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東京マラソン2015をチャリティーランナーとして走ってきました

2015.3.9(Mon)

今回はアークの編集者が「東京マラソン2015」に参加してきたとのことで早速話を聞いてみました。東京マラソンの知ってそうで知らないトリビアや、ランナーならではの感想など色々聞けたので、よければご覧ください。

菊池宏充(34)
アーク・コミュニケーションズ編集者。編集8年目。
実用書、企業媒体などを多数担当し、現在は教育誌を製作中。子供の頃から地元(東京・本郷)のお祭りに馴染んだお祭り好き。

※東京マラソン2015とは?
ランナー約3万6000人(うち外国人ランナー約5000人)、ボランティアスタッフ約1万人が参加する、日本最大規模の市民マラソン大会。都庁前をスタートし皇居前~銀座~浅草~東京ビッグサイトなど東京の都心部を巡るシティマラソンでもある。毎年2-3月に開催。今年で7回目。

チャリティーランナーとして「東京マラソン2015」を走る!

出走直前の様子。この日は少し雨がぱらついていて、カッパを来ている人もまあまあいました。

——今回なぜ、「東京マラソン2015」に出場しようと思ったんですか?

菊池 約半年前より地元の知人のランニングサークルに参加しまして、そのうちのメンバーの1人が昨年「東京マラソン」に出場したんです。その時ボクは応援側だったのですが、走っている姿がとても楽しそうで「来年はぜひとも出たいなぁ」という話をしていたんです。
そこからの流れで友人達が「じゃあ来年は菊池を出そうぜー!」って言ってくれて。

——「東京マラソン」は抽選倍率約10倍と聞きます。「出そうぜー!」と言っても簡単には参加できないと思うんですが……。

菊池 僕は今回チャリティランナーとして出場しました。「東京マラソン」では約3000人のチャリティ枠というものがあって、約20の団体から寄付先を選んで10万円以上を寄付すると、チャリティランナーとして出場できます。
ランニング仲間みんなで「まずは応募しよう」というのと同時に、実は「外れたらチャリティ枠で誰かに走ってもらおう」ということで、昨年から募金を始めてたんです。友達が集まる飲み屋に募金箱を置いて「10万円貯めよう計画」です(笑)。顔も知らない人も、その飲み屋の募金箱にお金を入れてくれてたりするんです。誰が入れてくれたかは全部把握できてないんですけど、それがあったから「東京マラソン2015」に出場することができました。本当にみんなに感謝しかありません。

ちなみにこのTシャツがチャリティランナー専用Tシャツ。途中で知り合いからお菓子をもらっています(笑)。応援者とこんな風に交流しても大丈夫です。

東京マラソンというお祭りを楽しむ

スタート直後、街中に出ていますね。沿道にはすでに応援者がおり、東京マラソンは沿道の応援がほぼ途切れることはないです。

——全体的な雰囲気はどうでしたか?

菊池 あれは本当に唯一無二ですね。日本のマラソン大会ではピカイチだと思います。沿道に応援の人がいっぱいいると最高にテンションがあがります! 3万6000人が一緒に走るという人数の多さもあると思いますが、応援する人もテンションが高いように見えます。沿道の人から応援してもらうと力になるし、特にしんどい時声をかけてもらえると「がんばるぞ!」という気が湧いてきます。

——いつもは車が走っている道の真ん中を走ると、やっぱり気分は違いますか?

菊池 すごく気分が高揚しますね。特に銀座の目ぬき通り、日本橋のあたりを駆け抜けるってなかなかできないですよね。都会ならではの場所とか風景が、本当に気持ち良かったですねー! コースの中でもその場その場で街の雰囲気は違うわけですよ。その空気感を感じるから、実際に走ってみるとクセになりますね。

——出場者も楽しんでいる様子がニュースを見ていても伝わってきました。

僕のペイント。知り合いに書いてもらいました。皇居のイラストはフリーハンド、すごい!

菊池 面白いユニフォームの人や仮装して走ってる人もいて僕も写真を撮らせてもらったり、友達とLINEしながら走ったりもしました。
ランナーの位置情報がわかるWebアプリがあって、ゼッケン番号を入れると「いま●●あたりを走っているんだな」「今、立ち止まっているからトイレ行ってるんだな(笑)」ってことがわかるんです。僕の場合、30km地点あたりからスピードを徐々に上げていったのですが、そのスピードの変化も地図上で表示されるようなので、友達も「スパートをかけたな」と分かったようです。
PCでも見られるから今回自宅などで応援してくれた人からもメッセージをもらえました。

——実際に応援してくれた友達とは会えたんですか?

菊地 今回、10組の友達が応援に来てくれて、8組は会えました。友達もそのアプリを使っていたので会える確率が上がりましたね。でも大混雑の中で最終的にちゃんと会うためには事前にどこで応援しているのか教えてもらうことと、最後は大声で声をかけてもらうことですね(笑)。

——スタッフにも賞賛の声が多いですね。

菊池 スタッフがもう最高でしたね。丁寧で親切だし…特に給水ポイントがすごくいいです。スムーズに取れるように用意してくれていて、水やバナナをちゃんと渡してくれる。いろんなレベルのランナーがいるので、給水ポイント数も多めに確保してくれていました。それから荷物を預ける係もありがたかったですね。スタート地点で最初にランナーが荷物を預けるんですが、ゴール地点にランナーたちの荷物を運んでくれました。

僕、実は途中で財布を落としたんです。でも、この事実を友達にいうと盛り下がるから(笑)誰にも言えなかったんですが……一週間後、警察署から取得物受理通知書が来たんですよ! 拾って届けてくれた人に感謝です!

マラソンを続けることで得た心の強さ

——肝心の最終的なタイムは? 完走できたんですか?

菊池 もちろん完走しました! 僕は今回、グロス(公式)タイムが3時間54分19秒で、ネットタイムが3時間49分25秒でした(※)。

※グロスタイムとネットタイム
グロスタイム…単純に号砲がバーンと鳴ってから測り始めるタイム。
ネットタイム…シューズに取り付けたICチップなどを使って、スタート地点からゴール地点までを計測するタイム。出場人数が多い大会では後ろの人がスタート地点に辿り着くまで時間かかることが多いが、ネットタイムであれば後方スタートの人でも差がつかず、力量を測ることができる。

切りの良いタイムのペースメーカーが一緒に走っているので、自分のゴールタイムの目安になります。

——どの地点が一番きつかったですか?

菊池 30㎞過ぎてからスパートかけたんで、そこからはちょっときつくなりました。僕が「4時間マン」(ペースメーカー)を見かけたのが30㎞地点。ここからスパートかけていけば、4時間切りもできるし、さらに記録伸ばせると思ってスパートをかけたんです。

——日頃の練習の成果は出せましたか?

菊池 30㎞地点でスパートかけてからの12.195㎞って結構しんどいんですよ。そこからは、根性ですね(笑)。最後の粘りの大切さは、ランニングから得たものですね。

——菊池さんは祭りやマラソン大会に参加するとテンション上がって、1回やったら止められないタイプですよね。来年も東京マラソンに出場したいですか?

菊地  ぜひ出たいですね! 本当に出たいですよー! 「東京マラソン」は本当に特別なマラソン大会だと思いますよ。

●文= 魚住陽向 (フリー編集者、ライター、小説家)/●編集=大山勇一

走り終わったあとは打ち上げに行って夜中の3時半まで呑んでました(笑)。完走後も体力的には問題なかったんですが、当然次の日まで酒は残りました(笑)。