
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
経済成長の著しいインドでは、近年急激なキャッシュレス化が進んでいます。
特に、デリーやムンバイなどの大都市では、クレジットカードを使えるお店がほとんどです。
そのため、日本人観光客としてもクレジットカードは必須アイテムです。
インド旅行でクレカは使える?
- インドは現金主義からキャッシュレス社会に変わってきている
- Visa・Mastercardを使えるお店が多い
- 事前の電子観光ビザ e-VISAの支払いでクレカが必要
インドで広く流通している国際ブランドは、VisaとMastercardの2つ。日本発祥の国際ブランドJCBやアメックスは、観光地エリアを除きあまり普及していません。
予期せぬトラブルや磁気不良などに備え、インド旅行には最低でも2枚はクレジットカードを持っていくことをおすすめします。

年会費無料のクレジットカードなら、インド旅行後に使わなくなってもコストがかかることはありません。
また、クレジットカードが2枚以上あれば、海外旅行保険の一部項目を合算できます。
各カードの特徴や国際ブランドを比較し、インド旅行中のお得&安心につながる組み合わせをみつけてください。
完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい |
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海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高い |
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最高100万円のショッピングガード保険が付帯 |
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インドで利用した金額の4.0%をキャッシュバック |
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プライオリティ・パスを無料で発行できる |
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この記事はこんな内容です
インドはキャッシュレス化が急速に発展中!クレカと現金の使い分けがポイント
- 電子観光ビザ e-VISAの支払いでクレカが必要
- 国際ブランドはVisa、Mastercardが便利
- インドの交通機関は現金払いが基本
- クレジットカードのスキミングに注意
目次
インド旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
インド旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。
インド旅行におすすめのクレジットカード
楽天プレミアムカード以外は年会費無料で、コストは一切かかりません。
異なる国際ブランドのクレジットカードを2枚以上組み合わせることで、よりカード決済の幅を広げることができます。
三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険
インド旅行に便利な特典
- セキュリティ性が高い「完全ナンバーレス」
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 国際ブランドはVisa/Mastercard
三井住友カード(NL)は、券面にカード情報が印字されない完全ナンバーレスが特徴です。
他人にカード情報を盗み見されることがなく、インド旅行中のセキュリティを重視する人におすすめです。
カード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)は、スマートフォンのV Passアプリからいつでも確認できます。
アプリ内で「利用通知サービス」をオンにしておけば、不正利用にあっても早期発見しやすいでしょう。
また、三井住友カード(NL)には最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。
事前に旅費の決済が必要な「利用付帯」ではあるものの、年会費無料のクレジットカードとしては充実の補償額といえます。
三井住友カード(NL)で選択できる国際ブランドは、VisaとMastercardの2種類。いずれもインド国内のクレジットカード取扱店では普及率が高く、インド旅行のメインカードにもぴったりです。
三井住友カード(NL)

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
発行スピード | 最短10秒/即発24時間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯
インド旅行に便利な特典
- 最高3000万円と高額な海外旅行保険が付帯
- ショッピング枠を一時的に増額できる
- OIOIの店舗で即日受取可能
「海外旅行の定番」ともいわれるエポスカードは、最高3000万円の海外旅行保険が付帯するのが特徴です。
一般的に、年会費無料のクレジットカードに付帯する海外旅行保険は、1000~2000万円を上限とすることがほとんどです。
そんななか、エポスカードは最高3000万円と補償額がトップクラスで、インド旅行中のアクシデントにもしっかり備えることができます。
さらに、最高270万円の疾病治療費用も付帯するため、食あたりやケガなどもしっかりカバーできるでしょう。
エポスカード | 一般的な年会費無料のクレジットカード | |
---|---|---|
傷害死亡・後遺傷害 | 最高3000万円 | 最高1000~2000万円 |
疾病治療費用 | 最高270万円 | 最高50~100万円 |
また、エポスカードでは利用枠を一時的に増額できます。
増額後の利用枠は以下のいずれかで、航空券や宿泊費などの高額決済にも柔軟に対応できます。
エポスカードの一時増額可能枠
- 現在の利用可能枠の2倍
- 現在の利用可能枠+100万円
さらに、丸井グループが発行するエポスカードは、OIOIの店舗なら最短即日中にカードを受け取れます。
「すぐにクレジットカードがほしい」という人は、申込時に受取方法としてOIOIの店舗を指定することで、出発直前でのカード発行が可能です。
エポスカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | × |
ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント
JCBカード W│最高100万円のショッピングガード保険が付帯
インド旅行に便利な特典
- 最高100万円のショッピングガード保険が付帯
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- インドでの利用分もOki Dokiポイント2倍
JCBカード Wは18~39歳のみが発行できる年会費無料のJCBプロパーカードで、若年層向けのお得な優待サービスが充実しています。
なかでも、ポイント還元率が1.0%と高く、通常のJCBカードに比べると2倍のスピードでOki Dokiポイントが貯まります。
さらに、最高100万円のショッピングガード保険が付帯するのが特徴です。
ショッピングガード保険とは、JCBカード Wで購入した品物が90日間以内に盗難・破損した場合に、損害を補償してもらえる制度。
インド旅行中にブランド品や高額なおみやげなどを購入する人は、JCBカード Wを使うことで安心して買い物を楽しめるでしょう。
また、JCBカード Wには最高2000万円の海外旅行傷害保険も付帯します。
JCBブランドはインドでの普及率が低いものの、こうした「特典用」としてインド旅行に持っていくのも選択肢のひとつです。
40歳以降も年会費無料で継続利用できるため、対象年齢内に忘れずに発行しておきたい一枚といえます。
JCB カード W

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1.0% |
---|---|
年会費 | 無料 ※1 |
発行スピード | 最短5分発行 ※2 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 利用付帯 |
国内旅行保険 | なし |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Amazon.co.jp利用で最大1万2000円のキャッシュバック(Amazon.co.jpで利用した金額の20%をキャッシュバック) - 新規入会キャンペーン(2025年3月31日まで)
・MyJCBログイン&Apple Pay/Google Pay/MyJCB Payの利用で最大3000円のキャッシュバック(利用金額の20%をキャッシュバック) - 家族カード入会&家族カードでのMyJCBログインで最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年3月31日まで)
- お友逹紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1500円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
学生専用ライフカード│海外利用総額の4.0%をキャッシュバック
インド旅行に便利な特典
- インドで利用した金額の4.0%をキャッシュバック
- 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
- Visa、Mastercard、JCBから選べる
学生旅行や卒業旅行でインドへ行くなら、学生専用ライフカードがおすすめ。
学生専用ライフカードは、インドをはじめ海外で利用すると、利用総額の4.0%がキャッシュバックされるのが特徴です。
事前エントリーが必要、年間最大10万円などの条件はありますが、決済額が実質4.0%オフになるのは大きなメリットでしょう。
また、学生専用ライフカードには、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯します。
クレジットカードを持っているだけで自動的に保険適用となり、事前に旅費を決済する必要はありません。
選択できる国際ブランドは3種類(Visa、Mastercard、JCB)と豊富なため、ほかのクレジットカードと組み合わせやすいのもメリットです。
学生専用ライフカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | - |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
楽天プレミアムカード│プライオリティ・パスが無料付帯
インド旅行で使える特典
- プライオリティ・パスを無料で付帯する
- 最高5000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 国内空港ラウンジも利用できる
楽天プレミアムカードは、プライオリティ・パスが無料で付帯するのが特徴です。
プライオリティ・パスとは?
世界145カ国、1500カ所以上に展開する会員制の空港ラウンジサービス。軽食やアルコールなどのドリンクのほか、スパや仮眠室が用意されていることも。
プライオリティ・パスに自分で申し込むと、最低でも99米ドルの年会費がかかります。
楽天プレミアムカードの年会費は1万1000円ですが、これだけでもカード年会費の元を取ることができます。
さらに、日本国内の空港ラウンジも利用できるため、長時間のフライトに備えてしっかりと疲れを癒せるでしょう。
なお、楽天プレミアムカードには最高5000万円の海外旅行保険が付帯します。
以下の2項目は一部利用付帯となるため、出発空港までの交通費などを楽天プレミアムカードで決済し、補償額を引き上げておくことをおすすめします。
楽天プレミアムカードの海外旅行保険
- 傷害死亡・後遺障害:最高 5000 万円(自動付帯4000 万円、利用付帯1000 万円)
- 携行品損害:50 万円(自動付帯30 万円、利用付帯20 万円)
楽天プレミアムカード

基本スペック
ポイント還元率(通常時) | 1% |
---|---|
年会費 | 11,000円 |
発行スピード | 1週間〜10日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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海外旅行保険 | 自動付帯 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
家族カード | ○ |
ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&利用で5000ポイント進呈
インドでもクレジットカードは使える!
近年、インドでは政府主導でキャッシュレス推進策が進められており、クレジットカードを使えるお店が急速に増えています。
とはいえ、地方部ではまだ現金主義が根強く、「すべてクレジットカードで」とはいきません。
お店や地域によって、現金とクレジットカードを使い分けるのが理想的です。
インドのクレジットカード事情
- インドでクレジットカードが使える場所・使えない場所
- Visa・Mastercardが使える店が多い
インドでクレジットカードが使える場所・使えない場所
インドでクレジットカードが使える場所・使えない場所をまとめると、以下のとおり。
都市部やチェーン店ではクレジットカードを使えることが多いですが、地方や個人経営店ではまだまだ現金払いが主流です。
使える場所 | 使えない場所 |
---|---|
|
|
インドでクレジットカードを使うときはスキミングに注意が必要です。
大型のチェーン店などでは比較的安心して使えますが、個人店ではセキュリティが十分かよく考える必要があるでしょう。
少しでも「このお店大丈夫かな?」と感じたら、現金で支払うのが確実です。
Visa・Mastercardが使える店が多い
インド旅行にクレジットカードを持っていくなら、国際ブランドはVisaかMastercardのいずれかにしましょう。
インド国内における国際ブランドのシェアは以下のとおりで、VisaとMastercardだけで全体の7割を占めます。
国際ブランド | シェア率 | |
---|---|---|
1位 | Visa | 48% |
2位 | Mastercard | 28% |
3位 | RuPay | 22% |
4位 | American Express | 1% |
日本発祥の国際ブランドであるJCBは、インドではほとんど流通していません。
日本人観光客の多いエリアでは取扱店もありますが、基本的には「特典用」と考えるべきでしょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのインド情報
RuPayとは、インド決済公社(NPCI)が管理する国際ブランドのこと。インド政府は、現金管理コストの削減、不正利用の撲滅などを目的として、キャッシュレス化を急速に推し進めています。とはいえ、お店や国民には現金主義が根強く、日本人観光客としても現金とクレカの使い分けが必要です。
インド旅行にクレジットカードが必須な理由
現金主義が根強いインドとはいえ、日本人観光客にとってクレジットカードは必須アイテムです。
特に次の3つのシーンでは、クレジットカードがないことで旅程が狂ったり、大きく損してしまうことになります。
インド旅行にクレジットカードが必須な理由
- ホテルではデポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
- 事前の電子観光ビザ e-VISAの支払いでクレカが必要
ホテルではデポジットとしてクレカの提示が必要
インドのホテルに宿泊するときは、チェックイン時にデポジットが必要です。
デポジットとは
ホテルに一時的に預ける保証金のことです。万が一破損や盗難があったときに、デポジット額から費用が清算されます。何も問題なければ、チェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。
デポジットの金額は、宿泊費1~2泊分が目安になります。
実際にデポジットを支払うケースもあれば、クレジットカードの提示だけでデポジットとみなされるケースもあります。
デポジットの支払いが必要なときにクレジットカードを持っていないと、以下のようにさまざまな不便が生じてしまいます。
デポジットを現金で支払うデメリット
- 多額の現金を用意しなければならない
- 手元の現金が少なくなってしまう
- チェックアウト時に多額の現金が戻ってきて使いきれない(帰国直前など)
ただし、バックパッカーが泊まるような安宿では、デポジットは不要なケースがほとんどです。
星付きの高級ホテルなどに宿泊するときは、「クレジットカードが絶対に必要」と覚えておきましょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのインド情報
ホテルによっては、デポジットの支払いはクレジットカードのみ、デポジットが払えなければ宿泊お断りとなるケースもあります。インドをはじめ海外では、クレジットカードは身分証や支払い能力の証明にもなります。
現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
インド旅行中にクレジットカードを利用すれば、現金を両替するより手数料を安く抑えられます。
クレジットカードの海外事務手数料は、一般的に約1.6~2.2%です。
一方、両替の手数料は約2.0~3.0%、レートの悪い両替所だと5.0~10.0%となります。
わずか数%の違いですが、インド旅行中の出費が増えるほど、手数料にも大きな差が生まれます。
5万円利用時 | 10万円利用時 | |
---|---|---|
クレジットカード決済(約1.6~2.2%) | 約800~1100円 | 約1600~2200円 |
両替(約2.0~3.0%) | 約1000~1500円 | 約2000~3000円 |
両替(約5.0~10.0%) | 約2500~5000円 | 約5000~1万円 |
悪質な両替所を選んでしまうと、高額なレートが適用されたり、換金額をごまかされたりするかもしれません。
また、両替所をあれこれ比較すると、それだけでも多くの時間と労力がかかります。
どこで使っても手数料を安くできるのは、クレジットカードならではのメリットです。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのインド情報
特にインド到着直後は、不慣れなインドルピーの扱いに苦労するもの。クレジットカードを使えば紙幣や硬貨を間違えることもなく、会計がスマートになります。
事前の電子観光ビザ e-VISAの支払いでクレカが必要
インドへ入国するには、次のいずれかのビザが必要です。
観光ビザは2種類
- 電子観光ビザ e-VISA:事前にオンライン申請
- ビザ・オン・アライバル(Visa on arrival):インドの到着空港で申請
かつてはビザの事前取得が必須でしたが、2016年から次の条件を満たす場合に限り、空港到着時のビザ取得が可能となりました。
ビザ・オン・アライバルの取得条件
- 観光・商用などを目的とすること
- インド国内に住所および職業を有さないこと
- パスポートの残存有効期間が6ヵ月以上あること
- 滞在期間が最長60日を超えないこと
- 指定の6空港に到着すること(デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、ベンガルール、ハイデラバード)
ただし、ビザ・オン・アライバルは英語でのコミュニケーションが必要なうえ、取得までにかなり時間がかかることもあります。
インド到着後にスムーズに入国するためにも、あらかじめ電子観光ビザ e-VISAを取得しておくのが賢明でしょう。
電子観光ビザ e-VISAの手数料は60米ドルで、決済方法はクレジットカードまたはデビットカードのみです。
インド入国の4日以上前までに申請する必要があるため、航空券を購入したら早めに申請しておくと確実です。
インド旅行にクレカを持っていくメリット
インド旅行にクレジットカードを持っていけば、次のようにさまざまなメリットがあります。
インド旅行にクレカを持っていくメリット
- 海外旅行保険が付帯している
- クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
- インドでは多くの店でクレジットカード払いができる
- 海外キャッシングが利用できる
クレジットカードによって付いている特典や付帯するサービスが異なるので、申し込む前に自分がほしい特典などが付いているかを調べておきましょう。
海外旅行保険が付帯している
クレジットカードには、海外旅行保険が無料付帯するのが一般的です。
自分で海外旅行保険に申し込むと、保険料の目安は1週間で2000~3000円が目安(1人あたり)ですが、クレジットカードがあればコストを一切かけずにインド滞在中のアクシデントに備えることができます。
特に、インド旅行で重視したいのが「疾病治療費用」の項目です。
インドでは水や食事などにより「食あたり」を起こすケースが少なくありません。
エポスカード(疾病治療費用:270万円)のように疾病治療費用が充実したクレジットカードなら、いざというときに安心感につながります。
クレジットカードの海外旅行保険は「利用付帯」と「自動付帯」の2つにわかれます。
利用付帯の場合、航空券やツアー代金、日本国内での交通費などをあらかじめカード決済する必要があります。
適用条件 | 該当のクレカ | |
---|---|---|
利用付帯 | 事前に旅費の一部(航空券や交通費など)をカード決済していることで適用 | ・三井住友カード(NL) ・エポスカード ・JCBカード W |
自動付帯 | クレジットカードを持っているだけで自動的に適用 | ・学生専用ライフカード ・楽天プレミアムカード(一部利用付帯) |
クレジットカードを2枚以上持っていると、「傷害死亡・後遺傷害」を除く項目の補償額を合算できます。
たとえば、エポスカードと三井住友カード(NL)の2枚持ちの場合、それぞれ次のとおり補償額をアップできます。
エポスカード | 三井住友カード(NL) | 合計 | |
---|---|---|---|
傷害治療費用 | 200万円 | 50万円 | 250万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 50万円 | 320万円 |
賠償責任 | 3000万円 | 2000万円 | 5000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 100万円 | 200万円 |
携行品損害 | 20万円 | 15万円 | 35万円 |
学生専用ライフカード

お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
クレジットカードがあれば、インド旅行中にさまざまな優待特典を利用できます。
インド旅行で活用できるクレジットカード特典
- サポートデスク
- レンタルWi-Fi、レンタルスーツケースの優待割引
- 手荷物宅配サービスの割引
- 海外利用でのポイントアップサービス
- 空港ラウンジ(ゴールドカード以上)
なかでも、海外旅行初心者におすすめなのがサポートデスクです。
インド国内には実際に立ち寄れるデスクこそ少ないものの、国際電話により総合的なサポートを受けられます。
英語が苦手な人はもちろん、英語が得意でもインドアクセントに慣れていない人にとっては、日本語で相談できるサポートデスクは心強い味方になるでしょう。
インドでは多くの店でクレジットカード払いができる
インドでは急速なキャッシュレス化が進んでおり、特に都市部では多くのお店でクレジットカード払いができます。
「クレジットカードを使えるお店はクレジットカードで」という姿勢でいれば、手数料も最大限節約できるでしょう。
クレジットカードを使えるお店には、店頭やレジ周辺などに国際ブランドのマークが掲示されています。
たとえば「おみやげをJCBカードで買いたい」というときは、JCBマークを目印におみやげ店を選ぶのも選択肢のひとつです。
海外キャッシングが利用できる
インド旅行にクレジットカードを持っていけば、現地のATMで海外キャッシングを利用できます。
海外キャッシングとは?
インドのATMを利用し、現地通貨(インドルピー)を引き出せる制度。クレジットカード会社から一時的にお金を借りる状態となり、返済までの日数に応じて利息が発生する。
海外キャッシングは両替に比べて手数料が安いうえ、24時間いつでも利用できます。
大金を持ち歩く必要がないことから、インド滞在中の防犯対策としても効果的です。
インドの交通機関は現金払いが基本
インド旅行中に公共交通機関を利用する場合は、現金払いが基本です。
一部クレジットカード決済を導入している会社もありますが、日本発行のクレジットカードは不可とするケースがほとんどです。
インド国内の交通機関
- ローカルバス
- 長距離バス
- タクシー
ローカルバスの支払いは現金払い
各都市のローカルバスを利用する場合、支払いは現金のみです。
一部の地域ではローカルバスでもタッチ決済が進められていますが、専用のアプリが必要だったり指定の決済サービスへの登録が必要だったりと、短期旅行者にとってあまり現実的ではありません。
インドのローカルバスの運賃は、初乗りで10~20ルピー(約20~40円)程度です。
高額な紙幣だと断られる可能性が高いため、事前に細かい硬貨を用意しておくのがスマートです。
長距離バスはクレジットカードでチケット購入ができる
インドで長距離バスを利用するときは、長距離バス予約サイトが便利です。
予約サイトならバスターミナルの窓口に並ぶ必要がないうえ、事前にチケットを確保することでスケジュールを組み立てやすくなります。
代表的な長距離バス予約サイトは、次の3つ。バスターミナルの窓口で購入するよりチケットが安くなることもあり、旅費の節約にもつながります。
何度も長距離バスを利用する方は、専用のアプリをダウンロードするのもよいでしょう。
インド旅行に便利な長距離バス予約サイト
- Travelyaari
- Redbus
- Makemytrip
タクシーを利用するときはUberで!
インド旅行中にタクシーを利用するなら、配車アプリのUberを利用しましょう。
Uberならアプリ上でクレジットカード決済が可能なうえ、次のようなメリットがあります。
Uberのメリット
- 事前に運賃の目安がわかる
- おみやげ屋などに連れていかれるリスクが低い
- アプリから簡単にタクシーを呼べる(現在地と目的地を入力するだけ)
街中のタクシーでは、メーターの細工によるぼったくり被害が多数発生しています。
特に白タクによる被害はあとを絶たず、在インド日本国大使館からも注意喚起がなされるほどです。
在インド日本国大使館からの注意喚起
空港、鉄道駅、バスターミナルからタクシーやバス、リキシャを利用する邦人旅行者が色々な被害にあっています。空港で声をかけてくるタクシー等には絶対乗らないようにして下さい。
※引用:在インド日本国大使館「~インドを旅行される皆様へ~」
違う行き先に無理やり連れていかれたり、タクシー運転手とグルのおみやげ屋に連れていかれたりといった被害に遭わないためにも、より安全性の高いUberを活用しましょう。
インドで普及率が高いVisa・Mastercardを選べる
三井住友カード(NL)

お得なキャンペーン
- 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5000円分
プレゼント
(学生は最大6000円分)・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
インドの現金事情│物価は日本の1/2程度
一般的に、インドの物価は日本の2分の1程度とされています。
しかし、インドでは近年の経済成長とともに物価も高騰しており、都市部と地方で物価にも大きな差が出ています。
観光客が多いエリアでは物価も高い傾向にあるため、旅費を抑えたい方はローカルなお店を利用するのもおすすめです。
インドの通貨は「ルピー」
インドの通貨単位は「インドルピー」。下記の7種類の紙幣にくわえ、4種類(1、2、5、10ルピー)の硬貨が流通しています。
インドの紙幣
- 500ルピー
- 200ルピー
- 100ルピー
- 50ルピー
- 20ルピー
- 10ルピー
- 5ルピー
かつては1000ルピーや2000ルピーの紙幣も存在しましたが、偽札防止などの観点から廃止されました。
現在は使えないため、悪質なお店などで渡されても受け取らないようにしましょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのインド情報
インドでお釣りを受け取るときは、その場で「破れている紙幣がないか」チェックしましょう。破れた紙幣をそのまま受け取ると、ほかのお店で使おうとしても断られる可能性が高いです。特に、200ルピーや500ルピー紙幣は要注意。インド人でも破れた紙幣の取り扱いに困る人が多く、外国人観光客は格好のターゲットになってしまいます。
1日に必要な費用は5000円~1万円程度
インド滞在中の費用は、1日あたり約5000円~1万円が目安です。
たとえば、4泊5日のインド旅行で航空券が15万円の場合、トータルの費用は1人あたり18~25万円程度となります。
旅費の目安
- 宿泊費:3000~8000円
- 朝食:100~200円
- 昼食:200~400円
- 夕食:200~1000円
- 観光:1000~3000円
- 交通費:20~100円
食費はレストランによりさまざまで、イタリアンや日本食などは1食あたり1000円以上と高額になります。
できるだけ食費を節約したい人は、インド人が集まるローカルレストランを利用するとよいでしょう。
現地通貨が必要になったら海外キャッシングがお得
インド旅行にクレジットカードを持っていけば、現地のATMで海外キャッシングを利用できます。
海外キャッシングは両替より手数料が安く、インド滞在中のセキュリティ対策にも役立ちます。
海外キャッシングのメリット
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは両替よりもレートが良い
クレジットカードの海外キャッシングを利用すれば、両替よりも手数料を節約できます。
海外キャッシングの金利は年率18.0%で、1日あたり約0.05%。1ヶ月後に返済すれば、利用金額の約1.5%となります。
一方、両替所では取引額の約2.0~3.0%、レートの悪い両替所だと取引額の約5.0~10.0%となり、それだけでもかなり損してしまうことになります。
手数料の比較
- 海外キャッシング:金利(1日あたり約0.05%)+ATM手数料(約110~220円)
- 両替:取引額の約2.0~10.0%
クレジットカードによっては「繰り上げ返済」が可能で、借入期間が短くなることで利息をさらに節約できます。
オンラインバンキングなどを活用すれば、インド滞在中に繰り上げ返済することも十分に可能です。
大金を持ち歩く必要がない
海外キャッシングは、ATMさえあれば24時間いつでも利用できます。
つまり、必要なときに必要な分だけ引き出せるため、大金を持ち歩く必要はありません。
インドをはじめ海外では、大金を持ち歩くとそれだけリスクが高くなり、精神的にもソワソワしてしまうものです。
手持ちの現金が少なければ、万が一のときでも被害を最小限に留めることができ、セキュリティ対策にもつながります。
両替所は詐欺の危険もあるから要注意!
街中の両替所では、外国人観光客を狙った詐欺被害に注意が必要です。
特に多いのは、換金額をごまかすケース。お金を受け取った時点で金額を確認すれば回避できますが、一度でも窓口から離れてしまうと返金には応じてもらえません。
また、悪質な両替所だと偽札をつかまされてしまうリスクもあります。
ほかにも、次のような紙幣はインドでは効力を持たないため、受取時にチェックするのが鉄則です。
注意すべきインドの紙幣
- 偽札(ガンジーが逆を向いているなど)
- お札の一部が破れている
- お札に穴が開いている
- 紙幣としてかなりくたびれている(ペナペナ、クシャクシャなど)

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのインド情報
日本だと多少紙幣が破れていても問題なく使えますが、インドではそれだけで紙幣がただの紙切れになってしまいます。外国人観光客はこうした紙幣を渡されることが多いため、その場で交換を要求することが肝心です。
インドのATMの使い方
海外キャッシングなら、インドのATMからいつでも現地通貨(ルピー)を引き出せます。
ATMの操作には、4桁の暗証番号が必須です。
暗証番号がわからない人は、あらかじめクレジットカード会社に問い合わせましょう。
インドのATMを使う都きの注意点
- 銀行内のATMを使うのが安全
- ATM付近でのスリやひったくりに注意!
銀行内のATMを使うのが安全
セキュリティを重視する方は、銀行内のATMを利用するのが賢明です。
インドでは、ショッピングモールや観光施設周辺などさまざまな場所でATMを見つけられますが、銀行には次のようなメリットがあります。
銀行ATMが安全な理由
- セキュリティガードが常駐している(スキマーが取り付けられている可能性が低い)
- トラブル時にはすぐにスタッフを呼べる
- 最新のATMが設置されていることが多い
ただし、インドの銀行の営業時間は10~14時が一般的です。
営業時間外だとスタッフなどを呼び出せないため、時間に制約がある点には注意が必要です。
現金の引き出し方法
インドのATMで海外キャッシングを利用する手順は、以下のとおりです。
基本的な流れさえ覚えておけば、海外旅行初心者や英語が苦手な人でも、操作は難しくありません。
ATMでの現金の引き出し方法
- ATMにクレジットカードを入れる
- 言語(英語 ENGLISH)を選択をする
- クレジットカードの暗証番号(PIN)を入力する
- WITHDRAWAL AMOUNT(引き出し金額を入力する)を選択
- Current(当座預金口座)/Saving(普通預金口座)を選択する
- 引き出す金額を入力する
- 現金とクレジットカードを取る
海外キャッシングに対応しているATMには、Visaならplus、MastercardやJCBならCirrusのマークが貼ってあります。
古いATMだとそもそも海外キャッシングに対応していない可能性もあるため、操作前にステッカーの有無を確認しておきましょう。
ATM付近でのスリやひったくりに注意!
インドでは、ATM利用者を狙ったスリやひったくりが少なくありません。
特に外国人観光客だと、土地勘がないことなどからターゲットになりやすいといえます。
スリやひったくりに遭わないためには、次の対策が効果的です。
前提として、暗くなってからのATM利用は避けましょう。
スリやひったくりに遭わないための対策
- 日中の明るい時間にATMを利用する
- 引き出した現金は、すぐに貴重品ポケットなどにしまう
- ホテル周辺のATMを使う
- ATM利用後はすぐにホテルに帰る

30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのインド情報
ATMから後をつけられ、混雑した通りやバス車内などでスリに遭うケースが多いようです。後ろから不審者がついてきていると感じたら、近くのお店などに入って様子を見るのも効果的です。
クレジットカードを使うときの注意点
インド旅行に欠かせないクレジットカードですが、次の5点には注意が必要です。
インドでクレジットカードを使うときの注意点
- 支払いは現地通貨(ルピー)建て
- カード決済手数料は利用者負担が多い
- 支払い回数は選べない
- スキミングに注意
- 値段の打ち間違いなどの人的ミスもある
支払いは現地通貨(ルピー)建て
インドでクレジットカードを利用すると、現地通貨(INR)建てか日本円(JPY)建てかを選択できることがあります。
それぞれのメリット・デメリットは次のとおりで、手数料を節約するなら現地通貨建て(INR)一択です。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
現地通貨(INR)建て | 手数料が安い(1.6~2.2%) | 請求額が確定するまで日数がかかる |
日本円(JPY)建て | その場で請求額が確定する | 手数料が高い(2.0~10.0%) |
現地通貨建てでは、国際ブランドやカード会社が定める手数料(約1.6~2.2%)が適用され、どの店舗で使ってもレートは変わりません。
一方、日本円建ては各店舗が自由にレートを設定でき、高いと約10.0%も手数料がかかります。
店員に支払方法を聞かれたときは、迷わず「イン ルピース プリーズ(In rupees please)」と答えましょう。
カード決済手数料は利用者負担が多い
インドでは、カード決済手数料を利用者負担とするのが一般的です。
手数料の目安は料金の約2.0~3.0%が目安で、たとえば100ルピーの商品をクレジットカード決済すると、102~103ルピーが決済されることがあります。
日本ではカード決済手数料は店側負担が原則ですが、インドでは利用者に請求しても問題ありません。
手数料が発生する場合は基本的に店員から説明がありますが、不安な人はあらかじめ利用条件を確認しておくとよいでしょう。
支払い回数は選べない
インドでクレジットカードを利用するときは、支払い回数は選択できません。
基本的に一括(一回払い)のみとなり、翌月以降の指定日に請求されます。
例外として、リボ払い専用のクレジットカードでは、インドでの利用分も自動的にリボ払いとなります。
また、インドで一括払いしても、あとでクレジットカードのマイページやアプリから支払い方法を変更できることもあります。
スキミングに注意
インドでクレジットカードを利用するときは、スキミングに注意が必要です。
特に多いのが、店員にクレジットカードを渡したら店の奥に持っていかれたというケース。
スキマーと呼ばれる専用機器でカード情報を盗まれると、自分の知らないところでカードが悪用されてしまいます。
スキミングの被害に遭わないためには、次のような対策が効果的です。
スキミングの対処法
- タッチ決済を利用する(店員にクレカを渡さなくて済む)
- ATMのカード差込口に不審物がないかチェックする
- 暗証番号入力時は手元を隠す
万が一クレジットカードが不正利用された場合には、カード会社から補償を受けられる可能性があります。
申請期間は60日以内とすることが多いため、利用明細を定期的にチェックすることが大切です。
値段の打ち間違いなどの人的ミスもある
インドでの買い物にクレジットカードを利用すると、人的ミスにより高額請求されることがあります。
特に多いのは、桁を一つ多く請求されるケース。たとえ店員に悪意はなくても、本来は100ルピーのところ1000ルピー請求されたりといった可能性があります。
こうした被害を防ぐには、その場でレシートを確認するのが鉄則です。
また、アプリなどで利用通知設定をオンにしておけば、多額の請求も早期発見しやすいでしょう。
さいごに...
この記事のまとめ
インドでは近年キャッシュレス化が進んでおり、日本人観光客としてもクレジットカードが必須です。
インド旅行にクレジットカードを持っていけば、次のようにさまざまなメリットが生まれます。
クレジットカードのメリット
- ホテルのデポジット、電子観光ビザ e-VISAの申請に必須
- 海外旅行保険が付帯する
- 両替より手数料が安い
- 旅行関連の優待特典を利用できる
- ATMで海外キャッシングを利用できる
インド旅行中の買いものにクレジットカードを使うなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2択です。
普及率の低いJCBやアメックスは、あくまで特典用のサブカードとして持っていくのが現実的です。
また、異なる国際ブランドのクレジットカードを2枚以上持つことで、より決済の幅が広がります。
当記事で紹介したクレジットカードの国際ブランド、メリットなどを比較し、良くも悪くも「サプライズだらけ」のインド旅行に備えてください。
監修者

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当
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