を利用するには、クレジットカードが必須です。
velib’(ヴェリブ)とは?
パリ市内や近郊で利用できる、自転車レンタルシステム。貸出・返却スポットは1700ヵ所以上、自転車は2万3000台あり、300mごとにステーションがある計算に。24時間年中無休で、気軽な移動手段として観光客からも人気を集めています。
各ステーションにはBorne(ボルヌ)と呼ばれる機械が設置されており、ICチップ付きのクレジットカードで支払いが可能です。
登録時に150ユーロのデポジットが課されますが、自転車を返却するとクレジットカードを通して返金されます。
登録料 | 1日 | 1.7ユーロ |
7日 | 8ユーロ | |
利用料 | 最初の30分 | 無料 |
30分ごと | 1ユーロ | |
デポジット | 150ユーロ(自転車の返却時に返金) |
有料の公衆トイレでは現金が必要になる
有料の公衆トイレを利用するときは、基本的に現金での支払いとなります。
料金は1~2ユーロ程度で、係員に現金を支払うか、ドア付近の硬貨入れにお金を入れることで利用可能となります。
また、パリ市内ではボックス型の「サニゼット」と呼ばれるトイレを目にしますが、サニゼットは無料で利用できるケースがほとんど。

ただし、故障中であることも多く、慣れていないと操作方法に戸惑うため、緊急時にはあまり向いていないでしょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフランス情報
パリ市内の駅のトイレでは、クレジットカードのタッチ決済に対応しているトイレも増えています。タッチ決済ならスムーズにトイレに入れるため、急いでいるときも安心ですね。
ライター実体験!フランス滞在中のクレジットカード体験談
ここからは、フランスに3回渡航歴のあるライターの実体験をふまえ、フランスにおけるクレジットカード事情を解説します。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフランス情報
持っていったクレジットカード:3枚
エポスカード(Visa)、楽天カード(Mastercard)、ANA JCB カード ZERO(JCB)
使えなかったカード:ANA JCB カード ZERO(JCB)
滞在したエリア:パリ、ヴェルサイユ、モン・サン=ミッシェル、ボルドー、リヨン、アヴィニョン、ニースなど
フランスのキャッシュレス事情は、「パリ」と「パリ以外」で大きく異なる印象です。
パリは世界的な観光都市ということもあり、小規模のお店でもクレジットカードを使えます。
一方、地方都市などに行くと個人経営のお店が多く、クレジットカードが使えないことも少なくありません。
クレジットカードを使えるお店でも、基本的に取り扱いはVisaとMastercardのみ。
JCBはパリでは使えることもありますが、パリ以外の都市では「あまり使えない」と考えた方がよさそうです。
小さな街ではクレジットカードが使えないことも
フランスの小さな都市に行くと、クレジットカードがあまり使えないこともあります。
たとえば、日本人にも人気の以下のような街では、あまりクレジットカードが普及していない印象を受けました。
クレジットカードがあまり使えない街
- アヴィニョン
- エクス・アン・プロヴァンス
- アルル
- カルカッソンヌ
- ルーアン
- シャルトル
こうした街は、そもそも大型のショッピング施設が少なく、ほとんどが小規模店舗です。
少し高級なレストランやおみやげ店などではクレジットカードを使えますが、そのほかのシーンではあまり使えないと考えたほうがいいでしょう。
クレジットカードの最低利用金額が決まっていることも
クレジットカードを取り扱っているお店でも、「〇ユーロ以上」と最低利用金額を定めていることがあります。
最低利用金額はお店によりさまざまですが、50ユーロや100ユーロなどに設定するケースが多いようです。
こうした条件は店員に聞かないとわからないため、クレジットカードのステッカーが貼ってあるお店でも会計前に確認しておくのがいいでしょう。
パリならJCBを使えるシーンも
「JCBカードはフランスではあまり使えない」と解説しましたが、パリならJCBを取り扱っているお店も少なくありません。
JCBを利用できるシーンとしては、おもに以下が挙げられます。基本的に「日本人観光客が多いお店なら、JCBを使える」と考えるといいでしょう。
JCBを使えるパリのお店
- ギャラリー・ラファイエットなどの大型デパート
- ルイ・ヴィトンなどのブランド店
- 各種免税店
- MONOPRIXなどの大手スーパー
- シャンゼリゼ通り周辺のみやげ店
パリの電車やバスは交通系ICカードのNavigo Easy(ナヴィゴイージー)で!
地下鉄・電車、バスでのキャッシュレス決済方法
- Navigo Easy(ナヴィゴイージー)
- クレジットカード
パリに滞在するなら、Navigo Easy(ナヴィゴイージー)を購入するのも選択肢のひとつ。
Navigo Easyは日本のSuicaのような交通系ICカードで、パリの地下鉄やバスなどにタッチひとつで乗車できます。
また、パリの地下鉄などはクレジットカード払いで切符を購入することも可能です。
地下鉄に数回乗る程度ならクレジットカード決済で問題ありませんが、10回以上乗るならNavigo Easyを購入したほうがお得です。
Navigo Easy(ナヴィゴイージー)が購入できる場所
Navigo Easyは、パリ市内にあるすべての駅のカウンターで購入できます。
ほかにも街中の提携店で購入することも可能ですが、調べる手間を考えると最寄りの駅に行くほうが早いでしょう。
Navigo Easyの購入には2ユーロかかりますが、10枚券(カルネ)を購入すれば4.15ユーロの割引を受けられます。
Navigo Easy利用時の運賃
- 1枚券:2.15ユーロ
- 10枚券:17.35ユーロ(4.15ユーロ割引)
Navigo Easyの有効期限は10年間。パリ市内の地下鉄やバスはもちろん、シャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港へのシャトルバスにも利用できます。
割引運賃が適用されるうえ、毎回切符購入の列に並ぶ時間を節約できるため、短期滞在でも購入する価値はあるでしょう。
Navigo Easyの購入やチャージは、クレジットカードでの決済も可能です。
電車や地下鉄の切符の購入はクレジットカード払いOK
パリ市内の電車や地下鉄の券売機には、クレジットカード決済端末が備えられています。
クレジットカード決済を希望するときは、支払い方法でクレジットカードを選択するだけ。
決済端末にクレジットカードを差し込み、4桁の暗証番号を入力すると、決済が完了となります。
ただし、券売機の決済端末は、タッチ決済に未対応です。
また、改札で直接クレジットカードをタッチして通過することもできません。
正規のタクシーならクレジットカードが使える
パリ市内を走る正規タクシーでは、基本的にクレジットカードが使えます。
最新の決済端末を導入しているタクシーなら、タッチ決済も可能です。
ただし、一部のタクシーではクレジットカード決済に対応しておらず、現金のみとなることもあります。
そのため、手持ちの現金がない場合などは、乗車前にクレジットカードの利用可否を確認しておくのが賢明です。
また、観光地などで「タクシー」と声をかけてくる場合、無許可で運営している白タクであるケースも少なくありません。
白タクに乗ると支払いなどでトラブルが起きやすいため、必ずTaxi G7のような正規のタクシーを利用しましょう。
パリの2階建て観光バスBIGBUS PARIS(ビッグバス・パリ)はクレカ決済

パリの人気観光地を巡るBIGBUS PARIS(ビッグバス・パリ)は、クレジットカードでの決済が可能です。
BIGBUS PARIS(ビッグバス・パリ)とは?
パリ市内の主要観光名所をめぐる、2階建てのオープントップバス。赤い車体が目印で、乗り降りは自由。約15分間隔で運航しており、一周の所要時間は約2時間15分。
BIGBUS PARISのチケットは、オペラ通りにあるインフォメーションセンターやバス車内で購入できます。
ただし、行列に並ぶ手間などを考えると、あらかじめ公式サイトで購入しておくのがおすすめです。
24時間乗り放題のチケットは45ユーロですが、オンライン購入なら10%オフの40.5ユーロに。出発の72時間前までなら無料で予約日を変更できるため、天気にあわせて乗車日を決めるのもいいでしょう。
使える決済方法
- Visa
- Mastercard
- JCB
- Discover
- Maestro(Mastercardのデビットカード)
- American Express
- Diners Club
- Union Pay
- PayPal
※出典:BIGBUS PARIS
フランス旅行に必要な費用は1日2~3万円程度
フランスの物価は、日本の約1.5〜2倍ほど。1日あたりの滞在費は、約2~3万円が目安となります。
特に外食費は高く、レストランでのディナーは最低でも20~30ユーロかかります。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフランス情報
フランスはとにかく食費が高く、滞在期間が長くなるほどお財布へのダメージが大きくなります。学生時代にフランスへ行ったときは、スーパーでサンドウィッチなどを買って食費を節約しました。食費を少しでも節約したいという人は、街中のピザやケバブなどをテイクアウトするのもおすすめです。
4泊6日のフランス旅行でかかる費用の例
4泊6日でフランス旅行する場合、約25~35万円が目安となります。
フランス旅行でかかる費用
- 往復航空券:約15~20万円
- ホテル代:約1~2万円(1泊あたり)
- 食費:3~5万円
- 交通費:約5000~1万円
- 観光地の入場料:約5000~1万円
航空券はシーズンにより価格が異なり、春から秋にかけて料金は高くなります。
冬は航空券も安くなりますが、パリでは気温がマイナスになることも多いため、防寒対策が欠かせません。
また、上記以外の費用として、おみやげやWi-Fiレンタル、オプショナルツアー代などが挙げられます。
特に、ブランド品などのショッピングを楽しみたいという人は、かなり余裕をもった予算が必要でしょう。
現金が必要になったら海外キャッシングがお得
フランス旅行にクレジットカードを持っていけば、海外キャッシングにより現地通貨のユーロをおろすことができます。
海外キャッシングには以下のようなメリットが多く、両替よりメリットが大きいといえます。
海外キャッシングのメリット
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 24時間いつでも利用できる
- ATMは比較的どこにでもある
- 大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは両替よりもレートが良い
海外キャッシングを利用すれば、両替よりも手数料を抑えられます。
手数料の比較
- 海外キャッシング:ATM手数料(約220円)+金利
- 両替:取引額の約2.0~3.0%
海外キャッシングの金利は年率18.0%ですが、1日あたりに換算すると約0.05%。1ヵ月後に返済すれば、約1.5%に抑えられます。
両替所のレートを比較したり、行列に並んだりといった手間も省けるため、フランスでの限られた時間を有効活用するには海外キャッシングがおすすめです。
24時間いつでも利用できる
海外キャッシングはATMを利用するため、24時間いつでもお金を引き出せます。
両替所のように、営業時間や土・日曜、祝日などを気にする必要はありません。
ただし、暗くなってから人通りの少ない場所でキャッシングを利用するのはやめましょう。
パリではスリなどの犯罪行為が多いため、できるだけ日中の明るい時間に利用することをおすすめします。
ATMは比較的どこにでもある
パリ市内を歩けば、ATMは比較的簡単に見つけることができます。
ATMのおもな設置場所
- 銀行
- デパートなどのショッピング施設
- 国鉄駅の中
- 観光名所周辺
なかでも安心なのが、銀行内にあるATMです。
セキュリティが常駐しているうえ、万が一トラブルがあってもすぐにスタッフを呼び出すことができます。
特にフランスのATMでは、クレジットカードがそのまま吸い込まれるケースも少なくありません。
いざというときのためにも、必ず周囲に相談できるカウンタ―があるかをチェックしておきましょう。
海外キャッシングに対応しているATMは、それぞれ以下のマークが目印となります。
海外キャッシングに対応しているATM

- Visa:Plus
- MasterCard、JCB:Cirrus
大金を持ち歩く必要がない
海外キャッシングは「必要なときに必要な分だけ」お金を引き出せるため、大金を持ち歩く必要がありません。
現金を必要最低限に抑えておけば、万が一のときでも被害を最小限に留めることができます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフランス情報
パリは観光客を狙ったスリが本当に多く、地下鉄や美術館など、さまざまな場所でスリ被害が出てます。日本のように、財布を後ろポケットに入れたり、混雑時にリュックを後ろにかけておくのはNG。財布はチャック付きのポケットにしまったり、ズボンとチェーンで繋いでおくと防犯対策になります。パスポートやクレジットカードなどの貴重品は、必ず服の内側に隠せるトラベルポーチなどに入れておきましょう。
クレジットカードを使うときの注意点
フランス旅行に欠かせないクレジットカードですが、必ずしもメリットだけではありません。
特に次の5点には、注意が必要です。
クレジットカードを使うときの注意点
- フランスでクレカを使うときは4桁の暗証番号が必須
- 支払いは現地通貨建て
- 支払い回数は選べない
- 必要に応じて限度額を上げておく
- 不正利用に注意する

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフランス情報
暗証番号や利用可能枠がわからないときは、できるだけ早めにクレジットカード会社に連絡しましょう。また、紛失などのトラブルに備え、フランスからの緊急連絡先も控えておくと安心です。
フランスでクレカを使うときは4桁の暗証番号が必須
フランスでクレジットカードを使うときは、4桁の暗証番号が必要です。
基本的に、スライド決済やサインで済ませることはできません。
4桁の暗証番号がわからないときは、出発前にクレジットカード会社に確認しておきましょう。
また、暗証番号を入力するときは、周囲に見られないよう手元をしっかり隠すことが大切です。
支払いは現地通貨建て
フランスでクレジットカードを利用すると、現地通貨建てと日本円建てを選べることがあります。
日本円建てのほうが安心感があるかもしれませんが、手数料がお得なのは現地通貨建て。
現地通貨建てなら国際ブランドが定める手数料(約2.0~3.0%)が課されるのに対し、日本円建てでは店舗が自由に定める手数料(約2.0~10.0%)が課されます。
海外キャッシングの際も現地通貨建てか日本円建てを選べることがあるため、必ず現地通貨建てを選ぶようにしましょう。
支払い回数は選べない
フランスを含め、海外でクレジットカードを利用するときは一括払いのみとなります。
分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどの指定はできません。
どうしても分割払いなどを利用したいときは、まずは一括払いで決済し、あとでクレジットカードのマイページやアプリから支払い方法を変更することが可能です。
必要に応じて限度額を上げておく
ブランド品など高額な買い物を予定している人は、必要に応じてクレジットカードの利用限度額を上げておきましょう。
利用限度額は、クレジットカードが郵送されたときの書類のほか、マイページやアプリなどで確認できます。
増額申請には次の2種類があり、一時的な増額なら最短即日での審査も可能です。
増額申請は2種類
- 一時的な増額:該当月のみ増額可能。最短即日審査
- 継続的な増額:増額がずっと適用される。審査は1週間~10日ほど
不正利用に注意する
フランスでクレジットカードを利用するときは、不正利用にも注意が必要です。
特に多いのが、カード情報を盗んでクローンカードを作成するスキミング。こうした被害を防ぐには、次のような防犯対策が効果的です。
フランスでのクレジットカード利用で気を付けること
- クレジットカードを店の奥に持っていかせない
- 暗証番号入力時は手元を隠す
- 海外キャッシング利用時は、カード差込口に不審物がないかチェックする
当記事で紹介したナンバーレスのクレジットカードなら、カード情報を盗み見されることがありません。
また、タッチ決済なら店員にクレジットカードを渡す必要がなく、セキュリティを確保しやすいといえます。
さいごに...
この記事のまとめ
フランス旅行に向けてクレジットカードを発行するなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2択。
磁気不良などのトラブルに備え、異なる国際ブランドのクレジットカードを最低でも2枚は持っていくことをおすすめします。
たとえば、当記事で紹介した年会費無料のクレジットカードをそろえれば、異なる国際ブランドに対応できます。
フランスに持参するクレジットカードの組み合わせパターン(一例)
- パターン1:三井住友カード(NL)(Mastercard)+エポスカード(Visa)+JCBカード W(JCB)
- パターン2:三井住友カード(NL)(Visa)+JCBカード W(JCB)
- 学生なら:三井住友カード(NL)(Visa)+学生専用ライフカード(Mastercard)+JCBカード W(JCB)
いずれも年会費永年無料のため、帰国後も年会費が負担になることはありません。
海外旅行保険が付帯したり、入会キャンペーンを利用できたりといったメリットを考えれば、発行するだけでもかなりのお得が手に入ります。
年会費無料のクレジットカードでも
- 海外旅行保険が付帯する
- お得な海外キャッシングを利用できる
- サポートデスクを利用できる
- 入会キャンペーンを受けられる
目的や用途に合わせて自分にぴったりのクレジットカードを選び、フランス旅行での快適を手に入れましょう。
監修者

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
フランスで普及率が高いVisaブランドなら