日本画のオーナーになって、世界堂で額装してもらいました!

2018.3.23(Fri)

プロのフレーマー(額装師)さんとの出会い

生まれて初めて日本画を購入したのだから当然、額装も初めての経験です。カンバスをそのまま飾るのもステキですが、絵を保護するためにも額装したい! でも、どうしたらいいのだろう? まず、Google先生に聞いて(ネット検索)額縁屋さんを調べました。

額装するにおいて、希望と疑問が渦巻きました。なにせ初心者ですから。
①額縁によって絵の世界観が変わってしまうから、なるべく縁のないものにしたい。でも、他に良い方法があるなら相談に乗ってほしい。
②額装の相場がまったく分からない。
③カンバスに厚みがあるので、それに合う額縁ってあるのだろうか?
④とにかく絵を保護したい。
⑤絵を飾る際に壁に釘を打たなければならないのだろうか?

とりあえず、ネット検索した中から選び、ある額縁屋さんに相談に行きました。ところが①の希望を口にした途端、江戸っ子(?)店主に「額縁ってぇのはなぁ、縁があるから額縁ってぇんだ!」と一喝され、ムッとして退店。1軒目で相談失敗です(ちなみに江戸っ子は好きですよ。小説でも書いてますから)。

そこで、ここはもう画材で有名な世界堂へ行くことにしました。最初から行かなかったのは若干高額なイメージがあったから。初心者の相談になど乗ってもらえるのだろうか不安がてんこ盛りでした。しかし、そんな心配など全く無用であったことが後に分かってきます。


▲ビフォー:殺風景な部屋の壁

世界堂に足を踏み入れると、まず店員さんに「額装の相談に乗ってもらいたい」旨を伝え、5階を案内されました。
そこには、「額装師」=フレーマーと呼ばれるプロの集団がいたのです! フレーマー資格制度まであるんですね。額縁・額装もアートを支える技術なんです。持参した二枚の絵を見せながらおずおずと①〜④まで一気に相談します。


▲どうなったかなぁ〜!ドキドキ

すると、世界堂のフレーマーさんはとても優しく対応してくれて、「こういうのはいかがでしょう」と何点か提案してくれます。当初「縁がない額はないものか」と思っていましたが、その提案がとてもステキだったので「縁があるのもアリかも!」なんて単純に即決してしまいました。ああ、最初からここに来ればよかった。さすがは世界の世界堂です!

「額装で1万円超えたらどうしよう」……そんな②の不安も吹っ飛びました。絵のサイズが大きくなかったこともありましたが、思ったよりも全然お手頃です。1枚の絵の額装価格は2900円(税別)。2枚で消費税含むと6264円也。かなり安堵した魚住です。丁寧に額装してくれるということで、二枚の絵を預け、電話で完成の知らせを受け、再度来店という運びになりました。これは楽しみです!


▲おおー! ステキー!

予定よりも全然早く電話連絡を受け、世界堂へ受け取りに! 待ってました! そんなに待たなかったけど(笑)。とってもステキな額装です! こちらに頼んで本当に良かった! 布施月子さんの絵に感動したファースト・コンタクトに加えて、完成した額装を観て、二度目の感激。一粒で二度おいしいのです。


▲ガラスは重いのでアクリルがいいとフレーマーさんからのアドバイス

さて、ステキな絵に素晴らしい額装をしてもらったら最後に⑤の相談です。壁に掛けるためにどういったフックがいいか、その場でフレーマーさんに聞いてみました。
その答えは壁の材質によって違います。最近の部屋の壁は「石膏ボード」が主流らしく、石膏ボード用のフックがたくさんあります。フレーマーさんに聞かれましたが「多分、石膏ボードです」なんて曖昧に答えて、それ用のフックを購入。


▲何度か試した結果、このフックとワイヤーが正解!

ところが、帰宅して、いざフックを打ち込もうとしたところ、打ち込めない! フックが曲がる……これは!?……コンクリート壁! なんということでしょう!(←使い方が違う)
自室の壁の材質も知らなかったとはなんたる抜け作! 額装を相談する際には壁紙の色を写真に撮り、フレーマーさんに見せましたが、壁の材質もあらかじめ確認しなければいけなかったのです。皆さん、この点を一番注意しましょう。フック探しだけでも何度も世界堂に足を運ぶことになってしまいました。

最終的には、天井に近い木造のへり部分にフックを打ち込み(それも位置的に釘が全部は打ち込めない)、ワイヤーで吊して壁掛けがやっと完了したのです。DIY女子が流行っていますが、自分はDIYの才能ゼロだと分かりました。


▲とりあえず、これでも荷重に耐えられるのです(恥)

苦労して自分で取り付けたということもありますが、自室でこの絵を観るたびに顔がにやけてきます。心が癒やされます。生活が豊かになります。なんてステキな絵なんだろう。皆さんも機会があれば、手の届く範囲で良いですから絵のオーナーになって、そして額装してみてください。もちろん、日本画じゃなくてもかまいません。マンガやイラスト、写真もいいと思います。

一枚(二枚)の絵が人生にゆとりを生んでくれました。本当に額装はオススメですよ。日本画家の布施月子さん、ギャラリー「Sense of Wonder」さん、そして世界堂のフレーマーの皆さん、どうもありがとうございました。


ギャラリー SENSE of WONDER

住所:東京都台東区浅草3-12-1 オークラビル1F
開廊時間 11:00〜19:00
定休日:月曜日

【お問合せ】
Facebook:https://www.facebook.com/wonder.senseof
Twitter:https://twitter.com/SOW_ASAKUSA
instagram:https://www.instagram.com/s_of_w/

アクセス:銀座線田原町駅(3番出口)から徒歩約8分/つくばエクスプレス線浅草駅(A1出口)から徒歩約5分/日比谷線入谷駅(1番出口)から徒歩約10分/浅草線浅草駅(A4出口)から徒歩約15分


●文・撮影・編集= 魚住陽向(フリー編集者、ライター、小説家
●撮影(スタジオ)= 大山勇一

1 2