ブツ撮りの話

こんばんは、編集部のマイキーです。

突然ですが、雑誌や書籍に掲載されている写真、
いろんな撮影方法がありますよね。


よくイメージされるのが、モデルさんを使った撮影。
ロケ撮影や、スタジオでの撮影なんかがあります。
撮影現場の雰囲気も華やかで賑やかな一方、
関わる人が多いため、編集者的にはアレンジが大変だったりします。
あとは、お天気との戦いだったり。

取材先での、店舗撮影やインタビュー撮影なんかもあります。
弊社は、ガイドブックやインタビュー取材のお仕事が多いため、
こういう撮影がかなり頻繁にあります。

あと、忘れてならないのが「ブツ撮り」です。
文字通り「物」を「撮る」ことで、
掲載用の比較的小さい物を撮影するという意味の
ギョーカイ用語のようですね。
(最初に聞いたときは、仏像でも撮影するのかと思いましたYO!)

商業媒体ですと「ブツ撮り」した物が掲載されていないことは、
まずほとんどありません。それくらいメジャーな撮影です。

本日は、弊社のスタジオにて「ブツ撮り」をしましたので、
そのお話をしたいと思います。
(前置きが長かったですが、これが本題です)

写真本日の撮影現場。手前にカメラマン清水がおりますが、紛れて見えませんね。。酒瓶をセッティングしているのはオードリー・ヘップバーン似のカメラマン渡邊です。

ブツ撮り」にもいろいろありますが、
酒瓶のように、透明だったり周辺のものが映り込んだりする物は、
セッティングが大変みたいです。

今回も、後ろからライトをあてたり、映り込み防止用の黒紙で囲んだり。
その隙間から撮影するんです。

余談ですが…カメラマンの服装が全身真っ黒なことが多いのは、
映り込み防止のためなんだそうです。
弊社のカメラマンも全身黒っぽい服装のことが多いですね。
(結果、私服も黒っぽくなり、なんとなく地味好みな印象になりますね)

本日の撮影は、2~3時間で終わりましたが、
ときには、丸1日、一晩中なんてことも、あったりなかったり。

カタログ雑誌なんかは、とにかく!商品数が多いので
ただストイックにもくもくと「ブツ撮り」をしていくそうです。
撮影していくうちに変なテンションになって
「かわいいね!」「そう、その表情!」「いいね!」
とか、商品に向かって叫んでると睨んでるんですが、どうなんでしょうか。
一度、夜中のテンションMAX時にこっそり覗いてみたいもんです。
(編集者がいると絶対にやってくれないと思うので。恥ずかしがりやさんめ!)

この、「被写体へのかけ声」については、
いろいろ思うところもあるので、そのうち何か書きたいと思います。

【緩募】これまでに聞いたおもしろい掛け声あったら教えてください。

それでは!