2025年【都民の日】完全ガイド|誰でも無料で楽しめる施設&行事の最新情報(今年の10/1は水曜日)

▲六義園(撮影:松村晃子)

毎年10月1日は「都民の日」。2025年(令和7年)ももちろんあります! この「都民の日」を記念し、東京都施設の入園料、観覧料などが無料になります(※「企画展のみ」や「常設展のみ」の場合もあるので各施設の欄をよくお読みください)。都民でも、都民じゃなくても全人類どなたでも入場無料なのです。混雑時には入場制限があるので要注意。必ず、各施設の公式サイトをご確認のうえでお出かけください。他にも記念行事が行われますので、東京都の公式情報で要チェック!(公開:2025年9月16日)

◆CONTENTS◆ ①恩賜上野動物園②東京都美術館③井の頭自然文化園④旧芝離宮恩賜庭園⑤東京都庭園美術館⑥江戸東京たてもの園⑦六義園⑧旧岩崎邸庭園⑨多摩動物公園⑩葛西臨海水族園⑪清澄庭園⑫東京都写真美術館⑬旧古河庭園⑭東京港野鳥公園⑮東京都江戸東京博物館(※改修工事のため休館中)⑯小石川後楽園⑰神代植物公園⑱殿ヶ谷戸庭園⑲東京都現代美術館⑳夢の島熱帯植物館㉑浜離宮恩賜庭園㉒向島百花園㉓東京都水道歴史館㉔東京都水の科学館㉕奥多摩 水と緑のふれあい館㉖東京都虹の下水道館㉗京浜島勤労者厚生会館(順不同)

①恩賜上野動物園

約300種3000点の動物を飼育する上野動物園。東園はゴリラ・トラの住む森、ゾウのすむ森、クマたちの丘、ホッキョクグマとアザラシの海など。西園にはキリン、カバ、サイ、ハシビロコウ、アイアイなどアフリカ産の動物、小獣館、両生爬虫類館、家畜動物が中心の子ども動物園などがあります。
■上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト UENO-PANDA.JP

[住所]東京都台東区上野公園9-83 [Googleマップ]
(JR上野駅(公園口)から徒歩5分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

②東京都美術館

企画展『つくるよろこび生きるためのDIY』 
本展では、DIYの手法や考え方に関心を寄せる、5組の現代作家と2組の建築家を紹介します。身の回りのものでつくる作品や、多様な人が関わる場のデザインに加え、震災や経済的な事情により多くのものを失った人々の切実な営みにも焦点を当てます。
出品作家(展示順):若木くるみ、瀬尾夏美、野口健吾、ダンヒル&オブライエン、久村卓、伊藤聡宏設計考作所、スタジオメガネ建築設計事務所(展覧会公式サイトより引用)

[住所]東京都台東区上野公園8-36 [Googleマップ]
(各線・上野駅より徒歩7〜10分)
[URL]https://www.tobikan.jp/

③井の頭自然文化園

井の頭公園に隣接した動物園。「リスの小径」「武蔵野ハビタット」「モルモットふれあいコーナー」などにかわいい動物がいっぱい。本園と分園あわせて170種を超える動物を飼育しています。また、水生物館、彫刻園、資料館などの他に小さな遊園地「スポーツランド」も子ども達に人気です。(撮影:田村裕未)

[住所]東京都武蔵野市御殿山1-17-6 [Googleマップ]
(各線・吉祥寺駅[公園口]から徒歩約10分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/

④旧芝離宮恩賜庭園

現代の東京に残っている江戸初期の大名庭園の一つ。池を中心とした庭園の区画や石の配置がとても美しい回遊式泉水庭園です。

[住所]東京都港区海岸1-4-1 [Googleマップ]
(各線・浜松町駅から徒歩1分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index029.html

⑤東京都庭園美術館

庭園のみ無料公開
都心にありながら緑豊かな当館の庭園には3つのエリアがあります。朝香宮邸時代から引き継がれ、芝生が広がり開放感のある「芝庭」。起伏に富んだ景観と茶室で和の情緒にあふれる「日本庭園」。ベンチが配された寛ぎの空間で、春にはワシントン桜が楽しめる「西洋庭園」。それぞれが、四季折々の風情で建物と調和する緑豊かな都心の庭園です。(公式サイトより引用)

[住所]東京都港区白金台5-21-9 [Googleマップ]
(各線・白金台駅より徒歩6分)
[URL]https://www.teien-art-museum.ne.jp

⑥江戸東京たてもの園

江戸時代から昭和初期までの、30棟の復元建造物が建ち並ぶ江戸東京たてもの園。現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示。センターゾーン、東ゾーン、西ゾーンとエリアが分かれており、時代によって建物の移り変わりが一目瞭然。まるで古い町にタイムトリップしたかのような不思議な感覚が楽しい施設です。

[住所]東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内) [Googleマップ]
(各線・花小金井駅からバス)
[URL]https://www.tatemonoen.jp/

⑦六義園

「りくぎえん」と読みます。小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていた六義園。その造りは「回遊式築山泉水庭園」で、繊細かつ温和な日本庭園です。1938年に東京市に寄付されて一般公開されました。

▲六義園(音が出ます)

[住所]東京都文京区本駒込6-16-3 [Googleマップ]
(各線・駒込駅から徒歩7分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html

⑧旧岩崎邸庭園

1896年に岩崎彌太郎の長男(三菱第3代社長)久彌の本邸として造られました。約1万5千坪の敷地にあった20棟もの建物は現在、敷地は3分の1で、現存するのは洋館・撞球室(ビリヤード場)・和館の3棟。木造2階建・地下室付きの洋館は近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。

[住所]東京都台東区池之端1-3-45 [Googleマップ]
(東京メトロ千代田線・湯島から徒歩3分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html

⑨多摩動物公園

飼育している動物は約300種。園内は「アジア園」(スカイウォーク・タワーやウォークインバードケージで動物たちの生態を観察)、「オーストラリア園」(コアラやオーストラリア産の小動物が観察できるコアラ館も)、「アフリカ園」(ライオン、キリン、シマウマ、ゾウ、チンパンジーなどが群れをなして暮らしています)、「昆虫園」(外国産の珍しい昆虫が観られる昆虫館本館も)に分かれています。

[住所]東京都日野市程久保7-1-1 [Googleマップ]
(各線・多摩動物公園駅から徒歩1分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

⑩葛西臨海水族園

地上30.7メートルにもなる大きなガラスドームが大迫力。500種を超える世界中の海の生き物たちを見ることができます。館内では2,200トンのドーナツ型の大水槽で群泳するクロマグロや国内最大級のペンギン展示場で泳ぎ回るペンギンの姿などを(現在、仮設展示場にて)観られます。入場門を入ってすぐにあるショップで、かわいい海の生き物グッズのお買い物も楽しいですよ。

[住所]東京都江戸川区臨海町6-2-3 [Googleマップ]
(各線・葛西臨海公園駅から徒歩5分)
[URL]https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/

⑪清澄庭園

泉水、築山、枯山水を主体にした回遊式林泉庭園です。関東大震災で大きな被害を受けたこの庭園は災害時の避難場所に。所有していた岩崎家では1924年に破損の少なかった東側半分(現庭園部分)を公園用地として東京市に寄付しました。市が1932年7月に公開。1977年には、庭園の西側に隣接する敷地を開放公園として追加開園しました。

[住所]東京都江東区清澄3-3-9 [Googleマップ]
(各線・清澄白河駅から徒歩3分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html

⑫東京都写真美術館

※以下の展示を無料で鑑賞できます
●3F 展示室「総合開館30周年記念 日本の新進作家Vol.22」 
当館では、写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するとともに、新たな創造活動を紹介することを目的として、2002年より継続的に「日本の新進作家」展を開催。人と時代の流れ、場所、風習といった物事との結びつきから生まれる小さな物語に焦点をあてた5名の新進作家の作品を紹介します。(公式サイトより引用)
●B1F 展示室「総合開館30周年記念 ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」
ポルトガルを代表する映画監督ペドロ・コスタ(1958–)による、日本最大規模で、東京では初めてとなる美術館での個展を開催。本展は、コスタが10代の頃に出会い深い影響を受けた、スティーヴィー・ワンダーのアルバム『インナーヴィジョンズ(Innervisions)』(1973)と同名のタイトルを掲げています。音楽を通して社会と個人の関係に迫ろうとしたこのアルバムの精神は、彼の映像制作の方法論とも深く響き合っています。今回の展示では、ポルトガルで暮らすアフリカ系移民の歴史を照らし出した『ホース・マネー』(2014)など、コスタ作品において重要な役割を担う、ヴェントゥーラをはじめとする登場人物たちや、彼らが生きる場所に関わる映像作品に加え、東京都写真美術館のコレクションも紹介します。(公式サイトより引用)

[住所]東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 [Googleマップ]
(各線・恵比寿駅より徒歩7〜10分)
[URL]https://topmuseum.jp

⑬旧古河庭園

旧古河庭園は北側の小高い丘に洋館、斜面に洋風庭園、低地に日本庭園があります。元々は明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河家の養子になった時、古河家の所有に(戦後は国の所有)。東京都が国から無償で借り受けるカタチで一般公開されています。(撮影:松村晃子)

[住所]東京都北区西ヶ原1-27-39 [Googleマップ]
(JR京浜東北線・上中里駅から徒歩7分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html

⑭東京港野鳥公園

東京港に面した公園内は、海とつながった潮入りの池やヨシ原、淡水池、小川、森林など自然がいっぱい。毎年、水鳥や小鳥類など年間120種類前後が訪れます。また、水辺の生物、カニなど干潟の生物、草地や林に棲む虫などの観察も。芝生広場やネイチャーセンターで癒されてみては?(※入場制限なし)

[住所]東京都大田区東海3-1 [Googleマップ]
(JR大森駅(東口)からバス)
[URL]http://www.tptc.co.jp/park/03_08

⑮東京都江戸東京博物館(※休館中)

現在、大規模改修工事中のため休館中(〜2025年度)。バーチャル・ミュージアムやえどはく移動博物館、他会場での講座・催し物は下記URLの公式サイトで探してみてください。江戸東京博物館スマートフォンアプリ「ハイパー江戸博」や第2弾「ハイパー江戸博 明治銀座編」おもしろいですよ。X(旧Twitter)公式アカウントは継続中なのでフォローして要チェック!

[住所]東京都墨田区横網1-4-1 [Googleマップ]
(各線・両国駅から徒歩3〜7分)
[URL]https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

⑯小石川後楽園

「後楽園」の名付け親はあの水戸光圀! 中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」からきています。中国趣味豊かな庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」です。

[住所]東京都文京区後楽1-6-6 [Googleマップ]
(各線・飯田橋駅下車)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html

⑰神代植物公園

園内に約4,800種類(10万本・株の樹木)が植えられ、バラ園、ツツジ園、ウメ園、ハギ園など、植物の種類ごとに30ブロックに分かれています。大温室(珍しい熱帯の植物が、冬も彩り鮮やかな花々を鑑賞できる)は2016年5月にリニューアルしています。

[住所]調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4丁目 [Googleマップ]
(調布駅、つつじヶ丘駅、三鷹駅、吉祥寺駅からバス)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html

⑱殿ヶ谷戸庭園

段丘の崖にできた谷を巧みに利用した「回遊式林泉庭園」。崖の上の芝生地と崖下の湧水池、樹林で雰囲気が一変する造園手法が見所の1つになっています。

[住所]東京都国分寺市南町2-16 [Googleマップ]
(各線・国分寺駅から徒歩2分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index036.html

⑲東京都現代美術館

●常設展「開館30周年記念 MOTコレクション 9つのプロフィール 1935→2025」  
東京都現代美術館は30周年という節目にあたる今期は、「9つのプロフィール 1935→2025」と題して、90年にわたる美術を10年ごとに区切った9つの部屋で辿ります。開館当初のように長い時間軸を設けて構成しながらも、部屋ごとに異なる複数の視点でコレクションを見つめなおします。1935年を起点としたのは、戦前・戦中期の所蔵品が充実してきたことで戦後美術との繋がりを見出し、2025年と明記したのは、今ここの時点からコレクションを見ることを示しています。

[住所]東京都江東区三好4-1-1(木場公園内) [Googleマップ]
(各線・清澄白河駅より徒歩9〜13分)
[URL]https://www.mot-art-museum.jp/

⑳夢の島熱帯植物館

ここは「熱帯植物とわたしたちの生活との関わり」を広く紹介する施設。小笠原諸島の貴重な固有種を含む珍しい熱帯植物が巨大なドームの中でエキゾチックな景観を創り出しています。大温室、映像ホールや情報ギャラリー、イベントホールがあり、熱帯植物と人間生活との関わりが学べます。

[住所]江東区夢の島2-1-2 [Googleマップ]
(各線・新木場駅から徒歩15分)
[URL]https://www.yumenoshima.jp/botanicalhall/

㉑浜離宮恩賜庭園

「潮入の池(海水を導き、潮の満ち干によって池の趣を変える)」と2つの鴨場を持つ、江戸時代の代表的な大名庭園。海辺の庭園で通常用いられていた様式です。明治維新後は皇室の離宮となり「浜離宮」になりました。

[住所]東京都中央区浜離宮庭園1-1 [Googleマップ]
(都営地下鉄大江戸線・汐留駅(10番出口)から徒歩5分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html

㉒向島百花園

骨とう商を営んでいた佐原鞠塢が江戸の文人墨客の協力を得て、旗本・多賀氏の元屋敷跡である向島の地に民営の花園を開園。当初は、360本のウメが主体で「新梅屋敷」と呼ばれたほど。その後、有名な植物を集め、四季を通じて花が咲くようにしたといいます。

[住所]東京都墨田区東向島3-18-3 [Googleマップ]
(東武スカイツリーライン・東向島駅から徒歩約8分)
[URL]https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html

㉓東京都水道歴史館

●記念イベント「神田上水 歴史講座と史跡めぐり」(史跡めぐりは小石川後楽園を予定)
※事前申込制(申込方法など詳細は下記URLから確認)
※申込期間は9/3(水)〜9/17(水)

[時間]13:00〜16:00頃(予定)
[URL]https://www.suidorekishi.jp/
[TEL]03-5802-9040
[Googleマップ]

㉔東京都水の科学館

●記念イベント:「子どもサイエンスチャレンジ「水と音の実験をしよう!」体験イベントを開催
●記念品配布

[時間]9:30〜17:00(入館16:30まで)
[URL]https://www.mizunokagaku.jp/
[TEL]03-3528-2366
[Googleマップ]

㉕奥多摩 水と緑のふれあい館

●記念行事「小河内ダムに関するビデオの上映」

[時間]10:00~16:00
[URL]https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kouhou/pr/okutama
[TEL]0428-86-2731
[Googleマップ]

㉖東京都虹の下水道館

●記念行事「記念品配布」

[時間]9:30〜16:30(入館は16時まで)
[URL]https://www.nijinogesuidoukan.jp/
[TEL]03-5564-2458
[Googleマップ]

㉗京浜島勤労者厚生会館

●テニス、卓球、バドミントン施設使用料無料:個人1時間分(開館の時間中のみ)

[URL]https://www.tokyo-kosha.or.jp/kosha/hall/keihinjima.html
[TEL]03-3790-2491
[Googleマップ]

※各施設の特別展や企画展に関する説明等は、各施設によって発信されている内容を引用しております

●文・撮影・編集・WordPress=魚住陽向編集者小説家

■東京をもっともっと楽しみませんか。アーク・コミュニケーションズの制作物からおすすめをピックアップしました。