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編集部でよく扱うファイルの種類(拡張子):ビジュアル編

2014.6.25(Wed)

新事業チームのO2です。WEBを担当しています。
好きなフォントはMyriadと高速道路ゴシックです。

今日は編集プロダクションでよく扱うファイルの種類を拡張子別に話していきたいと思います。
今回はビジュアルまわりです。

高画質印刷用の写真データに「.tif」

写真のデータ形式として一般的に使われているのは「.jpg」ですが、編集プロダクションでは「.tif」も扱います。

理由は、
.jpgは非可逆圧縮方式で、保存を繰り返すと劣化していきますが、
.tifは可逆圧縮方式を採ることができ、元の画質を損なわずに容量を絞れるので、
高解像度が求められる印刷の現場ではTIF形式でやり取りされることがあります。

RAW形式(未現像の写真データ。拡張子は各社で異なる&閲覧編集には専用のソフトが必要)というのもありますが、ファイルサイズがとても大きいので、RAWはカメラマンさんに保管してもらって、現像したデータを.jpgや.tifでもらうことが多いです。

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といつつWEBだとやっぱり.jpgが基本です(↑の画像も)。

圧縮率が高い(容量が小さくて済む)のは通信の世界では大きなアドバンテージで、かつて惑星探査機や人工衛星から画像を受信するのに1枚1時間以上かかったところ、圧縮・通信等の発達により大量の画像/映像を受け取れるようになったと聞きます。科学の進歩スゴイ!

 

ビットマップとベクターを両方扱える「.eps」

ビットマップ形式とベクター形式を扱えるファイル形式です。
(関連:エディトリアルに関わる際に知っておきたい「ビットマップ」と「ベクター」の違い)
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Illustrator、InDesign、Quark Expressなどいろいろなソフトで開ける(≒互換性が高い)ので、写真・イラスト・ロゴ等、さまざまなファイルの受け渡しに使われます。
(Acrobat ReaderやGoogleドキュメント上でもプレビューできます)

印刷物はデザイナー、DTPオペレーター、編集、印刷所などたくさんの人の手に渡り完成させていくものなので、.epsはバージョン違いなどの問題が発生しにくいのがメリットとなり、パンフレットやポスター印刷用のデータ形式として利用されます。

とはいえ.epsをやり取りに使うと決めた場合でも、元のファイルをとっておかないと、編集機能が失われる場合があります(グラデーションを直したい! とかが出来なくなる場合がある)。
.epsに限らずオリジナルのファイルは必ず保管しておきましょう。

最近はIllustrator(.ai)とInDesignの連携で済むことが多くなってきて、.epsは以前より出番が少なくなってきました。

 

組版用のファイル「.indd」はバージョンに注意

「.indd」は組版ソフトAdobe InDesign用のファイルです。他のソフトでは開くことはできません。また互換性も低く、見た目同じ「.indd」ファイルでも、バージョンごと異なるファイルとして扱います。

過去のバージョンで作成した.inddファイルを、新しいバージョンのInDesignで開くことは一応可能です(上位互換)、
互換用ファイルを作ることによって、前世代のInDesignで開くことも可能っちゃあ可能です(下位互換)。

ただし同じレイアウトになる保証はなく、むしろ同じにならないことがほとんで、結局全ページチェックしないといけないので作り直したほうが早い場合が多々あります。
異なるバージョンのInDesignをまたぐのは極力避けたほうが懸命です。
お願いです。
勘弁してください。

今回はこのへんで。