ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子監修
オーロラ観賞やサンタクロース村などで人気のフィンランドは、世界的にもかなりのキャッシュレス先進国です。
一部の例外を除き、ほとんどの店でクレジットカードを利用でき、1ユーロでもクレジットカード決済するのが一般的です。
そのため、日本人観光客にとってもクレジットカードは欠かせません。
クレジットカードがあれば、公共交通機関で便利なタッチ決済も利用できます。
フィンランド旅行にクレカは必要?
- キャッシュレス決済が普及しておりタッチ決済も使える
- ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
フィンランド旅行をするなら、国際ブランドはVisaかMastercardのどちらかを持っていきましょう。
フィンランドではVisaとMastercardの2つで、国際ブランドシェアのほぼ100%を占めています。
JCBやアメックスを選ぶなら、充実した優待特典で選ぶのがおすすめです。
この記事では、フィンランドにおけるクレジットカード事情、おすすめのクレジットカード5選、お得な海外キャッシングなどについて解説します。
さらに、元ツアコン&海外旅行ガイドブック編集者で、現在フィンランドに短期留学中の井上優さんに現地のクレジットカード情報を教えていただきました。
フィンランド短期留学中
井上優さんのフィンランド情報!
現金しか使えなかった場面はたった一度だけ。主要公共交通機関の支払い時には券売機ではもちろんクレジットカードが利用できます!
| 完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい |
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三井住友カード(NL)![]() |
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| 公式サイトで詳細を見る▶ |
| 海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高い |
エポスカード![]() |
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| 公式サイトで詳細を見る▶ |
| 最高100万円のショッピングガード保険が付帯 |
JCBカードW![]() |
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| 公式サイトで詳細を見る▶ |
| 海外利用総額の4.0%をキャッシュバック |
学生専用ライフカード![]() |
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| 公式サイトで詳細を見る▶ |
| 最高5000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯 |
楽天プレミアムカード![]() |
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| 公式サイトで詳細を見る▶ |
※ 掲載情報は2026年6月時点のもの。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
この記事はこんな内容です
フィンランドはキャッシュレス先進国!少額でもクレカ決済は当たり前
- VisaとMastercardで、ほぼ100%のシェア
- タッチ決済もかなり普及している
- 公共交通機関でもクレジットカード払いできる
- 海外キャッシングなら両替よりレートが安い
目次
元海外旅行ガイドブックの編集者・井上さんの現地体験談
元ツアーコンダクター&海外旅行ガイドブックの編集者で、フィンランドに短期留学をした井上優さんに現地のクレジットカード情報を教えていただきました。
フィンランド短期留学中
井上優さんのフィンランド情報!
持っていったクレジットカードの種類
・楽天カード(Mastercard)
・エポスカード(Visa)
実際にフィンランドに滞在してみて、フィンランドでクレジットカードが使えないところはほぼないと実感しています。
今回持ってきたカードはVisaとMastercardです。
VisaとMastercardのほうが現地で広く使われていると現地の友人に聞いていたので、この2種類にしたのですが、今のところまったく問題なく使えています。
現金しか使えなかった場面はたった一度だけ、田舎町の公民館で行われていた夏のダンスイベント「ラバタンッシ」の入場料の支払いだけはカード不可でした。
主要公共交通機関の支払い時には券売機ではもちろんクレジットカードが利用できますし、アプリ決済を利用すれば事前にクレジットカードを登録、支払いまでアプリ内で完結するのでより便利で、地元の多くの人もアプリでチケットを購入しているようです。
また、フィンランドの主要都市では最近メジャーな移動手段はスクーターなのですが、決済方法はアプリ決済のみでした。
私の滞在した地方都市「ユバスキュラ」という町の公共バスでは、チケットを事前に買わなくてもクレジットカードのタッチ決済で乗車ができるなど、規模のそこまで大きくない町でも驚くほどクレジットカードが普及しています。
公共バス内のみならず、店舗でもタッチ決済が主流なのも特徴で、50ユーロくらいまでであればワンタッチで支払いができスムーズです。
VisaかMastercardでタッチ決済可能なクレジットカードがフィンランド旅行にはおすすめです。
フィンランド旅行で使えるおすすめのクレジットカード5選
フィンランド旅行におすすめのクレジットカードは、次の5枚。
楽天プレミアムカード以外は年会費無料で、コストをかけずにクレジットカードの特典を活用できます。
フィンランド旅行におすすめのクレジットカード5選
三井住友カード(NL)│年会費無料で最高2000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
フィンランド旅行で使える特典
- 完全ナンバーレスで不正利用に遭いにくい
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 国際ブランドはVisa/Mastercardを選べる
三井住友カード(NL)は完全ナンバーレスに対応しており、不正利用に遭いにくいのがメリットです。
店員にカード情報を盗み見される心配がなく、万が一カードを紛失してもカード番号がすぐにわかることはありません。
三井住友カード(NL)には、利用付帯ですが、最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯し、フィンランド旅行中のアクシデントに備えられます。
2025年10月16日以降に出発する旅行から、海外旅行傷害保険の利用条件が改定されました。日本出国前に、航空機・電車・船舶・タクシー・バスなど公共交通機関の利用代金を三井住友カード(NL)で支払うことで補償の対象になります。
また、初期設定は「旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)」ですが、会員は「選べる無料保険」で別の補償プランに切り替えることもできます。海外旅行の頻度が少ない方は、生活に合ったプランを選べる柔軟性も魅力です。
24時間年中無休の「グローバルエマージェンシーライン」では、予期せぬトラブルが起きても日本語で相談できます。
なお、三井住友カード(NL)で選べる国際ブランドは、VisaとMastercardの2種類。フィンランドで広く使われている2大国際ブランドのため、決済用のメインカードに向いています。
三井住友カード(NL)の利用で貯まるVポイントは、2024年4月にTポイントと統合され、国内外のVisa加盟店で利用可能になりました。フィンランドでの買い物で貯まったポイントを、帰国後の幅広い店舗で使えるのも魅力のひとつです。
三井住友カード(NL)
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 0.5% ※1 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 発行スピード | 最短10秒/カード番号即時発行 ※2 |
| 国際ブランド |
![]()
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ※3
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※2:即時発行ができない場合があります
※3:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年6月1日〜)新規入会&条件達成で
最大2万3000円相当
プレゼント・新規入会&入会月+1ヶ月後末までにスマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・SBI証券口座開設&クレカ積立などで1万8000円相当のVポイントをプレゼント - (学生限定)新規入会キャンペーン(2026年1月7日〜)新規入会&条件達成で
最大6000円相当
プレゼント・新規入会&入会月+1ヶ月後末までにスマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
エポスカード│最高3000万円の海外旅行保険が付帯
フィンランド旅行で使える特典
- 海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高い
- ショッピング枠を一時的に増額できる
- OIOIの店舗なら最短即日受取が可能
エポスカードは、海外旅行保険の補償額が最高3000万円と高いのが特徴です。
年会費無料のクレジットカードでは、海外旅行保険の補償額を1000〜2000万円とするのが一般的ですが、エポスカードの補償はさらに手厚いものです。
保険は利用付帯のため、出国前のバスや電車、タクシーなどの公共交通機関の交通費を支払うことで補償の対象になります。
バスや電車代の支払いでOKなので、適用条件は簡単に満たせます。
適用される条件
- 日本出国前に旅行会社が発売する海外旅行ツアー(募集型企画旅行)の旅行代金を対象カードで支払った場合
- 日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車券を予約し、対象カードで支払った場合
- 日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車代金を対象カードで支払った場合(※1)
- 日本出国後に公共交通機関の乗車代金を対象カードで支払った場合(※1)
※1 保険対象事由が発生する前にカード決済していること。
また、エポスカードでは以下のいずれかを上限に、利用枠を一時増額できます。
エポスカードの一時増額
- 現在の利用可能枠の2倍
- 現在の利用可能枠+100万円
航空券やホテルの宿泊費などをカード決済するときは、あらかじめ一時増額しておくと安心です。
丸井グループが発行するエポスカードは、OIOIの店舗で最短即日カードを受け取れます。
「フィンランド旅行直前だけどクレジットカードがほしい」というときには、最適な選択肢になるでしょう。
エポスカード
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 発行スピード | 最短当日〜約1週間 ※1 |
| 国際ブランド |
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※2
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | × |
| ETC | ○ |
※1:最短当日は店頭受取の場合
※2:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
JCBカード W│最高100万円のショッピングガード保険が付帯
フィンランド旅行で使える特典
- 最高100万円のショッピングガード保険が付帯
- 最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯
- フィンランド利用分もポイント還元率1.0%
JCBカード Wは、18歳以上(高校生を除く)39歳以下が入会できる年会費無料のJCBプロパーカードです。
最高2000万円の海外旅行傷害保険に加え、最高100万円のショッピングガード保険も付帯しています。
マリメッコ(Marimekko)をはじめ、フィンランドで高額な買い物を予定している人は、JCBカード Wを使うことでトラブル時に補償を受けられます。
ショッピングガード保険とは?
JCBカード Wで購入した商品が90日間以内に損害(盗難や破損)を被った場合、購入金額を補償してもらえる制度。
一般的なJCBカードに比べると、ポイント還元率は2倍(1.0%)と高く設定されているため、海外利用分もしっかりポイントを貯められます。
JCB カード W
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 1.0% ※1 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 ※2 |
| 発行スピード | 最短5分発行 ※3 |
| 国際ブランド |
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ※4
|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:還元率は交換商品により異なります
※2:18歳以上(高校生を除く)39歳以下の申し込み可能
※3:9:00AM~8:00PMで申し込み(受付時間を過ぎた場合は翌日扱い)。顔写真付き本人確認書類による本人確認(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)。モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について詳しくはHPを確認。
※4:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年4月1日〜)
新規入会&対象カード利用で最大2万円相当プレゼント・新規入会&MyJCBへのログイン&スマホ決済で20%還元(最大1万2000円)
・新規入会&対象のJ-POINTパートナーの利用で10%ポイント還元(最大8000円相当)※事前にポイントアップ登録すれば最大20.5%ポイント還元 - 家族カードを同時に申し込み、または追加で申し込みし、キャンペーンに参加登録した後、カードを利用すると最大4000円キャッシュバック(家族カード1枚につき2000円のキャッシュバック)
学生専用ライフカード│海外利用総額の4.0%をキャッシュバック
フィンランド旅行で使える特典
- フィンランドで利用した金額の4.0%をキャッシュバック
- 国際ブランドはVisa/Mastercard/JCBを選べる
学生旅行でフィンランドへ行くなら、学生専用ライフカードがおすすめ。
学生専用ライフカードは、満18歳以上25歳以下の大学・大学院・短大・専門学校在学中の学生限定で申し込めるクレジットカードです。
学生専用ライフカードは、海外利用額の4.0%がキャッシュバック(要事前エントリー、最大10万円)されるのが特徴で、予算の限られる学生旅行でもしっかり旅費を節約できます。
国際ブランドもVisa、Mastercard、JCBの3種類から選択でき、ほかのクレジットカードと組み合わせやすいのもメリットです。
また、学生のうちに作っておけば、社会人になってからも年会費は永年無料です。カード自体を持ち続けるコストがかからないため、最初の1枚として選びやすいでしょう。
なお、学生専用ライフカードの海外旅行傷害保険は、2026年3月31日以降の出発分から廃止となりました。海外旅行に行く際は、他のクレジットカード付帯保険と組み合わせるか、別途海外旅行保険への加入を検討しましょう。緊急時に日本語で相談できる海外アシスタンスサービスは引き続き利用できます。
学生専用ライフカード
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 0.5% |
|---|---|
| 年会費 | 無料 |
| 発行スピード | 最短2営業日 |
| 国際ブランド |
![]() ![]()
|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ※1
|
| 海外旅行傷害保険 | - |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会プログラム+使うとおトクプログラムの合計で最大1万5000円のキャッシュバック!
・アプリログインで2000円キャッシュバック
・3万円以上の利用で8000円キャッシュバック
・Apple Pay/Google Payの利用で3000円キャッシュバック
・一部サブスクの支払いで2000円キャッシュバック
楽天プレミアムカード│最高5000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
フィンランド旅行で使える特典
- 最高5000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯(一部利用付帯)
- 国際ブランドはVisa/Mastercard/JCB/アメックスを選べる
- 国内空港ラウンジを使える
- プライオリティ・パスを年5回まで無料で使える
年会費1万1000円のハイステータスカードである楽天プレミアムカードは、最高5000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯するのが大きな特徴です。
一部を除き自動付帯となるため、クレジットカードがそのまま保険証代わりとなります。年会費無料カードでは利用付帯が一般的な中、自動付帯のカードは2026年現在も貴重な存在です。
国際ブランドもVisa、Mastercard、JCB、アメックスの4種類から選べるため、フィンランド旅行用にはVisaかMastercardを選び、メインカードとして活用するのがおすすめです。
国内主要空港のラウンジを無料で利用できるため、出国前の待ち時間を快適に過ごせます。
また、楽天プレミアムカードにはプライオリティ・パスが付帯します。
プライオリティ・パスとは?
世界145ヶ国以上、1500ヶ所以上の空港で利用できる会員制のラウンジサービス。無料のドリンクや軽食、Wi-Fiサービスをはじめ、スパやマッサージを利用できることも。
ただし、2025年1月15日より、楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスはデジタル会員証(アプリ)に変更され、無料で利用できるラウンジ利用回数が年間5回までに制限されました。また、2025年1月2日以降は「ラウンジ」施設のみが利用対象(レストラン・スパは対象外)となっています。
それでも、フィンランド往復の旅程で空港ラウンジを2〜3回利用するなら、十分にメリットを得られる特典です。
楽天プレミアムカード
基本スペック
| ポイント還元率(通常時) | 1% |
|---|---|
| 年会費 | 11,000円 |
| 発行スピード | 1週間〜10日 |
| 国際ブランド |
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|
| 電子マネー |
![]() ![]() ![]() ※1
|
| 海外旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | 自動付帯 |
| 家族カード | ○ |
| ETC | ○ |
※1:電子マネーは国際ブランドによって使用できないものがあります
お得なキャンペーン
- 新規入会&3回利用で5000ポイント進呈(※うち3000ポイントは期間限定ポイント)
※ 掲載情報は2026年6月時点のもの。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
フィンランド旅行にクレジットカードが必須な理由
キャッシュレス先進国のフィンランドでは、日本人観光客でもクレジットカードが必須です。
クレジットカードがないとホテルに宿泊できなかったり、両替で大きく損してしまったりと、さまざまなデメリットが生じてしまいます。
フィンランド旅行にクレジットカードが必須な理由
- キャッシュレス決済が普及&タッチ決済も使える
- ヘルシンキ空港から市内にでる電車はクレジットカードがマスト
- ETIAS申請の支払いにもクレジットカードが必要(2026年第4四半期導入予定)
- ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
- 現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
キャッシュレス決済が普及&タッチ決済も使える
フィンランドは、世界的にも有数のキャッシュレス先進国です。
2024年現在、フィンランドでの決済の90%以上はカード払いであり、現金使用率はEU加盟国の中でも最低水準とされています。スーパー、レストラン、バス、トラム、観光地のチケット売り場まで、VisaとMastercardはほぼ全域で使用可能です。
過去のデータを見ても、現金払いの割合は年々減少しています。
フィンランドにおける現金払いの割合
- 2017年:21.2%
- 2018年:19.1%
- 2019年:16.7%
- 2020年:15.5%
- 2021年:12.4%
出典:statista「Share of cash estimate at point of sale (POS) in Finland from 2002 to 2021」
2021年の現金払いの割合はわずか12.4%で、逆を言うと87.6%はキャッシュレス決済であることがわかります。
また、フィンランドではスマホやクレジットカードによるタッチ決済も広く普及しています。
タッチ決済なら店員にクレジットカードを渡す必要がなく、セキュリティ面や衛生面でも安心感があるでしょう。
電車やバスなどの公共交通機関でタッチ決済を利用すれば、切符を購入したり券売機の列に並んだりといった手間もかからず、フィンランド滞在中の時短にもつながります。
なお、フィンランド国内ではPivoやVipps MobilePayといったモバイル決済アプリも広く普及していますが、これらは現地の銀行口座が必要なため、観光客は利用できません。観光客にとっては、タッチ決済機能付きのクレジットカードがもっとも便利な選択肢になります。
ヘルシンキ空港から市内にでる電車はクレジットカードが便利
ヘルシンキ空港と市内を結ぶ電車では、クレジットカードがあると便利です。
市内までのチケットは空港駅内の券売機で購入できますが、券売機によっては支払い方法をクレジットカード払いのみとするケースもあります。
クレジットカード決済に対応しているのはVisaとMastercardの2つが中心です。
ほかにも、クレジットカードがあれば以下のようなメリットがあります。
クレカでチケットを購入するメリット
- 到着直後で現金がなくても、そのまま乗車できる
- スーツケースなど荷物を抱えながら現金を数える必要がない
- どの券売機でもクレジットカード決済できる(現金だと券売機が限られる)
ETIAS申請の支払いにもクレジットカードが必要
2026年第4四半期から、フィンランドを含むシェンゲン協定加盟国へ入国する際、ETIAS(欧州渡航認証制度)の取得が必要になる予定です。
ETIAS(エティアス)とは?
ESTA(アメリカ)やeTA(カナダ)と同様の事前渡航認証システムです。短期滞在(直近180日のうち90日以内)でシェンゲン圏に渡航する際に、事前のオンライン申請が必要になります。
ETIASの申請料は€20で、18歳未満と70歳以上は無料です。支払いはクレジットカードでオンラインで行います。有効期限は3年、またはパスポートの有効期限までです。
※ETIASの正式導入時期と料金は2026年6月時点の予定であり、最新の情報は外務省や各国大使館の発表をご確認ください。
また、ETIASに並行して導入されているEES(出入国記録システム)が、2025年10月12日からシェンゲン圏29カ国の国境で段階的に導入されています。EESは第三国国民の出入国情報を電子的に記録する制度で、特別な申請は不要ですが、出入国時に指紋・顔写真などの生体情報が記録されます。
これらの制度導入により、フィンランド旅行の準備段階からクレジットカードが必要になります。渡航前の早めのクレジットカード準備が重要です。
ホテル宿泊時にデポジットとしてクレカの提示が必要
フィンランドのホテルに宿泊するときは、デポジットとしてクレジットカードの提示を求められることがあります。
デポジットとは
ホテルやレンタカー会社などに一時的に預ける保証金のことです。万が一破損や盗難があったときに、デポジット額から費用が清算されます。何も問題なければ、チェックアウト時にクレジットカードを通して返金されます。
デポジットの相場は、宿泊費の1~2泊分です。たとえば、1泊2万円のホテルなら、宿泊費に加えて2~4万円を一時的に支払うことになります。
ホテルによってはデポジットの現金払いを認めていることもありますが、以下のようにさまざまなデメリットが生じてしまうでしょう。
デポジットを現金払いするデメリット
- 多額の現金を両替する必要がある
- 手元の現金がほとんどなくなってしまう
- チェックアウト時に多額の現金が戻ってきても、使いきれずに損してしまう
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフィンランド情報
実際、フィンランド旅行中は現金をほとんど使わずに過ごせます。デポジットのためだけに多額のユーロを用意するのはかなり効率が悪く、それだけ手数料も高くなってしまいます。
現金を両替するよりクレカ手数料の方が安い
フィンランドでの買い物にクレジットカードを利用すれば、現金に比べて手数料は安くなります。
フィンランドなど、海外でクレジットカードを利用したときの手数料(海外事務手数料)は、約1.60~2.20%です。
詳細のレートは、クレジットカードの種類や国際ブランドなどによって多少変動します。
一方、両替にかかる手数料は、2.0〜5.0%が相場です。レートの悪い両替所だと、10.0%近くも手数料がかかるケースもあります。
わずか数%の違いですが、宿泊費や食費などでクレカ決済額が増えれば、以下のようにかなりの手数料を節約できます。
| 5万円 | 10万円 | 20万円 | |
|---|---|---|---|
| クレジットカード(1.60~2.20%) | 800~1100円 | 1600~2200円 | 3200~4400円 |
| 一般的な両替所(2.0~5.0%) | 1000~2500円 | 2000~5000円 | 4000~1万円 |
| レートが悪い両替所(5.0~10.0%) | 2500~5000円 | 5000~1万円 | 1~2万円 |
フィンランド旅行にクレカを持っていくメリット
クレジットカードはフィンランド旅行に必要不可欠なだけでなく、次のようにさまざまなメリットをもたらしてくれます。
こうしたメリットを上手に活用すれば、フィンランド旅行にかかる費用を節約できます。
フィンランド旅行にクレカを持っていくメリット
- 海外旅行保険が付帯している
- クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
- 海外キャッシングが利用できる
- フィンランドは1ユーロからでもクレジットカード払いができる
海外旅行保険が付帯している
フィンランド旅行用にクレジットカードを作れば、クレジットカードに無料で付帯する海外旅行保険を利用できます。
海外旅行保険の補償額は、一般カードなら最高1000〜3000万円、ゴールドカード以上なら5000万〜1億円が目安です。
同等の海外旅行保険に自分で加入すると、それだけで2500〜5000円程度(1週間)の保険料がかかります。
フィンランドをはじめとする北欧は医療費が非常に高額で、海外旅行保険に加入せずに旅行するのはあまりにも高リスクです。
フィンランド旅行にかかる「必要経費」を節約できるのは、クレジットカードならではのメリットです。
また、クレジットカードの海外旅行保険は、大きく「利用付帯」と「自動付帯」の2種類にわかれます。
利用付帯の場合、あらかじめ適用となる条件(対象項目、最低決済金額など)を調べておくことが大切です。
| 適用条件 | 対象カード | |
|---|---|---|
| 利用付帯 | 事前に旅費の一部(航空券や交通費など)をカード決済していることで適用 | ・三井住友カード(NL) ・エポスカード ・JCBカード W |
| 自動付帯 | クレジットカードを持っているだけで自動的に適用 | ・楽天プレミアムカード(一部利用付帯) |
※ 学生専用ライフカードは2026年3月31日以降の出発分から海外旅行傷害保険の付帯なし。
※ 掲載情報は2026年6月時点のもの。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
クレジットカードに付帯する優待特典が利用できる
クレジットカードには会員限定の優待特典が付帯し、フィンランド旅行中のお得や快適が手に入ります。
特に海外旅行初心者におすすめなのが、緊急時などに日本語で相談できるサポートデスクです。
フィンランドには現地サポートデスクはほぼありませんが、24時間年中無休で国際電話によるサポートを受けられます。
フィンランドをはじめとする北欧は英語レベルが高く、観光地なら英語が通じることがほとんどですが、英語が苦手な人にとっては強い味方になるでしょう。
ほかにも、クレジットカードに付帯する旅行特典には、以下が挙げられます。
クレジットカードに付帯するおもな旅行特典
- 空港から自宅の手荷物宅配サービス
- Wi-Fiレンタル、スーツケースレンタルなどの優待割引
- 空港ラウンジ(ゴールドカード以上)
こうした旅行特典が充実しているクレジットカードを「特典用」として発行するのも選択肢のひとつです。
海外キャッシングが利用できる
フィンランド旅行にクレジットカードを持っていけば、現地到着後に海外キャッシングを利用できます。
海外キャッシングのメリット
- 両替に比べて手数料が安い
- ATMさえあれば、24時間いつでも利用できる
- 大金を持ち歩く必要がなく、防犯対策にもつながる
海外キャッシングとは、フィンランド国内のATMにクレジットカードを差し込み、現地通貨(ユーロ)を引き出すことです。
「キャッシング」と聞くと借金のイメージがあるかもしれませんが、クレジットカードの通常利用分と同様に、翌月以降の引き落とし日に清算されます。
海外キャッシングは両替に比べてレートが安く、フィンランド旅行にかかる費用の節約にもつながります。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフィンランド情報
「超キャッシュレス社会」のフィンランドでは、現金をほとんど使わずに過ごすことも可能です。たとえば1週間のフィンランド滞在なら、現金は50~100ユーロだけでも問題なく過ごせるでしょう。「必要なときに必要な分だけ」現金を引き出せるのは、海外キャッシングならではのメリットです。
フィンランドは1ユーロからでもクレジットカード払いができる
フィンランドではクレジットカード決済に対応しているお店が非常に多く、1ユーロでも問題なくクレジットカード決済できます。
日本のように、少額決済だからといってクレジットカード決済を嫌がられることはありません。
ただし、現金払いのみのお店やサービスも少なからず存在します。
いざというときに「現金がまったくない」とならないためにも、最低でも数十ユーロは常に持っておくべきでしょう。
フィンランドのクレカ決済事情│VisaかMastercardをメインに
フィンランドにおけるクレジットカード事情をまとめると、以下のとおりです。
フィンランドにおけるクレジットカード事情
- クレジットカードは複数枚持ちが鉄則
- 「決済用」にはVisaかMastercard
- 「特典用」にはアメックスやJCBの優待特典が充実
キャッシュレス先進国のフィンランドへ行くなら、クレジットカードは最低でも2枚持ち、決済用と特典用を使い分けることが大切です。
クレジットカードは複数枚持ちで!
フィンランドへ行くなら、クレジットカードは最低でも2枚、できれば3枚持っていくのがおすすめです。
クレジットカードを複数枚持っていれば、万が一メインカードが使えなくなってしまっても、他のクレジットカードで代用できます。
これにより「クレジットカードが使えなくてホテルに泊まれない」、「海外キャッシングでお金を引き出せない」といったトラブルを回避できます。
よくあるクレジットカードのトラブル例
- 磁気不良
- ICチップ部分の破損
- クレジットカードの上限額に達した
- ATMにクレジットカードを吸い込まれた
- カード会社による自動ロック(いつもとは違う決済を認識して誤作動を起こした)
また、クレジットカードを複数枚持つときは「決済用」と「特典用」を区別することがポイントです。
それぞれの役割に秀でたクレジットカードを選ぶことで、各カードの強みを最大限に引き出せます。
Visa・Mastercardが選べる三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
お得なキャンペーン
- 新規入会キャンペーン(2026年6月1日〜)新規入会&条件達成で
最大2万3000円相当
プレゼント・新規入会&入会月+1ヶ月後末までにスマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・SBI証券口座開設&クレカ積立などで1万8000円相当のVポイントをプレゼント - (学生限定)新規入会キャンペーン(2026年1月7日〜)新規入会&条件達成で
最大6000円相当
プレゼント・新規入会&入会月+1ヶ月後末までにスマホのタッチ決済1回で5000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
・新規入会で1000円分のVポイントPayギフトをプレゼント
Visa・Mastercardを決済用のメインカードに
フィンランド旅行中の決済用メインカードを作るなら、国際ブランドはVisaかMastercardの2択です。
フィンランド国内における国際ブランドのシェアは次のとおりで、VisaとMastercardの2つだけでほぼ100%を占めています。
フィンランド国内における国際ブランドのシェア
- Visa:55%
- Mastercard:45%
VisaとMastercardのシェアが大きいフィンランドでは、決済用のメインカードはこの2ブランドのいずれかを選ぶのがおすすめです。
観光客の多いエリアや施設ではJCBやアメックスの取扱店もあるため、特典を活用する目的で組み合わせて持つのも一案です。
アメックスやJCBは充実した優待特典で選ぶ
フィンランド旅行に向けて「特典用」クレジットカードを作るなら、国際ブランドはアメックスやJCBがおすすめです。
会員限定の優待特典が充実しており、旅行をより充実させるサービスが揃っています。
たとえばアメックスなら、ホテルの無料宿泊券やトラベルクレジットが付与されることもあります。
年会費は高額になることもありますが、「ラグジュアリーなフィンランド旅行を楽しみたい」、「フィンランドだけでなく世界中を旅するのが好き」という人は発行する価値があるかもしれません。
JCBには、海外でのトラブル時に日本語でサポートを受けられるJCBプラザがあり、海外旅行初心者に心強い味方になります。
フィンランドでクレジットカードが使える場所・使えない場所
フィンランドでクレジットカードを使える場所、使えない場所をまとめると、以下のとおり。
| 使える場所 | 使えない場所 |
|---|---|
|
|
基本的にはクレジットカードに対応しているお店がほとんどですが、一部の例外に備えて最低限の現金は持ち歩く必要があります。
クレジットカードが使えない場所としては、個人経営の小さな店や露店などが挙げられます。
マーケットはヨーロッパ旅行の醍醐味のひとつですが、マーケットでの買い物を楽しみたい人はそれだけ現金が必要なことも覚えておきましょう。
フィンランドには基本的にチップの文化はありません。ホテルやレストランでは、料金にサービス料が含まれているのが一般的です。
ただし、ポーターやクロークを利用したとき、気持ちのよいサービスを受けたときなどは、感謝の気持ちとして数ユーロ渡すと喜ばれます。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフィンランド情報
フィンランドの街中にあるトイレは、有料のケースもあります。現金を持っていないと、近所でATMを探したり、細かい小銭にくずしたりと、かなりの手間がかかってしまいます。緊急時に備え、あらかじめ少額紙幣や1ユーロ硬貨を持っておくと安心でしょう。
フィンランドの交通機関ではクレジットカード払いでOK!
フィンランドの公共交通機関は、基本的にクレジットカード決済に対応しています。
タッチ決済を活用すれば券売機を使うこともなく、スムーズに乗車できます。
フィンランドの交通機関での決済事情
- 電車、トラム(路面電車)、バスではクレカのタッチ決済も普及
- フェリーの船内での支払いはクレジットカードor現金で
- ヘルシンキ交通局(HSL)はタッチ決済とアプリ購入が主流に
電車、トラム(路面電車)、バスではクレカのタッチ決済も普及
フィンランドの首都ヘルシンキでは、クレジットカードのタッチ決済により電車やバス、トラムなどに乗車できます。
タッチ決済に対応しているのは、おもにクレジットカード、デビットカード、QRコードの3種類です。
クレジットカードを登録しておけば、Apple PayやGoogle Payによるスマホのタッチ決済も可能です。
2026年1月時点のヘルシンキ公共交通機関の運賃の目安
- ABチケット:€3.20(HSLアプリ・キオスク経由)
- タッチ決済の場合:€3.50(チャージ料込み)
アプリやキオスクで購入する方がやや安くなりますが、タッチ決済は事前準備が不要で、もっとも手軽に利用できる方法です。
クレジットカードによるタッチ決済を使うなら、前提としてタッチ決済機能がついたクレジットカードでなければなりません。
タッチ決済の対応可否は、クレジットカード券面に波のようなマーク(リップルマーク)があるかどうかで判断できます。
リップルマーク
当記事で紹介したクレジットカード5枚はいずれもタッチ決済に対応しており、国際ブランドがVisaかMastercardなら、フィンランドの公共交通機関で問題なくタッチ決済を利用できます。
フェリーの船内での支払いはクレジットカードor現金で
ヘルシンキ市内のフェリーでは、クレジットカードまたは現金によるチケット購入が可能です。
フェリーのチケットは、電車やバスなどとの共通券であり、埠頭の券売機でも購入できます。
チケットは事前購入制で、船内での購入はできません。
フェリーチケットの購入方法
- クレジットカード
⇒Visa、Mastercard、American Express、Union Pay - 現金
⇒ユーロのみ
HSLアプリとタッチ決済が主流に│券売機が大幅縮小
ヘルシンキ地域交通局(HSL)では、2025年に大幅なシステム変更が行われ、現在はタッチ決済とHSLアプリが主流の支払い方法になっています。
観光客に便利な3つの支払い方法
- タッチ決済:もっとも手軽。クレジットカード等を読み取り機にかざすだけで乗車可能
- HSLアプリ:事前にクレジットカードを登録、アプリ内で完結。タッチ決済より運賃がやや安い
- キオスクでのQRコード式チケット:キオスク(kioski)で購入。一回券・一日券のみ
2025年以降のHSLの変更点
- 2025年6月:全HSL機関でタッチ決済対応開始
- 2025年9月:販売拠点のチケットが使い捨てカード式からQRコード式レシートに変更
- 2025年11月以降:自動券売機の機能が大幅縮小(一回券・一日券のみ販売)
- 2日以上有効なチケットはHSLアプリのみで購入可能
- ヘルシンキ中央駅のHSLサービスポイントは2025年4月にトリプラへ移転
なお、以前主流だったHSLカード(プラスチック製)は、現在ではあまり使われていません。観光客は上記の3つの支払い方法のいずれかを選ぶのがおすすめです。
ヘルシンキ市内の公共交通機関ではゾーン制が採用されており、運賃はゾーンによって決定します。
HSLアプリの利用方法
- トラベルゾーンを選ぶ(AB、BCD、ABCDなど)
- 人数を確定し、クレジットカードで決済
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フィンランドの公共交通機関では「信用乗車制度」が採用されており、日本のような改札はありません。車内で乗務員による抜き打ちチェックが行われ、有効な切符を持っていないと約100ユーロの罰金が科されます。チケット購入をスムーズにしたい人は、HSL(ヘルシンキ地域交通局)のアプリやクレジットカードのタッチ決済を利用するのがおすすめです。
フィンランド郊外にある観光地でもクレジットカード決済ができる
一般的に、クレジットカードは都市部ほど使い勝手がよく、地方に行くほど利用可能店が少なくなる傾向にあります。
しかし、次の2つの人気観光スポットでは、問題なくクレジットカードを利用できます。
フィンランド郊外の観光地
- トゥルクのムーミン・ワールド
- ロヴァニエミのサンタクロース村
夏の間だけ開園するムーミン・ワールドはクレジットカード払いで!
6月初旬から8月中旬のみ開園するムーミン・ワールドでは、入園料のクレジットカード決済が可能です。
決済に利用できる国際ブランドは、次の3種類です。
使えるクレジットカード
- Visa
- Mastercard
- American Express
チケットの購入方法には、オンラインでの事前購入と窓口での当日購入の2通りがあります。
料金が安くなること、当日チケット購入の列に並ぶ必要がないことなどを考えると、オンラインでの事前購入がはるかに便利でしょう。
| オンラインでの事前購入 | 窓口での当日購入 | |
|---|---|---|
| 1日チケット | 39ユーロ | 41ユーロ |
| 2日チケット | 45ユーロ | 50ユーロ |
| シーズンパス | 99ユーロ | 99ユーロ |
※ 2024年6月時点。最新の料金はムーミン・ワールド公式サイトでご確認ください。
ムーミン・ワールドに行くバスもタッチ決済が可能
ムーミン・ワールドがあるナーンタリへは、「フィンランドの古都」トゥルクからバスを利用する人が多いでしょう。
トゥルク発のバス車内にはカードリーダーが設置されており、クレジットカードによるタッチ決済が可能です。
タッチ決済に対応している国際ブランドはVisaとMastercardの2種類が中心です。JCBやAmerican Expressは、Apple PayやGoogle Payなどに登録することで利用できる可能性があります。
ロヴァニエミのサンタクロース村行きのバスもタッチ決済OK
フィンランドの北部にあるサンタクロース村へは、最寄りの都市ロヴァニエミからバスで向かうのが一般的です。
チケットはバス車内で運転手から購入でき、現金だけでなくクレジットカードによるタッチ決済にも対応しています。
また、11~3月にはサンタクロース村、市内、空港を結ぶサンタクロースバスも運行し、同様にクレジットカードによるタッチ決済が可能です。
現金が必要になったら海外キャッシングがお得
フィンランド滞在中に必要最低限のユーロを用意するなら、クレジットカードによる海外キャッシングがおすすめ。
海外キャッシングは両替よりもレートがよく、大金を持ち歩く必要がないことから防犯対策にもつながります。
海外キャッシングがおすすめの理由
- キャッシングは両替よりもレートが良い
- 大金を持ち歩く必要がない
キャッシングは両替よりもレートが良い
フィンランドのATMから海外キャッシングを利用した場合、手数料は両替よりも安くなります。
たとえば、5万円分の手数料を比較すると、以下のとおり。海外キャッシングの利率は年率18.0%ですが、1日あたり0.05%、1ヶ月あたり約1.5%と両替より安くなります。
| 海外キャッシング | 約740円(利息※)+220円(ATM手数料) |
| 両替 | 1000~1500円(2.0~3.0%の場合) 2500~5000円(5.0~10.0%の場合) |
※ 年率18.0%、借入日数30日で算出。
これだけだとあまり大差はありませんが、海外キャッシングでは「繰上返済」を利用できます。
繰上返済とは、通常の引き落とし日ではなく、利用金額が決定した時点で清算することです。
借入期間が短くなることで利息はさらに安くなり、たとえば10日後に返済したときの利息は約246円となります。
ネットバンクがあればフィンランド滞在中でも繰上返済が可能で、利息を最小限に抑えられます。
大金を持ち歩く必要がない
海外キャッシングは、ATMさえあれば24時間いつでもユーロを引き出せます。
つまり、大金を持ち歩く必要がなく、フィンランド滞在中の防犯対策につながります。
大金を持ち歩くと、それだけセキュリティ面でのリスクは高くなり、ついそわそわしてしまうものです。
万が一大金を盗まれても、現金は海外旅行保険の補償対象にはなりません。
クレジットカードなら、万が一紛失してもアプリなどからすぐに利用を停止でき、不正利用額を補償してもらえる可能性があります。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフィンランド情報
ヘルシンキ国際空港の中にも、海外キャッシングに対応しているATMは多数あります。到着直後に最低限のユーロを下ろせば、市内までの移動や飲食代などにすぐ利用できますよ。
フィンランドのATMがある場所と使い方
海外キャッシングは、利用手順さえ知っていれば海外旅行初心者でも簡単です。
フィンランドに到着してから慌てないよう、あらかじめATMの設置場所や注意点を確認しておきましょう。
フィンランドの街中を歩くと、以下のような場所でATMを見つけられます。
ATMの設置場所
- 銀行
- ショッピングセンター
- 駅やバスターミナル
- 空港
- 市街地の主要な場所
- コンビニやガソリンスタンド
特にセキュリティ性が高いのが、銀行内のATMです。
銀行は警備員が常駐していることから犯罪のリスクが低く、トラブル時にはすぐにスタッフを呼び出せます。
ほかにも、ショッピングモールや空港のATMなら、比較的セキュリティを確保しやすいといえます。
ATM付近でのスリやひったくりに注意!
ヨーロッパの中でも治安がよいとされているフィンランドですが、観光客を狙った軽犯罪はゼロではありません。
特に、ATM周辺ではスリやひったくりに注意が必要です。
こうした被害を防ぐには、日中の明るい時間にATMを利用するのが鉄則です。
また、キャッシングしたらすぐに現金は貴重品ポケットなどにしまい、周囲に不審な人がいないか確認しましょう。
30ヶ国以上の海外旅行経験がある
ライター・長坂ヒロのフィンランド情報
いくら治安がよいフィンランドでも、日本と同じ感覚でいると犯罪の被害に遭いやすくなります。財布を後ろポケットに入れる、カバンを置いて席取りするなどの行為は、フィンランドではNGです。
クレジットカードを使うときの注意点
フィンランド旅行に欠かせないクレジットカードですが、次の5点には注意が必要です。
フィンランド旅行でクレジットカードを使うときの注意点
- スキミングに注意する
- 現地通貨(ユーロ)建てで支払う
- レシートの請求額を確認する
- 支払い回数は選べない
- ミニマムペイメントが決まっている店もある
スキミングに注意する
フィンランドをはじめ、海外ではスキミング被害に注意しなければなりません。
スキミングに遭わないための対策
- ATMのカード差込口に不審物がないかチェックする
- クレジットカードを店の奥にもっていかせない
- できるだけタッチ決済を利用する
スキミングとは、スキマーという機器でカード情報を盗み取り、クローンカードを作成する犯罪のこと。
スキミングの被害に遭うと、自分の知らないところでカードが悪用されてしまいます。
スキミングの被害を抑えるには、次のような対策が効果的です。
現地通貨(ユーロ)建てで支払う
フィンランドでクレジットカードを利用するときに「日本円、ユーロ?」と聞かれたら、迷わずユーロを選択しましょう。
これは現地通貨(ユーロ)建てと日本円建てを選択するもので、現地通貨建てのほうがはるかに手数料は安くなります。
現地通貨建てと円建て
- 現地通貨建て:約1.6~2.2%(国際ブランドが定めるレート)
- 日本円建て:約2~10%(店舗が独自に定めるレート)
レシートの請求額を確認する
フィンランドでクレジットカードを利用したら、すぐにレシートを確認する癖をつけましょう。
特に多いのが、請求額の桁がズレているケース。たとえば、本来なら5.0ユーロなのに、店員の入力ミスにより50ユーロ請求されることがあります。
日本に帰国してからミスに気付いても返金対応は難しくなるため、その場でチェックすることが大切です。
支払い回数は選べない
フィンランドでクレジットカードを利用した場合、支払い回数は一括払いのみです。
リボ払いや分割払いなどは選択できません。
例外として、リボ払い専用クレジットカードだと海外利用分も自動的にリボ払いになります。
また、どうしても一括での返済が難しいときは、クレジットカードのマイページやアプリから支払い回数を後日変更できるケースもあります。
ミニマムペイメントが決まっている店もある
フィンランドでは、店舗によってクレジットカードの最低利用金額(ミニマムペイメント)が決まっていることもあります。
特に、個人経営の小さなお店やマーケットでは、ミニマムペイメントを設けている可能性が考えられます。
会計時に慌てないためには、あらかじめクレジットカードの利用可否を聞いておく、最低限の現金は用意しておくなどの対策が効果的です。
さいごに...
この記事のまとめ
フィンランドは世界でも有数のキャッシュレス先進国です。
1ユーロでもクレジットカード決済するのが一般的で、公共交通機関などでも幅広くタッチ決済を利用できます。
キャッシュレス先進国のフィンランドだからこそ、クレジットカードは複数枚持ちが鉄則です。
クレジットカードが2枚以上あれば、磁気不良などの予期せぬトラブルに柔軟に対応できます。
フィンランド旅行におすすめのクレジットカードの選び方
- クレジットカードは複数枚持ち
- 国際ブランドはVisaかMastercardの2択
- 複数枚で異なる国際ブランドを組み合わせる
クレジットカードがあれば、海外旅行保険などの特典が付帯するだけでなく、お得な海外キャッシングを利用できます。
年会費無料のクレジットカードならコストは一切かからず、特典により旅費を節約できるでしょう。
また、2026年第4四半期から導入予定のETIASや、2025年から普及したヘルシンキ公共交通機関のタッチ決済など、フィンランド旅行の準備や現地での利用シーンはますますクレジットカードが必須となっています。
当記事で紹介したクレジットカード5枚を比較し、「超キャッシュレス社会」のフィンランド旅行に備えてください。
監修者
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
飯田道子
いいだみちこ
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。どの金融機関にも属さない独立系FP。ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。クレジットカード専門サイトで数多く記事監修を担当













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