出勤前の早朝イベント企画で話題の「日本エクストリーム出社協会」と、おいしいクラフトビールが飲める人気イベントの仕掛け人「東京クラフトビールマニア」。2015年4月、この2つのイベント主宰がタッグを組み、全く別の新しいプロジェクトが起ち上がったと聞きました。その名も『どこでもビアホール』! なんとも面白そうで旨そうなこのプロジェクトは一体なんなのか!? 主宰のお二人に直接伺ってみました。(公開:2015年4月8日/更新:2022年2月21日)
天谷窓大(あまや そうた)
プランナー、リサーチャー、システムエンジニア、ライターなど。
「日本エクストリーム出社協会」代表
ねるねる
クラフトビール・イベンター
「東京クラフトビールマニア」主宰
「無音フェス」主催
河原でも、ガード下でも、いろんな場所をビアホールに
「お花見でも河原でも街中のガード下でも、全国各地いろんな場所においしいビールを届けて、そこを“ビアホール”にしちゃいます。面白い場所やコラボ企画の相談も歓迎です」(天谷氏)
『どこでもビアホール』は要望に応じて厳選したビール樽とビールサーバーを持ってきてくれる、クラフトビール(※)専門のケータリングユニット。
参加人数や時間に応じた料金設定などは全てクラフトビールの専門家ねるねる氏が相談に応じてくれます。
「昨年は『東京クラフトビールマニア』のイベントを50本以上やっているので、イベント毎にピッタリな種類と量はアタリがつきます。『女性が多いのでフルーティなビールを多めに』など要望もアリですよ」(ねるねる氏)
ねるねる氏がコンタクトをとっている国内の醸造所は100以上あり、ドイツやアメリカなど海外クラフトビールのインポーターともつながりがあるとのこと。
(※クラフトビール…「クラフト」=「手作り」のビール。特定地域にて限定量生産する小規模ビール会社による地域ブランドのビールのこと。≒地ビール)
ビール樽は「今からココがパーティ会場ですよ!」という装置
——何故いま新プロジェクト「どこビア」をはじめたのでしょうか。
「普段あまり話さない人とでもビールを飲んで盛り上がるとすぐに打ち解けられますよね。相手の別の一面、素が見える瞬間が好きなんです。そして、そういう人同士がつながれば、また新しいものが生まれるんじゃないかな」(天谷氏)
「日本全国あらゆる所をクラフトビールで盛り上げたいですよね。パーティー会場があるからパーティーが始まるんじゃなくて僕らがいる所が常にパーティー会場になる! みたいな 」(ねるねる氏)
オフィス、カフェ、電車の中などなど、予想外の場所がイベント会場になってしまうかもしれない『どこでもビアホール』プロジェクト。(※いつの日か、活動再開を願っています)
●文= 魚住陽向(フリー編集者、小説家)/●編集=大山勇一