旅行を楽しく充実させたい、旅行業界で活躍したい人に役立つ資格・検定をご紹介!

[公開:2024年1月22日]

旅の魅力や醍醐味には、国内外を問わず、実際に訪れてその土地を深く知ったり、語学を活かして現地の人と交流をしたり、旅行業界で働くなど、さまざまなものがあります。
旅行をより楽しみたい、旅行業界で働きたい、スキルアップしたい人におすすめなのが、旅行に関する資格の取得や検定の活用です。
旅行に関する資格・検定には、さまざまな種類があり、必要な知識やスキルが異なるので、ご自身の目的に合ったものを選ぶことが大切です。

本記事では、旅行に関するおすすめの資格・検定の種類と選び方について、ご紹介します。

女性がガイド本を見ている画像
※画像はイメージです。

1.旅行に関する資格・検定の種類

編集プロダクションとは、企業や団体などの依頼を受けて、コンテンツの企画・制作・編集・発行などを請け負う事旅行に関する資格・検定には、大きく分けて3つの種類があります。

(1)特定の地域や分野の魅力が深く学べる資格・検定
(2)語学が活かせる資格・検定
(3)旅行業界で活躍するための資格・検定

(1)特定の地域や分野の魅力を深く学べる資格・検定

特定の地域や分野の魅力が深く学べる資格・検定には、以下のようなものがあります。

旅行地理検定【民間資格】

旅行地理検定は、旅行先の地理や観光に関する知識を評価する全国の統一試験です。
旅行地理検定協会が主催し、株式会社JTB総合研究所が事務局となり、1995年より実施され、試験は、2022年度以降から毎年1回行われています。
検定は「日本旅行地理」と「世界旅行地理」の2種類があり、それぞれ初級・中級・上級の級があります。
また、学生や一般の方をはじめ、旅行・観光業界でキャリアアップしたい方や「総合(または国内)旅行業務取扱管理者」「通訳案内士」といった国家資格の試験対策としても活用されています。

富士山とお城の画像
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京都・観光文化検定【民間資格】

京都・観光文化検定は、京都の歴史や文化、観光に関する理解を目的とした検定です。
京都商工会議所が主催し、2004年から実施されています。
級は1級(※)から3級まであり、試験は7月(3級)と12月(1〜3級)に行われています。
※試験の記述式・小論文式で合わせて70%以上80%未満の正解の場合は準1級に認定されます。

京都の歴史や文化に興味がある方や観光に関わる仕事をしている方、実際に京都にお住まいの方などにもおすすめの検定です。

京都の風景の画像
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東京シティガイド検定【民間資格】

東京シティガイド検定は、海外や国内も含め、東京に旅行される方に、東京の魅力を紹介するために必要な知識、理解を測ることを目的とした検定です。
公益財団法人東京観光財団が主催し、2003年から実施されています。試験は年1回(試験期間中)行われており、級は1級から3級まであります。

東京の歴史や文化に興味があり、その魅力を国内外の旅行者に伝えたい方、東京で働く人、東京を訪れる観光客など、東京の知識を深めたい方や観光関係の仕事で活用したい方などにおすすめの検定です。

東京駅の画像
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世界遺産検定【民間資格】

世界遺産検定は、ユネスコの世界遺産を通して、国際的な教養と理解、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目的とした検定です。
NPO法人 世界遺産アカデミーが主催し、2006年から実施され、試験は年に4回行われています。カテゴリはマイスター、1級から4級(2024年7月より準1級が新設)まであります。

世界遺産に興味がある方、世界の文化や歴史に興味がある方、世界遺産の場所に行きたいと考えている方、旅行業界で活用したい方などにおすすめの検定です。
また、世界遺産検定で認定されると、全国約300の大学・短大の入試で優遇措置を受けることができるのも、この検定の魅力の一つです。

世界遺産タージ・マハルの画像
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(2)語学が活かせる資格・検定

語学が活かせる資格・検定には、以下のようなものがあります。

全国通訳案内士【国家資格】

全国通訳案内士は、日本を訪れる旅行者の増加に伴い、需要が高まっている資格です。観光やビジネスなどで日本を訪れる外国人に対して、日本の観光地や文化、歴史について説明や案内をするための国家資格です。

日本政府観光局(JNTO)が観光庁の代行機関として主催し、試験は毎年1回行われています。
旅行業界で観光ガイドとして活躍したい方や語学力を活かして幅広い知識を身につけたい方、国際交流などに貢献したい方におすすめの資格です。

旅行客とガイドが会話している画像
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観光英語技能検定【民間資格】

観光英語技能検定は、旅行業者や観光、ホテル、レストランなどの職場で働く人や海外旅行者の英語力の向上を目的とした検定試験です。
全国語学ビジネス観光教育協会が主催し、1989年から実施されています。
級は1級から3級まであり、試験は1級は年1回、2級と3級は年2回行われています。

英会話能力に加え、観光に関する専門用語などが身についていることを証明できる資格のため、 旅行業界で活躍したい方、英語圏での海外旅行を楽しみたい方にも、おすすめの検定です。

旅行を楽しんでいる人の画像
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(3)旅行業界で活躍するための資格・検定

旅行業界で活躍するための資格・検定には、以下のようなものがあります。

観光英語技能検定【民間資格】

観光英語技能検定は、旅行業者や観光、ホテル、レストランなどの職場で働く人や海外旅行者の英語力の向上を目的とした検定試験です。
全国語学ビジネス観光教育協会が主催し、1989年から実施されています。
級は1級から3級まであり、試験は1級は年1回、2級と3級は年2回行われています。

英会話能力に加え、観光に関する専門用語などが身についていることを証明できる資格のため、 旅行業界で活躍したい方、英語圏での海外旅行を楽しみたい方にも、おすすめの検定です。

旅行代理店でお客様と会話している画像
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旅程管理主任者(総合旅程管理主任者・国内旅程管理主任者)【公的資格】

旅程管理主任者は、旅行業者が企画するツアーや団体旅行に同行する主任添乗員(ツアーコンダクターとも呼ばれる)に必要な資格です。旅行会社が企画するツアーや団体旅行に同行する主任の添乗員に取得が義務づけられています。
国土交通大臣に登録された研修機関(日本旅行業協会、全国旅行業協会、日本添乗サービス協会など)の行う旅程管理研修を修了し、所定の添乗実務経験が必要とされます。

旅程管理主任者資格は、旅行業界で働きたい方や、旅行業務の管理や監督に携わりたいという方におすすめの資格です。

旅行で添乗員が引率している画像
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2.旅行に関する資格・検定の選び方

自分の目的や興味に合わせて、適切な資格・検定を選ぶためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

資格の勉強をしている人の画像
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(1)資格や検定に求める目的は何か

旅行に関する資格・検定は、旅行の知識やスキルを身につける、旅行業界で活躍する、特定の地域や分野を深く知りたい、学びたいなど、目的が異なります。取得の目的は何か考えてみましょう。

(2)旅行に関しての興味や関心は何か

旅行に関する資格・検定は、幅広い分野にわたっています。
そのため、自分の興味や関心がある分野の資格・検定を選ぶと、勉強や取得が楽しくなります。
たとえば、語学を活かしたい人は、観光英語技能検定を取得をしたり、特定の地域や分野の魅力を深く知りたい人は、世界遺産検定や歴史能力検定を選ぶとよいでしょう。

(3)資格や検定の難易度はどのくらいなのか

旅行に関する資格・検定は、それぞれ難易度が異なるので、自分の学力や経験に合わせて、適切な資格・検定を選ぶことが大切です。

資格の取得や検定へのチャレンジは、旅をより楽しく充実したものにしてくれるでしょう。
ぜひ、この記事の参考に自分に合った、資格・検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。