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更新

ネパール旅行におすすめのクレカ5選│まだ現金が主流だが、クレカ決済も普及

監修者紹介:飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)

飯田道子監修

世界最高峰のエベレストを、間近に望むことができるネパール

登山やトレッキングを目的に世界中から観光客が集まる国ですが、クレジットカードなどキャッシュレス決済の普及率はそれほど高くありません。

しかし、快適&お得にネパール旅行を楽しむなら、クレジットカードはマストアイテムです。

クレジットカードがあることで、おもに次の3つのメリットが手に入ります。

ネパール旅行にクレカは必要?

  • ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
  • ネパールでは現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
  • クレカがあればネパールで海外キャッシングができる

ネパールの首都カトマンズなどの都市部では、カード決済や非接触型決済(○○Payなど)に対応しているお店も増えています。

こうしたお店でクレジットカードを活用すれば、日本円をネパールルビーに両替するよりもはるかに手数料を節約できるでしょう。

ネパール旅行におすすめのクレジットカードは、上記5枚です。

VisaやMastercardならほとんどのクレジットカード取扱店で使えますが、JCBやAmerican Expressはあまり使えません。

そのため、まずはVisaかMastercardを「決済用メインカード」として発行するのが現実的です。

それぞれのクレジットカードの国際ブランド、年会費や旅行特典などを比較し、ネパール旅行を最大限お得に、快適にしましょう!

ネパール旅行におすすめのクレカ5選
完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
  • 最高2000万円海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
  • 利用通知サービスにより、不正利用を早期発見しやすい
公式サイトで詳細を見る▶
海外旅行保険が最高3000万円と高額
エポスカード
エポスカード
  • ショッピング枠を一時的に増額できる
  • 国際ブランドがネパールで広く使えるVisa
公式サイトで詳細を見る▶
ポイント還元率が常に1.0%
JCBカードW
JCB カード W
  • 最高2000万円海外旅行保険が付帯(利用付帯)
  • 最高100万円ショッピングガード保険が付帯
公式サイトで詳細を見る▶
ネパールで利用した金額の4.0%をキャッシュバック
学生専用ライフカード
学生専用ライフカード
  • 最高2000万円の海外旅行傷害保険自動付帯
  • 緊急のお問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる
公式サイトで詳細を見る▶
プライオリティ・パスを年間5回まで無料で使える
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
  • 最高5000万円の海外旅行保険自動付帯(うち1000万円は利用付帯)
  • プライオリティ・パスの発行が無料
公式サイトで詳細を見る▶

この記事はこんな内容です

パールはまだ現金が主流!クレカはVisaかMastercardがおすすめ

  • 海外旅行保険が無料で付帯し、高山病などのアクシデントに備えられる
  • 海外キャッシングは両替よりレートが良い
  • ネパールの交通機関は現金払いが主流
  • ネパールの物価は日本の約3分の1〜5分の1程度

目次

ネパール旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選

ネパール旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚です。

ネパール旅行におすすめのクレカ5選
カード名 三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
エポスカード
エポスカード
JCBカード W

JCB カード W
学生専用ライフカード

学生専用ライフカード
楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカード
年会費 永年無料 無料 無料 無料 1万1000円
ポイント還元率 0.5% 0.5% 1.0% 0.5% 1.0%
海外旅行保険 利用付帯 利用付帯 利用付帯 自動付帯 自動付帯(一部利用付帯)
発行スピード 最短10秒/即発24時間(※2) 最短当日〜約1週間(※1) 最短5分発行(※3) 最短2営業日 1週間〜10日
特徴 海外旅行傷害保険が最大2000万円 疫病治療補償が270万円と高額 ポイント還元率が1.0%と高還元 韓国利用額の4.0%をキャッシュバック プライオリティ・パスが年間5回まで無料
公式サイト 公式サイト▶ 公式サイト▶ 公式サイト▶ 公式サイト▶ 公式サイト▶

※1 最短当日は店頭受取の場合。
※2 即時発行ができない場合があります。
※3 9~20時で申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認。

楽天プレミアムカード以外は年会費無料のため、たとえ日本帰国後に使わなくなっても年会費で損することはありません。

また、JCBカード W以外は国際ブランドをVisaまたはMastercardに指定でき、ネパール旅行中の「決済用メインカード」として幅広く活用できます。

ネパール旅行におすすめのクレカ5選

三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険

三井住友カード(NL)

ネパール旅行に便利な特典

  • セキュリティ性の高い「完全ナンバーレス」
  • 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
  • 利用通知サービスにより、不正利用を早期発見しやすい

三井住友カード(NL)は、「完全ナンバーレス」でセキュリティ性が高いクレジットカードです。

完全ナンバーレスとは、券面にカード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)が印字されないこと。つまり、店員や周囲の人にカード情報を盗み見されるリスクがなく、ネパール旅行中もセキュリティを確保しやすいといえます。

カード情報はスマートフォンの「Vpassアプリ」から24時間いつでもチェックできます。

アプリから利用通知サービスをオンにしておけば、万が一の不正利用でも早期発見につながるでしょう。

また、三井住友カード(NL)には最高2000万円海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)し、ネパール旅行中のトラブルやアクシデントにもしっかり備えられます。

国際ブランドはVisaかMastercardの2つから選択でき、どちらを選んでもネパール旅行中の「決済用メインカード」としてさまざまなお店で決済できます。

三井住友カード(NL)

アイキャッチ画像:三井住友カード(NL)

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 0.5%
年会費 永年無料
発行スピード 最短10秒/即発24時間 ※1
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 利用付帯
国内旅行保険 なし
家族カード
ETC

※1:即時発行ができない場合があります
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • 2025年2月3日〜2025年4月30日の新規入会キャンペーン

    新規入会&条件達成で

    最大5000円分
    (学生は最大6000円分)

    プレゼント

    ・新規入会&スマホのタッチ決済1回&ID連携で最大5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
    ・学生限定 新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント

エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯

エポスカード

ネパール旅行に便利な特典

  • 最高3000万円の海外旅行保険が付帯
  • ショッピング枠を一時増額できる
  • OIOIの店舗で最短即日発行できる

エポスカードは丸井(OIOI)グループが発行するカードで、海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高いのが特徴です。

一般的に、年会費無料のクレジットカードに付帯する海外旅行保険は、補償の上限額を1000〜2000万円とすることがほとんどです。

つまり、エポスカードの補償はトップクラスに充実しており、ネパール旅行中の安心感につながります。

エポスカードの海外旅行保険でカバーされる内容は、次のとおりです。

なかでも「疾病治療費用」の項目は補償額が270万円と高く、高山病などネパールならではの急病もしっかり補償されます。

エポスカードの海外旅行保険
補償内容 補償額
傷害死亡・後遺傷害 最高3000万円
疾病治療費用 270万円
賠償責任(免責なし) 3000万円
携行品損害(免責3000円) 20万円

※ 出典:EPOS NET「海外旅行傷害保険」

エポスカードは、ショッピング利用枠を一時的に増額できるのもメリットです。

増額後の利用可能枠は次の低いほうで、あらかじめ増額することで航空券などの高額決済にも柔軟に対応できます。

増額後の利用可能枠

  • 現在の利用可能枠の2倍
  • 現在の利用可能枠+100万円

また、エポスカードの申込画面で受取方法を「OIOIの店舗」と指定すれば、エポスカードセンターにて最短即日でカード本体を受け取れます

そのため、「ネパール旅行直前だけどクレジットカードがほしい」、「通勤途中にOIOIの店舗に立ち寄れる」といった人にとっては、有力な選択肢となるでしょう。

エポスカード

アイキャッチ画像:エポスカード

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 0.5%
年会費 無料
発行スピード 最短当日〜約1週間 ※1
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 利用付帯
国内旅行保険 -
家族カード ×
ETC

※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • WEBからの新規入会で2000円相当プレゼント

JCBカード W│常にポイント還元率が1.0%

JCB カード W

ネパール旅行に便利な特典

  • ポイント還元率がいつでも1.0%
  • 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
  • 最高100万円のショッピングガード保険が付帯

18歳以上(高校生を除く)39歳以下のみが入会できる年会費無料のJCBカード Wは、ポイント還元率が1.0%と高いのが特徴です。

これは、一般的なJCBカード(基本ポイント還元率0.5%)の2倍で、ネパール旅行でもどんどんOki Dokiポイントが貯まります。

さらに、JCB ORIGINAL SERIESのパートナー店なら、ポイント還元率を最大21倍(10.5%)にまで上げることも可能です。

また、JCBカード Wには最高2000万円海外旅行傷害保険にくわえ、最高100万円のショッピングガード保険が付帯します。

JCBカード Wで購入した商品が90日間以内に破損・盗難に見舞われた場合に被害が補償されるため、特に高額商品を買い物するときには安心感につながるでしょう。

JCBブランドは、ネパール国内では普及率が低く、実際に決済に使えることは多くありません。

しかし、いざというときの「特典用サブカード」として持っておくと、安心材料になる一枚です。

JCB カード W

アイキャッチ画像:JCB カード W

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 1.0%
年会費 無料 ※1
発行スピード 最短5分発行 ※2
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 利用付帯
国内旅行保険 なし
家族カード
ETC

※1:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※2:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法についてはJCBのHPにて確認
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • 新規入会キャンペーン(2025年6月30日まで)
    ・MyJCBログイン&対象の利用先でのカード利用で最大1万5000円のキャッシュバック
    ※合計1万円以上の利用が対象
    ※対象利用先は「Amazon.co.jp」「Apple Pay/Google Pay/MyJCB Pay(対面決済のみ)」「Appleストア/Googleストア」
    ※電子マネーチャージやギフトカード購入費用などは集計対象外
  • 家族カード入会&利用で最大4000円のキャッシュバック(家族1名の申し込みにつき2000円のキャッシュバック)(2025年6月30日まで)
  • お友逹紹介キャンペーン!紹介者に1000円、被紹介者に最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
    ※被紹介者はJCBプラチナの申し込みで5000円、JCBゴールドの申し込みで3000円、JCBカード W(JCB カード W plus L含む)の申し込みで1000円
  • (JCBカード W限定)年間の利用額に応じて最大5000円のキャッシュバック(2025年6月30日まで)
    ※70万円以上の利用で2000円、100万円以上の利用で5000円のキャッシュバック

学生専用ライフカード│ネパールでの利用総額の4.0%をキャッシュバック

学生専用ライフカード

ネパール旅行に便利な特典

  • ネパールで利用した金額の4.0%をキャッシュバック
  • 最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯
  • 緊急の問い合わせ窓口(エマージェンシーライン)を利用できる

学生専用ライフカードは、その名の通り18〜25歳の学生のみが発行できるお得なクレジットカードです。

なかでも魅力的なのは、海外利用金額の4.0%がキャッシュバックされる点です。

事前エントリーが必要ですが、年間最大10万円まで戻ってくるのはかなりお得感があります。

ネパール滞在中のホテル代や食事代などをまとめれば、それだけでかなりのキャッシュバックを受けられるでしょう。

また、学生専用ライフカードは最高2000万円海外旅行傷害保険が「自動付帯」するのもメリットです。

年会費無料のクレジットカードでは、旅費の一部をカード決済しないと保険が適用されない「利用付帯」が基本ですが、学生専用ライフカードならカードを持っているだけで、海外でもスムーズに医療サービスを受けられます。

さらに、緊急時には日本語で対応してくれる「エマージェンシーライン」も利用でき、カードの紛失や盗難はもちろん、病気やケガをしたときには病院紹介などのサポートが受けられます。

学生ならではのお得&安心な特典が充実しており、「はじめての海外」にぴったりの1枚です。

学生専用ライフカード

アイキャッチ画像:学生専用ライフカード

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 0.5%
年会費 無料
発行スピード 最短2営業日
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 自動付帯
国内旅行保険 -
家族カード
ETC

※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!

    ・アプリログインで2000円キャッシュバック
    ・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
    ・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
    ・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック

楽天プレミアムカード│ライオリティ・パスを無料で発行

楽天プレミアムカード

ネパール旅行に便利な特典

  • プライオリティ・パスを無料で発行できる
  • 最高5000万円の海外旅行傷害保険が付帯
  • 楽天プレミアムカード トラベルデスクを利用できる

楽天プレミアムカードは、「ネパール旅行をより快適&贅沢に楽しみたい」という人にとっては、非常にコストパフォーマンスの高いハイステータスカードです。

特に注目すべきメリットは、世界中の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」を無料で発行できるほか、年5回まで利用が無料になることです。

楽天プレミアムカード本体の年会費は1万1000円ですが、プライオリティ・パスの年5回の利用料だけでもカード年会費の元を十分にとれます。

プライオリティ・パスの自己加入時の費用

  • 年会費:最低99米ドル
  • 利用料:1回につき35米ドル(5回で175米ドル)

また、楽天プレミアムカードには最大5000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。

最大4000万円は自動付帯、1000万円は旅費の一部をカード決済することで適用される利用付帯となり、ネパール旅行中のアクシデントにしっかり備えられます。

さらに、楽天プレミアムカード トラベルデスクでは日本語での現地サポートも受けられるため、旅行中に困ったことがあってもスムーズに解決できるでしょう。

空港での快適さや旅先での安心感を優先するなら、楽天プレミアムカードのようにコストパフォーマンスに優れたハイステータスカードを発行するのも選択肢のひとつです。

楽天プレミアムカード

アイキャッチ画像:楽天プレミアムカード

基本スペック

ポイント還元率(通常時) 1%
年会費 11,000円
発行スピード 1週間〜10日
国際ブランド
電子マネー
海外旅行保険 自動付帯
国内旅行保険 自動付帯
家族カード
ETC

※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります

お得なキャンペーン

  • 新規入会&利用で5000ポイント進呈(期間限定ポイント含む。特典進呈条件あり)

現金が主流のネパールにクレジットカードを持っていくメリット

ネパールではまだまだキャッシュレス決済の普及率が低く、あくまで現金が主流です。

しかし、だからといってクレジットカードが不要ということではありません。

クレジットカードがあるだけで、ネパール旅行中に次の5つのメリットを活用できます。

ネパール旅行にクレカを持っていく必要性とメリット

  • ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
  • 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
  • クレカがあれば海外キャッシングができる
  • 海外旅行保険が付帯している
  • クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる

ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要

ネパールのホテルにチェックインするときは、デポジットとしてクレジットカードの提示が必要となることがあります。

デポジットとは、ホテルに一時的に預ける「保証金」のこと。万が一客室内に破損や盗難があった場合は、デポジット額から実費が清算されます。

実際のデポジット額は、宿泊費の1~2泊分が目安です。たとえば1泊1万円のホテルなら、宿泊費に加えて1〜2万円のデポジットを支払うことになります。

ホテルでのデポジットは、おもに次の2つのパターンにわかれます。

ホテルでのデポジットのパターン

  • クレジットカードに実際に課金される
  • レジットカードの提示のみ(ホテルがカード番号などを控える)

実際にクレジットカードに課金される場合は、何も問題がなければチェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。

つまり、実際にフロントでお金をやりとりすることはありません。

例外的にデポジットを現金で払えることもありますが、両替手数料で大きく損したり手元に現金がなくなったりと、さまざまなデメリットが生じるでしょう。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのネパール情報

たとえば現金でデポジットを支払うと、帰国日のチェックアウトで多額の現金が返ってきます。すると、現金を使い切れずに損してしまいますよね(日本円に両替しても、両替手数料がダブルでかかってしまいます)。そのため、デポジットはクレジットカードでの支払いがスマートです。

ネパールでは現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い

ネパール旅行中にクレジットカードを使うと、現金を両替するより手数料を抑えられます

海外でクレジットカードを使うと、「海外事務手数料」が発生します。レートはカード会社や国際ブランドなどにより異なりますが、決済金額の約2.0〜3.0%が目安です。

一方、両替にかかる手数料は約2.0~5.0%が目安で、レートが悪いと5.0〜10.0%となることも少なくありません。

ネパール旅行中の決済金額が高くなるほど、手数料の差は歴然です。

手数料の比較
利用額 クレカ
(2.0~3.0%)
両替
(2.0~10.0%)
5万円 1000~1500円 1000~5000円
10万円 2000~3000円 2000~1万円
20万円 4000~6000円 4000~2万円

クレジットカードがあればネパール旅行中に海外キャッシングができる

クレジットカードがあれば、ネパール旅行中に海外キャッシングを利用できます。

海外キャッシングとは、ネパールのATMにクレジットカードを差し込み、現地通貨(ネパールルビー)を引き出すことです。

手数料は早く返済するほど安くなり、現金を両替するより手数料を大きく節約できます。

また、両替のように大金を持ち歩く必要がなかったり、両替所で詐欺に遭うリスクがなかったりと、ネパール旅行中の防犯対策としても効果的です。

海外旅行保険が付帯している

ネパール旅行にクレジットカードを持っていけば、アクシデントが起きたときに海外旅行保険を活用できます。

特にネパールで注意すべきなのは、登山中のケガや食あたりなどのリスクです。

たとえば、ヒマラヤ山脈でのトレッキングなどを予定している人は、高山病やケガなどのリスクを頭に入れなければなりません。

また、ネパールの食事は日本の和食とは大きく異なるため、胃腸の疲れから体調不良につながるリスクもあります。

クレジットカードに付帯する海外旅行保険には、「自動付帯」と「利用付帯」の2つがあります。

自動付帯と利用付帯の違い
付帯条件 該当カード
自動付帯 クレジットカードを持っているだけで自動的に適用 ・学生専用ライフカード
・楽天プレミアムカード(一部利用付帯)
利用付帯 事前に旅費の一部(航空券や宿泊費など)をカード決済することで適用 ・三井住友カード(NL)
・エポスカード
・JCBカード W

クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、無料なうえに事前申込も必要ありません。上記の条件さえ満たしていれば、自動的に保険適用となります。

個人で海外旅行保険に加入すると、約1000~2500円(1人、5日間の場合)の保険料がかかるため、これだけでもネパール旅行に必要な費用を節約できます。

クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる

ネパール旅行にクレジットカードを持っていけば、支払いの利便性にくわえて、旅を快適&安心にする特典も多く活用できます。

旅行に便利な優待特典(一例)

  • サポートデスク
  • 海外利用でのポイントアップサービス
  • 海外旅行保険、ショッピングガード保険の付帯
  • レンタルスーツケース、レンタルWi-Fi、手荷物宅配サービスの割引
  • 空港ラウンジ(ゴールドカード以上)

特典のなかでも心強いのが、サポートデスクの存在です。

カードの紛失や盗難、病気やケガなどのトラブル対応だけでなく、レストランの予約や観光ツアーの手配といった旅先でのちょっとしたサポートも受けられます。

ネパールには現地デスクこそありませんが、この記事で紹介するクレジットカードではそれぞれ以下の専用デスクに電話で相談できます。

現地サポートデスク

  • 三井住友カード(NL):VJデスク
  • エポスカード:エポスカード海外緊急デスク
  • JCBカード W:JTBグローバルアシスタンス 海外緊急サポートデスク
  • 学生専用ライフカード:LIFE DESK エマージェンシーライン
  • 楽天プレミアムカード:楽天カードトラベルデスク

ネパールの支払い事情│国際ブランドはVisaかMastercardを!

ネパールはキャッシュレス決済があまり浸透しておらず、支払いは現金が基本です。

また、クレジットカードでショッピングを楽しむなら、国際ブランド選びにも注意が必要です。

ネパールの決済事情

  • ネパールはまだ現金払いが一般的
  • クレジットカードならVisaかMastercard
  • JCB、アメックスはほとんど使えない
  • ネパールでクレジットカードが使える場所・使えない場所

ネパールはまだ現金払いが一般的

ネパールでは、いまでも現金払いが主流です。

ほかのアジア諸国に比べても、キャッシュレス決済はあまり普及していません。

特に、ローカルなレストラン、個人商店、タクシー、市場などではクレジットカードを利用できないケースがほとんどです。

カトマンズのような都市部でも、小規模なホテルやゲストハウス、カフェなどは現金のみ対応となることがあります。

そのため、ネパール旅行中はつねに現金(ネパール・ルピー)を持ち歩く必要があります。

買い物や食事など、その日およそいくらくらい使うかを想定し、少し多めに持っておくと安心でしょう。

また、カトマンズやポカラといった主要都市を離れ、山岳地帯の村などに行く場合は、あらかじめ現金を多めに準備しておくことをおすすめします。

クレジットカードならVisaかMastercard

ネパール旅行中にクレジットカード決済するなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2つがおすすめです。

特にVisaはネパール国内で加盟店が多く、クレジットカード取扱店ならほぼ全てのお店で使えます。

一方、Mastercardはクレジットカード取扱店やATMでも、稀に利用できないことがあります。

「Visa×Mastercard」の2枚持ちなら、イレギュラーにも対応できるうえ、下記のようにさまざまなメリットが手に入ります。

クレジットカード2枚持ちのメリット

  • 決済できるお店の選択肢が増える
  • 盗難や紛失時も、別のクレジットカードを使える
  • 磁気不良、ICチップ破損、通信エラーなどのトラブルに対応できる

JCB、アメックスはほとんど使えない

日本発祥の国際ブランドであるJCB、ハイブランドとして知られるAmerican Express(アメックス)は、ネパールではほとんど使えません。

都市部の高級ホテルやおみやげ屋では使えることもありますが、使えるシーンはかなり限られてしまいます。

日本でJCBを愛用している人も、ネパール旅行ではあくまで「特典用のサブカード」と考え、「決済用のメインカード」としてVisaかMastercardを持っていくべきでしょう。

ネパールでクレジットカードが使える場所・使えない場所

ネパールでクレジットカードを使える場所・使えない場所をまとめると、次のとおりです。

カトマンズなどの都市部ではクレジットカードを使える場所も多いですが、地方都市や山岳部に行くほど、使えるシーンは限られてしまいます。

ネパールでクレカが使える場所・使えない場所
使える場所 使えない場所
  • ホテル
  • 中級以上のレストラン
  • デパートー
  • 観光客向けの一部の店舗 など
  • ローカルなレストラン
  • 地域のコンビニ
  • 屋台
  • バスやタクシー など

クレジットカードを使えるケースでも、店舗によっては手数料(3.0〜5.0%程度)が加算されることもあります。

この場合、現金で支払ったほうが結果的に手数料を抑えられるかもしれません。

また、トレッキング中の山小屋などでは「現金のみ」とするケースが多いため、あらかじめ十分なネパール・ルピーを両替・引き出しておくことが重要です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのネパール情報

トレッキングの出発地点となるような小さな村では、そもそもATMが見つからない、ATMを探すのに苦労するといったリスクがあります。せっかくのトレッキングを楽しめなくなってしまうので、必ずカトマンズなどの都市部で多めに海外キャッシング(または両替)しておきましょう!

ネパールの交通手段はバス、タクシー│基本は現金払い

ネパールの観光スポットをスムーズに巡るには、バスやタクシーなどの公共交通機関が便利です。

しかし、ネパールの交通機関は、日本のようにICカードや電子決済には対応していません

一部の例外を除き、支払いは現金が基本です。

ネパールの交通機関の決済事情

  • ネパールのバスは現金払いのみ
  • 空港からの移動はプリペイドタクシーがおすすめ
  • カトマンズとポカラなら配車アプリが利用できる

ネパールのバスは現金払いのみ

カトマンズなどの都市部では、小型の乗り合いバスが便利です。

こうしたローカルバスは市民の主要な移動手段としても活躍しており、運賃は約10〜30ネパール・ルピー(約11〜33円程度)と格安です。

バス料金の支払い方法

運賃は現金で、カラシと呼ばれる車掌に手渡し

ネパールのバスの運賃は、現金での支払いが基本です。

カラシと呼ばれる車掌に直接支払うシステムで、電子決済やクレジットカードはまず使えません。

また、時刻表が存在しないうえに乗り場もわかりにくいなど、外国人観光客にはかなりハードルが高いともいえます。

ローカルな雰囲気を楽しみたい人や交通費を抑えたい人は、アトラクション感覚で楽しんでみてもいいでしょう。

空港からの移動はプリペイドタクシーがおすすめ

ネパールの玄関口となるトリブバン国際空港からカトマンズ中心部までは、タクシーでの移動が便利です。

トリブバン国際空港のタクシーは、おもに次の2つにわけられます。

タクシーの種類

  • プリペイドタクシー
  • ローカルタクシー

プリペイドタクシーは、空港内の到着ロビーカウンターで目的地を伝え、料金を前払いするシステムです。

料金が事前にわかっているため、ぼったくりなどのトラブルを回避しやすいのがメリットです。

一方のローカルタクシーは、運転手との料金交渉が必要です。

空港周辺にはタクシーの客引きが多く、なかには高額な運賃を提示してくる悪質なドライバーも少なくありません。

交渉次第では運賃を安くできますが、安全性を重視するならプリペイドタクシーのほうが快適です。

前払いシステムのプリペイドタクシーでも支払いは基本的に現金となります。

トリブバン国際空港に着いたら、まずは空港内のATMや両替所で、必要な現金を用意しておきましょう。

カトマンズとポカラなら配車アプリが利用できる

近年は、ネパールでもスマホを使った配車アプリ(ライドシェア)が普及しはじめています。

たとえば、首都カトマンズと観光都市ポカラでは、それぞれ次の配車アプリを使えます。

ネパールで使える配車アプリ

  • カトマンズ⇒Pathao
  • ポカラ⇒in Drive

配車アプリは、スマホから簡単に依頼できる手軽さにくわえ、料金が事前にわかる安心感がメリットです。

ドライバーに目的地をあれこれ説明する必要もなく、ネパール旅行中の移動のストレスを大きく軽減できるでしょう。

ただし、配車アプリでも基本的にクレジットカード決済には対応していません。

キャッシュレス決済はネパールのモバイル決済サービス(eSewaやKhaltiなど)との連携が必要となるため、あらかじめ現金を用意しておくと安心です。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのネパール情報

ほかの国で人気のUberは、ネパールでは使えません。また、Pathaoやin Driveでは、ネパール国内の電話番号が必要なケースもあります。この場合、空港などでSIMカードを購入することで、はじめてアプリを使えるようになります。

ネパールの現金事情│物価は日本の約3分の1〜5分の1程度

ネパールの物価

ネパールの物価は日本の約3分の1〜5分の1程度

ネパールの物価は、日本の3分の1〜5分の1程度と非常に安いといえます。

カトマンズなどの都市部や観光地ではやや価格が上がることもありますが、それでも日本に比べると滞在費を大きく抑えられるでしょう。

ネパールの現金事情

  • 1日に必要な現金
  • 通貨は「ネパールルビー(NPR)」

ネパール旅行で1日に必要な現金

ネパール旅行に必要な現金は、1日あたり2000〜5000ネパールルビー(約2200〜5500円)が目安です。

アクティビティツアー(トレッキング、パラグライダーなど)やおみやげの購入を考えているときは、1日あたり2000〜5000ネパールルビーをベースとして、さらに必要な金額を加算しましょう。

海外キャッシングを利用するときは、ATM手数料を抑えるためにも、2〜3日分をまとめて引き出しておくのがおすすめです。

外国人観光客が多いネパールでは、チップが歓迎される習慣があります。

欧米のような厳格なチップ文化はありませんが、感謝の気持ちとして渡すと喜ばれます。

たとえばレストランでは料金の10%、ホテルのポーターでは100〜500ネパールルビーが目安となります。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

ライター・長坂ヒロのネパール情報

意外と忘れがちなのが、トレッキングのガイドへのチップ。もちろん強制ではありませんが、サービス内容に満足できたら1日500〜1000ネパールルビーを目安に渡すとよいでしょう。

ネパールの通貨は「ネパールルビー(NPR)」

ネパールでは「ネパールルビー(NPR)」という現地通貨が流通しています。

紙幣・硬貨ともに種類が多く、非常に似たデザインもあるため、おつりを受け取るときはしっかり確認しましょう。

ネパールの紙幣
ネパールルビー 日本円
1NPR 約1.1円
2NPR 約2.2円
5NPR 約5.5円
10NPR 約11円
20NPR 約22円
25NPR 約28円
50NPR 約55円
100NPR 約110円
250NPR 約274円
500NPR 約548円
1000NPR 約1096円

※ 2025年4月現在。

ネパール国内では日本円をそのままネパールルビーに両替できます。

カトマンズのトリブバン国際空港はもちろん、市内の両替所や銀行などでも両替可能です。

とはいえ、日本円の両替レートはあまり良くないため、現金を持っている人は米ドルやユーロを持っていくのがおすすめです。

現地通貨が必要になったら海外キャッシングがお得

ネパール旅行中に現地通貨(ネパールルビー)を用意するなら、海外キャッシングがお得です。

海外キャッシングは両替よりも手数料が安いだけでなく、大金を持ち歩く必要がなかったり両替所で詐欺に遭うリスクがなかったりと、セキュリティ対策としても効果的です。

海外キャッシングのメリット

  • キャッシングは両替よりもレートが良い
  • 大金を持ち歩く必要がない
  • 両替所は詐欺に注意する

ャッシングは両替よりもレートが良い

海外キャッシングは、両替よりも手数料が安いのがメリットです。

海外キャッシングの利率は年率18.0%と高く感じられますが、1ヶ月あたり約1.5%、1日あたり約0.05%と、返済期間が短くなるほど低くなります。

たとえば、5万円分のネパールルビーを引き出して30日後に返済した場合、海外キャッシングの手数料は約1000円となります。

海外キャッシングの手数料

  • 利息:5万円×18.0%(年率)÷365×30日=740円
  • ATM手数料:110~220円

一方、両替では2.0〜10.0%の手数料がかかり、5万円両替したときの手数料は1000〜5000円となります。

特に日本円からネパールルピーは両替レートが悪くなりやすいため、海外キャッシングを使ったほうが節約につながるでしょう。

ネパールで大金を持ち歩く必要がない

海外キャッシングは、ATMさえあれば24時間いつでもネパールルピーを引き出せます

つまり、両替のようにまとまった現金を持ち歩く必要がなく、ネパール旅行中の防犯対策として役立ちます。

ただし、山岳部などにはATMがほとんどないため、あらかじめカトマンズなどの都市部で多めに海外キャッシングしておく必要があります。

盗難や紛失のリスクを最小限に抑えたい人は、トラベル用のセキュリティポーチなどを活用しましょう。

ネパールの両替所では詐欺に注意する

ネパールでは、両替所での詐欺被害が報告されています。

特に、外国人観光客はネパールルピーに慣れていないことから、レートのごまかしや偽札混入などの被害に遭うケースが少なくありません。

こうした詐欺被害を避けるには、必ず正規の両替所を利用することが鉄則です。

また、海外キャッシングならATMから現地通貨を引き出すため、こうした詐欺のリスクを回避できます。

30ヶ国以上の海外旅行経験がある

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ネパールの両替所では、知らないうちに手数料が上乗せされていたり、表示レートに差があるケースもあります。「実際の受取額が少なかった」とならないためにも、あらかじめ換金額を聞いておくのが確実です。

ネパールのATMの使い方

海外キャッシングは、基本操作さえ覚えておけばはじめての人でも簡単です。

ここでは、ネパールに到着してからスムーズに現地通貨(ネパールルピー)を引き出せるように、ATMの使い方や注意点を解説します。

ネパールのATMの使い方

  • ATMでの現金の引き出し方
  • ATMは街中のいたるところにある
  • ATMは1回の引き出し限度がある
  • スキミングには注意

ATMでの現金の引き出し方

ネパールのATMで現地通貨(ネパールルピー)を引き出す手順は、おもに次の7ステップです。

ATMでの現金の引き出し方

  1. ATMにクレジットカードを入れる
  2. 言語(英語(ENGLISH))を選択をする
  3. クレジットカードの暗証番号(PIN)を入力する
  4. WITHDRAWAL AMOUNT(引き出し金額を入力する)を選択
  5. Credit Card(クレジットカード)を選択する
  6. 引き出す金額を入力する
  7. 現金とクレジットカードを取る

海外キャッシングを使えるATMは、Visaならplus、MastercardやJCBならCirrusのマークが目印となります。

ATMによっては「Mastercardが使えない」といったケースもあるため、異なる国際ブランドのクレジットカードを複数枚持ちすると安心です。

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ネパールのATMでは、クレジットカードが明細の後に出てくることがあります。現金と明細だけで満足するのではなく、クレジットカードも忘れずに受け取るよう注意してください!

ATMは街中のいたるところにある

ネパールの街中を歩くと、次のような場所でATMを見つけられます。

特に、カトマンズやポカラなどの都市部には24時間稼働のATMが多く、旅行者も安心して利用できます。

ネパールでATMがある場所

  • 銀行
  • ショッピングモール
  • 観光地のホテル周辺

一方で、地方都市や山岳部では、ATMの数がかなり限られます。

また、ネパールでは停電や通信障害が起きやすく、ATMが一時的に使えなくなることもあるため、余裕をもって多めに引き出しておくと安心です。

ネパールのATMは1回の引き出し限度がある

ネパールのATMでは、1回の引き出し上限が5000〜35000NPR程度に制限されていることもあります。

そのため、たとえば5万ネパールルピーを引き出そうとしても、一気に引き出すことはできません。

希望金額をうまく引き出せない場合は、次のいずれかで解決する可能性が高いといえます。

希望額を引き出せないときの対処法

  • 引出額を下げる
  • 2回以上に分けて引き出す
  • 別のATMを使う

スキミングには注意

ネパールのATMを利用するときには、スキミングにも注意が必要です。

スキミングとは、スキマーと呼ばれる専用の機械でカード情報を抜き取る犯罪です。

ATMでは、カード挿入口にスキマーが取り付けられている可能性があります。

ATMでのスキミング被害を防ぐには、次のような対策が効果的です。

スキミング対策

  • 信頼できるATMを使う(銀行内ATMなど)
  • ATM端末やカード挿入口に異物がついていないかチェックする
  • PINコード入力時は手元を隠す(カメラによる盗撮を防ぐ)

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通りに面するように設置されたATM、人通りの少ない場所にあるATMなどは、それだけスキマーが取り付けられているリスクも高いといえます。一方、銀行内のATMならセキュリティが常駐しているため、スキマーが取り付けられているリスクは低いでしょう。営業時間内ならスタッフをすぐに呼び出せるため、はじめての海外キャッシングなら銀行ATMがおすすめです。

ネパールでクレジットカードを使うときの注意点

ネパール旅行でマストアイテムともいえるクレジットカードですが、次の4点には注意が必要です。

クレジットカードを使うときの注意点

  • 支払いは現地通貨建て
  • 支払いには暗証番号が必要
  • 支払い回数は選べない
  • 手数料が上乗せされることがある

支払いは現地通貨建て

ネパールでクレジットカード決済するときは、通貨選択(Currency Choice)を求められることがあります。

結論から言うと、通貨は「現地通貨(ネパールルビー)建て」を選ぶことが大切です。

お店によっては「円建て」を選べることもありますが、お店が設定した高レートが適用されるため、手数料で大きく損してしまいます。

決済端末に「NPR or JPY」と表示された場合も、NPR (ネパールルビー)を選ぶことで手数料を節約できます。

現地通貨建てと円建て
手数料の目安 ートの決定者
現地通貨建て 約2.0~3.0% 国際ブランド
円建て 約2.0~10.0% 店舗(自由に設定できる)

支払いには暗証番号が必要

ネパールなど海外でクレジットカードを使うときは、4桁の暗証番号(PINコード)が必要です。

お店での買い物はもちろん、海外キャッシングでも暗証番号は欠かせません。

暗証番号を忘れてしまった場合は、クレジットカード会社への問い合わせが必要です。

書類通知には約1〜2週間かかるため、出発前に余裕をもって申請しておきましう。

海外では支払い回数は選べない

ネパールなどの海外でクレジットカードを使った場合、支払い方法は一回(一括)のみです。

分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどは、基本的に選べません。

ただし、クレジットカードによってはマイページやアプリから、金額確定後に支払い方法を変更できることもあります。

また、全てリボ払いのクレジットカードなら、海外利用分も自動的にリボ払いとなります。

手数料が上乗せされることがある

ネパールでは、クレジットカード決済に対して追加手数料(サーチャージ)が上乗せされることがあります。

たとえば、個人経営の小さなお店やおみやげ屋では、2.0〜4.0%程度の手数料を上乗せされることがあります。

日本では手数料は店舗負担が原則ですが、ネパールなどの海外ではけっしてめずらしいことではありません。

追加手数料がかかると結果的に現金より損してしまうリスクもあるため、会計前に追加手数料の有無を確認しておくと安心です。

さいごに...

この記事のまとめ

ネパールはキャッシュレス化があまり進んでおらず、いまでも現金払いが主流です。

しかし、だからといってクレジットカードがなくていいということではありません。

クレジットカードがあることで、ネパール旅行中のお得や安心感を手に入れられます。

ネパール旅行にクレジットカードを持って行くメリット

  • 海外旅行保険が付帯し、高山病などのリスクに備えられる
  • 両替より手数料が安い
  • 海外キャッシングでお得に現地通貨を引き出せる
  • 大金を持ち歩く必要がなく、セキュリティ性が高い
  • 旅行関連の優待特典を利用できる

ネパール旅行に向けてクレジットカードを作るなら、注意したいのが国際ブランドです。

VisaやMastercardならほとんどのクレジットカード取扱店で使えますが、JCBやAmerican Expressはあまり使えません。

「Visa×Mastercard」のように異なる国際ブランドのクレジットカードを複数枚組み合わせることで、各ブランドの強みを最大限に引き出すことができます。

クレジットカードがあれば、ネパール旅行にかかる費用を節約できるだけでなく、海外旅行保険によりアクシデントにも備えられます。

下記リンクからおすすめのクレジットカード5枚をおさらいし、ネパール旅行中のお得や安心感を手に入れてください!

▶「ネパール旅行におすすめのクレジットカード5選」をもう一度見る

監修者

監修者紹介:飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)

飯田道子

いいだみちこ

金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当

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