(公開:2015年4月30日/更新:2021年2月11日)
こんにちはライターの井筒です。前編でお伝えしたとおり、ミニ四駆の聖地「えのもとサーキット」さんでマシンを作った弊社の若大将・佐藤遼太郎(企画制作部制作2課)。レース当日の若大将は「自分のマシンが、一番カッコ良くて速いはずっス。優勝は自分で間違いないっス!」と自信満々ですが……?
決戦の場・新橋
今回のプレス対抗レースの会場は、「タミヤプラモデルファクトリー 新橋店」(東京都港区)2階の「モデラーズスクエア」(イベントフロア)です。そして決戦の舞台となるコースがこちら。
写真左側のジャンプ台で、マシンが飛んでコースアウトしないようにすることが攻略の鍵。かといってスピードが遅い非力なマシンでは、写真中央の急坂を上れませんし、そもそもレースに勝てません。優勝を狙う参加者達は、ハイスピードを維持しつつ、コースアウトしないようにセッティングを詰めてきます。会場に着くと、さっそく若大将もマシンをテスト走行。

やはりこのジャンプ台で、思いっきりマシンがコースアウト。わずか2周しただけでタイヤがホイールから外れ、ガイドローラーは飛び散って無くなりました。本番を前に、早くも「若大将号」はバラバラに。慌てて地下1階のミニ四駆売り場へ、パーツを買いに走っていきました。
レース前には実車化計画など今年のミニ四駆の展開についての発表も
さて、この日は、メディア対抗レース前に「ミニ四駆メディアミーティング」も開催。2015年のミニ四駆の展開について発表されました。以下でその主な内容をご紹介します。
いざ負けられないレースへ!!
メディアミーティングが終わると、参加者のマシンを集めてデザインコンテストが開催。

若大将号は、10秒程度の簡単なコメントで軽くスルー。
そしてコンデレの後は、いよいよ“優勝間違いない”若大将号のレースです。この時のために投入した資金は計約8000円!(もちろん自費!!) 負けられない戦いが、そこにはあります。
それではレースの動画をご覧ください(1コースの青シャツがウチです)。
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2周目で、タイヤが外れて飛んでいます。これは、会場入り後のテスト走行時にも起きた現象。なぜ両面テープで固定するなどの補強をしなかったのでしょうか? その理由をたずねると「あー、両面テープ使えば良かったんスね……」。えのもとサーキットさんでは、「ミニ四駆を速くするためには、トライ&エラーの繰り返し」と教わってきました。しかし、エラーの潰し方が分からず、“ステイ&エラー”になっていたのが敗因でした。
こうして若大将のプレス対抗レースデビューは、ホロ苦い結果に終わりました。が、彼の心は折れていません。プライベートでジャパンカップなどに参加して、更にマシン作りのノウハウを蓄え、「次のプレス対抗レースは、自分が優勝するッス!」とのこと。
今年も大盛況が予想されるミニ四駆。ジャパンカップや販売店の大会などでは、親子連れの参加者も多く見られます。皆さんも、ぜひ一度レースに参加してみてはいかがでしょう? 若大将のようにハマるかもしれませんよ。
(文・ライター=井筒和幸)
6月21日(日)東京大会1
6月28日(日)大阪大会1
7月5日(日)静岡大会
7月12日(日)群馬大会
7月19日(土)愛知大会
8月2日(日)愛媛大会
8月9日(日)北海道大会
8月16日(日)仙台大会
8月23日(日)東京大会2
8月30日(日)福井大会
9月13日(日)岡山大会
9月27日(日)東京大会3
10月4日(日)大阪大会2
10月11日(日)広島大会
10月18日(日)チャンピオン決定戦
https://www.tamiya.com/japan/cms/mini4wdevents/3648-japancup2015.html

次のレースに向けて作り替えた「若大将号ver.4」