「調味料選手権」が気になったので話を聞きに行ってきました!

2018.6.25(Mon)

こんにちは編集第2グループの小島まき子です。飲食関係の実用書や国内ガイドブックなどを担当しています。個人的にもおいしいお酒を呑んだり食べたりすることが好きなので調味料にもとても興味を持っていました。そんな時に「調味料選手権」なるイベントがあると聞き、興味のアンテナがピンっと立ったので話を聞きに行ってきたのです。今回は「調味料選手権」がどんなイベントなのかを「調味料ソムリエ協会」にうかがいました。

調味料ソムリエ」とは、調味料に精通し、その魅力を楽しく、分かりやすく伝えることができる人です(民間資格)。食材ごと・レシピごとに適した調味料を使うことで食事をより魅力的なものにでき、自分なりの調味料選びの基準を持つことができます。日本の伝統的な和食文化に欠かせない調味料の魅力をより浸透させ、正しく伝えるための人材である「調味料ソムリエ」の育成を行うのが「調味料ソムリエ協会」。これにより調味料を通じての家庭や地域の食育活動、調味料業界の活性化を図っています。(supported by 日本野菜ソムリエ協会)

調味料選手権は「調味料の日」記念イベント

2018年5月30日(水)、東京・渋谷にある「調味料ソムリエ協会」にうかがいました。今回お話を聞かせてくれるのは「調味料ソムリエプロ」であるMICHIKOさんと「調味料選手権」事務局スタッフの皆さんです。


▲調味料ソムリエプロのMICHIKOさん(プロフィールは記事末に

「『調味料選手権』を始めたのは2010年です。今年(2018年)で9回目になります。毎年11月3日に開催するのはその日を、調味料の魅力を社会に広めて、和食文化や調味料業界の活性化を目的とした『調味料の日』と制定したからです。『イイ(11)味覚(3)の日』と語呂合わせなんです。」(MICHIKOさん)

「調味料選手権」は、その「調味料の日」を記念して開催する品評会だそうです。
特設サイトをのぞいてみると、その【目的】は「調味料の魅力を社会に広め、調味料業界全体の活性化を目指します」「新しい調味料の斬新性やインパクト・使用用途などを評価し、新しい可能性の発掘に貢献します」「知る人ぞ知るご当地調味料やメーカーいちおしの調味料を発掘し、そのPRに貢献します」となっています。


▲「調味料選手権2017」も大盛況でした

全国の調味料メーカーから出品された調味料を一次審査、二次審査し、そして最終審査会(11月3日)にて調味料ソムリエと一般参加者、特別審査員の審査・投票でその年の最優秀調味料を決めるというイベントなのです(下図参照)。一般の人も投票に参加できるとなると、身近に感じられますね。

「過去に、受賞したことをきっかけに『商品の売上げが上がった』など『みんなに知ってもらえるようになった』という声を多くもらってます。こちらとしてもロゴマークを消費者の方が見て、『調味料選手権っていうのがあるんだ』と知ってもらえるきっかけにもなってます。」(MICHIKOさん)
受賞すると、ロゴマーク(調味料選手権○○賞)を使え、商品や店頭、ウェブサイトで表示が可能になるので、ブランド力アップに役立ちます。販路拡大やPRの一助になるというわけです。


▲「調味料選手権2017」来場者・特別審査員が試食した後に投票します

イベントを続けていると年々、各調味料メーカーの気持ちも熱くなってきているようです。
「例えば、その年に受賞しなかったとしても翌年は味を改良して受賞するなど、パッケージを考え直して受賞するなど、皆さん、とても頑張っていらっしゃいます。審査が終わったら商品に対しての感想コメントを渡していますが、それを元に再考して翌年リベンジされるメーカーさんも多いですね。エントリー(出品)数はどんどん増えています。」(MICHIKOさん)

「調味料選手権」には一般消費者である私たちも参加可能です。11月3日に開催される「調味料選手権」の会場におもむき、最終審査会で審査・投票できるのです(参加費無料)。
「昨年は東急プラザ銀座で開催しましたが、買い物のついでやたまたま通りがかって入場される方も多かったですよ。フラッと来て試食して投票ができます。皆さん悩んで投票されますが、その様子が本当に楽しそうなんです。」(MICHIKOさん)
2018年も東急プラザ銀座にて開催されます。今から11月3日の「調味料選手権」最終審査会が楽しみです。


▲「調味料選手権2017」調味料メーカーも消費者の生の声を聞くチャンスです

「調味料選手権2017」もアツかった!

「調味料選手権2017」は、2017年11月3日(金・祝) 東急プラザ銀座 6階「キリコラウンジ」にて開催されました。
一次審査(書類)を通過した58品の中から調味料ソムリエが二次審査(食味)を行い、3部門で選抜。二次審査通過商品20品に。最終選考(選手権)では、一般来場者と調味料ソムリエとあわせて約400名、特別審査員4名が試食して投票。試食の際には出品者から来場者へ商品PRが行われます。そして、受賞調味料が決定したのです。
ではここで、2017年の受賞調味料を紹介しましょう。


▲「調味料選手権2017」は主部門が3つでした(2018年は17部門に!)

【日本の伝統調味料部門】
原料、素材、伝統(歴史)、作り方などにこだわりがある調味料。これぞ「日本!」という「さしすせそ」調味料が基本。
★最優秀賞:えそ醤油詳細/ヤマサちくわ株式会社(愛知県)
◎優秀賞:薫る焦がし醤油/株式会社医食同源(北海道)

【素材が引き立つ調味料部門】
野菜、肉、魚など合わせる食材のおいしさが引き立つ調味料。
★最優秀賞:五島軒 大地のサラダソース 山わさび/アイビック食品株式会社(北海道)
◎優秀賞:農家の「料理が変わるねぎ油」/やさい魂研究所(京都府)


▲「調味料選手権2017」で受賞した調味料メーカーの皆さん!

【お酒がすすむ調味料部門】
お酒に合わせておいしい調味料。これ(を使う)だけでお酒がすすむもの。
★最優秀賞:粒生こしょう/有限会社林家商会(埼玉県)
◎優秀賞:さくら肉味噌/松合食品株式会社(熊本県)

【審査員特別賞】
東急プラザ銀座賞:吹屋の紅だるま/佐藤紅商店(岡山県)
料理研究家 里井真由美氏:天然醸造丸大豆しょうゆ/松合食品株式会社(熊本県)
PATINA STELLAエグゼクティブシェフ 杉浦 仁志氏:へべすが香る一味とうがらし/宮崎県門川町 熊野農園(宮崎県)
株式会社食文化 代表取締役社長 萩原 章史氏:茶ノ実油 Gold Tea Oil/株式会社白形傳四郎商店(静岡県)


▲「調味料選手権2017」の受賞調味料たち

どれもおいしそうですね。全部買い集めたくなってしまいます。

「調味料選手権2018」エントリー受付開始されました!

2018年も「調味料選手権」が開催されます。そのためのエントリー受付が開始されました。最終審査会はもちろん11月3日です。

「2018年は17部門に増設します。日本の調味料にはいろんな種類がありますし、調味料メーカーも部門を選ぶ時に迷わずにエントリーしていただけるかなと考え、調味料の種類ごとに部門を設定しました。それに部門ごとの賞に加えて、総合の賞も設けて1位・2位・3位も決定します。各メーカーさんには総合の1位を狙っていただきたいと思います。」(「調味料選手権」事務局)

部門が細分化されることによって、各メーカーの受賞チャンスも増えます。エントリーのしやすさからより多くの参加が見込めそうですね。
「参加してくれるメーカーさんは基本的には中小企業が中心です。もちろん大手企業も歓迎してますよ。全国の、その土地・食材にある物語を調味料というカタチにしてみんなに伝えてほしいと思っています。」(MICHIKOさん)

「調味料選手権2018」
エントリー受付:6月15日(金)〜8月31日(金)
一次・二次審査(書類・食味):9月18日(火)〜10月5日(金)
最終審査会:11月3日 (土・祝)
★増設された各部門やエントリーに関して、またお問合せは「調味料選手権」特設サイト(コチラをクリック)をご覧ください

「味や商品のネーミングにもトレンドがあります。パッケージ(容器)も、機能性以外にデザインやロゴによっても傾向があります。でも、やはり地産地消の食材を使った調味料のアイデアが多いですね。例えば、今までは捨ててしまっていた食材の一部分を新しい調味料に作り替えたり、地元の高校生が参加して調味料作りをしたり。この9年間でパッケージや調味料の容量も変わっています。調味料の世界はどんどん面白くなっています。」(MICHIKOさん)

ご当地ものの調味料はネット通販でも買えそうですが、実はまだまだその土地に行かないと手に入らない調味料も多いようです。「こんな調味料があるのか!」と知るきっかけにもなるのではないでしょうか。消費者はおいしい調味料、新しい調味料をもっと知りたいと思います。
「最終審査会の会場で各調味料の当日販売も検討中です。試食して気に入っていただいた時にその場で買ってもらえる方がメーカーさんとしても嬉しいですよね。数が限りがありますので、ぜひお早めにご来場いただくのが良いと思います。」(「調味料選手権」事務局)

一般消費者の私たちは11月3日を心待ちにしましょう。そして「早めに入場」がオススメのようです。(参加費無料)

「調味料選手権2018」調味料の日イベント
開催日:2018年11月3日 (土・祝)
時間:[試食・投票]12:00〜16:30 [表彰式]17:00〜18:00(予定)
会場:東急プラザ銀座 6階「キリコラウンジ」
(東京都中央区銀座5-2-1)
アクセス:東京メトロ各線「銀座駅」C2・C3出口より徒歩約1分/東京メトロ各線、都営地下鉄三田線「日比谷駅」A1出口より徒歩約2分/JR各線「有楽町駅」銀座口より徒歩約4分
「調味料選手権2018」問合せ先:調味料選手権事務局
TEL:03-3780-8600
URL:https://www.vege-fru.com/contents/hp0057/index.php?CNo=57&No=121

調味料ソムリエ養成講座からのお知らせ

「調味料ソムリエ」は日本伝統調味料の魅力を知り、おいしさや楽しさを理解し、伝えることのできる調味料のスペシャリスト。調味料の楽しみ方とは、様々なシーンでそれぞれの使い分けができること。調味料を上手に使いこなし、日常生活を楽しむことのできる人材を育成しています。
「今までは、2日間通いでしっかりと学ぶ2つのコース(調味料ソムリエコース/調味料ソムリエプロコース)がありました。プロになりたい方にはピッタリです。それに加え、気軽に調味料のことを知りたい・学びたい方に向けての「プレコース」を新設しました。正しい調味料の情報や知識、基本的な使い方を学んで、美しくて健康的な生活を楽しむことが人生の財産になると考えています。」(MICHIKOさん)

[新コース]調味料ソムリエプレコース
日時:2018年7月30日(月) 10:00〜15:55(渋谷2期)
講座:90分×3コマ
会場:日本野菜ソムリエ協会 渋谷教室(東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル4階)※下記MAP参照
参加費:33,000円(税込)
申込・問合せはコチラ

 

MICHIKO
調味料ソムリエプロ、調理師、料理研究家、食養生士、野菜ソムリエプロ、カレーマイスター。調味料ソムリエ協会認定 調味料ソムリエ養成講座講師。クッキングサロン「食あとりえ ひめ亭」&「メディカル食養生」主宰。「食」と「健康」をテーマに、日々の生活を楽しむ快適な食生活を実現してもらうために、レシピや調味料の開発、ホテルや一流レストランにおけるイベントの企画・開催、企業セミナー、講演、テレビ・ラジオ・雑誌出演など幅広い分野で活動中。


調味料ソムリエ協会
調味料ソムリエ養成講座事務局
(supported by 日本野菜ソムリエ協会)

住所:東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル4F
業務時間:10:00~18:00(土・日・祝休)
TEL:03-3780-8600
URL:http://choumiryo.jp/
アクセス:JR、京王井の頭線、東急各線、東京メトロ各線渋谷駅より徒歩各4分

●取材=小島まき子(アーク・コミュニケーションズ)
●図案デザイン:小西幸子(始祖鳥スタジオ)
●文章協力・撮影・編集=魚住陽向(フリー編集者、ライター、小説家