毎年10月1日は「都民の日」。2024年(令和6年)ももちろんあります! この「都民の日」を記念し、東京都施設の入園料、観覧料などが無料になります(※「企画展のみ」や「常設展のみ」の場合もあるので各施設の欄をよくお読みください)。都民でも、都民じゃなくても全人類どなたでも入場無料なのです。混雑時には入場制限があるので要注意。必ず、各施設の公式サイトをご確認のうえでお出かけください。他にも記念行事が行われますので、東京都の公式情報で要チェック!(公開:2024年9月13日)
◆CONTENTS◆ ①恩賜上野動物園/②東京都美術館/③井の頭自然文化園/④旧芝離宮恩賜庭園/⑤東京都庭園美術館/⑥江戸東京たてもの園/⑦六義園/⑧旧岩崎邸庭園/⑨多摩動物公園/⑩葛西臨海水族園/⑪清澄庭園/⑫東京都写真美術館/⑬旧古河庭園/⑭東京港野鳥公園/⑮東京都江戸東京博物館(※改修工事のため休館中)/⑯小石川後楽園/⑰神代植物公園/⑱殿ヶ谷戸庭園/⑲東京都現代美術館/⑳夢の島熱帯植物館/㉑浜離宮恩賜庭園/㉒向島百花園/㉓東京都水道歴史館/㉔東京都水の科学館/㉕奥多摩 水と緑のふれあい館/㉖東京都虹の下水道館/㉗京浜島勤労者厚生会館(順不同)
①恩賜上野動物園
約300種3000点の動物を飼育する上野動物園。東園はゴリラ・トラの住む森、ゾウのすむ森、クマたちの丘、ホッキョクグマとアザラシの海など。西園にはキリン、カバ、サイ、ハシビロコウ、アイアイなどアフリカ産の動物、小獣館、両生爬虫類館、家畜動物が中心の子ども動物園などがあります。
■上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト UENO-PANDA.JP
[住所]東京都台東区上野公園9-83 [Googleマップ]
(JR上野駅(公園口)から徒歩5分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
②東京都美術館
●企画展『大地に耳をすます 気配と手ざわり』●
本展では自然に深く関わり制作をつづける現代作家5人(榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコ)をご紹介します。写真、木版画、油彩画、水彩画、インスタレーションなど多彩な作品を展示。かすかな気配も捉える作家の鋭敏な感覚をとおして触れる自然と人のあり様は、私たちの「生きる感覚」をも呼び覚ましてくれるでしょう。
[住所]東京都台東区上野公園8-36 [Googleマップ]
(各線・上野駅より徒歩7〜10分)
[URL]https://www.tobikan.jp/
③井の頭自然文化園
井の頭公園に隣接した動物園。「リスの小径」「武蔵野ハビタット」「モルモットふれあいコーナー」などにかわいい動物がいっぱい。本園と分園あわせて170種を超える動物を飼育しています。また、水生物館、彫刻園、資料館などの他に小さな遊園地「スポーツランド」も子ども達に人気です。(撮影:田村裕未)
[住所]東京都武蔵野市御殿山1-17-6 [Googleマップ]
(各線・吉祥寺駅[公園口]から徒歩約10分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/
④旧芝離宮恩賜庭園
現代の東京に残っている江戸初期の大名庭園の一つ。池を中心とした庭園の区画や石の配置がとても美しい回遊式泉水庭園です。
[住所]東京都港区海岸1-4-1 [Googleマップ]
(各線・浜松町駅から徒歩1分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index029.html
⑤東京都庭園美術館
●庭園・建物公開展「建物公開2024 あかり、ともるとき」●
本展は、1933年(昭和8)に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の建築としての魅力を存分にご堪能いただくため、年に一度開催している建物公開展です。これまで当館では毎回テーマを設定し、様々な角度から建物公開展に取り組んでまいりました。今回は、この建物のみどころの一つとも言える「照明」に焦点を当てます。1.邸宅空間で感じる、季節や時間のうつろい/2.ウインターガーデン特別公開/3.宮邸時代の趣がただよう再現展示
[住所]東京都港区白金台5-21-9 [Googleマップ]
(各線・白金台駅より徒歩6分)
[URL]https://www.teien-art-museum.ne.jp
⑥江戸東京たてもの園
江戸時代から昭和初期までの、30棟の復元建造物が建ち並ぶ江戸東京たてもの園。現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示。センターゾーン、東ゾーン、西ゾーンとエリアが分かれており、時代によって建物の移り変わりが一目瞭然。まるで古い町にタイムトリップしたかのような不思議な感覚が楽しい施設です。
[住所]東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内) [Googleマップ]
(各線・花小金井駅からバス)
[URL]https://www.tatemonoen.jp/
⑦六義園
「りくぎえん」と読みます。小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていた六義園。その造りは「回遊式築山泉水庭園」で、繊細かつ温和な日本庭園です。1938年に東京市に寄付されて一般公開されました。(撮影:松村晃子)
[住所]東京都文京区本駒込6-16-3 [Googleマップ]
(各線・駒込駅から徒歩7分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
⑧旧岩崎邸庭園
1896年に岩崎彌太郎の長男(三菱第3代社長)久彌の本邸として造られました。約1万5千坪の敷地にあった20棟もの建物は現在、敷地は3分の1で、現存するのは洋館・撞球室(ビリヤード場)・和館の3棟。木造2階建・地下室付きの洋館は近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。
[住所]東京都台東区池之端1-3-45 [Googleマップ]
(東京メトロ千代田線・湯島から徒歩3分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html
⑨多摩動物公園
飼育している動物は約300種。園内は「アジア園」(スカイウォーク・タワーやウォークインバードケージで動物たちの生態を観察)、「オーストラリア園」(コアラやオーストラリア産の小動物が観察できるコアラ館も)、「アフリカ園」(ライオン、キリン、シマウマ、ゾウ、チンパンジーなどが群れをなして暮らしています)、「昆虫園」(外国産の珍しい昆虫が観られる昆虫館本館も)に分かれています。
[住所]東京都日野市程久保7-1-1 [Googleマップ]
(各線・多摩動物公園駅から徒歩1分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/
⑩葛西臨海水族園
地上30.7メートルにもなる大きなガラスドームが大迫力。500種を超える世界中の海の生き物たちを見ることができます。館内では2,200トンのドーナツ型の大水槽で群泳するクロマグロや国内最大級のペンギン展示場で泳ぎ回るペンギンの姿などを(現在、仮設展示場にて)観られます。入場門を入ってすぐにあるショップで、かわいい海の生き物グッズのお買い物も楽しいですよ。
[住所]東京都江戸川区臨海町6-2-3 [Googleマップ]
(各線・葛西臨海公園駅から徒歩5分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
⑪清澄庭園
泉水、築山、枯山水を主体にした回遊式林泉庭園です。関東大震災で大きな被害を受けたこの庭園は災害時の避難場所に。所有していた岩崎家では1924年に破損の少なかった東側半分(現庭園部分)を公園用地として東京市に寄付しました。市が1932年7月に公開。1977年には、庭園の西側に隣接する敷地を開放公園として追加開園しました。
[住所]東京都江東区清澄3-3-9 [Googleマップ]
(各線・清澄白河駅から徒歩3分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html
⑫東京都写真美術館
※以下の展示を無料で鑑賞できます
●3F 展示室「TOPコレクション 見ることの重奏」●
東京都写真美術館では約37,000 点を超える収蔵作品のなかから、テーマに沿って選び抜かれた名品を定期的に紹介しています。本展覧会では、当館の所蔵する写真作品を中心に、「見ることの重奏」をテーマとして、見るということを問い直す試みを行います。
これまで語られてきた作品をめぐる言葉とともに、時代も地域も異なるコレクションが一堂に展示されます。
●B1F 展示室「いわいとしお×東京都写真美術館 光と動きの100かいだてのいえ」
人気絵本『100かいだてのいえ』の作者いわいとしおは、日本を代表するメディアアーティスト岩井俊雄でもあります。岩井は、幼少からアニメーションに強い興味を持ち、パラパラマンガや驚き盤を現代のテクノロジーによって進化させた作品<時間層>シリーズによって、独自のメディアアートを確立しました。この展覧会では、岩井のメディアアートと、その原点となる19世紀の映像装置をつなぎ、光と動きが生み出す視覚体験の面白さと、それらを作り上げた科学者や芸術家たちの飽くなき探求心を解き明かします。
[住所]東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 [Googleマップ]
(各線・恵比寿駅より徒歩7〜10分)
[URL]https://topmuseum.jp
⑬旧古河庭園
旧古河庭園は北側の小高い丘に洋館、斜面に洋風庭園、低地に日本庭園があります。元々は明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河家の養子になった時、古河家の所有に(戦後は国の所有)。東京都が国から無償で借り受けるカタチで一般公開されています。(撮影:松村晃子)
[住所]東京都北区西ヶ原1-27-39 [Googleマップ]
(JR京浜東北線・上中里駅から徒歩7分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html
⑭東京港野鳥公園
東京港に面した公園内は、海とつながった潮入りの池やヨシ原、淡水池、小川、森林など自然がいっぱい。毎年、水鳥や小鳥類など年間120種類前後が訪れます。また、水辺の生物、カニなど干潟の生物、草地や林に棲む虫などの観察も。芝生広場やネイチャーセンターで癒されてみては?(※入場制限なし)
[住所]東京都大田区東海3-1 [Googleマップ]
(JR大森駅(東口)からバス)
[URL]http://www.tptc.co.jp/park/03_08
⑮東京都江戸東京博物館(※休館中)
現在、大規模改修工事中のため休館中(〜2025年度)。バーチャル・ミュージアムやえどはく移動博物館、他会場での講座・催し物は下記URLの公式サイトで探してみてください。江戸東京博物館スマートフォンアプリ「ハイパー江戸博」や第2弾「ハイパー江戸博 明治銀座編」おもしろいですよ。X(旧Twitter)公式アカウントは継続中なのでフォローして要チェック!
[住所]東京都墨田区横網1-4-1 [Googleマップ]
(各線・両国駅から徒歩3〜7分)
[URL]https://www.edo-tokyo-museum.or.jp
⑯小石川後楽園
「後楽園」の名付け親はあの水戸光圀! 中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」からきています。中国趣味豊かな庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」です。
[住所]東京都文京区後楽1-6-6 [Googleマップ]
(各線・飯田橋駅下車)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
⑰神代植物公園
園内に約4,800種類(10万本・株の樹木)が植えられ、バラ園、ツツジ園、ウメ園、ハギ園など、植物の種類ごとに30ブロックに分かれています。大温室(珍しい熱帯の植物が、冬も彩り鮮やかな花々を鑑賞できる)は2016年5月にリニューアルしています。
[住所]調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4丁目 [Googleマップ]
(調布駅、つつじヶ丘駅、三鷹駅、吉祥寺駅からバス)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html
⑱殿ヶ谷戸庭園
段丘の崖にできた谷を巧みに利用した「回遊式林泉庭園」。崖の上の芝生地と崖下の湧水池、樹林で雰囲気が一変する造園手法が見所の1つになっています。
[住所]東京都国分寺市南町2-16 [Googleマップ]
(各線・国分寺駅から徒歩2分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index036.html
⑲東京都現代美術館
●1F「MOTコレクション 竹林之七妍(ちくりんのしちけん)/特集展示 野村和弘」
作品名にある「妍」とは、一般に姿かたちの麗しさや優美さを意味しますが、美というものに対してどのように取り組み、作品としてきたかというそれぞれの美術家の活動を意味するものとして考えます。生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を中心に展示します。福島秀子と朝倉摂は既収蔵作品をまとまったかたちで紹介します。1Fではあわせて、コンセプチュアルな制作を通して創造行為を探求し続けてきた野村和弘の特集展示を行います。
●3F「Eye to Eye—見ること」
アレックス・カッツや中村宏、中園孔二などの絵画に描かれた視線を入り口に、反射する素材を用いた多田美波やモニール・ファーマンファーマイアンの彫刻、廃墟に錯視的なインスタレーションを作り出し写真に収めるジョルジュ・ルースの仕事、見えるものと見えないものとの間に遊戯性をもたらす開発好明のインスタレーションなど、多岐にわたる作品で構成します。さらに、絵画は「見るもの」ということを真摯に問い続けてきた画家、長谷川繁の特集展示を行います。
[住所]東京都江東区三好4-1-1(木場公園内) [Googleマップ]
(各線・清澄白河駅より徒歩9〜13分)
[URL]https://www.mot-art-museum.jp/
⑳夢の島熱帯植物館
ここは「熱帯植物とわたしたちの生活との関わり」を広く紹介する施設。小笠原諸島の貴重な固有種を含む珍しい熱帯植物が巨大なドームの中でエキゾチックな景観を創り出しています。大温室、映像ホールや情報ギャラリー、イベントホールがあり、熱帯植物と人間生活との関わりが学べます。
[住所]江東区夢の島2-1-2 [Googleマップ]
(各線・新木場駅から徒歩15分)
[URL]https://www.yumenoshima.jp/botanicalhall/
㉑浜離宮恩賜庭園
「潮入の池(海水を導き、潮の満ち干によって池の趣を変える)」と2つの鴨場を持つ、江戸時代の代表的な大名庭園。海辺の庭園で通常用いられていた様式です。明治維新後は皇室の離宮となり「浜離宮」になりました。
[住所]東京都中央区浜離宮庭園1-1 [Googleマップ]
(都営地下鉄大江戸線・汐留駅(10番出口)から徒歩5分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html
㉒向島百花園
骨とう商を営んでいた佐原鞠塢が江戸の文人墨客の協力を得て、旗本・多賀氏の元屋敷跡である向島の地に民営の花園を開園。当初は、360本のウメが主体で「新梅屋敷」と呼ばれたほど。その後、有名な植物を集め、四季を通じて花が咲くようにしたといいます。
[住所]東京都墨田区東向島3-18-3 [Googleマップ]
(東武スカイツリーライン・東向島駅から徒歩約8分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html
㉓東京都水道歴史館
2024年10月1日より再開館! 今年も「都民の日」イベントあり!
(2024年4月1日より9月30日まで設備改修工事のため休館)
●記念イベント「江戸上水 歴史講座と史跡めぐり」(史跡めぐりは小雨決行、荒天中止)
※定員30名/事前申込制(申込方法など詳細はHP確認)
※申込期間は9/3(火)〜9/17(火)
[時間]11:00〜16:30頃(予定)
[URL]https://www.suidorekishi.jp/
[TEL]03-5802-9040(平日9:30〜17:00のみ対応)
[Googleマップ]
㉔東京都水の科学館
●記念イベント「子どもサイエンスチャレンジ「表面張力」について体験
①11:00〜 ②13:30〜 ※各回先着10名(各回1時間前から整理券配布)※小学生対象イベント/保護者同伴
●記念品配布
[時間]9:30〜17:00(入館16:30まで)
[URL]https://www.mizunokagaku.jp/
[TEL]03-3528-2366
[Googleマップ]
㉕奥多摩 水と緑のふれあい館
●記念行事「小河内ダムに関するビデオの上映」
[時間]10:00~16:00
[URL]https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kouhou/pr/okutama/
[TEL]0428-86-2731
[Googleマップ]
㉖東京都虹の下水道館
●記念行事「記念品配布」
[時間]9:30〜16:30
[URL]https://www.nijinogesuidoukan.jp/
[TEL]03-5564-2458
[Googleマップ]
㉗京浜島勤労者厚生会館
●テニス、卓球、バドミントン施設使用料無料:個人1時間のみ(開館の時間中のみ)
[URL]https://www.tokyo-kosha.or.jp/kosha/hall/keihinjima.html
[TEL]03-3790-2491
[Googleマップ]
※各施設の特別展や企画展に関する説明等は、各施設によって発信されている内容を引用しております
●文・撮影・編集・WordPress=魚住陽向(編集者、小説家)
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