「Tokyo SAKE Collection 2016」に行ってきました(イベントレポート)

こんにちは編集第2グループの谷岡幸恵です。お酒関係をはじめとした実用書や国内ガイドブックなどを担当しています。『日本酒 完全バイブル』(監修:武者英三/ナツメ社)の編集を担当したご縁で昨年もうかがった、名酒センター主催イベント「Tokyo SAKE Collection」に行ってきました。2016年も盛り上がった酒コレの様子をレポートします。(公開:2016年10月11日/更新:2022年1月21日)
2015年の「Tokyo SAKE Collection」レポート記事もご覧ください

Tokyo SAKE Collection 2016
2016年9月11日(日) 会場:増上寺 慈雲閣(東京・芝公園)
主催:名酒センター
運営:ウイメンズ日本酒会
協力:東京デザイン専門学校
学生日本酒協会

ウイメンズ日本酒会の皆さん
今年も『日本酒 完全バイブル』を物販コーナーで販売させていただきました

若者中心の運営がキラキラの第2回!

2回目の開催となる今年も、芝公園の増上寺に全国各地から蔵元推薦の日本酒約50銘柄が集結。当初2部構成の予定が、第3部も追加されるほどの人気ぶりでした。

会場の中央に置かれた竹林のオブジェは、東京デザイン専門学校の生徒さんの作品

第1部は、今回が初の試みとなる女性限定の日本酒会。会場は華やかな雰囲気に包まれていました。
そしてこの第1部では、参加者全員と特別審査員の方々が出品酒に投票し、5つの部門で第1位7銘柄(同率含む)が選出されました。
女性らしい視点で選ばれた各部門の受賞酒は以下の通り。

★スイーツに合う日本酒★部門

▲「泡々酒(ほうほうしゅ)ストライプ」丸本酒造(岡山県)
▲「KURAYA 米」森民酒造本家(宮城県)

★女子会に持っていきたい日本酒★部門

▲「純米大吟醸 ゆめのかおり」末廣酒造(福島県)

★ジャケ買いしそうな日本酒★部門

▲「七冠馬 特別純米 ザ・セブン漆黒のS」簸上清酒(島根県)
▲「四季桜 とちぎの星 純米酒」宇都宮酒造(栃木県)

★外国人にも注目されそうな日本酒★部門

▲「奥の松 大吟醸雫酒 十八代伊兵衛 金賞受賞酒」奥の松酒造(福島県)

★飲みやすい日本酒★部門

▲「純米吟醸 花一匁(はないちもんめ)」大利根酒造(群馬県)

昨年に引き続き、まるでファッションショーのような蔵元の入場スタイルや蔵元が日本酒を奉納する祈祷、そして蔵元との距離が近いアットホームな雰囲気と、運営にあたったウイメンズ日本酒会のみなさんの素敵な笑顔は今年も健在です。
「Tokyo SAKE Collection」、通称「酒コレ」のスタイルを確立しつつ、新たな企画を盛り込み進化しているな〜と感じました。

全国各地の蔵元の方と直接お話ししながら試飲できるのが醍醐味
まるでファッションショーのような蔵元の入場スタイル。昨年は照れていらっしゃった蔵元も今年は余裕の笑顔?
今年も、会場となった増上寺に各蔵元が日本酒を奉納しました。やっぱり何度見ても壮観な眺め!

第1回から参加させていただいたからなのか、若い皆さんが一生懸命運営にあたっている姿を見ているからなのか、なんだか勝手に親心(?)な気分でイベントを眺めている自分が…(笑)。
若者の日本酒への愛がひしひしと感じられる「酒コレ」。日本酒好きの方にはもちろん、普段あまり日本酒になじみのない方にもおすすめです!
次回も勝手にお母さん気分で楽しみにしています!!

これからますます日本酒が美味しくなる季節(いつでも旨い!と言ってるじゃないか、という声が聞こえてきそう…)。様々な日本酒イベントが各地で開催されます。ぜひ皆さんも日本酒イベントに出かけてみてはいかがでしょうか。

●文・撮影・編集=谷岡幸恵(アーク・コミュニケーションズ
●編集=大山勇一、 魚住陽向フリー編集者、小説家